〇〇少女ワールド ２

リアル〇〇少女ワールド？

「私とお友達になろうよ！　アハッ！」
　真理亜、お友達１００万人キャンペーン実施中。
「リアル○○少女ワールド。」
　少年少女を混じらせ恋愛要素を入れる。
　それを「少年」という文字を入れないで「リアル」という文字で置き換える。
　それでいいのか？
「少女だけ、少女だけだから、テーマが「お友達」か？」
　魔法少女もそんな感じのはず。
「少年少女で「恋愛」要素が入るのか？」
　少女だけで恋愛はできないのか？　
　少女だけではお友達が精一杯なのか？
「レズ路線で前向きに突き進むか？」
　同人誌、レズビアン、１８禁、ガールズラブ・・・・・・どんどんＰＴＡや保護者から嫌われてアニメ化されなさそうな展開だな。
「却下。」
　ガールズラブ、同性愛路線はやめとこう。
　でも、１８禁で進むなら、ありなんだよね～。
　惜しい。
「お友達ワールド？」
　「お」は取った方がいいな。
「○○友達ワールド」
「○○少女ワールド」
「○○恋愛ワールド」
「○○生き様ワールド」　
「○○生活ワールド」
　んん～、こじつけよう。
　自分で納得しよう。
　例えば、ソードアートオンライン。
　最初は確かにゲーム設定だった。
　しかし、どんどんゲームは関係なくなっている。
　勝てば官軍。
　売れれば官軍。
　ヒット作になれば、何でもありか？
　やりたい放題か？
「大切なのはタイトルじゃない！」
　ヒットするかどうか！
　儲かるかどうかだ！
「○○少女ワールドで完遂するべしー！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」
　タイトルは変えない。
　ブレない心で。
　面倒臭いから。
　アハッ！
「世界で感染するウイルス。」
「世界を覆う悲しみ。」
「全て私が蹴り飛ばす！」
「○○少女ワールド。」
　いいな。
　自画自賛。
　ストーリー書きをやめて、キャッチコピーだけ作るか？
　アハッ！
「これでモヤモヤは吹き飛んだな。アハッ！」
　手前みそだが整理は出来たとしよう。
「モーニングでも行って、ウイルスに感染して帰って来るか。アハッ！」
　疲れた。休憩しよう。
「復活！　タイトルは「○○少女ワールド」だ！」
　別にこの中に少年が出てきてもいいじゃないか。
　アハッ！
「これでキャラクターの概要は出来た。」
「あとは個人個人のエピソードだけ。」
「それも生まれ、生い立ち、現在を深堀すればいい。」
「ただそれだけだ。」
　後は、そういうセリフに繋がるストーリー展開を考えるだけ。
「あれだけのセリフになると、相当シリアスな展開が予想される。」
　窮地、危機、別れ、誰かの死。
「○○少女ワールド、決して尻の軽い女の話ではありません！」
　キャッチコピーだけ上手になったものだ。
　つづく。