未来を重ねる僕と、絵本のように消える君

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僕はずっと彼女のことを忘れられなかった。
それが初恋だということに気が付いたのは、彼女を失った後だったから。

高校生になっても、それは変わらない。
ただ彼女との思い出の場所を写真に残すだけの毎日。

そんな中、彼女との約束の場所で、僕は「彼女」と出会った。
彼女は自分のことを幼なじみの「未来」だと名乗る。

でも彼女が未来の訳は無いんだ。
だって未来は、七年前に僕をかばって事故で亡くなったのだから。


どうして彼女は「みらい」だと名乗ったのだろう。
彼女は、いったい何者なのだろうか。

それとも本当に彼女は未来なのだろうか。
そんなことはありえないと思いつつも、少しずつ僕は初恋を取り戻していく。

その結末に何が待っているかなんて、わからないまま――




この物語はある少年の切ない恋のお話です。
毎日19:10に更新します。完結まで執筆済みです。
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