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第3章 王立魔法学校入学編
152 授業1日目②
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「キャシー、アミー、サラっ」
基礎魔法の授業が終わり、机の上を片付けているとハル君に声をかけられる。
振り向くとハル君は一人の男の子と一緒にこちらにやって来るところだった。
「これからお昼だろ?一緒に食べにいこうぜ」
「うん!」
キャシーちゃんはハル君に誘われて、とても嬉しそうだ。
アミーちゃんと私はそんなキャシーちゃんをニコニコと見ていたら、気づいたキャシーちゃんに軽く頭をはたかれちゃった。なんでかなぁ?
「あたしも別に構わないわよ。ね、サラちゃん」
「うんっ」
「よし!じゃあ、行くか!」
「待って、その前に紹介してよっ!」
そのまま教室を出ようとするハル君をアミーちゃんが慌てて呼び止める。
「あ、そっか。こいつはフィンって言うんだ」
「初めましてー」
フィン君は糸目に黄色い髪の男の子だった。瞳の色は残念ながら何色かわからなかったけど、黄色い髪はふわふわで触り心地が良さそうだ。
「ピンクの髪の子が俺と同郷の子でキャシー。黒髪の子がアミーで、サラはわかるだろ?」
「さすがにねー。ハルが知り合いだとは思わなかったけど、よろしくね」
「「「よろしく」」」
レイラちゃんとエミリちゃんもお昼に誘いたかったんだけど、いつの間にやら教室からいなくなっていて、今回は諦めて五人で食堂に向かう。
学校にある食堂は、学生寮の食堂とシステムは全く一緒だった。
有料のレストランもあるそうだけど、そちらは貴族の子達が使ってるみたい。
学校の中にある食堂でお昼ご飯を食べながら話す話題の中心は新しく友達になったフィン君だ。
「フィンは東にある村の出身で、こいつの兄貴も王立魔法学校の生徒なんだぜ。すごいよな」
フィン君のお兄さんは二歳上の三年生なんだって。兄弟で王立魔法学校に入れるなんて、すごい確率だよね。
「昨日ついたばかりだから、兄貴以外に全く知り合いがいなくて、どうしようかと思ってた時に、ハルが声をかけてくれたんだー」
「他の男友達も昼は同郷の子や一緒に王都まできた奴と食べるって言ってたから、誘ったんだ」
ハル君は順調に友達を増やしているみたいで、うらやましい。
「次の授業は召喚学だったわね」
「あたしたち四人とも召喚学の授業をとっているんだけど、フィン君は?」
「俺もだよ!兄貴の召喚獣にあこがれてて、絶対にとろうって決めてたんだー」
フィン君は瞳を輝かせながら、嬉しそうに話してくれた。
「サラちゃんは既に召喚獣が決まってるのよ」
「もしかして、その子猫?」
「うん!マーブルって言うの」
「にゃん♪」
マーブルはお昼は軽くしか食べないので、私のご飯をお裾分けしているところだった。私のお膝の上でパンを食べていたマーブルはフィン君に自己紹介とばかりに可愛らしく鳴いた。
「ふぁー、もふもふだねぇ。兄貴の召喚獣の梟も良いなぁって思ってたんだけど、猫も可愛いなー」
「えへへ。マーブルはフワフワのサラサラで触ると凄く気持ちいいんだよ。ご飯食べ終わったら触ってみる?」
「良いのっ?」
「うん。マーブル、良いよねー?」
「にゃんっ!」
フィン君はマーブルの魅力にメロメロのようだ。
ふっふっふっ、そうでしょう、そうでしょう。うちのマーブルは世界一可愛いのだ!
「召喚獣って、自分で選べるの?」
キャシーちゃんが遠慮がちにフィン君に話しかける。
最近になって気づいたんだけど、キャシーちゃんはどうやら内弁慶なところがあるようだ。
仲良くなったら普通に話せるのだけど、最初のうちは口数が極端に少なくなる。
今も少し緊張してるみたい。
そんな様子をハル君がハラハラしながら 見守っている。
「どうかな?兄貴の奴、授業内容はあんまり話してくれないんだよねー」
フィン君はそんなキャシーちゃんやハル君の様子に気づいているのかいないのか、「ひどい兄貴だよねー」とのんびり笑っていた。
---
2/23 一部誤字を訂正しました。
誤:「《間って》、その前に紹介してよっ!」
正:「《待って》、その前に紹介してよっ!」
基礎魔法の授業が終わり、机の上を片付けているとハル君に声をかけられる。
振り向くとハル君は一人の男の子と一緒にこちらにやって来るところだった。
「これからお昼だろ?一緒に食べにいこうぜ」
「うん!」
キャシーちゃんはハル君に誘われて、とても嬉しそうだ。
アミーちゃんと私はそんなキャシーちゃんをニコニコと見ていたら、気づいたキャシーちゃんに軽く頭をはたかれちゃった。なんでかなぁ?
「あたしも別に構わないわよ。ね、サラちゃん」
「うんっ」
「よし!じゃあ、行くか!」
「待って、その前に紹介してよっ!」
そのまま教室を出ようとするハル君をアミーちゃんが慌てて呼び止める。
「あ、そっか。こいつはフィンって言うんだ」
「初めましてー」
フィン君は糸目に黄色い髪の男の子だった。瞳の色は残念ながら何色かわからなかったけど、黄色い髪はふわふわで触り心地が良さそうだ。
「ピンクの髪の子が俺と同郷の子でキャシー。黒髪の子がアミーで、サラはわかるだろ?」
「さすがにねー。ハルが知り合いだとは思わなかったけど、よろしくね」
「「「よろしく」」」
レイラちゃんとエミリちゃんもお昼に誘いたかったんだけど、いつの間にやら教室からいなくなっていて、今回は諦めて五人で食堂に向かう。
学校にある食堂は、学生寮の食堂とシステムは全く一緒だった。
有料のレストランもあるそうだけど、そちらは貴族の子達が使ってるみたい。
学校の中にある食堂でお昼ご飯を食べながら話す話題の中心は新しく友達になったフィン君だ。
「フィンは東にある村の出身で、こいつの兄貴も王立魔法学校の生徒なんだぜ。すごいよな」
フィン君のお兄さんは二歳上の三年生なんだって。兄弟で王立魔法学校に入れるなんて、すごい確率だよね。
「昨日ついたばかりだから、兄貴以外に全く知り合いがいなくて、どうしようかと思ってた時に、ハルが声をかけてくれたんだー」
「他の男友達も昼は同郷の子や一緒に王都まできた奴と食べるって言ってたから、誘ったんだ」
ハル君は順調に友達を増やしているみたいで、うらやましい。
「次の授業は召喚学だったわね」
「あたしたち四人とも召喚学の授業をとっているんだけど、フィン君は?」
「俺もだよ!兄貴の召喚獣にあこがれてて、絶対にとろうって決めてたんだー」
フィン君は瞳を輝かせながら、嬉しそうに話してくれた。
「サラちゃんは既に召喚獣が決まってるのよ」
「もしかして、その子猫?」
「うん!マーブルって言うの」
「にゃん♪」
マーブルはお昼は軽くしか食べないので、私のご飯をお裾分けしているところだった。私のお膝の上でパンを食べていたマーブルはフィン君に自己紹介とばかりに可愛らしく鳴いた。
「ふぁー、もふもふだねぇ。兄貴の召喚獣の梟も良いなぁって思ってたんだけど、猫も可愛いなー」
「えへへ。マーブルはフワフワのサラサラで触ると凄く気持ちいいんだよ。ご飯食べ終わったら触ってみる?」
「良いのっ?」
「うん。マーブル、良いよねー?」
「にゃんっ!」
フィン君はマーブルの魅力にメロメロのようだ。
ふっふっふっ、そうでしょう、そうでしょう。うちのマーブルは世界一可愛いのだ!
「召喚獣って、自分で選べるの?」
キャシーちゃんが遠慮がちにフィン君に話しかける。
最近になって気づいたんだけど、キャシーちゃんはどうやら内弁慶なところがあるようだ。
仲良くなったら普通に話せるのだけど、最初のうちは口数が極端に少なくなる。
今も少し緊張してるみたい。
そんな様子をハル君がハラハラしながら 見守っている。
「どうかな?兄貴の奴、授業内容はあんまり話してくれないんだよねー」
フィン君はそんなキャシーちゃんやハル君の様子に気づいているのかいないのか、「ひどい兄貴だよねー」とのんびり笑っていた。
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2/23 一部誤字を訂正しました。
誤:「《間って》、その前に紹介してよっ!」
正:「《待って》、その前に紹介してよっ!」
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