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それから、これから
2話
しおりを挟む[ 夕星 : 皆出掛けたんだっけか。俺らもどっか行くか? ]
[ ポチ : はい!はーーい!行きたいです!連れて行ってくださーい! ]
[ Berenices : あ、私はパス。まだ仕事終わってないから。 ]
[ 夕星 : 了解 ]
[ ポチ : えー一緒にいきましょうよーっ ]
[ Berenices : おまえは、あほか ]
[ ポチ : えっ ]
[ Berenices : これ出来るだけ早く仕上げたいから ]
[ ポチ : はーい?ごめんなさいー ]
[ 夕星 : どこに行くかはお前が決めろ ]
[ ポチ : …えっ ]
[ 夕星 : 前に教えたサイトの右上部分にお前のレベルやら職業やらを入力して、検索してみろ ]
[ ポチ : ええええええええばばばばばば…ちょ、ちょっと待ってくださいね…! ]
[ 夕星 : ニケ、出発までに時間かかりそうだけど、終わりそうにないか? ]
[ Berenices : 終わんない終わんない。明日の朝まで終わんない。 ]
[ 夕星 : そ、そうか、がんばれ。ポチ、わからんとこあったら聞いてこいよ ]
[ ポチ : は、はいっ! ]
[ Berenices : まったく。あんたはいつまでも、世話が焼けるわね。 ]
なんだかしょうがなさそうに微笑むお姉さんを思い出させたその文字に、私ははてと首を傾げた。
結局出掛けたのは、それから1時間近くが過ぎたころだった。
夕さんに教えてもらったサイトで片っ端から名前を上げていき、夕さんと(そして時にニケさんに)比較するための情報をいろいろと教えてもらいながら、最終的に狩場を決めたのは私だった。なんてことはない。狩場にと決めた洋館で出るというレアアイテムがほしかったのだ。出ることはないだろうが、出たら嬉しいな~程度の装備品だ。しかし判断材料の少ない私にとっては、狩場を決めるには十分な理由だった。
狩場が決まれば、その後は装備の話になった。
夕さんが一緒に来てくれることを前提の、私の装備。といっても―――防御力ではなく攻撃力を基準にする装備だった為、ソロとほとんど変わらなかった。それでも有効属性や種族やなんやと教えてもらい、私なりに色々と整えて出発準備を終えた。
剣士ポチの腰に、貯めて貯めて貯めまくったお金で買った剣がきらりと光る。新装備、“炎の剣”だ。正式名称はちょっと長いので忘れた。
コカトリスを主食にする時に、長い付き合いになる狩場だからと皆がこの剣を勧めてくれた。
言いつけ通り貯めていた“イノシシの目玉”というアイテムを、それこそ目玉が飛び出そうな金額で椋さんが買い取ってくれたのだ。おかげで纏まったお金が手に入りホクホクした。しかし、あんなに目玉を集めて大魔王様は何をなさるんだろう。ぶるぶるっと体を震わせた。
その目玉と引き換えに手に入った剣を携えて、毎日ちまちまとコカトリスを絞め上げに行っている。
一体ずつならメールを返信しながらでも倒せるようになった。
二匹くると、まだちょっときょどってしまう。
三匹来ると阿鼻叫喚だ。
鼻水を垂らしながら奮闘し、なんとか倒せた時には涙を流してしまったこともある。
未だにあまり成長が見られないそんな私だが、今日はちょっとばかしシャキッパリッと頑張る気でいる。皆が見てない間も頑張っていましたよ!と夕さんに見てもらうためである。
もちろん、レベルが全然違う夕さんには頼りなく感じるだろうが、それでもポチは結構頑張ったのだ。その成果を!さぁ!いざ!参らん!ポチ、行きますっ!
そしてやってきた狩場は、私がよく彷徨っているフィールドとは別の、ダンジョンというところである。
そのダンジョンを目にした瞬間。あの世界に迷い込んだ時、こんなところに来なくってよかったと心底胸を撫で下ろしたくなった。
部屋の隅には蜘蛛の巣が張られ、ドアは立てつけが悪く外れている。シャンデリアには埃が積もっているのか薄汚れていて、灯す明かりも頼りないものだった。
そしてカーペットには。何かを引きずったかのような、真っ黒い痕。
[ ポチ : ひぃいいいいいいい ]
[ 夕星 : どうした ]
[ ポチ : 夕さん、これは、これはっこれはっ如何とも、如何とも!こんなっ怖っここ怖っ ]
[ 夕星 : ちょっと待て、他のプレイヤーに迷惑になるから、パーティーチャットに切り替えろ。 ]
[ ポチ : ひゃ!すみません!これで大丈夫ですか? ]
チャット機能を以前教えてもらった通り慌ててパーティーチャットに切り替えた。滑る指で必死に返事をするのと同時に、私と夕さんに支援の嵐が巻き起こる。
[ ポチ : へっ!? ]
[ 夕星 : 今度は全体チャットで礼を言うぞ ]
[ ポチ : は!い ]
わたわたとマウスを動かして、やっとのこと全体チャットに戻す。
[ 夕星 : 支援ありー ]
[ ポチ : ありgろうござしms! ]
私が文字を打ち終わる頃には支援してくれたお姉さんはもう遠くへ行っていて、その後姿がちらりと画面の端に見えただけだった。私はガクリと肩を落とす。
[ ポチ : うぅ、お礼も満足に言えなかった… ]
今度はパーティーチャットに切り替えることを忘れない。
[ 夕星 : ログは残っただろ。お前が初ダンジョンだって気づいて支援してくれたみたいだな。 ]
[ ポチ : ありがたいです、ありがたやー ]
[ 夕星 : 支援が残ってるうちに進むぞ ]
[ ポチ : わん! ]
夕さんは迷いなくダンジョンの中をすいすいと進んでいった。私はその後をついていきながら、時に先導しながら、二人で少しずつ敵を見つけては倒していく。
回復は各自で持ってきたアイテムを使い、私が厳しそうなときは夕さんが率先して倒してくれた。
私と夕さんのレベル差は、俄然開いているままだ。もうすぐ二次職になれるレベルまできた私だったが、それでもその差は歴然としている。
カンストしている夕さんに追いつくのに、あとどのくらいかかるかわからない。夕さんはもうレベルが上がらないから、ここにうま味はないだろう。こうしてお守りのように狩場についてきてもらうのは少し気が引ける。
けれど、“夕星”の後姿に恋をした私としては、ゲームの中でこうして遊んでくれることが、何よりも素敵なご褒美だった。
それに、ポチでなら素直になれる。愛歩では言えないことが、ポチでならスルスルとタイピングすることが出来た。私は、敵をポチリとクリックした後忙しなくキーボードを叩き付けた。
[ ポチ : 夕さん夕さん ]
[ 夕星 : なんだ ]
[ ポチ : お弁当、ありがとうございました ]
[ 夕星 : あぁ ]
[ ポチ : とってもとっても、美味しかったです ]
[ 夕星 : さっきも聞いた ]
[ ポチ : 何回でも!言いたいんです!もうね、本当開けた瞬間お弁当箱からおいしそうな香りが、ぷやーんって! ]
[ 夕星 : そうか ]
勢いのままダダダッと打ち付ける私の熱は止まらずに、夕さんの言葉を流してしまう。
[ ポチ : 夕さんの卵焼きは冷めてもおいしい。賢いポチは覚えました!一口50回は噛みましたよ。美味しかったぁ ]
[ 夕星 : 昼休み潰れなかったか? ]
[ ポチ : 実は最後の5分は大慌てで詰め込んじゃいました。でも美味しかったんです。ありがとうございました。お弁当箱は明日洗って返しますね ]
[ 夕星 : あぁ ]
夕さんはその返事の後、少し立ち止まっていた。私は夕さんの周りをうろちょととクリックする。ポチが右手と左手を交互に振りながら忙しなくクルクルと回る。
[ 夕星 : お前は、こっちのほうがいいか? ]
そんな私を突っ立ったまま見守ってくれていた夕さんがそう言ってきた。
[ ポチ : いい、とは? ]
[ 夕星 : リアルよりも ]
[ ポチ : リアル? ]
[ 夕星 : いや、なんでもない。行くぞ。 ]
[ ポチ : わんっ! ]
***
しばらく進んでいくと、モンスターの特徴なども徐々に掴めていき、攻撃する位置や順番もわかってきた。
初めてのダンジョンでもこうして気楽に構えながらやっていけるのは、何があっても大丈夫だと思えるからだろう。それはもちろん、隣に夕さんがいるからだ。
[ 夕星 : 最近はコカトリスばっかりで飽きただろ ]
狩り中は、あの無口だった夕さんがずっとしゃべってくれる。私は嬉しくって嬉々としてタイピングした。
[ ポチ : そんなことないですよ。私、変化がないほうが安心が出来て楽しいって言うか。あ。あんまり変化がなさ過ぎると楽しくないですけど、ポチは強くなっていってるし。 ]
[ 夕星 : …そうか。パーティーとかは、出かけてみたりしたことあるか? ]
[ ポチ : 他の人と、ってことですよね ]
[ 夕星 : あぁ ]
何度か皆に連れて行ってもらったことを思い出しながらそう打てば、肯定が返ってきた。私は苦虫を噛み潰したような顔をしながら、指一本でちまちまとキーボードを押す。
[ ポチ : じつは、あります ]
[ 夕星 : どうだった ]
[ ポチ : このゲームに誘ってくれた、親友ちゃんと、そのギルドの人とだったんですけど ]
当時のことを思い出すとどうしてもしょんぼりとしょげてしまう。あれは夕さんと付き合うことになって、少ししてから親友からメールが来たのだ。『そういえばあのゲームやってる?』と。
嬉々として返事をした私のレベルがそこそこ上がっていることに驚いた親友は、『そのぐらいのレベルのキャラ持ってるから一緒に狩りに行こう』と誘ってくれた。しかし私の職業を考慮した彼女は、ギルドの人も誘ってくれていたのだ。
[ 夕星 : あぁ ]
そんなことも言ってたな…と言ったお兄さんがそこで言葉を止めた。私は単純に先を促されているのだろうと、深く考えずに指を動かし続ける。
[ ポチ : その、なんていうか ]
[ 夕星 : あぁ ]
[ ポチ : 狩りは!ですね。初心者の私に合わせてくれて。申し訳ないながらも楽しかったんですけど ]
[ 夕星 : あぁ ]
[ ポチ : 狩りが、終わった後に、ちょっと。私があまりパーティープレイをしてないことに気づいて、アドバイスだと思うんですけど、その ]
申し訳なさそうなメールをくれた親友を思い出す。あのメール無精な親友が、あれだけ私を心配してくれる言葉を書き連ねたメールだ。どれだけ鳥頭な私でもしっかりと覚えている。珍しいにもほどがあるそのメールを、思い出すたびに唇を噛み締めなきゃいけない。
[ 夕星 : あぁ ]
[ ポチ : 行かなきゃ上達しないから、もっと、沢山の人と、知らない場所に、行くべきだって。学業でもないのに勉強して、仕事でもないのに効率を上げなきゃいけないって。私は私なりに、このゲームを楽しんでて。上手くなるのも、その、重要だとは思うんですけど ]
[ 夕星 : あぁ ]
[ ポチ : いつまでも、みんなにおんぶにだっこだって、わかってるし。でも、その ]
[ 夕星 : あぁ ]
[ ポチ : もうちょっと…遊んでたいな、って ]
熊将軍と同じ聖騎士がメイン職業だというギルドの人が、親切心から懇切丁寧に教えてくれた。周りの人も止めなかったし、同調して教えてくれていたから、きっとこの世界ではそれが当然なのだろう。私のように、別に強くならなくってもいいと思っている方が異分子なのだ。
わかってはいても。私にはお寿司にチョコをかけるほど受け入れられない価値観だった。
[ 夕星 : いいんじゃないか。お前のやりたいようで。 ]
画面に見える文字が歪む。ツンとした鼻に慌てて力を入れた。
[ 夕星 : みんな自分の好きなようにやってる。 ]
[ ポチ : 夕さんも? ]
[ 夕星 : 当たり前だろ ]
夕さんの言葉に、今しかないと思って私は前に聞いたことをもう一度聞いた。
[ ポチ : どうして、転生しないんですか?したほうが、強いんでしょう? ]
[ 夕星 : …強さを追及するより、やりたいことが出来たんだ。 ]
[ ポチ : じゃああの、私、その邪魔になってませんか? ]
夕さんが返事をしてくるまでの、間が怖い。私はじっとチャット欄を睨み付けた。滲む視界で、何度も瞬きした。
[ 夕星 : なってない ]
天井を見上げて、涙を飲み込む。あぁ夕さん、夕さん。
どうしよう。
とっても、好きだ。
どうしよう。何か打たないと。不審がられる。呆れられる。そうは思っていても、次々に零れてくる思いで文字が継げない。
けれど、呆れられたくない一心で震える指に力を入れてキーボードを叩く。
[ ポチ : ごめんなさい。愚痴みたいになっちゃって ]
[ 夕星 : お前な、俺にぐらい愚痴を言え ]
[ ポチ : …はい ]
あぁどれぐらい、どれぐらい。
ついに堪え切れなくなって、キーボードを叩いていた手の甲にぽとりと雫が弾けた。
[ 夕星 : さっき言ってたみたいに、今の遊び方に飽きるまで、楽しい方法で遊んでたらいいんだ。何か変化がほしくなったら、また違う遊び方をしたらいい。その時は、相談してこい ]
[ ポチ : はい ]
[ 夕星 : 負担になってたら言えよ。別に、狩りじゃなくてもいいんだから。 ]
[ ポチ : あ!えと、こうやって連れてきてもらえるのは! ]
慌てたせいで勢いのままタイピングしてしまい、エンターまで押してしまった。どうしよう、どうしようとぐるぐる目が回っている間も時計はチッチッチッと時を刻む。
[ 夕星 : どうした? ]
夕さんの訪ねてくる言葉に、こくりと生唾を飲み込んだ。
言えるだろうか。言ってもいいのだろうか。今は、ポチだから。夕さんにとって、弟分のような。ポチだから。こんなことを言っても許してもらえるだろうか。
[ ポチ : で、でーとみたいで、うれしいな、って… ]
震える指でエンターを押して、きっかり一分。夕さんから、何の返事も来ない。
幸いにして、狩場でもモンスターが沸きにくい場所に移動していた為今は襲撃がないが、いつこちらにモンスターが移動してくるかわからない。私はそちらでもびくびくしながら画面を見つめていた。
やっぱりやめだ。取り消しだ。ログを消す方法を、いやむしろ時間を巻き戻す方法を、ログアウト?ログアウトしちゃう?!と混乱している私の隣で、聴き慣れた女性歌手の歌声が鳴り響く。
混乱のまま、慌てて携帯を取り上げて通話ボタンを押すと、通話口から不機嫌そうな声が聞こえた。
『あのなぁ、そういう事は、リアルで言え。』
いつかを彷彿とさせるような言葉に、私は言葉が詰まる。あの時の、夕さんの熱い瞳を思い出し、電話口の向こうの彼はどんな顔をしているんだろうと思っただけで、体がじんわりと熱を持ち始める。
「は、はい」
掠れた声は震えていて、耳を澄ましていなければ聞こえなかっただろう。だけど夕さんはそんな私の声も難なく拾い上げてくれる。
『今度行くか、どっか。毎回家ばかりだったしな』
「は…はい!」
喜びに、これ以上どうしたらいいのか。わからなくなる。
『どこに行きたい。映画でも遊園地でも、なんでも言え』
どこでもいい。なんだっていい。夕さんの部屋だって、毎度お邪魔するたびに緊張して、だけど嬉しくて、堪らなくて。呼吸さえ楽にできないほどだった。
だけどそんなことを言ってしまえば、ドン引きされるか呆れられるかのどちらかだろう。嫌われて、別れを切り出されることはできるだけ引き伸ばしたい。私は混乱で沸騰した頭を、それでもうんうんと唸りながら何とか回転させる。
「狩りが、狩りが終わるまでには、考えますから」
『わかった』
くすりと笑った夕さんの吐息が、耳を擽った気がした。
結局、狩りが終わるまでに思いつくはずもなくて。私は答えを保留させてもらった。
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番外編①~2020.03.11 終了
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