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罪の王妃と神官
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「……一体、、どういうこと、、あの子、、そっくりじゃない!」
黒曜石のような髪と光を跳ね返さず、すべてを吸い込みそうなあの髪色、何よりも、あの赤い瞳、、、。数少ないが神官の者で薄々気づいてるものもいるはず。
地下牢で鎖に繋がれ、生きている証拠、そして力を奪われ、それでもなお聖力を生み続ける――あの男に。
王妃は静かにグラスを置くと、誰にも気取られぬよう、その場を離れた。
ー夜更けーー
城の影を縫うようにして、王妃はフードを被り教会へと向かった。
案内も不要だった。
この時間、この場所――ラージル神官が待っていた。
「あぁ、!ラージル!愛しい人!」
「王妃様、相変わらず美しい方だ」
甘く、媚びた声のラージル神官は、王妃を見るなり、安堵と欲を滲ませた笑みを浮かべる。
「……見ましたわ!!あの子を!黒髪と聞いてまさかと思ったけど、、、もし陛下に【あの事】がばれたら、、」
顔を青ざめている王妃にラージル神官は優しく頭を撫でる。
「……王妃様、可哀想に。まあ、あの男は、今も地下で役に立っています。そろそろ潮時かと」
「ええ……ええ。あの聖力は、実に素晴らしいもの。絞り取っても、枯れない。まるで呪いのようよね。その呪いのおかげで、あなたは神官でいられるわ、あとは、、
我が息子が王位につけばよいのよ。だからこそ、失敗は許されないの、陛下が真実に辿り着けば?私達、おしまいだわ」
「……陛下は、まだ“確信”までは至っていません。大丈夫です」
ラージル神官はそう言い切るが、少し考える。
「でも、“違和感”には気づきはじめるかもしれません。特にカイロスは勘が鋭いですし、厄介ですからね。」
「王太子も、あの気持ち悪い黒髪の子も、、、いなくなればよいのよ。ねえ、地下の男を、もう殺しましょう。
聖力も、血も、すべて――私の管理下よ」
そう王妃とラージル神官は口づけを交わしていた。
パーティーから一週間、私と義父、ユリウスとソラとソラの父ソルさんは陛下に呼ばれて、沢山のお菓子を並べられた。
「いやあー、あの女がくると思わなかったわ。くそ、腹たつな。」
今目の前にいる、このだらしない格好をしているのは、どなただろうか。
国王陛下、よね。あの厳格である国王陛下よね。我が主君よね。
国王陛下の隣りには呆れた顔をしている、ウィリアム王太子もいた。
「……父上、、さすがに皆さん驚いてます。もう少し身だしなみをしかもビールだなんてなんてはしたない事を!」
「「ビールに罪はない!(わ)」」
何故か国王陛下とハモってしまい、陛下は私を見て大笑いしていた。それをまた嗜めているウィリアム王太子、、、。
どちらが親で子なのだろうという図ね。
「こほん。馬鹿……いや陛下、本題へ入るぞ」
今お義父様、陛下に対して馬鹿と言ってたわね……。
お義父様は王太子の毒を誰がやったのかを極秘調査を進める話しと、今後、ソルさんが王太子の体調をみる役割となった。
「さて、大人達は難しい話をしているし、僕達は別室でお菓子でも食べようか」
そう優しく微笑むウィリアム王太子に、私はなんだか照れてしまった。
「……あのさ、ユリウス様、顔こえーからやめて」
「………」
和やかにお茶を楽しむウィリアム王太子とシャーロットを見て、面白くなさそうに、無言で苺のケーキを10個も食べていたユリウスに、ソラは
「いや、ある意味こえーって、、、なあ、10個食べすぎだろ」
そうつっこんでいた。
シャーロットは苺ケーキを沢山食べるユリウスを見て、ケーキを持ち帰れるか考えていた。
黒曜石のような髪と光を跳ね返さず、すべてを吸い込みそうなあの髪色、何よりも、あの赤い瞳、、、。数少ないが神官の者で薄々気づいてるものもいるはず。
地下牢で鎖に繋がれ、生きている証拠、そして力を奪われ、それでもなお聖力を生み続ける――あの男に。
王妃は静かにグラスを置くと、誰にも気取られぬよう、その場を離れた。
ー夜更けーー
城の影を縫うようにして、王妃はフードを被り教会へと向かった。
案内も不要だった。
この時間、この場所――ラージル神官が待っていた。
「あぁ、!ラージル!愛しい人!」
「王妃様、相変わらず美しい方だ」
甘く、媚びた声のラージル神官は、王妃を見るなり、安堵と欲を滲ませた笑みを浮かべる。
「……見ましたわ!!あの子を!黒髪と聞いてまさかと思ったけど、、、もし陛下に【あの事】がばれたら、、」
顔を青ざめている王妃にラージル神官は優しく頭を撫でる。
「……王妃様、可哀想に。まあ、あの男は、今も地下で役に立っています。そろそろ潮時かと」
「ええ……ええ。あの聖力は、実に素晴らしいもの。絞り取っても、枯れない。まるで呪いのようよね。その呪いのおかげで、あなたは神官でいられるわ、あとは、、
我が息子が王位につけばよいのよ。だからこそ、失敗は許されないの、陛下が真実に辿り着けば?私達、おしまいだわ」
「……陛下は、まだ“確信”までは至っていません。大丈夫です」
ラージル神官はそう言い切るが、少し考える。
「でも、“違和感”には気づきはじめるかもしれません。特にカイロスは勘が鋭いですし、厄介ですからね。」
「王太子も、あの気持ち悪い黒髪の子も、、、いなくなればよいのよ。ねえ、地下の男を、もう殺しましょう。
聖力も、血も、すべて――私の管理下よ」
そう王妃とラージル神官は口づけを交わしていた。
パーティーから一週間、私と義父、ユリウスとソラとソラの父ソルさんは陛下に呼ばれて、沢山のお菓子を並べられた。
「いやあー、あの女がくると思わなかったわ。くそ、腹たつな。」
今目の前にいる、このだらしない格好をしているのは、どなただろうか。
国王陛下、よね。あの厳格である国王陛下よね。我が主君よね。
国王陛下の隣りには呆れた顔をしている、ウィリアム王太子もいた。
「……父上、、さすがに皆さん驚いてます。もう少し身だしなみをしかもビールだなんてなんてはしたない事を!」
「「ビールに罪はない!(わ)」」
何故か国王陛下とハモってしまい、陛下は私を見て大笑いしていた。それをまた嗜めているウィリアム王太子、、、。
どちらが親で子なのだろうという図ね。
「こほん。馬鹿……いや陛下、本題へ入るぞ」
今お義父様、陛下に対して馬鹿と言ってたわね……。
お義父様は王太子の毒を誰がやったのかを極秘調査を進める話しと、今後、ソルさんが王太子の体調をみる役割となった。
「さて、大人達は難しい話をしているし、僕達は別室でお菓子でも食べようか」
そう優しく微笑むウィリアム王太子に、私はなんだか照れてしまった。
「……あのさ、ユリウス様、顔こえーからやめて」
「………」
和やかにお茶を楽しむウィリアム王太子とシャーロットを見て、面白くなさそうに、無言で苺のケーキを10個も食べていたユリウスに、ソラは
「いや、ある意味こえーって、、、なあ、10個食べすぎだろ」
そうつっこんでいた。
シャーロットは苺ケーキを沢山食べるユリウスを見て、ケーキを持ち帰れるか考えていた。
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