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第二章
第44話 死霊術士、美人薬師をおんぶする
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仮面を被り、黒装束で全身を覆って俺たちを襲った人物。
それは、まさに俺たちが――そしてギルドが捜し求めていた人物――ナディア・フォルナンドだった。
俺は彼女に跨がっていた身体を起こして、ナディアさんの傍らに屈んだ。ナディアさんを挟むように、ゼフィも向かい側に膝をついた。
「ナディアさん……」
俺が名を呟くと、ナディアさんは逸らしていた目をこちらに向け、ばつが悪そうに微笑んだ。
「はは……よう、クラウス。一昨日ぶりだな」
相変わらず男勝りな口調で、ナディアさんが言う。
「正直、わからないことが多すぎて……何から話せば良いのか」
困惑して、俺は首を横に振った。
ゼフィも同じ気持ちなのか、物言いたげな瞳をナディアさんに向けて沈黙している。
「まさかこの私が捕まっちまうなんてな。こんなに痛いのは久しぶりだよ、全く……。クラウス、お前一体何者なんだ? さっきの骸骨どもは?」
ナディアさんの問いかけと同時に、ゼフィの視線もこちらに向いた。ゼフィも気になっているのだろう。
「それは……まだ言えません」
「私が敵かもしれないからか?」
「そうです。俺は今回のことについて半信半疑です。このまま訳もわからないままあなたをギルドに差し出そうなんてつもりは毛頭ありませんが、あなたを信じることができないのも正直なところです」
「ははは……はっきり言いやがる」
「ナディアさん。あたしもあなたがギルドに追われるような人だとは思いたくありません。エレナとも親しくしてくれていましたし……」
膝の上に置いた手をぎゅっと握りしめるゼフィ。
「悪いが、私もまだ縛り首になるわけにはいかねぇんだ」
夜空を見据え、決意めいた表情でナディアさんは言った。
「では、訳を話してくれますね?」
俺の問いに、ナディアさんはゆっくり頷いた。
「あぁ。こうなっちまったら仕方が無い」
「でも、ここは目立つわ。どこか良い場所は――」
「場所ならあるよ。案内する」
どうするか。
もし彼女の指定する場所に行って、仲間が待ち伏せていたりしたら……。
……いや、ここは彼女を信じよう。
「わかりました。ですが、まだ捕縛を解くわけにはいかないので……」
「ああ。悪ぃが私を運んでくれるか?」
「は、はい……」
どうしたものか迷ったが、俺がナディアさんをおぶって歩くことになった。
俺とゼフィは戸惑いつつも、ナディアさんの案内に従って霊園を後にした。
◇◇◇◇◇
霊園を出た俺たちはナディアさんの案内で目的地に到着した。
そこは俺の知る場所だった。
「ここって……」
「何だ、クラウス。来たことがあんのか?」
俺たちはユリルドローム邸の敷地内の端っこにある、離れの小屋の前に来ていた。
そう、ここはエレナがかつて母親と住んでいたあの小屋だ。
「はい。ちょっと前に色々ありまして……」
「そうか。じゃあ、中に入るぞ」
色々、という意味深な俺の返答に特に突っ込んでくるでもなく、ナディアさんは気をつけの形で縛られたままの腕で俺の腰のあたりをトントンと叩いた。折れていたはずの腕は既に治っているようだ。この分だと脚も問題ないだろうから、胴体を縛られている状態でも歩けると思うのだが……怖いので指摘するのはやめておこう。
ドアノブを捻り、警戒しつつ俺は中に入った。俺の後にゼフィも続く。
室内は、天井の小さなランプが一つ灯っているのみで薄暗い。
目を凝らして室内を見渡していると――
「えっ!?」
突然、驚いたような女性の声が部屋に響いた。
「うわぁっ!」
俺も思わず声を上げてしまう。
すると、声の主は恐る恐るといった様子で奥の台所から姿を現した。
「あなたは……く、クラウス様!? どうしてここに!?」
「その声は、エレナか!?」
声の主はエレナだった。まさかエレナがここに居るなんて……。
いや、ここは元々エレナの住んでいた小屋だ。エレナが居るのはむしろ当然……か?
「エレナ!? あんたこそどうしてこんなところにいるのよ!?」
「ゼフィまで……一体、何があったのです? ナディア様……」
エレナも、何が何だかわからないという様子だ。
「私から話すよ。クラウス、とりあえず、その辺に降ろしてくれねぇか?」
「あ、はい。ええっと……」
「そこのベッドが一つ空いていますわ」
俺はナディアさんを降ろすべく、二つ並んでいる内の手前側のベッドを背にして立った。
そのまましゃがんで、ナディアさんをベッドの縁に座らせる。
ん……?
ふと、エレナの台詞に引っかかりを覚えた。
今、ベッドが一つ空いてると言ったか?
もう一つのベッドを見ると、誰かが眠っているのが見えた。部屋が暗いのでここからだと顔がよく見えない。
「エレナ、オデットの容態はどうだ?」
ベッドに仰向けになって大きくため息をついてから、ナディアさんが言った。視線は隣のベッドへ向いている。
「それが、さっきまで外にお散歩に出かけていたらしくて……。あまり良くありませんわ」
「何だって? 外に?」
「ええ。わたくしもオデット様が出て行ったことに全然気がつかなくて……申し訳ありません」
「いや、エレナが謝ることじゃねぇよ……」
ため息まじりに言って、ナディアさんが首を振る。
ナディアさんとエレナの会話の内容から、もしかして――と思い隣のベッドへ目を凝らすと、ブラウン髪の女性が寝入っているのが見えた。
もう一つのベッドを使っているのはオデットだったのか。
状況がまったくわからず、俺とゼフィは思わず顔を見合わせた。
「ナディアさん。あたしたち、まったく話についていけないんですが……」
「ああ、すまんすまん。何が聞きたい?」
ナディアさんの問いに、俺は言葉を詰まらせた。わからないことが多すぎるから何から訊けば良いのかわからないのだ。
「あの、皆さん。そちらはオデット様が寝ていらっしゃいますし、こちらでお話しませんか?」
エレナが奥の部屋を手で示す。
「そうだな。そうしよう」
胴体が縛られたままであるにも関わらず、ナディアさんは器用に上体を起こしベッドから降りた。
俺たちは奥の部屋に移動し、テーブルを囲んで腰掛けた。
俺とナディアさんが手前側、奥の調理台側にゼフィとエレナという配置だ。
「ええと、疑問はたくさんあるんですが……」
そう言って、俺は目の前のテーブルに視線を落とす。ランプに照らされた天板の木目が描く混沌とした渦が、まるで俺の混乱した脳内のように見えた。
「あぁ、言ってくれ。私もギルドに捕まりたくはないからな」
「……では、単刀直入に訊きます。ナディアさん、あなたが魔族と通じているというのは本当なんですか?」
今更腹を探り合っても仕方がないからな。
俺は早速本題をぶつけた。
それは、まさに俺たちが――そしてギルドが捜し求めていた人物――ナディア・フォルナンドだった。
俺は彼女に跨がっていた身体を起こして、ナディアさんの傍らに屈んだ。ナディアさんを挟むように、ゼフィも向かい側に膝をついた。
「ナディアさん……」
俺が名を呟くと、ナディアさんは逸らしていた目をこちらに向け、ばつが悪そうに微笑んだ。
「はは……よう、クラウス。一昨日ぶりだな」
相変わらず男勝りな口調で、ナディアさんが言う。
「正直、わからないことが多すぎて……何から話せば良いのか」
困惑して、俺は首を横に振った。
ゼフィも同じ気持ちなのか、物言いたげな瞳をナディアさんに向けて沈黙している。
「まさかこの私が捕まっちまうなんてな。こんなに痛いのは久しぶりだよ、全く……。クラウス、お前一体何者なんだ? さっきの骸骨どもは?」
ナディアさんの問いかけと同時に、ゼフィの視線もこちらに向いた。ゼフィも気になっているのだろう。
「それは……まだ言えません」
「私が敵かもしれないからか?」
「そうです。俺は今回のことについて半信半疑です。このまま訳もわからないままあなたをギルドに差し出そうなんてつもりは毛頭ありませんが、あなたを信じることができないのも正直なところです」
「ははは……はっきり言いやがる」
「ナディアさん。あたしもあなたがギルドに追われるような人だとは思いたくありません。エレナとも親しくしてくれていましたし……」
膝の上に置いた手をぎゅっと握りしめるゼフィ。
「悪いが、私もまだ縛り首になるわけにはいかねぇんだ」
夜空を見据え、決意めいた表情でナディアさんは言った。
「では、訳を話してくれますね?」
俺の問いに、ナディアさんはゆっくり頷いた。
「あぁ。こうなっちまったら仕方が無い」
「でも、ここは目立つわ。どこか良い場所は――」
「場所ならあるよ。案内する」
どうするか。
もし彼女の指定する場所に行って、仲間が待ち伏せていたりしたら……。
……いや、ここは彼女を信じよう。
「わかりました。ですが、まだ捕縛を解くわけにはいかないので……」
「ああ。悪ぃが私を運んでくれるか?」
「は、はい……」
どうしたものか迷ったが、俺がナディアさんをおぶって歩くことになった。
俺とゼフィは戸惑いつつも、ナディアさんの案内に従って霊園を後にした。
◇◇◇◇◇
霊園を出た俺たちはナディアさんの案内で目的地に到着した。
そこは俺の知る場所だった。
「ここって……」
「何だ、クラウス。来たことがあんのか?」
俺たちはユリルドローム邸の敷地内の端っこにある、離れの小屋の前に来ていた。
そう、ここはエレナがかつて母親と住んでいたあの小屋だ。
「はい。ちょっと前に色々ありまして……」
「そうか。じゃあ、中に入るぞ」
色々、という意味深な俺の返答に特に突っ込んでくるでもなく、ナディアさんは気をつけの形で縛られたままの腕で俺の腰のあたりをトントンと叩いた。折れていたはずの腕は既に治っているようだ。この分だと脚も問題ないだろうから、胴体を縛られている状態でも歩けると思うのだが……怖いので指摘するのはやめておこう。
ドアノブを捻り、警戒しつつ俺は中に入った。俺の後にゼフィも続く。
室内は、天井の小さなランプが一つ灯っているのみで薄暗い。
目を凝らして室内を見渡していると――
「えっ!?」
突然、驚いたような女性の声が部屋に響いた。
「うわぁっ!」
俺も思わず声を上げてしまう。
すると、声の主は恐る恐るといった様子で奥の台所から姿を現した。
「あなたは……く、クラウス様!? どうしてここに!?」
「その声は、エレナか!?」
声の主はエレナだった。まさかエレナがここに居るなんて……。
いや、ここは元々エレナの住んでいた小屋だ。エレナが居るのはむしろ当然……か?
「エレナ!? あんたこそどうしてこんなところにいるのよ!?」
「ゼフィまで……一体、何があったのです? ナディア様……」
エレナも、何が何だかわからないという様子だ。
「私から話すよ。クラウス、とりあえず、その辺に降ろしてくれねぇか?」
「あ、はい。ええっと……」
「そこのベッドが一つ空いていますわ」
俺はナディアさんを降ろすべく、二つ並んでいる内の手前側のベッドを背にして立った。
そのまましゃがんで、ナディアさんをベッドの縁に座らせる。
ん……?
ふと、エレナの台詞に引っかかりを覚えた。
今、ベッドが一つ空いてると言ったか?
もう一つのベッドを見ると、誰かが眠っているのが見えた。部屋が暗いのでここからだと顔がよく見えない。
「エレナ、オデットの容態はどうだ?」
ベッドに仰向けになって大きくため息をついてから、ナディアさんが言った。視線は隣のベッドへ向いている。
「それが、さっきまで外にお散歩に出かけていたらしくて……。あまり良くありませんわ」
「何だって? 外に?」
「ええ。わたくしもオデット様が出て行ったことに全然気がつかなくて……申し訳ありません」
「いや、エレナが謝ることじゃねぇよ……」
ため息まじりに言って、ナディアさんが首を振る。
ナディアさんとエレナの会話の内容から、もしかして――と思い隣のベッドへ目を凝らすと、ブラウン髪の女性が寝入っているのが見えた。
もう一つのベッドを使っているのはオデットだったのか。
状況がまったくわからず、俺とゼフィは思わず顔を見合わせた。
「ナディアさん。あたしたち、まったく話についていけないんですが……」
「ああ、すまんすまん。何が聞きたい?」
ナディアさんの問いに、俺は言葉を詰まらせた。わからないことが多すぎるから何から訊けば良いのかわからないのだ。
「あの、皆さん。そちらはオデット様が寝ていらっしゃいますし、こちらでお話しませんか?」
エレナが奥の部屋を手で示す。
「そうだな。そうしよう」
胴体が縛られたままであるにも関わらず、ナディアさんは器用に上体を起こしベッドから降りた。
俺たちは奥の部屋に移動し、テーブルを囲んで腰掛けた。
俺とナディアさんが手前側、奥の調理台側にゼフィとエレナという配置だ。
「ええと、疑問はたくさんあるんですが……」
そう言って、俺は目の前のテーブルに視線を落とす。ランプに照らされた天板の木目が描く混沌とした渦が、まるで俺の混乱した脳内のように見えた。
「あぁ、言ってくれ。私もギルドに捕まりたくはないからな」
「……では、単刀直入に訊きます。ナディアさん、あなたが魔族と通じているというのは本当なんですか?」
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