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第一章
10.辺境伯の息子
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ソフィアが帰ってしまった。
最近会えていなかったから、話したいことも沢山あったのに…。私は去り際に見せたソフィアの顔を思い浮かべる。
「大丈夫かなぁ、ソフィア。」
ソフィアは、どこかジョシュア様に怯えているようだった。私のことで叱られてないといいんだけど…。
はぁ~…と特大の溜息を吐く。
その場に座り込んで、目の前にあるピンク色の花を見つめる。それを見ていて、あることに気付いた。
「これ……ツツジじゃない?」
家の裏にもたくさん咲いていて、よく侑李と一緒に蜜を吸っていたなぁ。
そう思ったら、久しぶりにツツジの蜜を吸いたくなってきた。
勿論、貴族令嬢は庭園の花の蜜を吸ったりはしない。
というか、このツツジの花の蜜の吸い方も知らないだろう。
でも………吸いたい!
私は周りをキョロキョロと見回して、人がいないことを確認する。
……今なら、大丈夫!
そう判断した私はツツジの花をスッと抜いて、ラッパのようにして蜜を吸った。
「あー、懐かしい~!…もう一つくらいいいよね。」
私はもう一つ取り、同じようにして吸う。
「あ、これは空振りだ。」
時々蜜が入ってないのもあるんだよね…これがまた楽しい。侑李と蜜があるのを何回続けて吸えるかとか、馬鹿なことしてたなぁ…と思い出す。
「空振りだったから、もうひとつ~♪」
これは蜜があった!と、三個目のツツジを堪能している時に右側から声がした。
「マジかよ…。」
「へ?」
声のした方を向くと、少年が目を丸くしてこちらを見ていた。この世界では珍しい黒目黒髪だ。
……やばい、見られた…!
私は慌てて立ち上がる。
「あの…これはね、その、花を観察してたっていうかー」
「お前、分かってるな!!」
男の子はこちらに駆け寄ってくると、私の両手をぎゅっと握った。
「今日初めて友達になれそうな奴を見つけたぜ!」
「へ?」
「ツツジの蜜は美味いんだよなー!俺も良く吸うんだ!!なんか懐かしい味がして、好きなんだよ!」
「あ…うん。えっと…あなた、だれ?」
「あぁ、悪りぃ。
俺はラスカシエ辺境伯の一人息子、ユーリだ。
ユーリ・ラスカシエ!ユーリって呼んでくれ!」
「ユーリ…?」
ちょうど侑李のことを思い出していたから、黒目黒髪ということもあり、彼と侑李が重なってしまう。別に顔自体は侑李とは全く似ていないが。ユーリのほうがずっと端正な顔立ちをしている。
それにしても、花の蜜を吸うなんて、貴族令息じゃ普通ありえない。……いや、私もやったけどさ。
「お前の名前は?」
「アンナ。…アンナ・クウェス。」
「アンナ、か。
なんだか、俺の知り合いに似てる。」
「え、それってー」
杏奈のこと?!もしかしてユーリは侑李なの?
…私のこと、覚えてるの?
と喉まで出掛かったところで、ユーリは笑う。
「まぁ、そいつはお前よりずっと美人だけどなー!」
「はぁ?!」
なんか腹立つ。
でも、杏奈は地味な顔立ちだ。美人というならば、絶対にその知り合いは杏奈ではないだろう。ということは、ユーリは侑李ではない。
…そうだよね。私みたいな不思議なこと、そうそう起こるはずないもん。
私が一人黙っているのをユーリは怒らせたと思ったらしく、焦っている
「ご、ごめん。今のは冗談でー」
さっきの強引な態度とは違って、急にオロオロとし始めるその姿が可笑しい。私はフフッと笑った。
「なんだ。怒ってないのか。」
そう言ってユーリはニカッと笑った。
「でも、一人でもお前みたいなやつがいて良かったよ。親父に連れて来られたのに、つまんない奴ばっかりなんだ。流行りの服とか、芝居とかどうでもいいっつうの。
でも、お前は話が分かりそうだ。お前の好きなものは何だ?」
「え…?好きなもの…。」
「山とか自然とか好きか?花でもいいし。
あと、俺が好きな話題は武器とか、鍛え方とかだけど、流石に女だし、それは無理か。」
「鍛え方…。」
ちょうど鍛え方について、護衛騎士に先日相談したばかりだった。より短い時間で効率的に鍛えることが出来ないかと考えているところなのだ。
でも、そんなことを今日出会ったばかりの令息にするのもどうなんだろう…と考えていると、ユーリは急に私の二の腕を掴んだ。
「ちょっ…!」
初対面なのに、肌に触れるなんて…っ!!
仮にもライル様の婚約者なのに!
慌てて、その手を振り払うと、ユーリは私に尋ねた。
「もしかして、お前鍛えてる…?」
「す、少しだけ…」
そう言った瞬間、ユーリの黒い瞳がキラキラと輝き出した。
「どんな風にやってるんだ?」
「えっと…」
私はユーリに今トレーニングでやっている内容を話してみた。
「おぉ!すげぇじゃん!
女でそこまでちゃんとやってる奴、初めて見たぜ!」
「でも、他にもやらなくちゃいけないことが沢山あるの。もっと短時間で効率的に鍛える方法ってないかな?」
「よしっ!じゃあ、今から一緒に考えるかっ!」
そう言って、ユーリは地面にトレーニングメニューを書き出した。ユーリは私に無理のない範囲で、メニューを考えてくれた。今後も剣を振るうつもりならここの筋肉は鍛えておいたほうがいいとか、あんまり負荷を掛けるのも良くないとか、私が知らないことまでよく知っていた。
「ありがとう。
暫くこのトレーニングを続けてみるわ!」
「いいや、こっちこそ話してて楽しかったぜ!
お前みたいな令嬢もいるんだなー!」
筋トレしてる令嬢なんて聞いたこともないから、きっと私だけだろう。
「なぁ、お前はいくつなんだ?」
「十三歳だけど?」
「同い年だ!十五になったら学園にも行くのか?」
「え?うん、そのつもりだけど…。」
ユーリは何かを考えるように腕を組む。
「そうか……。アンナが行くなら、俺も行こうかな。」
「へ?」
「辺境伯の息子だし、無理に行かなくてもいいって親父から言われてたんだけど…アンナがいるなら楽しそうだし!」
ユーリはそう言って、ニカッと笑った。
「そ、そう……。」
「まぁ、まだ随分先の話だし、気が変わるかもしれないけどなー。」
「へぇ。」
「さっきからそんなどうでもいいみたいな反応やめろよな。悲しくなるだろ。」
「いや、だって、貴方のことよく知らないし。」
私がそう告げると、ユーリはムッとした表情になる。
「こういうのはフィーリングだろ。俺とアンナは絶対に相性がいい。俺には分かる。
というか、アンナ、俺の妻になれよ。ツツジの蜜を吸えるような令嬢ならこっちに来ても大丈夫だ。学園を卒業したら結婚しよう。」
「はぁ?!」
何なのこの人?!意味がわからない……!
「なんだ、駄目なのか?」
「駄目も何も……一応、私、ライル様の婚約者だし。」
「は?……ライルって第二王子の?」
「うん。」
「……花の蜜を吸うような令嬢でも王子の婚約者になれるんだな。」
「煩い。」
その時、後ろでガサっと音がした。
そこには息を切らしたライル様が立っていた。
最近会えていなかったから、話したいことも沢山あったのに…。私は去り際に見せたソフィアの顔を思い浮かべる。
「大丈夫かなぁ、ソフィア。」
ソフィアは、どこかジョシュア様に怯えているようだった。私のことで叱られてないといいんだけど…。
はぁ~…と特大の溜息を吐く。
その場に座り込んで、目の前にあるピンク色の花を見つめる。それを見ていて、あることに気付いた。
「これ……ツツジじゃない?」
家の裏にもたくさん咲いていて、よく侑李と一緒に蜜を吸っていたなぁ。
そう思ったら、久しぶりにツツジの蜜を吸いたくなってきた。
勿論、貴族令嬢は庭園の花の蜜を吸ったりはしない。
というか、このツツジの花の蜜の吸い方も知らないだろう。
でも………吸いたい!
私は周りをキョロキョロと見回して、人がいないことを確認する。
……今なら、大丈夫!
そう判断した私はツツジの花をスッと抜いて、ラッパのようにして蜜を吸った。
「あー、懐かしい~!…もう一つくらいいいよね。」
私はもう一つ取り、同じようにして吸う。
「あ、これは空振りだ。」
時々蜜が入ってないのもあるんだよね…これがまた楽しい。侑李と蜜があるのを何回続けて吸えるかとか、馬鹿なことしてたなぁ…と思い出す。
「空振りだったから、もうひとつ~♪」
これは蜜があった!と、三個目のツツジを堪能している時に右側から声がした。
「マジかよ…。」
「へ?」
声のした方を向くと、少年が目を丸くしてこちらを見ていた。この世界では珍しい黒目黒髪だ。
……やばい、見られた…!
私は慌てて立ち上がる。
「あの…これはね、その、花を観察してたっていうかー」
「お前、分かってるな!!」
男の子はこちらに駆け寄ってくると、私の両手をぎゅっと握った。
「今日初めて友達になれそうな奴を見つけたぜ!」
「へ?」
「ツツジの蜜は美味いんだよなー!俺も良く吸うんだ!!なんか懐かしい味がして、好きなんだよ!」
「あ…うん。えっと…あなた、だれ?」
「あぁ、悪りぃ。
俺はラスカシエ辺境伯の一人息子、ユーリだ。
ユーリ・ラスカシエ!ユーリって呼んでくれ!」
「ユーリ…?」
ちょうど侑李のことを思い出していたから、黒目黒髪ということもあり、彼と侑李が重なってしまう。別に顔自体は侑李とは全く似ていないが。ユーリのほうがずっと端正な顔立ちをしている。
それにしても、花の蜜を吸うなんて、貴族令息じゃ普通ありえない。……いや、私もやったけどさ。
「お前の名前は?」
「アンナ。…アンナ・クウェス。」
「アンナ、か。
なんだか、俺の知り合いに似てる。」
「え、それってー」
杏奈のこと?!もしかしてユーリは侑李なの?
…私のこと、覚えてるの?
と喉まで出掛かったところで、ユーリは笑う。
「まぁ、そいつはお前よりずっと美人だけどなー!」
「はぁ?!」
なんか腹立つ。
でも、杏奈は地味な顔立ちだ。美人というならば、絶対にその知り合いは杏奈ではないだろう。ということは、ユーリは侑李ではない。
…そうだよね。私みたいな不思議なこと、そうそう起こるはずないもん。
私が一人黙っているのをユーリは怒らせたと思ったらしく、焦っている
「ご、ごめん。今のは冗談でー」
さっきの強引な態度とは違って、急にオロオロとし始めるその姿が可笑しい。私はフフッと笑った。
「なんだ。怒ってないのか。」
そう言ってユーリはニカッと笑った。
「でも、一人でもお前みたいなやつがいて良かったよ。親父に連れて来られたのに、つまんない奴ばっかりなんだ。流行りの服とか、芝居とかどうでもいいっつうの。
でも、お前は話が分かりそうだ。お前の好きなものは何だ?」
「え…?好きなもの…。」
「山とか自然とか好きか?花でもいいし。
あと、俺が好きな話題は武器とか、鍛え方とかだけど、流石に女だし、それは無理か。」
「鍛え方…。」
ちょうど鍛え方について、護衛騎士に先日相談したばかりだった。より短い時間で効率的に鍛えることが出来ないかと考えているところなのだ。
でも、そんなことを今日出会ったばかりの令息にするのもどうなんだろう…と考えていると、ユーリは急に私の二の腕を掴んだ。
「ちょっ…!」
初対面なのに、肌に触れるなんて…っ!!
仮にもライル様の婚約者なのに!
慌てて、その手を振り払うと、ユーリは私に尋ねた。
「もしかして、お前鍛えてる…?」
「す、少しだけ…」
そう言った瞬間、ユーリの黒い瞳がキラキラと輝き出した。
「どんな風にやってるんだ?」
「えっと…」
私はユーリに今トレーニングでやっている内容を話してみた。
「おぉ!すげぇじゃん!
女でそこまでちゃんとやってる奴、初めて見たぜ!」
「でも、他にもやらなくちゃいけないことが沢山あるの。もっと短時間で効率的に鍛える方法ってないかな?」
「よしっ!じゃあ、今から一緒に考えるかっ!」
そう言って、ユーリは地面にトレーニングメニューを書き出した。ユーリは私に無理のない範囲で、メニューを考えてくれた。今後も剣を振るうつもりならここの筋肉は鍛えておいたほうがいいとか、あんまり負荷を掛けるのも良くないとか、私が知らないことまでよく知っていた。
「ありがとう。
暫くこのトレーニングを続けてみるわ!」
「いいや、こっちこそ話してて楽しかったぜ!
お前みたいな令嬢もいるんだなー!」
筋トレしてる令嬢なんて聞いたこともないから、きっと私だけだろう。
「なぁ、お前はいくつなんだ?」
「十三歳だけど?」
「同い年だ!十五になったら学園にも行くのか?」
「え?うん、そのつもりだけど…。」
ユーリは何かを考えるように腕を組む。
「そうか……。アンナが行くなら、俺も行こうかな。」
「へ?」
「辺境伯の息子だし、無理に行かなくてもいいって親父から言われてたんだけど…アンナがいるなら楽しそうだし!」
ユーリはそう言って、ニカッと笑った。
「そ、そう……。」
「まぁ、まだ随分先の話だし、気が変わるかもしれないけどなー。」
「へぇ。」
「さっきからそんなどうでもいいみたいな反応やめろよな。悲しくなるだろ。」
「いや、だって、貴方のことよく知らないし。」
私がそう告げると、ユーリはムッとした表情になる。
「こういうのはフィーリングだろ。俺とアンナは絶対に相性がいい。俺には分かる。
というか、アンナ、俺の妻になれよ。ツツジの蜜を吸えるような令嬢ならこっちに来ても大丈夫だ。学園を卒業したら結婚しよう。」
「はぁ?!」
何なのこの人?!意味がわからない……!
「なんだ、駄目なのか?」
「駄目も何も……一応、私、ライル様の婚約者だし。」
「は?……ライルって第二王子の?」
「うん。」
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