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Ep.7-6《乙女達の復讐》

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「ぁぐっ……んぉ……ごぉ……っ!?」

体を踏まれるたびに嗚咽と嬌声の混じった声が漏れる。
逃げようとしても運動能力が抑制されている今、碌な抵抗もできない。
ただされるがままに、体の至るところを踏まれ続ける。

「可愛いですわよ、アーニャ様。汚い悲鳴を上げている時が、一番美しく見えますわ」
「確かにこんなはしたない姿公開されちゃったら、ひょっとしてファンが増えちゃうかもしれないっすねぇ~」

彼女たちは雑談を楽しみながらアーニャの体を踏みつける。
その扱いはまるで押せば鳴く玩具のよう。

「分かる分かる、私もこういう普段はクールキャラぶってる子が無様な姿にされちゃう光景、私大好きなんだよ、ねッ!」

そして3人の中で一際暴力的なショーコは、普段の恨み辛みを一方的に押し付けるかのようにアーニャの股間を踏みつけた。

「ンぃぐぅうッ!? きゅッ……かッ、ぁ……!」

ビクンと体が大きく震え、背筋を仰け反らせながら悶絶するアーニャ。
スカートの上からグリグリと股間を足で責め立てられると、内側からどんどんスカートが濡れていく。

「うわわ、なんかだんだん変な喘ぎ声になってきたっすねぇ」
「確かに、このままでは意識を失ってしまいそうですわね。オペ子さん、快楽値のボリュームを十分の一程度にまで下げてください」
『はーい』

ずっと快楽の海の底に沈められていた状態から急に引き上げられるかのごとく、アーニャの呪いによる快楽上昇の感覚が一瞬にして軽くなる。
オペ子が操作するボリューム一つで簡単に操作されるアーニャの体。
今のアーニャは全ての主導権を彼女たちに握られている状態だった。

「かはっ……あっ、がっ……」

受ける快楽の量を制限されたからといってすぐに再起できるわけでもなく、アーニャは仰向けの状態から立ち上がることもできずに乱れた呼吸を必死に整える。

「すごいね~、一瞬でこんなにびちょびちょになっちゃった」

ショーコは地面に倒れたまま動けずにいるアーニャの前に屈み込むと、濡れ切ったスカートを無造作に捲った。

「すっご……ねぇメルカ、ちゃんとここ撮ってあげなよ」
「わわわ、これは人に見せられないっすねぇ……ぐふふ……」

メルカはカメラを片手にアーニャのスカートの中を撮影し始める。

「や、めっ……撮るなぁ……っ」
「足閉じちゃだ~め」

アーニャは必死に足を閉じようとするが、ショーコに軽くあしらわれ、無理やり足を開かされる。

「それにしても、黒ずきんのアーニャって結構エッチな下着履いてるんだねぇ」
「こんなパンツをファンにチラチラ見せながら戦ってたなんて……エッチっすねぇ」

アーニャが顔を赤らめ必死に抵抗する中、ショーコとメルカはアーニャが身につけている細かい装飾の施された黒いレースの下着をまじまじと見つめていた。

「ちがっ、これは……」

それはリリアの指定で着ることを強要されていた下着。
彼女がいない間にこっそり元の下着に戻すこともできたが、対価として少なくない量のベータマイルを得ることはできたので、約束を無碍にすることもできなかった。

「な、なななッ!? その下着は……ッ!」

そんな中、その下着を見たエリィが異常な反応を示す。
甲高い驚愕の声を上げた直後、サッと顔色が青くなり、フラフラと体を揺らしてその場にペタンと倒れ込む。

「ど、どうしたんすかエリィさん!?」
「そ、その下着は……り、リリア様が贔屓にしているブランドの下着ではありませんか……ま、まさかもうそんなところまで……っ!」

エリィは自身の顔を両手で覆い、ギリギリと歯軋りの音を響かせる。

「は、はぁ……ッ!? え、それってもしかして……黒ずきんのアーニャとリリア様って、もうそこまでの関係ってこと?」
「な、ななな!? マジっすか!? そんな蜜月なッ!?」

三者三様、驚愕の表情を見せる彼女たち。

(い、いや……一体どんな想像をしてるの……?)

一方アーニャはなぜ彼女たちが下着一つでそこまで動揺しているのか、不思議でならなかった。
だがどうやらアーニャが想像している以上に、リリアから下着を貰ったという行為はファンからすれば衝撃的なことだったらしい。
特にエリィの顔はみるみるうちに赤くなり、怒りの形相に変わっていく。

「クソ、クソ……そんなの私だって貰ったことないのに……それを、こんな汚して……っ! こんなものッ、切り裂いてやるッ!」
「ひっ!?」

エリィは蛇腹剣を掴むと勢い任せにそれを振り上げ、アーニャの秘所に突き立てようとする。
だがその刃がアーニャの体に触れる寸前、エリィの手は止まった。

「くっ、できない……そんなことをしたらリリア様に嫌われてしまう……ううっ……」

怒り出したかと思うと急に泣き出し、情緒不安定なエリィの姿にアーニャはただただ困惑する。

「え、エリィさん! 落ち着いて下さいっす!」
「あ~あ、また変なスイッチ入っちゃったよ」

落ち込むエリィを慰める二人。
だがその直後、エリィは一人感情のない顔でスッと立ち上がった。

「いや、そうですわ……私ができなくても、アーニャさん……あなたが汚せばいいのですわ……」
「な、何を……言って――」

アーニャの言葉を切り裂くように、蛇腹剣の一閃が目の前を通り過ぎる。
その一閃は、アーニャの肌に触れることなく、黒衣のドレスだけを縦に真っ二つに切断する。
切断されたドレスがはらりとめくれ、黒いレースのブラとショーツが露出する。

「――っ!?」
「先ほども申し上げましたが、私の手でその下着を汚すことはできませんわ。だからアーニャ様、あなたがこの下着を汚すんですわ。このショーツと同じように、ブラもね」

エリィが何を言っているのか、何をしようとしているのか、アーニャにはまるで分からなかった。
だが理解するより先に、アーニャの体にチクリとした痛みが走る。

「……ッあ!? な、これは……ッ!」

エリィはその手に持った注射器の針をアーニャの露出した胸元に突き刺していた。

「あっ、ああ――ッ!?」

それは間違いなく、もう何度も目にした呪いの注射器。
ドクドクと、体の中に入ってはいけない何かが注入されていく感覚にアーニャは悶える。

「ふふっ、また呪いを追加されてしまいましたわね。この呪いの効果は……いや口で説明するより、体で実感した方が早そうですわね!」

そう言ってエリィは注射針を引き抜くと、間髪入れずにアーニャの胸を鷲掴みにした。

「ンぐぅううッ!?」

快楽を受ける量が制限されている今でも、胸を責められると体は鋭敏に感じてしまう。
だがそれとは別に、胸の奥から体験したことのない刺激がアーニャを襲う。

(何……この感覚……? こんなの、知らな……ああッ、何か……来る――ッ!?)

胸の奥から何かがあふれ出して来るかのような感覚。
直後、アーニャの背筋がビクンと跳ねる。

「いッ、ンッ……あッ!? くはぁああああッ!?」

――プシャ、プシャアアアッ!!

アーニャが身につけている黒いレースのブラ。
その先端がみるみるうちに濡れていく。
乳首の先からあふれる液体が、アーニャのブラを汚していく。

「う、嘘……! なんで、胸から……出てる……ッ!?」

少し遅れて、アーニャはそれが母乳だと気づく。

「あははっ、ミルクが出る体になってしまいましたわね! どうです、愛するものから貰った下着を、自分の体液で汚す気分は? これ以上ない恥辱でしょう?」
「な、何を言って……べ、別に全然愛してなんか……あッ、ひぐぅううッ!」

それは誤解だと言い返そうとするも、両胸を同時に絞るように揉まれ、アーニャはもう甘い声をあげることしかできなくなる。

「リリア様に下着を見繕ってもらった分際で……そんなこと、私だってされたことありませんのにッ!」

怒りの感情を露わにして、エリィは力任せにアーニャの胸を責め続ける。

「すごいすごい、おっぱいもおまんこもびちゃびちゃっすよ! こんなエッチな姿、人前には見せられないっすよぉ……」
「エリィばっかずる~い。私も楽しませてよ」

そう言って割り込んできたショーコが、アーニャの左胸を責め始める。
怒り任せに強く揉みしだくエリィの責めとは違い、ツンツンと先端を突かれたり、引っ張ったり。
ブラ自体がかなり薄手な素材のため、ブラ越しの責めでもアーニャの体は強く反応してしまう。

「うぁッ、あああッ!? こんな、いやぁあっ!!」

そして悶える自分の姿を、正面に立つメルカに撮影され続ける。
胸を揉まれ、母乳を吹き出す姿を撮影されながら、羞恥と快楽に耐え続けるアーニャ。

「ふふふ、そう……そうですわ……もっとはしたない姿を見せなさい……!」
「いやっ……ああっ、くぁああ……ッ!?」

上半身からは母乳が、下半身からは潮と愛液が絶え間なくあふれ続け、それがアーニャの下着を汚していく。
決して、良い思い入れのある下着ではない。
だが自分で買うことはないだろうその高級下着に対して、一切愛着がないわけではなかった。
だからリリアから貰ったその下着を自分自身で汚してしまうという行為に対し、嫌でも背徳感を感じてしまう。

(だめ……体から色んなものが、たくさんあふれてくる……これ以上……汚したく、ないのに……)

下着が汚れていくたびに、アーニャの自尊心も汚されていくかのようだった。
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