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再び教会へ
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数日後ーー
白亜の大聖堂の扉が、ゆっくりと開いた。
「……え?」
最初に声を漏らしたのは、受付にいた下級神官だった。
次いで、祈りを捧げていた者たちが、一斉に振り返る。
ざわり、と空気が変わる。
「……まさか」
「黒の、、ほら、、シャーロット様よ」
その名が、ひそひそと広がっていく。
――数年ぶり。
“黒の聖女”と囁かれ、教会から距離を置いた存在であり、王族の血を引く、黒い髪の少女が何事もなかったかのように、静かな足取りで中央通路を歩いていた。
変わっていない、、香の匂い、白い石、伏せられる視線。
「まあ、どうして、ここに?」
震えた声で問いかけたのは、奥から現れたオフィーリアだった。
淡い色の白の法衣に身を包み、いつもの微笑みを浮かべようとしながらも、明らかに戸惑っている。
「久しぶりね、オフィーリア」
私がそう告げると、周囲がまたざわめく。
「……礼拝、ですか?」
「ええ。少し、神に用があって」
曖昧な返答に、だが、それ以上に驚きとどよめきが走る。
「……え?」
私の後ろには二人の青年が姿を現したからだ。
銀髪の青年、ユリウスと薬草袋を肩にかけたソラの二人だ。
「なぜ、あなた達まで?」
オフィーリアの視線が、明らかに揺れる。
ユリウスは、一切感情を見せず、淡々と言った。
「……聖騎士への志願に来ました」
「……なんと、ユリウス様が…」
「せ、聖騎士に?それは教会としては光栄ではないか?しかし、、、」
周囲の神官たちが、顔を見合わせる。
ソラが、軽く肩をすくめる。
「規則、ありますよね。“罪人であろうと、身分がどうであろうと、神を信じ志願する者を拒んではならない”」
その言葉に、空気が一気に重くなった。
――教会の古い掟。
それは、誰よりも神官たち自身が、否定できない絶対のルールだった。
「……確認を取る必要があります」
そう言いながらも、神官の声は弱く、ユリウスは、冷静に答える。
「必要な審査、訓練、誓約。すべて、受けます」
オフィーリアは淡々としたユリウスの態度を見て、彼女の表情は嬉しそうに笑っていた。
私は、静かに一歩前に出てオフィーリアに話かける。
「私も、教会の行事に協力するわ」
「……シャーロット様まで?」
「ええ。しばらく、こちらに通うことになるでしょうね」
聖堂が、ざわつく。疑念、警戒と恐れ。
オフィーリアは、私を見つめ、かすかに声を落とした。
「……何をしに来たの?」
私は、微笑んだ。
「――信仰を、確かめにね。貴女達の」
「…な、なにをいってるの!?」
オフィーリアが私の方へ近寄ると、彼女は足を止める。
ユリウスとソラが、同時に一歩、私の後ろにたっていた。
オフィーリアの顔は確かに歪んでいた。
白亜の大聖堂の扉が、ゆっくりと開いた。
「……え?」
最初に声を漏らしたのは、受付にいた下級神官だった。
次いで、祈りを捧げていた者たちが、一斉に振り返る。
ざわり、と空気が変わる。
「……まさか」
「黒の、、ほら、、シャーロット様よ」
その名が、ひそひそと広がっていく。
――数年ぶり。
“黒の聖女”と囁かれ、教会から距離を置いた存在であり、王族の血を引く、黒い髪の少女が何事もなかったかのように、静かな足取りで中央通路を歩いていた。
変わっていない、、香の匂い、白い石、伏せられる視線。
「まあ、どうして、ここに?」
震えた声で問いかけたのは、奥から現れたオフィーリアだった。
淡い色の白の法衣に身を包み、いつもの微笑みを浮かべようとしながらも、明らかに戸惑っている。
「久しぶりね、オフィーリア」
私がそう告げると、周囲がまたざわめく。
「……礼拝、ですか?」
「ええ。少し、神に用があって」
曖昧な返答に、だが、それ以上に驚きとどよめきが走る。
「……え?」
私の後ろには二人の青年が姿を現したからだ。
銀髪の青年、ユリウスと薬草袋を肩にかけたソラの二人だ。
「なぜ、あなた達まで?」
オフィーリアの視線が、明らかに揺れる。
ユリウスは、一切感情を見せず、淡々と言った。
「……聖騎士への志願に来ました」
「……なんと、ユリウス様が…」
「せ、聖騎士に?それは教会としては光栄ではないか?しかし、、、」
周囲の神官たちが、顔を見合わせる。
ソラが、軽く肩をすくめる。
「規則、ありますよね。“罪人であろうと、身分がどうであろうと、神を信じ志願する者を拒んではならない”」
その言葉に、空気が一気に重くなった。
――教会の古い掟。
それは、誰よりも神官たち自身が、否定できない絶対のルールだった。
「……確認を取る必要があります」
そう言いながらも、神官の声は弱く、ユリウスは、冷静に答える。
「必要な審査、訓練、誓約。すべて、受けます」
オフィーリアは淡々としたユリウスの態度を見て、彼女の表情は嬉しそうに笑っていた。
私は、静かに一歩前に出てオフィーリアに話かける。
「私も、教会の行事に協力するわ」
「……シャーロット様まで?」
「ええ。しばらく、こちらに通うことになるでしょうね」
聖堂が、ざわつく。疑念、警戒と恐れ。
オフィーリアは、私を見つめ、かすかに声を落とした。
「……何をしに来たの?」
私は、微笑んだ。
「――信仰を、確かめにね。貴女達の」
「…な、なにをいってるの!?」
オフィーリアが私の方へ近寄ると、彼女は足を止める。
ユリウスとソラが、同時に一歩、私の後ろにたっていた。
オフィーリアの顔は確かに歪んでいた。
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