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第2話 死体置き場の俺
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その部屋には、ロッカーみたいな質素な家具以外にはなにもなかった。ロッカーと言っても、更衣室にあるような縦長のものではなくて、駅などによくあるような、手荷物をあずけるタイプのかたちだった。
「開けてみい。」
「はあ。」
俺は放心状態でロッカーに近づいた。あんなものを見せられたら、誰だってこうなると俺は思う。謎の白衣の男(自称:神さま)に言われるがまま、俺は適当に手近なロッカーの扉をあけた。
ガッコン!
「うわわわわっ!?」
開けたとたんに、長い簡易ベッドみたいなものがとびだしてきて、俺はのけぞりながらあとずさった。ベッドの上にはなにかがあり、白い布でおおわれていた。
「気の小さいやっちゃな。はよ見てみいて。」
「はい。これってまさか?」
俺はこわごわと白布の端をつまんであげて、中をのぞきこんだ。そしてまたさっきと同じ動作をくりかえした。
「うわわわわっ! し、死体だ!」
「死体ちゃうわい! 失礼なやっちゃな。これはな、ワシの力作、いや、名作や。よう見てみい。」
自慢げなオヤジにうながされ、俺は布をとりさり、しぶしぶそこに横たわっている死体、いや人体を見た。それはたしかに、死んでいるというよりも静かに眠っているかのような様子だった。若くて肌つやはよいが、特になんの特徴もない、会ってもあまり印象に残らないような青年だった。
その青年は衣服をなんにも身につけていないから、俺はなんだか気恥ずかしくなり、すぐに布をかけなおした。
「ここは死体置き場なのですか?」
「だから、ちがうと言っているだろう。」
自称神さまはすこしイラついた口調で、ロッカーの違う扉を乱暴に開けて、またでてきた寝台の白い布をとりさった。
「うわわわわっ!?」
反射的に俺はそれに見入ってしまい、次に
は慌てて目をそらした。なぜなら、そこに横たわっていたのは先ほどの青年と同様に生まれたままの姿で、しかもあきらかに若い女性の体だったからだ。
「なにをいちいち恥ずかしがっておるんだ? さっさとよく見て選ばんか。どれもワシの自信作だからな。」
「選ぶって、なにをですか?」
「あんたの使う体に決まっておるだろうが。あんたはワシの話を聞いとらんのか?」
神さまは大げさに驚いた顔つきになり、俺はまた怒りがふつふつと腹の底からわいてきた。
「あんなものを見せられて、平気でいられるわけがないでしょう?」
「まあ、たしかにあんたの気持ちはわからんでもないがな。だがなあ、ここに来られたあんたはラッキーなんだぞ。怒るよりもわしに深く感謝せんかい。」
俺が言う「あんなもの」とは、俺が神さまに見せられた、あの動画のことだった。
倒れたいす、床にちらばった飲食物、俺たち家族をとりまく群衆、明滅する救急車の赤色灯。なぜか音はないが、いくつもの動画が俺のまわりをぐるぐるとまわりながら再生されていった。自称神さまに促されるままに、俺は動画を見つづけた。
フードコートの床に倒れているのは俺で、その俺にすがりついて俺を揺さぶっているのは俺の奥さん、ぼうぜんとした様子でそばに立っているのは俺のこどもたち、長男と長女だった。なにかを叫んでいるフードコートのスタッフ、担架で運ばれる俺、病院の建物。動画は断片的で見にくかったが、結局すべてはある事実を物語っていた。
そう、俺は死んでいた。確実に。首をふる医者、泣きくずれる妻子、お葬式、お坊さんの読経。他人事みたいだが、棺桶に花といっしょに入っているのはたしかに俺だった。死因は「コロッケをのどにつめての窒息死」。
なんともなさけなさすぎるが、涙もでないし笑う気も起きなかった。
どうやら俺が思っている以上に神さまの力は偉大で、あらゆる時と場所の映像を自在に操って見せてくれることができるらしかった。俺はこの白衣の男が本当に神さまだと信じるほかなかった。
それに、はげしく落ちこむ俺に、神さまはたしかこう言ったのだ。
「また生きて家族にあいたくはないか?」
と。
「死んだのに、ラッキーなわけがないでしょう!」
「まあそう言うな。『あまりにも情けない死に方をした者』だけがワシに選ばれて、代わりのあたらしい体で生き直すことができるのじゃから、これをラッキーと言わずしてなんというのじゃ?」
「あたらしい体?」
まさか?
神さまが俺に選べっていうのは?
俺は、静かに横たわり眠る女性の胸の対のもりあがった部分をなるべく見ないように気をつけながら布をかぶせ直した。そしてまた違う扉を試しにあけてみた。
まあ出るわ出るわ、筋骨隆々の大男、小柄な少年、俺よりもはるかに歳上そうな老人と、様々なタイプの人々が次々とロッカーから出てきて、それらは髪の色や人種もバラバラだった。
「この人は、人じゃない!?」
俺が驚いたことには、ロッカーの中には、耳が長くて異様にとがっている者や、毛皮の体に狼の頭がある者までがいた。神さまはおおいに得意げだった。
「ああ、それはエルフ、そっちは人狼族だ。ほかにも、ドワーフもハーフリングも、ミノタウロスだってあるぞ。さあさあ、はよう好きなのを選ばんかい。」
「ち、ちょっと待ってください! いったいなぜ、架空の生き物まであるのですか?」
「架空じゃないだろ。そこにあるし。」
俺は、まともな会話がなかなか成立しない神さまという厄介な相手に心底うんざりした。
「エルフとか、選べるわけないじゃないですか。そんな姿で戻ったら大騒ぎになりますよ。」
俺の抗議に、神さまは口の端をすこしあげただけだった。
「誰があんたを元の世界で生き返らせると言ったかの?」
「え?」
「あんたには、ワシが作った世界で生きかえってもらうぞい。」
神さまが作った世界だって?
それってつまりよくあるいわゆる「異世界」ってやつか?
あまりにも突拍子な話ばかりで、俺の思考は今の状況にまったく追いつかなかった。
ただ、この時の俺には、これから俺は死ぬほどこわい目にあうのではないだろうかという予感しかなかったし、実際ほぼそのとおり
に、いや、それ以上になるのだった。
俺はもう死んでいるが…。
「開けてみい。」
「はあ。」
俺は放心状態でロッカーに近づいた。あんなものを見せられたら、誰だってこうなると俺は思う。謎の白衣の男(自称:神さま)に言われるがまま、俺は適当に手近なロッカーの扉をあけた。
ガッコン!
「うわわわわっ!?」
開けたとたんに、長い簡易ベッドみたいなものがとびだしてきて、俺はのけぞりながらあとずさった。ベッドの上にはなにかがあり、白い布でおおわれていた。
「気の小さいやっちゃな。はよ見てみいて。」
「はい。これってまさか?」
俺はこわごわと白布の端をつまんであげて、中をのぞきこんだ。そしてまたさっきと同じ動作をくりかえした。
「うわわわわっ! し、死体だ!」
「死体ちゃうわい! 失礼なやっちゃな。これはな、ワシの力作、いや、名作や。よう見てみい。」
自慢げなオヤジにうながされ、俺は布をとりさり、しぶしぶそこに横たわっている死体、いや人体を見た。それはたしかに、死んでいるというよりも静かに眠っているかのような様子だった。若くて肌つやはよいが、特になんの特徴もない、会ってもあまり印象に残らないような青年だった。
その青年は衣服をなんにも身につけていないから、俺はなんだか気恥ずかしくなり、すぐに布をかけなおした。
「ここは死体置き場なのですか?」
「だから、ちがうと言っているだろう。」
自称神さまはすこしイラついた口調で、ロッカーの違う扉を乱暴に開けて、またでてきた寝台の白い布をとりさった。
「うわわわわっ!?」
反射的に俺はそれに見入ってしまい、次に
は慌てて目をそらした。なぜなら、そこに横たわっていたのは先ほどの青年と同様に生まれたままの姿で、しかもあきらかに若い女性の体だったからだ。
「なにをいちいち恥ずかしがっておるんだ? さっさとよく見て選ばんか。どれもワシの自信作だからな。」
「選ぶって、なにをですか?」
「あんたの使う体に決まっておるだろうが。あんたはワシの話を聞いとらんのか?」
神さまは大げさに驚いた顔つきになり、俺はまた怒りがふつふつと腹の底からわいてきた。
「あんなものを見せられて、平気でいられるわけがないでしょう?」
「まあ、たしかにあんたの気持ちはわからんでもないがな。だがなあ、ここに来られたあんたはラッキーなんだぞ。怒るよりもわしに深く感謝せんかい。」
俺が言う「あんなもの」とは、俺が神さまに見せられた、あの動画のことだった。
倒れたいす、床にちらばった飲食物、俺たち家族をとりまく群衆、明滅する救急車の赤色灯。なぜか音はないが、いくつもの動画が俺のまわりをぐるぐるとまわりながら再生されていった。自称神さまに促されるままに、俺は動画を見つづけた。
フードコートの床に倒れているのは俺で、その俺にすがりついて俺を揺さぶっているのは俺の奥さん、ぼうぜんとした様子でそばに立っているのは俺のこどもたち、長男と長女だった。なにかを叫んでいるフードコートのスタッフ、担架で運ばれる俺、病院の建物。動画は断片的で見にくかったが、結局すべてはある事実を物語っていた。
そう、俺は死んでいた。確実に。首をふる医者、泣きくずれる妻子、お葬式、お坊さんの読経。他人事みたいだが、棺桶に花といっしょに入っているのはたしかに俺だった。死因は「コロッケをのどにつめての窒息死」。
なんともなさけなさすぎるが、涙もでないし笑う気も起きなかった。
どうやら俺が思っている以上に神さまの力は偉大で、あらゆる時と場所の映像を自在に操って見せてくれることができるらしかった。俺はこの白衣の男が本当に神さまだと信じるほかなかった。
それに、はげしく落ちこむ俺に、神さまはたしかこう言ったのだ。
「また生きて家族にあいたくはないか?」
と。
「死んだのに、ラッキーなわけがないでしょう!」
「まあそう言うな。『あまりにも情けない死に方をした者』だけがワシに選ばれて、代わりのあたらしい体で生き直すことができるのじゃから、これをラッキーと言わずしてなんというのじゃ?」
「あたらしい体?」
まさか?
神さまが俺に選べっていうのは?
俺は、静かに横たわり眠る女性の胸の対のもりあがった部分をなるべく見ないように気をつけながら布をかぶせ直した。そしてまた違う扉を試しにあけてみた。
まあ出るわ出るわ、筋骨隆々の大男、小柄な少年、俺よりもはるかに歳上そうな老人と、様々なタイプの人々が次々とロッカーから出てきて、それらは髪の色や人種もバラバラだった。
「この人は、人じゃない!?」
俺が驚いたことには、ロッカーの中には、耳が長くて異様にとがっている者や、毛皮の体に狼の頭がある者までがいた。神さまはおおいに得意げだった。
「ああ、それはエルフ、そっちは人狼族だ。ほかにも、ドワーフもハーフリングも、ミノタウロスだってあるぞ。さあさあ、はよう好きなのを選ばんかい。」
「ち、ちょっと待ってください! いったいなぜ、架空の生き物まであるのですか?」
「架空じゃないだろ。そこにあるし。」
俺は、まともな会話がなかなか成立しない神さまという厄介な相手に心底うんざりした。
「エルフとか、選べるわけないじゃないですか。そんな姿で戻ったら大騒ぎになりますよ。」
俺の抗議に、神さまは口の端をすこしあげただけだった。
「誰があんたを元の世界で生き返らせると言ったかの?」
「え?」
「あんたには、ワシが作った世界で生きかえってもらうぞい。」
神さまが作った世界だって?
それってつまりよくあるいわゆる「異世界」ってやつか?
あまりにも突拍子な話ばかりで、俺の思考は今の状況にまったく追いつかなかった。
ただ、この時の俺には、これから俺は死ぬほどこわい目にあうのではないだろうかという予感しかなかったし、実際ほぼそのとおり
に、いや、それ以上になるのだった。
俺はもう死んでいるが…。
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