私がいつの間にか精霊王の母親に!?

桜 あぴ子(旧名:あぴ子)

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第3章 王立魔法学校入学編

151 授業1日目①

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ついに授業が始まった。
記念すべき最初の授業は数学だった。
ワクワクしている私たちにモニカ先生は言った。

「これよりテストを行う」

ざわっ

まさかのテストであった。
各々の勉強がどこまで進んでて、何が苦手なのかをこのテストで調べるそうだ。
テストは全部で30問ほどあった。
教会で勉強した内容ばかりだったので、簡単に解くことができた。けれど、最後の2問になったところで、順調に解いていた手が止まる。
全くわからず、うんうん唸っていたところで、「それまで」というモニカ先生の号令によって、終了となってしまった。
モニカ先生はテスト用紙を回収すると、授業は終了となった。

「歴史、国語、体術の最初の授業もテストだからな」

モニカ先生は最後にそう言うと、教室を去っていった。
数学だけでもぐったりしてるのに、まさか他の授業でもテストがあるとは。

「全部解答できた?」
「ううん。最後の2問が難しくって…」
「わ、わたしが自信がないのは3問くらいかなっ」

昨日の内にみんなの質問に答えたのが良かったのか、今日は大勢の子達に囲まれることもなく、のんびりと会話することができている。
話す内容はもちろん先程のテストの事だ。
ハル君は他の男の子たちと今日は一緒に行動しているので不参加だ。キャシーちゃんは最初は寂しそうにしてたけど、アミーちゃんに男の子は男の子の付き合いがあるのよと諭されて、今は納得したみたい。
次の授業は基礎魔法学で教室を移動する必要がないので、次の授業が始まるまでの間、みんなで仲良くおしゃべりを楽しんだ。


*****************

「魔法は精霊様の協力なしには発動しない。精霊様に好かれる者はより強力な魔法を使うことが可能になるわけだ」

モニカ先生が教壇に立ち、授業を進めていく。一般教養の授業は全て、モニカ先生の受け持ちだ。選択授業は専門性が高いので、専門の先生が教えてくれるそうだ。

「では、属性で知っているものを答えてもらおうか」

モニカ先生の言葉にみんなが張り切って挙手をする。

「では、アミー君」

モニカ先生に指名をされたのはアミーちゃんだった。

「はいっ。火、水、土、風、光、闇です」
「正解だ。いま、アミー君が答えてくれた属性は君たちにも馴染みのある属性であると思う。」

さすが、アミーちゃん!
緊張することなく、堂々と答えるアミーちゃんの姿に、心の中で拍手を送っていると、モニカ先生が更にみんなに質問をする。

「他にもわかるものはいるかな?」

さすがに難しかったのか、みんなの挙手していた手が減る中、レイラちゃんは自信があるのか、誰よりも腕をピンと挙げていた。 

「では、レイラ君」
「炎、氷、大地、嵐です!」
「正解だ。よく勉強しているな」

モニカ先生に褒められて、レイラちゃんはとっても嬉しそうだ。レイラちゃんの隣に座っているエミリちゃんがそんなレイラちゃんをキラキラした瞳で見ている。

「ちなみにこれは火、水、土、風の上位属性となる。では、光と闇の上位属性を知っている者はいるか?」

この質問に手を挙げる子は誰もいなかった。レイラちゃんも悔しそうに口を一文字に結んでいる。
そんな中、私はというと、以前フェ様とお父さんが話していた会話を思い出していた。私の鑑定書を見ていた時にお父さんたちが言っていたはず、光と闇の上位属性は確か…。

「聖光と闇黒?」
「そう、聖光と闇黒だ。よく知っていたな」

無意識の内に声に出していたらしく、モニカ先生が驚いたようにこちらを見ていた。

「えっと、以前聞いたことがあって」

自分の鑑定書に書いてあったからとは言えず、なんとか誤魔化す。

「そうだったのか。でも、今度からは私に当てられてから答えるようにな」
「あ!すみませんっ」

モニカ先生には少し注意を受けてしまったけれど、私が何故知っていたのかを追求することはなかった。
ほっとしていたら、何やら右横から強い視線を感じる。
そちらをちらりと見るとレイラちゃんがこちらをじっと見ていた。
目が合うとすぐにそらされてしまったけど、一瞬見えたレイラちゃんの顔はなんだか焦っているように見えた。
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