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 下半身にかかる重苦しい圧迫感よりも、大きなモノでナカをごしごしされるせいで、妙に感じる部分に当たりまくり、経験したことのない快感が怖くてしょうがなかった。

「龍にオネダリされなくても、すぐにイってやる。おまえをたくさん感じさせながらイクから」

 どこかつらそうな面持ちで僕を見ながら告げた怜司は、腰を前後に大きくスライドさせる。浩司兄ちゃんのときよりもダイナミックな動きは、体重の軽い僕の躰をマットレスからズラす挙動だった。

「龍、俺にしっかりつかまれ! これだから力任せの体育会系は嫌いなんだよ……」

 浩司兄ちゃんは上にズレた僕の躰を素早く引っ張り、上半身を自分に固定するように僕に抱きつく。

「浩司兄ちゃんごめ、んっ。しっかりつかまりたい…のに、躰の力がっ、はぃらないっ」

 怜司が動くことによって、ずっと与えられ続ける快感に躰が打ち震え、されるがままの状態だった。

「わかった。俺が全力で龍を抱しめてやるから、怜司の動きをそのまま受け止めてやってくれ。怜司悪い、一旦ストップ」

 そう言った浩司兄ちゃんは、激しく動いていた怜司をわざわざとめてから起き上がり、二度目にイった際についた白濁をティッシュでしっかり拭ってから、僕の両腕を引っ張って起こすと、背後に回り込んだ。

「龍はそのまま俺に寄りかかって。怜司、はじめていいぞ」

 言いながらマットレスに横たわり、僕の躰を後ろから強く抱きしめる浩司兄ちゃん。僕の躰を上に置くことで、マットレスに浩司兄ちゃんの体重がかかり、ずれにくい仕様になったことがわかった。

「兄貴の顔を見ながらヤるっていうのは、かなり興醒め……」

「俺だって実際、すげぇイヤに決まってるだろ。だけど龍の感じてる顔を間近で拝みながらヤれば、なんとか集中できるだろ」

 浩司兄ちゃんの言ったことを確かめるように、渋い顔の怜司が動き出した。さっきと同様に激しい動きは、僕のナカをいやおうなしに感じさせる。

「あっん、ンンッ…」

「ああそうか。龍の感じるトコロは、ここなんだろ?」

 僕のリアクションで感じる部分がわかったのか、怜司は舌なめずりしながらそこを狙い撃ちはじめた。

「やめっ…そこばか、りっ、突かなぃで!! ふぁっ! あっん」

「俺ので感じてる龍、すごくすごくかわいい」

「あっ…ああん! やぁっあっ」

 感じるたびに、耳を塞ぎたくなるような喘ぎ声しか出なくて、恥ずかしさのあまりに顔を覆い隠す。するとその手を怜司が掴んで、僕の顔を晒した。

「龍、顔を隠さないで俺だけを見て。おまえに感じさせられてナカでイこうとしてる、俺を見ていてほしい。もういつでもイケるから」

「怜司……ん、ふ、あぁ! やぁっあっ…」

 僕を見つめながら腰を激しく動かした怜司が、両目を閉じながら痙攣を重ねて、僕のナカで派手に弾けた。
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