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第2章 王都へ
84 マール町⑤
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『つまんねーのっ!』
「んぐっ!」「にゃっ!?」
「きゃーっ!サラちゃん、大丈夫っ!?」
「 いきなりどうしたのよっ!?ほらこれっ、使いなさいっ!」
「けほっ、けほっ。あ、ありがっ、けほっ!」
食事の最中に突然、壁からリードが現れ、ビックリして食べ物が喉につまる。
私が突然咳き込み出したのを見て、アミーちゃんは背中をさすってくれ、キャシーちゃんはナプキンを渡してくれる。
他のみんなは、突然の事にビックリしていた。
『姐さん、ご飯はゆっくり食べるもんだぜ?』
リードが驚かせたせいなのに、そんな事全く思いもよらないのか、何故か私が慌てて食べて、咳き込んだことになっている。違うから!リードのせいだから!
「ふうっ。突然ごめんなさい」
「もう大丈夫なのかい?」
「はい」
ようやく咳が治まり、みんなに謝る。
「もうっ。ゆっくり食べなさいよね」
「う、うん」
キャーシーちゃんにもリードと同じ事を言われ、ちょっと切ない。
『そんな事よりさぁ。聞いてくれよ、姐さん。フェビラルについてったら、通された部屋にでっぷりと太った男が一人いて、そいつがずーーっと、フェビラルを褒め称えてるだけなんだぜ。わざわざ、フェビラルだけ呼んだから、何かあると思ったのになー』
リードは私の様子を気にかけることなく、自分の言いたいことだけ言ってくる。
(・・・リード)
『ん?』
(左隣の部屋が私たちの部屋になるから、先に行ってて)
『え?だって、まだ姐さんここで食事するんだろ?』
(いいから、行っててっ)
『でもよ』
(行ってこーいっ!)
「きしゃーっ!」
『わ、わかったよっ。じゃあな!』
マーブルが一緒に怒ってくれて、ようやくリードが部屋を出ていく。
リードも悪気は無いんだろうけど、さっきの現れ方は本当に心臓に悪い。
少しは反省してくれると良いけど、無理だろうなぁ。
*****************
「じゃあ、私もお風呂に入ってくるわね。眠くなったら、先に眠ってて」
「「「はいっ」」」
ご飯も食べ、部屋に戻った私たちは順番にお風呂も入って、寝る準備をしていた。
リードは私が一人になったところで、こんこんと諭しておいたので、今現在は大人しい。また、すぐに何かをやらかしそうだけど。
私たちに一声かけ、シーラさんが浴室に消えていく。
その様子をじっと見ていたアミーちゃんが、私たちを振り返り言った。
「女子会しましょう!」
「うん!」
「女子会?」
ついに女子会をするんだ!
私はワクワクした気持ちを押さえきれず、元気に返事をする。
キャシーちゃんはアミーちゃんの突然の発言に怪訝な顔をしていた。
「キャシーちゃんも女子会のこと知らないの?」
「女子会ぐらい知ってるわよっ!わたしが言いたいのは、何でこの三人で女子会をしなくちゃいけないの、って事よ」
教えてあげようとしたら、キャシーちゃんは既に知ってたみたい。
「ハル君」
「っ!?」
何でここでハル君の名前?
キャシーちゃんを見ると、何故か動揺している。
そんなキャシーちゃんを見て、アミーちゃんはにんまりする。
「な、何よっ」
「やっぱりっ。あなたハル君のことが好きなんでしょ」
「なっ、ななななな」
アミーちゃんの言葉に、キャシーちゃんは激しく取り乱す。
よく見ると、顔が真っ赤だ。
えーーーっ!
キャシーちゃんってそうだったのーっ!
「最初に再会した時にさ、あたしたちに声をかけたのはキャシーの方からでしょ?なのに、あたしたちがハル君と話してたら、慌てて話を遮ったり、すぐにハル君を連れて離れていったから、怪しいなとは思っていたのよ」
「そ、それは」
「いつからハル君のこと好きなの?」
「う、うるさいわね!いつからでも良いでしょっ」
キャシーちゃんは顔を真っ赤にしたまま叫ぶ。
好きになったきっかけとか知りたかったのになぁ。残念。
「好きなのは否定しないのね」
アミーちゃんは本当に楽しそうだ。
「べ、別に好きなのは隠してないもんっ!」
キャシーちゃんはそう言うと、そっぽを向く。でも、そっぽを向いたことで耳まで真っ赤なのがまるわかりだ。
「なら、いつから好きになったか教えてくれてもいいじゃない。あたしたちも応援するわよ」
「本当に?」
「うんっ!私も応援するよ!」
「今日散々嫌な態度とってきたのに、何で応援なんてできるの?二人とも謝ってから普通に会話してくれるけど、本当は私となんてしゃべるのも嫌なんじゃないの?」
キャシーちゃんは私たちの事が信じられないようで、不安げにこちらを見ているけど、応援するのは当たり前だ。
「だって、キャシーちゃんも謝ってくれたから。それにさっき、咳き込んでた時にナプキン渡してくれたでしょ?とっても嬉しかったよ」
キャシーちゃんに嫌われてるかもって思って悲しかったのは本当だけど、その時もキャシーちゃんと話したくないなんて思わなかった。
「あたしはただ恋バナがしたかっただけだけどね」
「アミーちゃんっ」
「ジョークよ、ジョーク!キャシーがもうちょっと素直になれば、あたしたち良いお友だちになれると思うけど、どう?」
素直じゃないのはアミーちゃんも一緒だけどね。
アミーちゃんの言葉にキャシーちゃんは顔をうつむかせ、黙っている。どうやら、涙をこらえてるみたい。
「・・・友達になる。ううん。なりたい」
しばらく黙っていたあと、キャシーちゃんは顔あげて、はっきりとそう言ってくれた。
「キャシーちゃん、本当!?」
「そうこなくっちゃ。じゃあ。あなたもこっちのベットに来なさいよ。恋バナするわよ。恋バナっ!」
二つのベットを三人で引っ付けて、一つのベットにすると、三人でそのベットの上に寝転がって、楽しくおしゃべりをする。
キャシーちゃんは私とアミーちゃんが仲良しだったのも羨ましかったんだって。
少し照れたように教えてくれたキャシーちゃんは可愛かった。
私たち三人はいつの間にか眠ってしまったみたいで、シーラさんが浴室から出てきたことも、私たちの上に布団をかけてくれたことにも気づくことはなかった。
「んぐっ!」「にゃっ!?」
「きゃーっ!サラちゃん、大丈夫っ!?」
「 いきなりどうしたのよっ!?ほらこれっ、使いなさいっ!」
「けほっ、けほっ。あ、ありがっ、けほっ!」
食事の最中に突然、壁からリードが現れ、ビックリして食べ物が喉につまる。
私が突然咳き込み出したのを見て、アミーちゃんは背中をさすってくれ、キャシーちゃんはナプキンを渡してくれる。
他のみんなは、突然の事にビックリしていた。
『姐さん、ご飯はゆっくり食べるもんだぜ?』
リードが驚かせたせいなのに、そんな事全く思いもよらないのか、何故か私が慌てて食べて、咳き込んだことになっている。違うから!リードのせいだから!
「ふうっ。突然ごめんなさい」
「もう大丈夫なのかい?」
「はい」
ようやく咳が治まり、みんなに謝る。
「もうっ。ゆっくり食べなさいよね」
「う、うん」
キャーシーちゃんにもリードと同じ事を言われ、ちょっと切ない。
『そんな事よりさぁ。聞いてくれよ、姐さん。フェビラルについてったら、通された部屋にでっぷりと太った男が一人いて、そいつがずーーっと、フェビラルを褒め称えてるだけなんだぜ。わざわざ、フェビラルだけ呼んだから、何かあると思ったのになー』
リードは私の様子を気にかけることなく、自分の言いたいことだけ言ってくる。
(・・・リード)
『ん?』
(左隣の部屋が私たちの部屋になるから、先に行ってて)
『え?だって、まだ姐さんここで食事するんだろ?』
(いいから、行っててっ)
『でもよ』
(行ってこーいっ!)
「きしゃーっ!」
『わ、わかったよっ。じゃあな!』
マーブルが一緒に怒ってくれて、ようやくリードが部屋を出ていく。
リードも悪気は無いんだろうけど、さっきの現れ方は本当に心臓に悪い。
少しは反省してくれると良いけど、無理だろうなぁ。
*****************
「じゃあ、私もお風呂に入ってくるわね。眠くなったら、先に眠ってて」
「「「はいっ」」」
ご飯も食べ、部屋に戻った私たちは順番にお風呂も入って、寝る準備をしていた。
リードは私が一人になったところで、こんこんと諭しておいたので、今現在は大人しい。また、すぐに何かをやらかしそうだけど。
私たちに一声かけ、シーラさんが浴室に消えていく。
その様子をじっと見ていたアミーちゃんが、私たちを振り返り言った。
「女子会しましょう!」
「うん!」
「女子会?」
ついに女子会をするんだ!
私はワクワクした気持ちを押さえきれず、元気に返事をする。
キャシーちゃんはアミーちゃんの突然の発言に怪訝な顔をしていた。
「キャシーちゃんも女子会のこと知らないの?」
「女子会ぐらい知ってるわよっ!わたしが言いたいのは、何でこの三人で女子会をしなくちゃいけないの、って事よ」
教えてあげようとしたら、キャシーちゃんは既に知ってたみたい。
「ハル君」
「っ!?」
何でここでハル君の名前?
キャシーちゃんを見ると、何故か動揺している。
そんなキャシーちゃんを見て、アミーちゃんはにんまりする。
「な、何よっ」
「やっぱりっ。あなたハル君のことが好きなんでしょ」
「なっ、ななななな」
アミーちゃんの言葉に、キャシーちゃんは激しく取り乱す。
よく見ると、顔が真っ赤だ。
えーーーっ!
キャシーちゃんってそうだったのーっ!
「最初に再会した時にさ、あたしたちに声をかけたのはキャシーの方からでしょ?なのに、あたしたちがハル君と話してたら、慌てて話を遮ったり、すぐにハル君を連れて離れていったから、怪しいなとは思っていたのよ」
「そ、それは」
「いつからハル君のこと好きなの?」
「う、うるさいわね!いつからでも良いでしょっ」
キャシーちゃんは顔を真っ赤にしたまま叫ぶ。
好きになったきっかけとか知りたかったのになぁ。残念。
「好きなのは否定しないのね」
アミーちゃんは本当に楽しそうだ。
「べ、別に好きなのは隠してないもんっ!」
キャシーちゃんはそう言うと、そっぽを向く。でも、そっぽを向いたことで耳まで真っ赤なのがまるわかりだ。
「なら、いつから好きになったか教えてくれてもいいじゃない。あたしたちも応援するわよ」
「本当に?」
「うんっ!私も応援するよ!」
「今日散々嫌な態度とってきたのに、何で応援なんてできるの?二人とも謝ってから普通に会話してくれるけど、本当は私となんてしゃべるのも嫌なんじゃないの?」
キャシーちゃんは私たちの事が信じられないようで、不安げにこちらを見ているけど、応援するのは当たり前だ。
「だって、キャシーちゃんも謝ってくれたから。それにさっき、咳き込んでた時にナプキン渡してくれたでしょ?とっても嬉しかったよ」
キャシーちゃんに嫌われてるかもって思って悲しかったのは本当だけど、その時もキャシーちゃんと話したくないなんて思わなかった。
「あたしはただ恋バナがしたかっただけだけどね」
「アミーちゃんっ」
「ジョークよ、ジョーク!キャシーがもうちょっと素直になれば、あたしたち良いお友だちになれると思うけど、どう?」
素直じゃないのはアミーちゃんも一緒だけどね。
アミーちゃんの言葉にキャシーちゃんは顔をうつむかせ、黙っている。どうやら、涙をこらえてるみたい。
「・・・友達になる。ううん。なりたい」
しばらく黙っていたあと、キャシーちゃんは顔あげて、はっきりとそう言ってくれた。
「キャシーちゃん、本当!?」
「そうこなくっちゃ。じゃあ。あなたもこっちのベットに来なさいよ。恋バナするわよ。恋バナっ!」
二つのベットを三人で引っ付けて、一つのベットにすると、三人でそのベットの上に寝転がって、楽しくおしゃべりをする。
キャシーちゃんは私とアミーちゃんが仲良しだったのも羨ましかったんだって。
少し照れたように教えてくれたキャシーちゃんは可愛かった。
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