105 / 187
104
しおりを挟む
「ごめんなさいチャーリー、ご友人だった?」
「嫌、学友ではあるけど友人ではないよ。何かと良く絡んできてたけどね」
「なら良いけど。少し出しゃばった事を言ってしまったわ」
「嫌、エリーが言い返してくれて嬉しかった。ありがとう」
チャーリーは私の頬を撫でた。チャーリーの手が私の腰に回り抱き寄せられた。
「ありがとうエリー、エリーが側に居てくれると心強いよ。周りに誰も居なかったら口付け出来たのに」
「もう!」
私達と殿方とのやり取りを聞き耳立ててた人達が事の真相を次から次へと伝えて言ったみたいで、変に絡まれる事もお声をかけられる事も無かった。
王族の方々が御出になる時間になり、アーサー父様がローラ母様の元に来た。
「ローラ」
「旦那様」
「もうそろそろ御出になる」
「はい」
「チャーリー、良いな」
「はい、父上」
「エミリーヌ、今日はチャーリーの婚約者として私達と一緒に陛下に挨拶する」
「はい、アーサー父様」
アーサー父様はローラ母様の腰に手を回し抱き寄せローラ母様の手に口付けしていた。
「エリー、あれだよあれ」
「え?」
「一応この国の宰相だよ?」
「仲が良くていいじゃない」
「息子としては両親がベタベタするの何か見たくないよ」
「私は見てて羨ましいけど」
「言ったな?」
「私は無理よ?恥ずかしいもの」
「それにキティ姉様の方を見てみなよ」
私はキティ姉様の方を見た。旦那様と仲良くしていた。
「あっちも側に居るとベタベタと、やっぱり血かな?」
「ならチャーリーもじゃない」
「そこは否定出来ない。エリーに触れていたいし口付けしたい」
「ふふっ、アーサー父様とキティ姉様の旦那様と変わらないじゃない」
「だから否定出来ないって言っただろ? だけどいい歳なんだよ?」
「私はおじいさんおばあさんになってもチャーリーに触れたいわ」
「それは俺も。歳をとってもエリーに触れてたい」
「ほら、やっぱり変わらないじゃない」
「なら俺は子供達の前ではエリーとベタベタしない様に気をつける」
「私は子供達の前でもチャーリーの膝の上に座りたい。それに両親が仲が良い方がいいし、それが自然と一部になるって素敵な事だと思うけど」
「本当?エリーもそう思ってくれるの?」
「思ってるわよ?」
「なら俺も子供達の前でも遠慮しない。エリーを離さないから」
「ならアーサー父様とローラ母様も許してあげないと」
「二人は俺が許さなくてもいつも側で離れないよ」
「ふふっ、チャーリーは除け者にされて寂しいのね」
「そうかもね。だから俺は愛するエリーを独り占めしたいし、エリーにもそう思って欲しい」
「思ってるわよ。愛してる」
「俺も愛してる」
チャーリーは私の手に口付けした。
王族の方々が御入場される時間になり、臣下の礼をして迎える。
陛下がお言葉を述べられ、夜会が始まった。公爵家から順に陛下へ挨拶をする。その間、
「チャーリー」
「ん?」
「王妃様と王太子妃様のドレス、ディーナが作った物だわ」
「あ~、隣国から送った生地だな」
「そう」
「綺麗に出来てる。確か夜空と青空だったよな」
「そうよ」
「うん、二人に似合ってる。王妃様のドレスは落ち着いてて大人の装いだし、王太子妃様のドレスは若々しくて似合ってると思う。同じ青系の生地なのに明るさを少し変えただけで装いがあんなに変わるんだな」
「ね?」
「エリーも今度のドレスはもう少し明るめの紫色にしような。エリーは何着ても似合うけど、明るめは若い時しか着れないかもな」
「確かに落ち着きある大人の女性には合わないかもね。でも女性はいつまでも若々しく見られたいものよ?」
「そうだな。明るめだけど落ち着きある生地を今後は探すか」
「生地の買い出しに隣国へ行くの?」
「嫌、生地選びは基本アンネとリンに任せてる。俺も付いて行ってたけど、ここ数年は生地屋が商会に売り込みに来るから、そこで気にいった生地を購入するんだ」
「そうなのね」
チャーリーと話してたらブラウニー侯爵家の挨拶の番が来た。私はチャーリーにエスコートされへ陛下の前に来て、カーテシーで礼をする。
「陛下、ブラウニー侯爵家、息子のチャーリーです。それとチャーリーの婚約者、キャメル侯爵エミリーヌです」
アーサー父様が代表で陛下に紹介した。
「ミリー商会の経営者チャーリーよ、ブラウニー侯爵の子息として精進いたせ」
「はい、国王陛下」
「チャーリーよ、直ぐに呼び寄せる事が出来ずすまなかった。これからは婚約者のエミリーヌと愛を育み二人で力を合わせて私の臣下として尽くしてほしい」
「はい、有り難きお言葉感謝致します」
挨拶が終わり、アーサー父様は陛下の後ろに立った。本来は始まりから其処に立つのだけれど、今日はチャーリーの顔見せと婚約の報告を兼ねてるから侯爵として一緒に挨拶をしたらしい。
ローラ母様は先程のご婦人達の所へ行き、私達は壁際に来た。
「疲れてない?」
「まだ大丈夫」
「何か飲む?」
「果実水で」
「分かった。少し待ってて」
チャーリーは果実水を取りに行き戻って来た。
「チャーリーはお酒を飲んでも良いのよ?」
「嫌、もうお酒は付き合い以外では飲まないよ」
「そうなの?」
「お酒は嫌いじゃないけどいい思い出もないしね」
「そうね」
演奏がなり王族の方々のダンスが順に始まった。初めは陛下と王妃様、その次に王太子様と王太子妃様、その次に第二王子と婚約者が踊り、貴族のダンスが始まった。
「エリー踊る?」
「もう少し後で。今は目立つわ」
「目立つ?」
「先陣きって踊るの人達は上手な人達よ?私は下手だもの。もう少し後の方が良い」
「エリーも上手いのに」
「上手いって言うのはあの人達の事を言うのよ?」
「エリーと変わらないよ?」
「チャーリー、たまに残念に思うのは何故なのかしら」
「エリー限定だから諦めて」
「でも私も本当は嬉しいの。 チャーリーが私を一番って思ってくれるの」
「俺の中でエリーは一番だよ?」
「私の中でもチャーリーは一番よ?」
「エリー」
チャーリーに手を取られ見つめ合う。チャーリーが私の手に口付けした。
「嫌、学友ではあるけど友人ではないよ。何かと良く絡んできてたけどね」
「なら良いけど。少し出しゃばった事を言ってしまったわ」
「嫌、エリーが言い返してくれて嬉しかった。ありがとう」
チャーリーは私の頬を撫でた。チャーリーの手が私の腰に回り抱き寄せられた。
「ありがとうエリー、エリーが側に居てくれると心強いよ。周りに誰も居なかったら口付け出来たのに」
「もう!」
私達と殿方とのやり取りを聞き耳立ててた人達が事の真相を次から次へと伝えて言ったみたいで、変に絡まれる事もお声をかけられる事も無かった。
王族の方々が御出になる時間になり、アーサー父様がローラ母様の元に来た。
「ローラ」
「旦那様」
「もうそろそろ御出になる」
「はい」
「チャーリー、良いな」
「はい、父上」
「エミリーヌ、今日はチャーリーの婚約者として私達と一緒に陛下に挨拶する」
「はい、アーサー父様」
アーサー父様はローラ母様の腰に手を回し抱き寄せローラ母様の手に口付けしていた。
「エリー、あれだよあれ」
「え?」
「一応この国の宰相だよ?」
「仲が良くていいじゃない」
「息子としては両親がベタベタするの何か見たくないよ」
「私は見てて羨ましいけど」
「言ったな?」
「私は無理よ?恥ずかしいもの」
「それにキティ姉様の方を見てみなよ」
私はキティ姉様の方を見た。旦那様と仲良くしていた。
「あっちも側に居るとベタベタと、やっぱり血かな?」
「ならチャーリーもじゃない」
「そこは否定出来ない。エリーに触れていたいし口付けしたい」
「ふふっ、アーサー父様とキティ姉様の旦那様と変わらないじゃない」
「だから否定出来ないって言っただろ? だけどいい歳なんだよ?」
「私はおじいさんおばあさんになってもチャーリーに触れたいわ」
「それは俺も。歳をとってもエリーに触れてたい」
「ほら、やっぱり変わらないじゃない」
「なら俺は子供達の前ではエリーとベタベタしない様に気をつける」
「私は子供達の前でもチャーリーの膝の上に座りたい。それに両親が仲が良い方がいいし、それが自然と一部になるって素敵な事だと思うけど」
「本当?エリーもそう思ってくれるの?」
「思ってるわよ?」
「なら俺も子供達の前でも遠慮しない。エリーを離さないから」
「ならアーサー父様とローラ母様も許してあげないと」
「二人は俺が許さなくてもいつも側で離れないよ」
「ふふっ、チャーリーは除け者にされて寂しいのね」
「そうかもね。だから俺は愛するエリーを独り占めしたいし、エリーにもそう思って欲しい」
「思ってるわよ。愛してる」
「俺も愛してる」
チャーリーは私の手に口付けした。
王族の方々が御入場される時間になり、臣下の礼をして迎える。
陛下がお言葉を述べられ、夜会が始まった。公爵家から順に陛下へ挨拶をする。その間、
「チャーリー」
「ん?」
「王妃様と王太子妃様のドレス、ディーナが作った物だわ」
「あ~、隣国から送った生地だな」
「そう」
「綺麗に出来てる。確か夜空と青空だったよな」
「そうよ」
「うん、二人に似合ってる。王妃様のドレスは落ち着いてて大人の装いだし、王太子妃様のドレスは若々しくて似合ってると思う。同じ青系の生地なのに明るさを少し変えただけで装いがあんなに変わるんだな」
「ね?」
「エリーも今度のドレスはもう少し明るめの紫色にしような。エリーは何着ても似合うけど、明るめは若い時しか着れないかもな」
「確かに落ち着きある大人の女性には合わないかもね。でも女性はいつまでも若々しく見られたいものよ?」
「そうだな。明るめだけど落ち着きある生地を今後は探すか」
「生地の買い出しに隣国へ行くの?」
「嫌、生地選びは基本アンネとリンに任せてる。俺も付いて行ってたけど、ここ数年は生地屋が商会に売り込みに来るから、そこで気にいった生地を購入するんだ」
「そうなのね」
チャーリーと話してたらブラウニー侯爵家の挨拶の番が来た。私はチャーリーにエスコートされへ陛下の前に来て、カーテシーで礼をする。
「陛下、ブラウニー侯爵家、息子のチャーリーです。それとチャーリーの婚約者、キャメル侯爵エミリーヌです」
アーサー父様が代表で陛下に紹介した。
「ミリー商会の経営者チャーリーよ、ブラウニー侯爵の子息として精進いたせ」
「はい、国王陛下」
「チャーリーよ、直ぐに呼び寄せる事が出来ずすまなかった。これからは婚約者のエミリーヌと愛を育み二人で力を合わせて私の臣下として尽くしてほしい」
「はい、有り難きお言葉感謝致します」
挨拶が終わり、アーサー父様は陛下の後ろに立った。本来は始まりから其処に立つのだけれど、今日はチャーリーの顔見せと婚約の報告を兼ねてるから侯爵として一緒に挨拶をしたらしい。
ローラ母様は先程のご婦人達の所へ行き、私達は壁際に来た。
「疲れてない?」
「まだ大丈夫」
「何か飲む?」
「果実水で」
「分かった。少し待ってて」
チャーリーは果実水を取りに行き戻って来た。
「チャーリーはお酒を飲んでも良いのよ?」
「嫌、もうお酒は付き合い以外では飲まないよ」
「そうなの?」
「お酒は嫌いじゃないけどいい思い出もないしね」
「そうね」
演奏がなり王族の方々のダンスが順に始まった。初めは陛下と王妃様、その次に王太子様と王太子妃様、その次に第二王子と婚約者が踊り、貴族のダンスが始まった。
「エリー踊る?」
「もう少し後で。今は目立つわ」
「目立つ?」
「先陣きって踊るの人達は上手な人達よ?私は下手だもの。もう少し後の方が良い」
「エリーも上手いのに」
「上手いって言うのはあの人達の事を言うのよ?」
「エリーと変わらないよ?」
「チャーリー、たまに残念に思うのは何故なのかしら」
「エリー限定だから諦めて」
「でも私も本当は嬉しいの。 チャーリーが私を一番って思ってくれるの」
「俺の中でエリーは一番だよ?」
「私の中でもチャーリーは一番よ?」
「エリー」
チャーリーに手を取られ見つめ合う。チャーリーが私の手に口付けした。
509
あなたにおすすめの小説
なぜ、私に関係あるのかしら?
シエル
ファンタジー
「初めまして、アシュフォード公爵家一女、セシリア・アシュフォードと申します」
彼女は、つい先日までこの国の王太子殿下の婚約者だった。
そして今日、このトレヴァント辺境伯家へと嫁いできた。
「…レオンハルト・トレヴァントだ」
非道にも自らの実妹を長年にわたり虐げ、婚約者以外の男との不適切な関係を理由に、王太子妃に不適格とされ、貴族学院の卒業式で婚約破棄を宣告された。
そして、新たな婚約者として、その妹が王太子本人から指名されたのだった。
「私は君と夫婦になるつもりはないし、辺境伯夫人として扱うこともない」
この判断によって、どうなるかなども考えずに…
※ 中世ヨーロッパ風の世界観です。
※ ご都合主義ですので、ご了承下さい、
※ 画像はAIにて作成しております
私たちの離婚幸福論
桔梗
ファンタジー
ヴェルディア帝国の皇后として、順風満帆な人生を歩んでいたルシェル。
しかし、彼女の平穏な日々は、ノアの突然の記憶喪失によって崩れ去る。
彼はルシェルとの記憶だけを失い、代わりに”愛する女性”としてイザベルを迎え入れたのだった。
信じていた愛が消え、冷たく突き放されるルシェル。
だがそこに、隣国アンダルシア王国の皇太子ゼノンが現れ、驚くべき提案を持ちかける。
それは救済か、あるいは——
真実を覆う闇の中、ルシェルの新たな運命が幕を開ける。
『悪役令嬢は、二度目の人生で無言を貫く。~処刑回避のために黙っていただけなのに、なぜか冷徹宰相様から「君こそ運命の人だ」と溺愛さています~』
放浪人
恋愛
「もう、余計なことは喋りません(処刑されたくないので!)」
王太子の婚約者エリスは、無実の罪を着せられた際、必死に弁解しようと叫び散らした結果「見苦しい」と断罪され、処刑されてしまった。 死に戻った彼女は悟る。「口は災いの元。二度目の人生は、何があっても口を閉ざして生き延びよう」と。
しかし、断罪の場で恐怖のあまり沈黙を貫いた結果、その姿は「弁解せず耐え忍ぶ高潔な令嬢」として称賛されてしまう。 さらに、人間嫌いの冷徹宰相クラウスに「私の静寂を理解する唯一の女性」と盛大な勘違いをされ、求婚されてしまい……!?
「君の沈黙は、愛の肯定だね?」(違います、怖くて固まっているだけです!) 「この国の危機を、一目で見抜くとは」(ただ臭かったから鼻を押さえただけです!)
怯えて黙っているだけの元悪役令嬢と、彼女の沈黙を「深遠な知性」と解釈して溺愛する最強宰相。 転生ヒロインの妨害も、隣国の陰謀も、全て「無言」で解決(?)していく、すれ違いロマンティック・コメディ! 最後はちゃんと言葉で愛を伝えて、最高のハッピーエンドを迎えます。
私を捨てた皆様、どうぞその選択を後悔なさってください 〜婚約破棄された令嬢の、遅すぎる謝罪はお断りです〜
くろねこ
恋愛
王太子の婚約者として尽くしてきた公爵令嬢エリシアは、ある日突然、身に覚えのない罪で断罪され婚約破棄を言い渡される。
味方だと思っていた家族も友人も、誰一人として彼女を庇わなかった。
――けれど、彼らは知らなかった。
彼女こそが国を支えていた“本当の功労者”だったことを。
すべてを失ったはずの令嬢が選んだのは、
復讐ではなく「関わらない」という選択。
だがその選択こそが、彼らにとって最も残酷な“ざまぁ”の始まりだった。
【完結】捨てたものに用なんかないでしょう?
風見ゆうみ
恋愛
血の繋がらない姉の代わりに嫁がされたリミアリアは、伯爵の爵位を持つ夫とは一度しか顔を合わせたことがない。
戦地に赴いている彼に代わって仕事をし、使用人や領民から信頼を得た頃、夫のエマオが愛人を連れて帰ってきた。
愛人はリミアリアの姉のフラワ。
フラワは昔から妹のリミアリアに嫌がらせをして楽しんでいた。
「俺にはフラワがいる。お前などいらん」
フラワに騙されたエマオは、リミアリアの話など一切聞かず、彼女を捨てフラワとの生活を始める。
捨てられる形となったリミアリアだが、こうなることは予想しており――。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
両親に溺愛されて育った妹の顛末
葉柚
恋愛
皇太子妃になるためにと厳しく育てられた私、エミリアとは違い、本来私に与えられるはずだった両親からの愛までも注ぎ込まれて溺愛され育てられた妹のオフィーリア。
オフィーリアは両親からの過剰な愛を受けて愛らしく育ったが、過剰な愛を受けて育ったために次第に世界は自分のためにあると勘違いするようになってしまい……。
「お姉さまはずるいわ。皇太子妃になっていずれはこの国の妃になるのでしょう?」
「私も、この国の頂点に立つ女性になりたいわ。」
「ねえ、お姉さま。私の方が皇太子妃に相応しいと思うの。代わってくださらない?」
妹の要求は徐々にエスカレートしていき、最後には……。
妹は謝らない
青葉めいこ
恋愛
物心つく頃から、わたくし、ウィスタリア・アーテル公爵令嬢の物を奪ってきた双子の妹エレクトラは、当然のように、わたくしの婚約者である第二王子さえも奪い取った。
手に入れた途端、興味を失くして放り出すのはいつもの事だが、妹の態度に怒った第二王子は口論の末、妹の首を絞めた。
気絶し、目覚めた妹は、今までの妹とは真逆な人間になっていた。
「彼女」曰く、自分は妹の前世の人格だというのだ。
わたくしが恋する義兄シオンにも前世の記憶があり、「彼女」とシオンは前世で因縁があるようで――。
「彼女」と会った時、シオンは、どうなるのだろう?
小説家になろうにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる