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第5話 得体がしれない力の俺
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「いったいなんなのですか、あなたは!」
ゴミ捨て場のかげに身をかくしていた俺は、隣にいる例の青年にくってかかったが、相手は革の手袋を脱ぎ、右手をさしだしてきた。
「そういえば、申し遅れたな。私はジンだ。」
ジンとなのった青年の手を俺は思わず握りかえしてしまった。そのあまりのやわらかさと細さに俺は戸惑い、すぐにパッと放した。
「ちがいます! そういうことじゃなくて。だから、さっきのはなんだったのですか、と聞いているのです!」
俺はあの酒場にいた連中に見つからないかとヒヤヒヤしながらあたりの様子をうかがったが、幸いにもあたりに人の気配はなかった。
「お互いに無傷だから良いだろう。」
ジンは俺の問いにまともに答えずに平然とたちあがり、手袋を手にはめ直した。ごく普通の動作がいちいちさまになるジンなのだが、それがなんだかまぶしいような腹がたつやらの俺だった。しかもジンは、見た目の華奢さからは全く予想できなかったが、すさまじい強さだった。
なにが強いって、もちろんケンカの話だ。
「なぜあなたはそんなに強いのですか?」
「それはお互い様だろう。」
ジンは俺の質問に皮肉な笑みを浮かべると、軽やかに俺のすこし前に出て歩みをすすめた。ジンの身のこなしは常にすばやくてとらえどころがなくて、例えるならまるで猫のようだった。
「まさか、あなたは僕をためしたのですか?」
「まあな。あれくらい、切り抜けてもらわないと組む価値がないからな。」
酒場での続きを気が進まないが話しておくと、いきなり挑発された隣のテーブルの大男たちは(あたりまえだが)怒り狂い、俺をめざして一斉に襲いかかってきた。呆気にとられた俺は(これもあたりまえだが)全く反応できなくて、椅子から立ちあがることすらできなかった。
自慢じゃないが、俺はケンカなんかしたことがないし、口論さえ苦手な平和主義者だからだ。
ひげもじゃの大男がテーブルに飛び乗ってきて、せっかくの料理や飲み物が床に落ちて食器が割れて派手な音を立てた。
俺に向かってのばされた丸太みたいに太くて毛だらけな男の腕を、俺は目をつむって本能的に手で払いのけた。
「異世界でいきなり俺は殺されるのか?」
俺はまた死んでしまう恐怖にすくみ、目を閉じたままだった。でも、しばらくしてもなにも起こらない様子だったので恐る恐る目を開けてみた。すると、店内はシーンと静まりかえっていて、店内の俺と反対側の壁から脚が生えていた。
それは、俺に襲いかかってきた大男の脚だった。
「この野郎!」
「よくもやりやがったな!」
大きさも見かけも熊みたいな男たちが両脇から俺につかみかかろうとしてきて、またもや俺は反射的に、両腕を精いっぱい両側に水平に突き出した。ふたりの大男は瞬時にふっとび、それぞれが壁に激突してまた脚がはえた。
俺は自分で自分のしでかしたことに驚きすぎて、座ったまま己の手のひらを見つめた。
「いったいなんなんだ、この馬鹿力は?」
まったく説明してくれなかった神さまへの怒りがわいたが、ひょっとして人を殺してしまったのではないかという恐怖に俺はとらわれて、逃げ出そうかと出口に目をやった。
酒場のドアが勢いよく開いたのがそのタイミングだった。
「誰だコラぁ! ワイら一家に手を出しやがるボケカスは!」
先ほど俺がぶっ飛ばした大男のクローンみたいな一団が店に押しいってきたので、俺はテーブルの下にささっと身をかくした。強面たちがこわかったのに加えて、とにかくもうこれ以上、俺は誰かを殺しかけたくはなかったからだ。
ジンは例によって冷笑をうかべていて、ただ立っているだけで大男たちの一団の心情をさかなでしてしまったようだった。
「ふふ。たったひとりの子ども相手に、くさい奴らがたくさん来たものだな。」
「てめえかコラ! やっちまえ!」
手に手に棍棒やら斧やらを持った強面たちが一気にジンに襲いかかった。そして、その結果を念のため言っておくと、ジンはかすり傷ひとつ負わなかった。
そのあと、次々と店にやってくるヤクザ者たちから逃れて俺たちはいったん身を隠したが、ジンがこんな下品な連中がはびこっている田舎町はさっさと出てもっと大きな街をめざそう、と主張したので、俺はそれに強く同意した。
そして石畳で舗装された街道に出てから、俺はこの全く信用ならない旅人ジンから離れようとしたのだが。
「では、さようなら。ジンさん。お元気で。」
「ああ、さようなら。名もなき怪力の少年よ。」
ジンは街道脇にあった大きな岩の天辺に腰かけて、またあの冷笑をうかべながら俺を見おろしていた。いともあっさりと俺に別れを告げたジンだったが、そんな表情の時のジンはろくなことを考えていないと俺はわかり始めていたはずなのに、なぜかこちらからジンをみあげて話しかけてしまった。
「なにか僕に言いたいことがあるのですか?」
「いや、別に。ただ、旅の装備もない、路銀もない、怪力だけがとりえの貴様がこれからどうするのかな、と思っただけだ。」
かなり痛いところを突かれた俺だったが、まったく正体のしれないジンについていくのは、俺の本能がやめておけと叫んでいた。
ただ、得体がしれないのはお互い様かもしれなかった。俺は自分の妙な力がおそろしくてたまらず、誰かを頼りたい衝動に駆られた。
「あなたには関係ありませんよ。」
「そうだな、貴様の言うとおりだ。もうすぐ日も暮れるし、ここがどこなのかさえもわからないような貴様がどうなろうと、たしかに私には関係はないな。」
俺はしまった、と今ごろ気がついた。とっくに俺は、ジンに自分の弱みをさらしてしまっていたのだ。俺はさんざん迷ったが、岩から飛び降りたジンの背中に声をかけた。
「僕はどうすればいいのですか?」
「自分で考えろ。」
ふりかえったジンはまた冷笑を浮かべていたが、その表情が今までとは雰囲気が違うような気がして、俺は身ぶるいがした。
なぜなら、ジンの浮かべている笑みが、俺を呑みこもうとするような、とてつもなく邪悪なものに見えたからだった。
ゴミ捨て場のかげに身をかくしていた俺は、隣にいる例の青年にくってかかったが、相手は革の手袋を脱ぎ、右手をさしだしてきた。
「そういえば、申し遅れたな。私はジンだ。」
ジンとなのった青年の手を俺は思わず握りかえしてしまった。そのあまりのやわらかさと細さに俺は戸惑い、すぐにパッと放した。
「ちがいます! そういうことじゃなくて。だから、さっきのはなんだったのですか、と聞いているのです!」
俺はあの酒場にいた連中に見つからないかとヒヤヒヤしながらあたりの様子をうかがったが、幸いにもあたりに人の気配はなかった。
「お互いに無傷だから良いだろう。」
ジンは俺の問いにまともに答えずに平然とたちあがり、手袋を手にはめ直した。ごく普通の動作がいちいちさまになるジンなのだが、それがなんだかまぶしいような腹がたつやらの俺だった。しかもジンは、見た目の華奢さからは全く予想できなかったが、すさまじい強さだった。
なにが強いって、もちろんケンカの話だ。
「なぜあなたはそんなに強いのですか?」
「それはお互い様だろう。」
ジンは俺の質問に皮肉な笑みを浮かべると、軽やかに俺のすこし前に出て歩みをすすめた。ジンの身のこなしは常にすばやくてとらえどころがなくて、例えるならまるで猫のようだった。
「まさか、あなたは僕をためしたのですか?」
「まあな。あれくらい、切り抜けてもらわないと組む価値がないからな。」
酒場での続きを気が進まないが話しておくと、いきなり挑発された隣のテーブルの大男たちは(あたりまえだが)怒り狂い、俺をめざして一斉に襲いかかってきた。呆気にとられた俺は(これもあたりまえだが)全く反応できなくて、椅子から立ちあがることすらできなかった。
自慢じゃないが、俺はケンカなんかしたことがないし、口論さえ苦手な平和主義者だからだ。
ひげもじゃの大男がテーブルに飛び乗ってきて、せっかくの料理や飲み物が床に落ちて食器が割れて派手な音を立てた。
俺に向かってのばされた丸太みたいに太くて毛だらけな男の腕を、俺は目をつむって本能的に手で払いのけた。
「異世界でいきなり俺は殺されるのか?」
俺はまた死んでしまう恐怖にすくみ、目を閉じたままだった。でも、しばらくしてもなにも起こらない様子だったので恐る恐る目を開けてみた。すると、店内はシーンと静まりかえっていて、店内の俺と反対側の壁から脚が生えていた。
それは、俺に襲いかかってきた大男の脚だった。
「この野郎!」
「よくもやりやがったな!」
大きさも見かけも熊みたいな男たちが両脇から俺につかみかかろうとしてきて、またもや俺は反射的に、両腕を精いっぱい両側に水平に突き出した。ふたりの大男は瞬時にふっとび、それぞれが壁に激突してまた脚がはえた。
俺は自分で自分のしでかしたことに驚きすぎて、座ったまま己の手のひらを見つめた。
「いったいなんなんだ、この馬鹿力は?」
まったく説明してくれなかった神さまへの怒りがわいたが、ひょっとして人を殺してしまったのではないかという恐怖に俺はとらわれて、逃げ出そうかと出口に目をやった。
酒場のドアが勢いよく開いたのがそのタイミングだった。
「誰だコラぁ! ワイら一家に手を出しやがるボケカスは!」
先ほど俺がぶっ飛ばした大男のクローンみたいな一団が店に押しいってきたので、俺はテーブルの下にささっと身をかくした。強面たちがこわかったのに加えて、とにかくもうこれ以上、俺は誰かを殺しかけたくはなかったからだ。
ジンは例によって冷笑をうかべていて、ただ立っているだけで大男たちの一団の心情をさかなでしてしまったようだった。
「ふふ。たったひとりの子ども相手に、くさい奴らがたくさん来たものだな。」
「てめえかコラ! やっちまえ!」
手に手に棍棒やら斧やらを持った強面たちが一気にジンに襲いかかった。そして、その結果を念のため言っておくと、ジンはかすり傷ひとつ負わなかった。
そのあと、次々と店にやってくるヤクザ者たちから逃れて俺たちはいったん身を隠したが、ジンがこんな下品な連中がはびこっている田舎町はさっさと出てもっと大きな街をめざそう、と主張したので、俺はそれに強く同意した。
そして石畳で舗装された街道に出てから、俺はこの全く信用ならない旅人ジンから離れようとしたのだが。
「では、さようなら。ジンさん。お元気で。」
「ああ、さようなら。名もなき怪力の少年よ。」
ジンは街道脇にあった大きな岩の天辺に腰かけて、またあの冷笑をうかべながら俺を見おろしていた。いともあっさりと俺に別れを告げたジンだったが、そんな表情の時のジンはろくなことを考えていないと俺はわかり始めていたはずなのに、なぜかこちらからジンをみあげて話しかけてしまった。
「なにか僕に言いたいことがあるのですか?」
「いや、別に。ただ、旅の装備もない、路銀もない、怪力だけがとりえの貴様がこれからどうするのかな、と思っただけだ。」
かなり痛いところを突かれた俺だったが、まったく正体のしれないジンについていくのは、俺の本能がやめておけと叫んでいた。
ただ、得体がしれないのはお互い様かもしれなかった。俺は自分の妙な力がおそろしくてたまらず、誰かを頼りたい衝動に駆られた。
「あなたには関係ありませんよ。」
「そうだな、貴様の言うとおりだ。もうすぐ日も暮れるし、ここがどこなのかさえもわからないような貴様がどうなろうと、たしかに私には関係はないな。」
俺はしまった、と今ごろ気がついた。とっくに俺は、ジンに自分の弱みをさらしてしまっていたのだ。俺はさんざん迷ったが、岩から飛び降りたジンの背中に声をかけた。
「僕はどうすればいいのですか?」
「自分で考えろ。」
ふりかえったジンはまた冷笑を浮かべていたが、その表情が今までとは雰囲気が違うような気がして、俺は身ぶるいがした。
なぜなら、ジンの浮かべている笑みが、俺を呑みこもうとするような、とてつもなく邪悪なものに見えたからだった。
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