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2.朝ごはんを食べよう
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(ーーーー しまった!!寝過ごしたわ。)
窓から朝の光が差し込んで、部屋の中を照らしている。私はガバっと勢いよくベッドから起き上がり急いで侍女を呼ぶベルを鳴らした。
「おはようございます。リリアお嬢様。」
「アンナ、おはよう。寝過ごしてしまったかしら。」
「いえ、いつもより少し遅いだけですよ。もしかして昨日は遅くまで起きてたのですか?夜更かしはダメですよ。」
侍女のアンナは昔からマイヤーズ家に勤めていて、私の二歳年上でお姉さん的存在だ。
「うぅ。ちょっと考えごとしてて遅くなってしまったのよ。今後の事とかあるし…。」
「ファンブレント学園のことでしょうか?お嬢様は学園に通うの楽しみにしていましたもんね。」
(楽しみにしていたのは違うけど……。確かに早く学園に通いたいとは思っていたわね。)
「え、、えっと、もう朝食の時間よね?お父様達は集まっているかしら。」
「はい、急いでご用意致しましょう。」
=======
「遅くなってごめんなさい。おはようございます。」
「おはよう。リリア。」
私のお父様は柔和な微笑みで朝の挨拶をしてくれる。いつも穏やかで優しく、お父様が怒ったところはあまり見たことがない。少し癖っ毛のミルクティーブラウンの髪に、瞳は私と同じアイスブルー。お顔は地味な方だけど、心が安らぐような声をしている。領民に愛されている自慢のお父様だ。
「リリーちゃんたらお寝坊さんね。うふふ。」
鈴を転がすような声で笑っているのは私のお母様だ。ミルキーピンクの髪色に瞳は虹色の光彩を持つアースアイ。
昔は『レグゲート伯爵家の妖精姫』と謳われて世の令息の心を魅了したそうだ。
なぜ伯爵令嬢だったお母様が、男爵令息だったお父様と結婚したのか謎だが、当時の社交界では激震が走ったそうだ。
「お姉様。おはようございます。」
弟のグレゴリーはとても優秀で、十歳で既にお父様の領地経営のお手伝いをしている。
髪色はお父様譲りのミルクティーブラウンで、瞳はお母様と一緒のアースアイ。
とてもしっかりしてるが、私には年相応に甘えてくるとても可愛い弟だ。
「それではみんな揃ったので朝食にしよう。」
お父様の言葉を合図にメイドが朝食を運んでくれた。
朝食のメニューは、バターの甘味が口に広がるサクサクのクロワッサンとフワフワ食感の小麦の白いパン。サラダは領地で採れたの野菜を使っている。メインのチキンソテーも領地産の新鮮な鶏肉だ。そしてトマトの香りが食欲を誘うミネストローネスープ。
男爵領地は狭いが、領地経営は上手くいっていて、他の男爵領に比べて生活は豊かな方だと思う。
(うふふ。私が玉の輿に乗ったら、皆がもっと良い生活ができるわ。やだー!もぅ良いこと尽くめじゃない!)
私はこれからの事を思うとニヤニヤが止まらない。それをお父様が不審そうに見つめて言った。
「・・・リリー?まさか、良からぬ事を考えてはいないよね。」
(ギクッ!!!お、お父様なんで??いやバレていないはず。)
「良からぬ事ですか?私はただ学園に通うのが楽しみなだけですよ。」
私はニッコリと笑って話を逸らす。
(前世の事は話しても信じてもらえる自信がないし。それに逆ハーの事は内緒にしてお父様を驚かせたいわ。良い家に嫁ぐのは貴族の令嬢の大切な仕事ですもの。何件も良縁の話がでたら絶対喜んでくれるわ。待っててね!お父様。)
そう思いながら、目をキラッと輝かせてお父様に向かって頷くが、何故かお父様はジトーと疑いの眼差しで私を向けてる。
「・・・そう、ならいいけど。騒ぎを起こしたりしたら駄目だからね。」
(な、何故なの?お顔はいつもの笑顔なのに目がすごく怖いわ⁉︎)
「だ、大丈夫ですよ!お父様!あーでも、ほら、私はお母様に似てすごい可愛いじゃないですか。それで他のご令嬢に目を付けられて虐められることもあるかもしれないですよ。」
(むしろ騒ぎは起こります。いや、起こします。だって大切なイベントですもの。)
「うーん確かにそうね。リリーちゃんは私に似ているし、私も学園にいた頃は色々あったし。でもね、もし虐めにあったら、私がちゃんと潰してあげるから心配しないで。」
(・・・・えっ?えぇぇぇ!!つ、潰す??潰すって言ったのお母様?えっ?何を潰すの?人?人を潰しちゃうの??)
「・・プリシラ。潰しては駄目だよ。」
「あら、トレヴァー、ダメ??」
(うぅ。お母様の上目遣いからの"ダメ?"は破壊力が凄いわ。さすが妖精姫。娘の私でもキュンとしてしまう。お父様どう返すのかしら??)
「駄目と言ったら駄目だよ。愛しのシーラ。」
(お父様凄いわ!お母様の"ダメ?"に屈せず、穏やかな微笑みで押し切っている。)
「そうですよお母様。お姉様が虐められたら、僕がちゃんと始末します。安心してね!お姉様。」
(いや…全然安心できないわ。グレッグ貴方まだ十歳なのよ。"始末"なんて言葉は何処から覚えたの!お母様なの?お母様の影響なの?)
「やめなさいグレッグ。潰すのも始末も無しだよ。その時は私から学園と相手方に抗議します。それでも改善しないなら法に訴えます。この国に法律がある限り私刑は認められないよ。」
(あー良かった。さすがお父様ね。一番まともな回答で安心したわ。)
「リリー。学園には王国中の貴族の令息令嬢が集まる。大勢の人が集まる場所は軋轢も生じやすいだろう。許されないことだけど、虐めが起きる可能性もある。ただ学園に通うのは決して悪い面だけではないよ。色んな人に出会えば自分の見識も広がるだろう。沢山の人と接する中で、自分に何が出来て、何が足りないのか分かるかもしれないよ。それに大切なものにも出会えるかもね。」
私に何が出来るか…。
いえ、私なんかに出来ることなんて限られてるわ。
私は心に影が差すように暗い気持ちに囚われそうになる。
「リリちゃん…大丈夫?なにかあったの?」
「お姉様…。」
(いけないわ、大好きな家族に心配をかけてしまう。)
「大丈夫よ!心配しないで。入学すれば学園の寮で暮らすことになるから、皆となかなか会えなくなると思うと少し寂しくなってしまったの。」
寂しいのは本当の気持ちだ。
王都にタウンハウスを持っている貴族の令息令嬢は通いになるが、マイヤーズ家はタウンハウスを持っていないので、学園の寮で暮らすことになる。
「私も仕事で王都に行くことがあるから、その時は顔を見に行くよ。もちろん、何かあったらすぐに帰ってきてくれていいからね。」
「はい。お父様。」
リリアは思いに耽る。
私に出来ること。
しなければいけないこと。
それは良家に嫁ぐことだ。
それが家族や領民の為になるはずだ。
正直な所、誰を攻略するのが家族の為になるのか分からなかった。
一番身分の高い殿下が良いのかと思ったが、婚約者になった時に男爵であるお父様に風当たりが強くなる事も考えられる。
だからこそ、逆ハーして複数の良縁を掴み取ろうと思っているのだ。そしてお父様にどれが一番良いか判断してもらおうと思っている。
(うん。そうね。やっぱり逆ハーが一番だわ。プロポーズされる直前まで好感度を上げてお父様に報告しよう。)
私は改めて決意し朝食をペロリと完食した。
窓から朝の光が差し込んで、部屋の中を照らしている。私はガバっと勢いよくベッドから起き上がり急いで侍女を呼ぶベルを鳴らした。
「おはようございます。リリアお嬢様。」
「アンナ、おはよう。寝過ごしてしまったかしら。」
「いえ、いつもより少し遅いだけですよ。もしかして昨日は遅くまで起きてたのですか?夜更かしはダメですよ。」
侍女のアンナは昔からマイヤーズ家に勤めていて、私の二歳年上でお姉さん的存在だ。
「うぅ。ちょっと考えごとしてて遅くなってしまったのよ。今後の事とかあるし…。」
「ファンブレント学園のことでしょうか?お嬢様は学園に通うの楽しみにしていましたもんね。」
(楽しみにしていたのは違うけど……。確かに早く学園に通いたいとは思っていたわね。)
「え、、えっと、もう朝食の時間よね?お父様達は集まっているかしら。」
「はい、急いでご用意致しましょう。」
=======
「遅くなってごめんなさい。おはようございます。」
「おはよう。リリア。」
私のお父様は柔和な微笑みで朝の挨拶をしてくれる。いつも穏やかで優しく、お父様が怒ったところはあまり見たことがない。少し癖っ毛のミルクティーブラウンの髪に、瞳は私と同じアイスブルー。お顔は地味な方だけど、心が安らぐような声をしている。領民に愛されている自慢のお父様だ。
「リリーちゃんたらお寝坊さんね。うふふ。」
鈴を転がすような声で笑っているのは私のお母様だ。ミルキーピンクの髪色に瞳は虹色の光彩を持つアースアイ。
昔は『レグゲート伯爵家の妖精姫』と謳われて世の令息の心を魅了したそうだ。
なぜ伯爵令嬢だったお母様が、男爵令息だったお父様と結婚したのか謎だが、当時の社交界では激震が走ったそうだ。
「お姉様。おはようございます。」
弟のグレゴリーはとても優秀で、十歳で既にお父様の領地経営のお手伝いをしている。
髪色はお父様譲りのミルクティーブラウンで、瞳はお母様と一緒のアースアイ。
とてもしっかりしてるが、私には年相応に甘えてくるとても可愛い弟だ。
「それではみんな揃ったので朝食にしよう。」
お父様の言葉を合図にメイドが朝食を運んでくれた。
朝食のメニューは、バターの甘味が口に広がるサクサクのクロワッサンとフワフワ食感の小麦の白いパン。サラダは領地で採れたの野菜を使っている。メインのチキンソテーも領地産の新鮮な鶏肉だ。そしてトマトの香りが食欲を誘うミネストローネスープ。
男爵領地は狭いが、領地経営は上手くいっていて、他の男爵領に比べて生活は豊かな方だと思う。
(うふふ。私が玉の輿に乗ったら、皆がもっと良い生活ができるわ。やだー!もぅ良いこと尽くめじゃない!)
私はこれからの事を思うとニヤニヤが止まらない。それをお父様が不審そうに見つめて言った。
「・・・リリー?まさか、良からぬ事を考えてはいないよね。」
(ギクッ!!!お、お父様なんで??いやバレていないはず。)
「良からぬ事ですか?私はただ学園に通うのが楽しみなだけですよ。」
私はニッコリと笑って話を逸らす。
(前世の事は話しても信じてもらえる自信がないし。それに逆ハーの事は内緒にしてお父様を驚かせたいわ。良い家に嫁ぐのは貴族の令嬢の大切な仕事ですもの。何件も良縁の話がでたら絶対喜んでくれるわ。待っててね!お父様。)
そう思いながら、目をキラッと輝かせてお父様に向かって頷くが、何故かお父様はジトーと疑いの眼差しで私を向けてる。
「・・・そう、ならいいけど。騒ぎを起こしたりしたら駄目だからね。」
(な、何故なの?お顔はいつもの笑顔なのに目がすごく怖いわ⁉︎)
「だ、大丈夫ですよ!お父様!あーでも、ほら、私はお母様に似てすごい可愛いじゃないですか。それで他のご令嬢に目を付けられて虐められることもあるかもしれないですよ。」
(むしろ騒ぎは起こります。いや、起こします。だって大切なイベントですもの。)
「うーん確かにそうね。リリーちゃんは私に似ているし、私も学園にいた頃は色々あったし。でもね、もし虐めにあったら、私がちゃんと潰してあげるから心配しないで。」
(・・・・えっ?えぇぇぇ!!つ、潰す??潰すって言ったのお母様?えっ?何を潰すの?人?人を潰しちゃうの??)
「・・プリシラ。潰しては駄目だよ。」
「あら、トレヴァー、ダメ??」
(うぅ。お母様の上目遣いからの"ダメ?"は破壊力が凄いわ。さすが妖精姫。娘の私でもキュンとしてしまう。お父様どう返すのかしら??)
「駄目と言ったら駄目だよ。愛しのシーラ。」
(お父様凄いわ!お母様の"ダメ?"に屈せず、穏やかな微笑みで押し切っている。)
「そうですよお母様。お姉様が虐められたら、僕がちゃんと始末します。安心してね!お姉様。」
(いや…全然安心できないわ。グレッグ貴方まだ十歳なのよ。"始末"なんて言葉は何処から覚えたの!お母様なの?お母様の影響なの?)
「やめなさいグレッグ。潰すのも始末も無しだよ。その時は私から学園と相手方に抗議します。それでも改善しないなら法に訴えます。この国に法律がある限り私刑は認められないよ。」
(あー良かった。さすがお父様ね。一番まともな回答で安心したわ。)
「リリー。学園には王国中の貴族の令息令嬢が集まる。大勢の人が集まる場所は軋轢も生じやすいだろう。許されないことだけど、虐めが起きる可能性もある。ただ学園に通うのは決して悪い面だけではないよ。色んな人に出会えば自分の見識も広がるだろう。沢山の人と接する中で、自分に何が出来て、何が足りないのか分かるかもしれないよ。それに大切なものにも出会えるかもね。」
私に何が出来るか…。
いえ、私なんかに出来ることなんて限られてるわ。
私は心に影が差すように暗い気持ちに囚われそうになる。
「リリちゃん…大丈夫?なにかあったの?」
「お姉様…。」
(いけないわ、大好きな家族に心配をかけてしまう。)
「大丈夫よ!心配しないで。入学すれば学園の寮で暮らすことになるから、皆となかなか会えなくなると思うと少し寂しくなってしまったの。」
寂しいのは本当の気持ちだ。
王都にタウンハウスを持っている貴族の令息令嬢は通いになるが、マイヤーズ家はタウンハウスを持っていないので、学園の寮で暮らすことになる。
「私も仕事で王都に行くことがあるから、その時は顔を見に行くよ。もちろん、何かあったらすぐに帰ってきてくれていいからね。」
「はい。お父様。」
リリアは思いに耽る。
私に出来ること。
しなければいけないこと。
それは良家に嫁ぐことだ。
それが家族や領民の為になるはずだ。
正直な所、誰を攻略するのが家族の為になるのか分からなかった。
一番身分の高い殿下が良いのかと思ったが、婚約者になった時に男爵であるお父様に風当たりが強くなる事も考えられる。
だからこそ、逆ハーして複数の良縁を掴み取ろうと思っているのだ。そしてお父様にどれが一番良いか判断してもらおうと思っている。
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