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11章
395.手紙
「国王!北の空からドラゴンが!この間のウエスト国の遣いかと…」
見張りからの報告にレミオロンは腰をあげると急いで外に飛び出す!
【おっ…ちょうどいい所に…】
プルシアはレミオロンとピースを直ぐに見つけると、手紙を二人の前に落とした。
二人がそれを拾うのを確認すると…
【確かに奴らに届けたな】
するとようはすんだとばかりに再び来た道を戻って行く…
一瞬の出来事にサウス国の皆が呆然とその様子を見ていた。
「あっ…ミヅキの字だ!」
ピースが受け取った手紙を覗き込んだ。
「な、なに!あの娘の?」
レミオロンが慌てて手紙を開封すると…なかには
『ピースとレミオロン国王へ
病気はどうかな?鎮静してるといいけど…もし薬が足りない様ならあの葉っぱを栽培してみてね!高山でしか生えないなら寒い所でしか生息出来ない植物なのかも!周りの温度を魔法で調節しながら育てれば上手く行くかもよ!
それと今霧の里にいるんだけど…ブーブル商会って人達に里のみんなが迷惑してる見たい。
醤油と味噌が欲しいなら普通に頼めばいいのにね、その関係で闇ギルドの場所がわかったので同封します。
捕まえられるといいね!今ベイカーさんがギルドに報告に行ってるので早めの対策をおすすめします。
じゃあ風邪に気をつけて頑張ってね~ ミヅキ 』
レミオロンはミヅキの手紙をもう一度熟読すると…
「た、大変だ…」
顔を真っ青に染める…
「い、今すぐに北の町に行くんだ!そこでギルドと協力して闇ギルドを必ず潰せ!残りの者はブーブル商会に向かう!徹底的に奴らを調べろ!」
狼狽えるレミオロンに…
「こ、国王…手紙にはなんと…」
従者達や集まっていた兵士が国王に注目する。
「サウス国を救ってくださったウエスト国の方々の知り合いに…ブーブル商会が手を出したようだ…」
『えっ…』
従者達が騒ぎ出す。
「な、なんでそんな馬鹿な事を?ようやく危機が去ったのに…」
「詳しい経緯は…ん?もう一枚紙が入っているな……うむ、どうやら闇ギルドの連中を雇って襲ったようだ…馬鹿な事を…だが返り討ちにしたようだ…まぁ当たり前だな」
「闇ギルド…」
「ブーブル商会が闇ギルドと繋がっている模様!直ぐに全員捉えるんだ」
レミオロン達はすぐに行動に移った!
「ピース、お前はこの手紙をクラーク先生達に見せるんだ…千龍草の栽培をしてみてくれ」
「千龍草の栽培?そんな事出来ないよね?何度もそれはやってみたけど土に落ち着く事はなかったよ?」
「この手紙に書いてある…周りの温度を変えてみろと…」
ピースは頭を鈍器で殴られたような感覚を覚える!
「なるほど…生えやすい環境を作るんだね!」
「そういう事だ!私は、兵士達と一緒に北の町に向かう。ウエスト国の方々がここまでお膳立てをしてくれたんだここで闇ギルドを打てなかったら申し訳が立たない!」
「そうですね…父さん気をつけて…」
ピースはミヅキの手紙を受け取ると父の背中を見送った。
ピースはミヅキからの手紙を見ると…
「なんか…ミヅキらしい気の抜ける感じだな…内容は酷いのに…ミヅキの事だから軽い気持ちで書いてるんだろうなぁ…」
ピースはクスクスと笑うと手紙をクラーク先生の元に届けにいった…。
素早いサウス国の対応にブーブル商会は摘発され、証拠を隠す暇もなく全員大人しく確保された…思ってもいなかった王都の対応に唖然とする者が多いなか…
「こ、こんなことをして…証拠でもあるんですか?」
商会の幹部が最後の足掻きと吠えると…
「証拠?それなら今霧の里に言ってる奴らに聞くんだな」
兵士が商人達をしばりながら言う。
「な、何故それを?」
「まぁもうお前らは終わりだ。お前らは敵には回していけない人達に手を出した…」
王都の商人達は訳がわからずに捕まるしか無かった…
飛竜に乗って北の町に向かったレミオロン国王達は、すぐさまギルドに向かうと…
「こ、これは…国王自ら?」
ギルドマスターが対応する。
「報告でこちらに闇ギルドの情報が入ったはずだが!」
「な、何故それを?」
ギルドマスターが驚いている。
「詳細を話せ!」
国王の切羽詰まった感じにギルドマスターは慌てて返事をする。
「は、はい…数刻前にウエスト国の冒険者が犯罪者を連れて来ました…そいつは闇ギルドに所属していて尋問の末ギルドの場所を教えたそうです」
「それで?」
「闇ギルドの男は地下の牢屋に入れて今尋問をしております…」
「何故尋問を?闇ギルドの場所はわかっているのだろう?」
「い、いえ…情報が間違っていないか確認をしてから討伐に向かおうかと…人を集めておりました」
「…それで?その闇ギルドを捕まえてきた冒険者は?」
「そ、それが…我々の対応をしている間に…どこかに…」
ギルドマスターが暑くもないのに汗を流す…
「まさか…」
レミオロンは顔を曇らせると…
「今すぐ闇ギルドの場所に向かうぞ!兵士達と冒険者の皆も手が空いてるものは協力してくれ!」
国王はミヅキから同封された闇ギルドの場所に向かった!
書かれた通りに進んで行くと確かに岩場の多い森が見えて来た…そして岩場の方から煙があがっていた…
嫌な予感に兵士達が急いで様子を偵察に行くと…現場をみて急いで王の元へと戻って来た。
「どうだった?」
レミオロンが偵察に行った兵士に聞く
「そ、それが…」
兵士が言葉を濁す
「直接見た方が早いかと…」
兵士の案内で現場に向かうと…そこには闇ギルドの拠点が崩壊しており…ギルドの奴らと思われる男達が縛りつけられ無造作に地面に転がっていた…
「こ、これは…」
レミオロン達が唖然とその光景を眺めていると…
ガサッ…
草むらから何かが動く音が聞こえる!
「誰だ!」
兵士達が国王を庇うように達草むらを調べると…
「た、助けて…」
そこには怯える女性達が裸同然の姿で固まっていた…
「大変だ!彼女達を保護しろ!」
レミオロンが指示を出すと、兵士が女性らに声をかけた…
「我々は王都から来ました…ここに闇ギルドがあると通報があり駆けつけた王都部隊と協力者の冒険者達です…一体ここで何があったのですか?」
怯える女性達に怯えさせないように優しく語りかけると…
「わ、私達…闇ギルドの人達に…つ、捕まって…」
比較的落ち着いていた女性が話し出した…。
どうやら彼女達は色々な場所から拐われてきて売られるまでの間ここに監禁されていたようだった…。
「男の人が…来たみたい…何か…ギルドの人と揉めて…その後は破壊音が…」
女性達が思い出したように耳を抑える。
「し、静かになったと思ったら…牢屋に見た事無い男の人が来たの…私達を見ると…悲しそうな顔をしてた…」
肩からかけられた布をギュッと掴むと…
「牢屋の鍵を壊してくれて外に出してくれた…外に出るともうこんな状態だったの…」
「その男性は?」
「私達を全員運ぶのは無理だから人を呼んで来るって行ってどこかに行った…その間隠れていろって…」
他の女性も同意する様に頷く。
「しばらく待っていたらあなた達が来た…あの人が呼んでくれた人達でしょ?」
彼女達が縋るように見つめると…
「その人が同じ人かはわからないが我々も呼ばれて来たんだ…安心して欲しい、君達は元いた場所に帰れる」
その言葉に女性達は涙を流して抱き合い喜びあった!
「あの人にお礼を言わせて…」
女性達が助けてくれた人の事を聞く
「我々もその人を探しているんだ…どんな人だった?」
「別に…普通の冒険者に見えた…」
「ヒポグリフに乗ってた…」
別の女性が怖々答える。
「ヒポグリフ?」
(我々が思っていた人物では無いのか?)
レミオロンが戸惑うが
「とりあえず被害者を優先しろ!倒れている奴らも残さず全員連れていくんだ!」
レミオロンが指示を出す上空に…
「あっ…サウス国の奴らが来たみたいだな…思ったよりも早く行動したなぁ…これなら俺が出なくてもよかったのかなぁ…」
ベイカーはうーんと悩むと…
「まぁいいか、後は任せても大丈夫そうだな」
悩む事をやめると…
「さぁヒポ、ミヅキの所に帰ろうぜ」
ベイカーはサウス国の人達に会うことなくミヅキ達の元へと帰って行った。
見張りからの報告にレミオロンは腰をあげると急いで外に飛び出す!
【おっ…ちょうどいい所に…】
プルシアはレミオロンとピースを直ぐに見つけると、手紙を二人の前に落とした。
二人がそれを拾うのを確認すると…
【確かに奴らに届けたな】
するとようはすんだとばかりに再び来た道を戻って行く…
一瞬の出来事にサウス国の皆が呆然とその様子を見ていた。
「あっ…ミヅキの字だ!」
ピースが受け取った手紙を覗き込んだ。
「な、なに!あの娘の?」
レミオロンが慌てて手紙を開封すると…なかには
『ピースとレミオロン国王へ
病気はどうかな?鎮静してるといいけど…もし薬が足りない様ならあの葉っぱを栽培してみてね!高山でしか生えないなら寒い所でしか生息出来ない植物なのかも!周りの温度を魔法で調節しながら育てれば上手く行くかもよ!
それと今霧の里にいるんだけど…ブーブル商会って人達に里のみんなが迷惑してる見たい。
醤油と味噌が欲しいなら普通に頼めばいいのにね、その関係で闇ギルドの場所がわかったので同封します。
捕まえられるといいね!今ベイカーさんがギルドに報告に行ってるので早めの対策をおすすめします。
じゃあ風邪に気をつけて頑張ってね~ ミヅキ 』
レミオロンはミヅキの手紙をもう一度熟読すると…
「た、大変だ…」
顔を真っ青に染める…
「い、今すぐに北の町に行くんだ!そこでギルドと協力して闇ギルドを必ず潰せ!残りの者はブーブル商会に向かう!徹底的に奴らを調べろ!」
狼狽えるレミオロンに…
「こ、国王…手紙にはなんと…」
従者達や集まっていた兵士が国王に注目する。
「サウス国を救ってくださったウエスト国の方々の知り合いに…ブーブル商会が手を出したようだ…」
『えっ…』
従者達が騒ぎ出す。
「な、なんでそんな馬鹿な事を?ようやく危機が去ったのに…」
「詳しい経緯は…ん?もう一枚紙が入っているな……うむ、どうやら闇ギルドの連中を雇って襲ったようだ…馬鹿な事を…だが返り討ちにしたようだ…まぁ当たり前だな」
「闇ギルド…」
「ブーブル商会が闇ギルドと繋がっている模様!直ぐに全員捉えるんだ」
レミオロン達はすぐに行動に移った!
「ピース、お前はこの手紙をクラーク先生達に見せるんだ…千龍草の栽培をしてみてくれ」
「千龍草の栽培?そんな事出来ないよね?何度もそれはやってみたけど土に落ち着く事はなかったよ?」
「この手紙に書いてある…周りの温度を変えてみろと…」
ピースは頭を鈍器で殴られたような感覚を覚える!
「なるほど…生えやすい環境を作るんだね!」
「そういう事だ!私は、兵士達と一緒に北の町に向かう。ウエスト国の方々がここまでお膳立てをしてくれたんだここで闇ギルドを打てなかったら申し訳が立たない!」
「そうですね…父さん気をつけて…」
ピースはミヅキの手紙を受け取ると父の背中を見送った。
ピースはミヅキからの手紙を見ると…
「なんか…ミヅキらしい気の抜ける感じだな…内容は酷いのに…ミヅキの事だから軽い気持ちで書いてるんだろうなぁ…」
ピースはクスクスと笑うと手紙をクラーク先生の元に届けにいった…。
素早いサウス国の対応にブーブル商会は摘発され、証拠を隠す暇もなく全員大人しく確保された…思ってもいなかった王都の対応に唖然とする者が多いなか…
「こ、こんなことをして…証拠でもあるんですか?」
商会の幹部が最後の足掻きと吠えると…
「証拠?それなら今霧の里に言ってる奴らに聞くんだな」
兵士が商人達をしばりながら言う。
「な、何故それを?」
「まぁもうお前らは終わりだ。お前らは敵には回していけない人達に手を出した…」
王都の商人達は訳がわからずに捕まるしか無かった…
飛竜に乗って北の町に向かったレミオロン国王達は、すぐさまギルドに向かうと…
「こ、これは…国王自ら?」
ギルドマスターが対応する。
「報告でこちらに闇ギルドの情報が入ったはずだが!」
「な、何故それを?」
ギルドマスターが驚いている。
「詳細を話せ!」
国王の切羽詰まった感じにギルドマスターは慌てて返事をする。
「は、はい…数刻前にウエスト国の冒険者が犯罪者を連れて来ました…そいつは闇ギルドに所属していて尋問の末ギルドの場所を教えたそうです」
「それで?」
「闇ギルドの男は地下の牢屋に入れて今尋問をしております…」
「何故尋問を?闇ギルドの場所はわかっているのだろう?」
「い、いえ…情報が間違っていないか確認をしてから討伐に向かおうかと…人を集めておりました」
「…それで?その闇ギルドを捕まえてきた冒険者は?」
「そ、それが…我々の対応をしている間に…どこかに…」
ギルドマスターが暑くもないのに汗を流す…
「まさか…」
レミオロンは顔を曇らせると…
「今すぐ闇ギルドの場所に向かうぞ!兵士達と冒険者の皆も手が空いてるものは協力してくれ!」
国王はミヅキから同封された闇ギルドの場所に向かった!
書かれた通りに進んで行くと確かに岩場の多い森が見えて来た…そして岩場の方から煙があがっていた…
嫌な予感に兵士達が急いで様子を偵察に行くと…現場をみて急いで王の元へと戻って来た。
「どうだった?」
レミオロンが偵察に行った兵士に聞く
「そ、それが…」
兵士が言葉を濁す
「直接見た方が早いかと…」
兵士の案内で現場に向かうと…そこには闇ギルドの拠点が崩壊しており…ギルドの奴らと思われる男達が縛りつけられ無造作に地面に転がっていた…
「こ、これは…」
レミオロン達が唖然とその光景を眺めていると…
ガサッ…
草むらから何かが動く音が聞こえる!
「誰だ!」
兵士達が国王を庇うように達草むらを調べると…
「た、助けて…」
そこには怯える女性達が裸同然の姿で固まっていた…
「大変だ!彼女達を保護しろ!」
レミオロンが指示を出すと、兵士が女性らに声をかけた…
「我々は王都から来ました…ここに闇ギルドがあると通報があり駆けつけた王都部隊と協力者の冒険者達です…一体ここで何があったのですか?」
怯える女性達に怯えさせないように優しく語りかけると…
「わ、私達…闇ギルドの人達に…つ、捕まって…」
比較的落ち着いていた女性が話し出した…。
どうやら彼女達は色々な場所から拐われてきて売られるまでの間ここに監禁されていたようだった…。
「男の人が…来たみたい…何か…ギルドの人と揉めて…その後は破壊音が…」
女性達が思い出したように耳を抑える。
「し、静かになったと思ったら…牢屋に見た事無い男の人が来たの…私達を見ると…悲しそうな顔をしてた…」
肩からかけられた布をギュッと掴むと…
「牢屋の鍵を壊してくれて外に出してくれた…外に出るともうこんな状態だったの…」
「その男性は?」
「私達を全員運ぶのは無理だから人を呼んで来るって行ってどこかに行った…その間隠れていろって…」
他の女性も同意する様に頷く。
「しばらく待っていたらあなた達が来た…あの人が呼んでくれた人達でしょ?」
彼女達が縋るように見つめると…
「その人が同じ人かはわからないが我々も呼ばれて来たんだ…安心して欲しい、君達は元いた場所に帰れる」
その言葉に女性達は涙を流して抱き合い喜びあった!
「あの人にお礼を言わせて…」
女性達が助けてくれた人の事を聞く
「我々もその人を探しているんだ…どんな人だった?」
「別に…普通の冒険者に見えた…」
「ヒポグリフに乗ってた…」
別の女性が怖々答える。
「ヒポグリフ?」
(我々が思っていた人物では無いのか?)
レミオロンが戸惑うが
「とりあえず被害者を優先しろ!倒れている奴らも残さず全員連れていくんだ!」
レミオロンが指示を出す上空に…
「あっ…サウス国の奴らが来たみたいだな…思ったよりも早く行動したなぁ…これなら俺が出なくてもよかったのかなぁ…」
ベイカーはうーんと悩むと…
「まぁいいか、後は任せても大丈夫そうだな」
悩む事をやめると…
「さぁヒポ、ミヅキの所に帰ろうぜ」
ベイカーはサウス国の人達に会うことなくミヅキ達の元へと帰って行った。
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