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第一章
第23話 死霊術士、かつての仲間を血祭りにあげる
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アサルドの敗北に周囲は騒然とし、外野を固める兵士の中には怯えたように俺を見る者もいる。
ジョーキットとフローリア、グラッドレイも目を丸くして何が起きたのか未だ理解していないようだ。
しかし俺には、この現象がどういったものなのか感覚的にわかってきた。
重たいはずの特大剣を軽々と持ち上げ、アサルドの激しい攻撃を見切ることができた、この感覚。
それはまさに、リリスが俺に憑依しているときの感覚と類似したものだったのだ。
どんな敵が、どんな状況が襲ってきても鮮やかに対処できるだろうと思える、ある種の万能感。
もちろん今はリリスはいない。
だから俺自身の身体に変化が起きたと考えるしかない。
一昨日リリスが俺に憑依してから、俺の身体は数えきれないほどのモンスターを倒しているのだ。
それが身体の持ち主である俺自身の経験にもなり、俺の身体が強化されたのだと考えれば辻褄が合う。
思えば俺の身体は――リリスに出会う前の身体は、もっと重かったような気がする。
だが今の俺はリリスが憑依していないのにも関わらず全身が軽く、力が溢れ、五感が研ぎ澄まされている。
リリスに憑依してもらっているときの万能感に慣れてしまったせいで、非憑依時の身体の変化に気がつかなかったようだ。
まだ信じられないが、こんな剣を持ち上げることができたうえにアサルドに勝ってしまった以上そう考えるしかない。
「クラウス、お前……どんな手品を使いやがった!?」
戸惑った様子のジョーキット。
「まさか、領主様……あのリリスとかいう女を連れてきてないわよね!?」
フローリアが壇上のグラッドレイに向かって言った。
やはりこいつら、リリスの名前まで調べていたのか。
まぁ、昨晩の宴はたくさんの冒険者たちが参加していたし、昨日のクエストのことは多くの者が知っていたはずだ。
だからギルドの冒険者たちに聞き込みをすれば俺と一緒にいるリリスのことはすぐにわかっただろうけど。
「こいつと一緒にいた赤い髪の女だろう? もちろんだ。連れてきたのはこの男だけだぞ」
「じゃあ、どうしてこいつがこんなに強くなってんだよ!? こいつはC級の、荷物持ちしかできないカスなんだぞ!!?」
散々見下してデスマウンテンに捨てたはずのカスの俺がアサルドを撃破したことが受け入れられないのか、ジョーキットは声を荒げてグラッドレイへ向き直った。
「ジョーキット君、君は主人に向かってそのような口を利くのかね?」
「ぐっ……」
そうだ。そういえばこいつら、領主の手下になったんだったな。
「エレナの企てた計画の協力者について調べていた私に近づいてきて言ったではないか。助力するから騎士として取り立ててくれと。いずれは男爵位も与えてくれなどと厚かましいことも言っていたな?」
ジョーキットの奴、そんな話をグラッドレイに持ちかけていたのか。
「まぁ、私としても君たちのような腕の立つ私兵が欲しかったところだ。優れた私兵が居れば色々と融通が利くからな。だから君たちを受け入れたのだぞ? んん?」
「ジョー、侯爵にちゃんと謝って! あたしたち貴族になるんでしょ!?」
小声でジョーキットを諭すフローリア。
「……申し訳ありません。出過ぎた発言でした」
おお、誰かに頭を下げるジョーキットなんて初めて見たよ。
しかしあいつ、まさか男爵位を得ようとしていたとは……。勇者であるあいつに希望を託して送り出した王都の人たちが見たらどう思うやら。
魔王討伐なんて面倒事を放り投げて貴族として生きていこうとしたのだろうな。
気持ちはわからないでもないが……。
「騎士であれば、言葉ではなく行動で……剣で忠誠を示してもらいたいものだ。では第二試合、魔術師フローリア対荷物持ちクラウス!」
どうやらグラッドレイはこのまま第二試合を始めるつもりのようだ。
しかしグラッドレイのアナウンスを聞いて、フローリアの顔色が変わった。
「りょ、領主様!? あたし一人でやるのですか?」
「当然だろう。これは我が由緒正しきユリルドローム家が執り行う神聖な剣術大会なのだぞ。一人に対して多数が襲いかかるなど言語道断であろう」
もちろんこれは詭弁だ。
グラッドレイは俺の嘘とやらを暴いてエレナを処刑する正当な理由を作りたいだけなのだ。
ここには兵士たちの目があるからな。いくら領主といえど、おおっぴらに横暴な真似はできないのだろう。
「し、しかし、アサルドがあいつに負けてしまった以上、フローリア一人では……」
震えるフローリアの肩を抱いて、ジョーキットがグラッドレイに反論する。
前から怪しいとは思っていたが、あの二人、やはりデキていたのか……なんて下衆なことを考えている俺。
「何度も言わせるな。ここの長は私だぞ。私に従えないのなら男爵位はおろか、騎士の位も剥奪するが――」
「や、やりますっ!」
食い気味にフローリアが叫んだ。
「フローリア!? 何を!?」
「その意気だ、フローリア君。大体、アサルド君が負けたのは何かの間違いだろう。君たちはS級とA級の冒険者。本来C級のクラウス君に負けるはずはないのであろう?」
何かの間違いで俺がアサルドに勝つことなんてありえないのだが、自分で剣を振ったこともない領主サマにはわからないのだろうな。
「ジョー、心配しないで。領主が言ったとおり、あたしたちがクラウスなんかに負けるはずないのよ」
「し、しかし……さっきのクラウスの強さは……」
小声で話し合う二人。
「アサルドは剣士だから負けたのよ。あたしは魔術師よ? いくらクラウスがちょっと強くなったからって、あいつに魔法は使えないはずよ。つまり近づかないで攻撃できる魔術師のあたしに分があるわ」
まるで弟を諭す姉のような口調でフローリアは言った。
「フローリア……男爵位なんていらない。万が一君が死んだら俺は……」
「大丈夫よ。魔王討伐なんてやめちゃって、貴族になってずっと一緒に平和に暮らすんでしょ? あたし、ジョーとの幸せの為なら頑張れるの」
そう言って頬を染めるフローリア。
おーおー、見せつけてくれるな。
血生臭い道場の中に咲く一輪のラブロマンスフラワーってか。
何だか良いことを言っているようだが、仲間だったアサルドが血まみれでぶっ倒れている隣でするやりとりではないような気がする。
というか、アサルドは死んでしまったのだろうか?
そこまで深く斬ったつもりはなかったんだが――。
「なんだあいつら。こんなとこでイチャつきやがって……」
「うぜぇ……」
周りの兵士たちもあの二人のやりとりに言い知れぬ不快感をおぼえたのか、小声で言い合っている。
「わかった。フローリア……死ぬなよ」
「ええ。ジョーは大船に乗ったつもりで見てて」
ジョーキットは外野に引っ込み、兵士たちがアサルドの身体を片づけると、フローリアは杖を懐から取り出して俺と相まみえた。
「それでは改めて――第二試合、エリート女魔術師フローリア対荷物持ちクラウス、始めッ!!!!」
ジョーキットとフローリア、グラッドレイも目を丸くして何が起きたのか未だ理解していないようだ。
しかし俺には、この現象がどういったものなのか感覚的にわかってきた。
重たいはずの特大剣を軽々と持ち上げ、アサルドの激しい攻撃を見切ることができた、この感覚。
それはまさに、リリスが俺に憑依しているときの感覚と類似したものだったのだ。
どんな敵が、どんな状況が襲ってきても鮮やかに対処できるだろうと思える、ある種の万能感。
もちろん今はリリスはいない。
だから俺自身の身体に変化が起きたと考えるしかない。
一昨日リリスが俺に憑依してから、俺の身体は数えきれないほどのモンスターを倒しているのだ。
それが身体の持ち主である俺自身の経験にもなり、俺の身体が強化されたのだと考えれば辻褄が合う。
思えば俺の身体は――リリスに出会う前の身体は、もっと重かったような気がする。
だが今の俺はリリスが憑依していないのにも関わらず全身が軽く、力が溢れ、五感が研ぎ澄まされている。
リリスに憑依してもらっているときの万能感に慣れてしまったせいで、非憑依時の身体の変化に気がつかなかったようだ。
まだ信じられないが、こんな剣を持ち上げることができたうえにアサルドに勝ってしまった以上そう考えるしかない。
「クラウス、お前……どんな手品を使いやがった!?」
戸惑った様子のジョーキット。
「まさか、領主様……あのリリスとかいう女を連れてきてないわよね!?」
フローリアが壇上のグラッドレイに向かって言った。
やはりこいつら、リリスの名前まで調べていたのか。
まぁ、昨晩の宴はたくさんの冒険者たちが参加していたし、昨日のクエストのことは多くの者が知っていたはずだ。
だからギルドの冒険者たちに聞き込みをすれば俺と一緒にいるリリスのことはすぐにわかっただろうけど。
「こいつと一緒にいた赤い髪の女だろう? もちろんだ。連れてきたのはこの男だけだぞ」
「じゃあ、どうしてこいつがこんなに強くなってんだよ!? こいつはC級の、荷物持ちしかできないカスなんだぞ!!?」
散々見下してデスマウンテンに捨てたはずのカスの俺がアサルドを撃破したことが受け入れられないのか、ジョーキットは声を荒げてグラッドレイへ向き直った。
「ジョーキット君、君は主人に向かってそのような口を利くのかね?」
「ぐっ……」
そうだ。そういえばこいつら、領主の手下になったんだったな。
「エレナの企てた計画の協力者について調べていた私に近づいてきて言ったではないか。助力するから騎士として取り立ててくれと。いずれは男爵位も与えてくれなどと厚かましいことも言っていたな?」
ジョーキットの奴、そんな話をグラッドレイに持ちかけていたのか。
「まぁ、私としても君たちのような腕の立つ私兵が欲しかったところだ。優れた私兵が居れば色々と融通が利くからな。だから君たちを受け入れたのだぞ? んん?」
「ジョー、侯爵にちゃんと謝って! あたしたち貴族になるんでしょ!?」
小声でジョーキットを諭すフローリア。
「……申し訳ありません。出過ぎた発言でした」
おお、誰かに頭を下げるジョーキットなんて初めて見たよ。
しかしあいつ、まさか男爵位を得ようとしていたとは……。勇者であるあいつに希望を託して送り出した王都の人たちが見たらどう思うやら。
魔王討伐なんて面倒事を放り投げて貴族として生きていこうとしたのだろうな。
気持ちはわからないでもないが……。
「騎士であれば、言葉ではなく行動で……剣で忠誠を示してもらいたいものだ。では第二試合、魔術師フローリア対荷物持ちクラウス!」
どうやらグラッドレイはこのまま第二試合を始めるつもりのようだ。
しかしグラッドレイのアナウンスを聞いて、フローリアの顔色が変わった。
「りょ、領主様!? あたし一人でやるのですか?」
「当然だろう。これは我が由緒正しきユリルドローム家が執り行う神聖な剣術大会なのだぞ。一人に対して多数が襲いかかるなど言語道断であろう」
もちろんこれは詭弁だ。
グラッドレイは俺の嘘とやらを暴いてエレナを処刑する正当な理由を作りたいだけなのだ。
ここには兵士たちの目があるからな。いくら領主といえど、おおっぴらに横暴な真似はできないのだろう。
「し、しかし、アサルドがあいつに負けてしまった以上、フローリア一人では……」
震えるフローリアの肩を抱いて、ジョーキットがグラッドレイに反論する。
前から怪しいとは思っていたが、あの二人、やはりデキていたのか……なんて下衆なことを考えている俺。
「何度も言わせるな。ここの長は私だぞ。私に従えないのなら男爵位はおろか、騎士の位も剥奪するが――」
「や、やりますっ!」
食い気味にフローリアが叫んだ。
「フローリア!? 何を!?」
「その意気だ、フローリア君。大体、アサルド君が負けたのは何かの間違いだろう。君たちはS級とA級の冒険者。本来C級のクラウス君に負けるはずはないのであろう?」
何かの間違いで俺がアサルドに勝つことなんてありえないのだが、自分で剣を振ったこともない領主サマにはわからないのだろうな。
「ジョー、心配しないで。領主が言ったとおり、あたしたちがクラウスなんかに負けるはずないのよ」
「し、しかし……さっきのクラウスの強さは……」
小声で話し合う二人。
「アサルドは剣士だから負けたのよ。あたしは魔術師よ? いくらクラウスがちょっと強くなったからって、あいつに魔法は使えないはずよ。つまり近づかないで攻撃できる魔術師のあたしに分があるわ」
まるで弟を諭す姉のような口調でフローリアは言った。
「フローリア……男爵位なんていらない。万が一君が死んだら俺は……」
「大丈夫よ。魔王討伐なんてやめちゃって、貴族になってずっと一緒に平和に暮らすんでしょ? あたし、ジョーとの幸せの為なら頑張れるの」
そう言って頬を染めるフローリア。
おーおー、見せつけてくれるな。
血生臭い道場の中に咲く一輪のラブロマンスフラワーってか。
何だか良いことを言っているようだが、仲間だったアサルドが血まみれでぶっ倒れている隣でするやりとりではないような気がする。
というか、アサルドは死んでしまったのだろうか?
そこまで深く斬ったつもりはなかったんだが――。
「なんだあいつら。こんなとこでイチャつきやがって……」
「うぜぇ……」
周りの兵士たちもあの二人のやりとりに言い知れぬ不快感をおぼえたのか、小声で言い合っている。
「わかった。フローリア……死ぬなよ」
「ええ。ジョーは大船に乗ったつもりで見てて」
ジョーキットは外野に引っ込み、兵士たちがアサルドの身体を片づけると、フローリアは杖を懐から取り出して俺と相まみえた。
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