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11章
412.確認
「わかった…では今回は両方共に報酬の半分払う…今回はそれで納得してくれ」
副ギルがリュカ達と冒険者達に言うと
「そんなぁ…」
リュカが力なく声を上げた。
「リュカ…もう諦めよう。またこの次頑張ろうよ」
テオが慰めるようにリュカの肩を叩くと…
「待て!そんなの納得行かねぇぞ!こうなった場合は回収物の重さで決めるんだよな?どう考えても俺達の方が重いだろうが!」
男達がドン!と机を叩くと、ゴブリンの手首がゴロンと倒れた…。
「こいつら…ぶざけるなよ」
リュカが悔しさのあまりプルプルと震えると…
「それにこいつらは違反したんだペナルティがあってもいいんじゃないか?」
「違反?」
テオが顔を顰めると
「そうだろ?人の物を横取りしたんだからな!」
「そうだ!そうだ!」
仲間達もニヤニヤ笑いながら煽ってくる。
「そうだなぁ~お前らが持ってる武器でも渡して貰おうか?木の剣なんて二束三文にもならんが今回はそれで勘弁してやるよ」
男達はリュカ達が腰に下げている剣をじとっと見つめる。
「こいつら…これが目的だったのか…」
テオとリュカはミヅキからもらった神木の剣をギュッと握りしめる。
「ほらどうした?」
男達がジリジリと近づいて来ると…
ピョン!
ムーがリュカの影から突然姿を現しリュカと男達の間に割り込んだ。
突然現れたスライムに…
「魔物か!」
ギルドにいた冒険者達が騒ぎだし皆、剣を構えた。
「ムー!すみません!こいつ僕らの…えっと使い魔です!攻撃しないで下さい!」
リュカが慌ててムーを抱き上げる!
「ムー…やっぱりついてきてたんだ」
テオもリュカに抱かれてるムーに近づくとムーがプルプルと揺れだしプッ!と何かを吐き出した!
ドサッ…と吐き出されたものに皆が注目すると…
「ゴブリンだ!」
「キャー!」
受け付けのお姉さんが悲鳴を上げるがゴブリンが動き出す気配は無い。
「待て!もう死んでる様だ…それに…」
副ギルがゴブリンの死体に近づき何かを確認する。
「耳と手首がない、これは君達が倒したゴブリンだな?」
リュカ達と冒険者達も近づいて確認すると
「あっ!そうだこれは俺が殺った奴だここに剣の傷がある!」
リュカがゴブリンの腹を指さすと確かに剣で突かれた痕があった。
「そ、そんなの証拠になんねぇ、俺だって剣を持ってるからな!」
男達が動揺しだすと…副ギルが興味深げにゴブリンを見ている。
「君…解体室からウィードさんを連れてきてくれ」
副ギルの言葉にお姉さんは頷くと急いで裏の扉を出ていった!
しばらくしてお姉さんが一人のおじさんを連れてくると…
「何の用だ?解体なら裏手にもってこいや!」
呼びつけられた事で不機嫌そうに副ギルを睨みつける。
「悪いなちょっと見てほしくて、このゴブリンの死体なんだが、この耳の傷と手首の傷…どっちが先についたものかわかるか?」
「はぁ?ゴブリン?」
ウィードは副ギルが示す先を見ると確かにゴブリンの死体が置いてある。
「誰だよ!こんなところに持ってきた奴は!」
ウィードがゴブリンに近づいて傷口を見ていると…
「そ、そんなの見たって…」
冒険者達が声をかけると、ウィードはギロっと睨みつける。
「うるせぇな…黙ってろ、卸すぞ」
ウィードの迫力に冒険者達が口を閉じた。
「そうだなぁ…これはどう見ても耳の傷が先だな。傷口に血の跡かある殺してまだ少し息があるうちに耳を切ったようだ…それに比べて手首の方はもう事切れてしばらくしてから切った傷だ血が出てないからな」
「なるほど…」
副ギルが頷くと冒険者が慌てて
「そんな事がわかるわけ…」
「あるんだな、この道何年魔物を捌いてきたと思ってんだよ。傷見りゃすぐわかんだよ」
そう言って腹の傷も確認すると…
「この腹の傷と耳を切り落とした剣は同じ物だな切り口が似てる…綺麗な切り口だ…それに比べて手首の傷の汚い事…よく手入れもしてない剣で切ったんだろ傷口がめちゃくちゃだ、何度も刃を入れた痕がある」
副ギルはリュカと冒険者を見ると
「このゴブリンを倒した剣を出してみろ」
リュカは頷くと剣をサッとだした。
冒険者も渋々出すと、ウィードが二人の剣を見る。
「お前…よくこんな剣を使ってんな…これじゃ一発で仕留められないだろうが!あれ程武器や道具の手入れは欠かさずにしろと言ってるのに…」
ウィードが冒険者の剣を見てギロっと睨みつける。
今度はリュカの剣を見る。
「なんだ?お前木の剣を使っているのか?これじゃ切れないだろ…」
ウィードが呆れてリュカの剣を見ていると何かに気が付き顔色が変わる。
「いや…この木は…」
じっとリュカの剣を見ていると
「ちょっと触ってもいいか?」
ウィードがリュカに確認すると、リュカが躊躇いながらテオを見る。
テオはしょうがないよ…と肩を上げてリュカに頷いた。
「どうぞ…」
リュカがウィードに剣を渡すと…宝物でも貰ったかのように恭しく扱いながら剣を確認していると、急に慌てて
「ちょ、ちょっとこい!」
ウィードはリュカを引っ張って裏に行こうとする
「おい、ウィード!?」
副ギルが声をかけると…
「ちょっと待ってろ!すぐ戻るから!」
ウィードは振り返ることなくリュカを連れて行ってしまった。
裏に行くとウィードは捌いていた魔物の死体を出すと
「ちょっと斬らせて貰うぞ」
そう言って魔物の身体に剣をすべらせた。
すると抵抗少なく魔物の身体が真っ二つに割れる。
「なんだ…この切れ味は」
ウィードが信じられないと剣を見つめると
「どこで手に入れたんだ?」
剣をリュカに返しながら聞くと
「えっと…ある人から貰いました…」
「お前その剣の価値をわかっているか?」
「う、うん…ちょっとは…」
リュカが自信なさげに答える。
「まぁ…そんなもん持ってたらあんな奴らに目もつけられるわなぁ…あんまり見せつけねぇように気をつけた方がいいぞ」
ウィードが警告すると
「じゃあ戻るか…」
副ギル達の元に戻ろうとしながら後ろを振り返りリュカを見ると…
「今度…その剣で魔物捌かせてくれねぇか?」
「へっ?捌く?」
「おう…その剣ならどんな堅い魔物もプリンみたいに捌けそうだ…知ってか?プリンてのはこの王都で流行ったデザートなんだがその滑らかさと柔らかさがなんとも…」
急に話が変わってリュカが止める!
「ちょっと!プリンはわかりますから!でもこの剣を貸すのは…大切な人から貰ったものなので…」
リュカが謝ると
「だよな…わかってる言ってみただけだから気にすんな!さぁみんなに説明してやるから行くぞ」
ウィードとリュカはみんなのいる所に戻ると
「すまねぇな待たせて、裏で切り口の確認をしてきた…間違いなくこの傷はこいつの剣のものだった」
ウィードがハッキリと答える。
「ではこれで答えが出ましたね…報酬はこちらの新人君達にお渡しします」
「そんな訳あるか!」
「そうだ!解体のおっちゃんの勘違いかも知れねぇだろ!」
冒険者が文句を言うと…
「はぁ?俺が解体の事で間違えるわけねぇだろうが…舐めた口きいてるとその口落とすぞこらぁ!」
ウィードが冒険者達に近づき凄む。
「クッ…うるせえ!行くぞ!」
冒険者達が気まずくなり外に出ようとすると…
「どこに行く気ですか?」
副ギルが冒険者達に声をかける。
「は?報酬ももらえねぇんだ帰るに決まってるだろ!」
「何を馬鹿な事を…」
副ギルが笑うと
「さっき自分達で言いましたよね?人のものを奪っておいてなんのペナルティも無いのかと…あきらかにこれは違反ですよ」
副ギルが笑って受け付けのお姉さんに声をかける。
「やっちゃって下さい」
副ギルの言葉にお姉さんは嬉しそうに
「はい!喜んで!みんなもお願いね」
受付けのお姉さんが他の受付嬢にも声をかけると…
「「「はい!」」」
全員が立ち上がり杖の様なものを冒険者に向けると…
「「「「確保!」」」」
男達に向かって声を出すと、杖の先から電撃が放たれ冒険者達の体に落ちた。
「「「「ギヤーーーー!!」」」」
男達は一瞬で白目を向いて倒れ込む。
するとお姉さん達が縄でグルグル巻きにしていった…。
「みなさん…この人達重くって…運ぶの手伝ってくれませんか?」
お姉さん達が他の冒険者達に弱々しいそうに声をかける。
「俺が!」
「私が!」
「おまかせ下さい!」
冒険者達は我こそはと志願するとチリチリに焦げた冒険者達をお姉さん達が先導する先に運んで行った。
副ギルがリュカ達と冒険者達に言うと
「そんなぁ…」
リュカが力なく声を上げた。
「リュカ…もう諦めよう。またこの次頑張ろうよ」
テオが慰めるようにリュカの肩を叩くと…
「待て!そんなの納得行かねぇぞ!こうなった場合は回収物の重さで決めるんだよな?どう考えても俺達の方が重いだろうが!」
男達がドン!と机を叩くと、ゴブリンの手首がゴロンと倒れた…。
「こいつら…ぶざけるなよ」
リュカが悔しさのあまりプルプルと震えると…
「それにこいつらは違反したんだペナルティがあってもいいんじゃないか?」
「違反?」
テオが顔を顰めると
「そうだろ?人の物を横取りしたんだからな!」
「そうだ!そうだ!」
仲間達もニヤニヤ笑いながら煽ってくる。
「そうだなぁ~お前らが持ってる武器でも渡して貰おうか?木の剣なんて二束三文にもならんが今回はそれで勘弁してやるよ」
男達はリュカ達が腰に下げている剣をじとっと見つめる。
「こいつら…これが目的だったのか…」
テオとリュカはミヅキからもらった神木の剣をギュッと握りしめる。
「ほらどうした?」
男達がジリジリと近づいて来ると…
ピョン!
ムーがリュカの影から突然姿を現しリュカと男達の間に割り込んだ。
突然現れたスライムに…
「魔物か!」
ギルドにいた冒険者達が騒ぎだし皆、剣を構えた。
「ムー!すみません!こいつ僕らの…えっと使い魔です!攻撃しないで下さい!」
リュカが慌ててムーを抱き上げる!
「ムー…やっぱりついてきてたんだ」
テオもリュカに抱かれてるムーに近づくとムーがプルプルと揺れだしプッ!と何かを吐き出した!
ドサッ…と吐き出されたものに皆が注目すると…
「ゴブリンだ!」
「キャー!」
受け付けのお姉さんが悲鳴を上げるがゴブリンが動き出す気配は無い。
「待て!もう死んでる様だ…それに…」
副ギルがゴブリンの死体に近づき何かを確認する。
「耳と手首がない、これは君達が倒したゴブリンだな?」
リュカ達と冒険者達も近づいて確認すると
「あっ!そうだこれは俺が殺った奴だここに剣の傷がある!」
リュカがゴブリンの腹を指さすと確かに剣で突かれた痕があった。
「そ、そんなの証拠になんねぇ、俺だって剣を持ってるからな!」
男達が動揺しだすと…副ギルが興味深げにゴブリンを見ている。
「君…解体室からウィードさんを連れてきてくれ」
副ギルの言葉にお姉さんは頷くと急いで裏の扉を出ていった!
しばらくしてお姉さんが一人のおじさんを連れてくると…
「何の用だ?解体なら裏手にもってこいや!」
呼びつけられた事で不機嫌そうに副ギルを睨みつける。
「悪いなちょっと見てほしくて、このゴブリンの死体なんだが、この耳の傷と手首の傷…どっちが先についたものかわかるか?」
「はぁ?ゴブリン?」
ウィードは副ギルが示す先を見ると確かにゴブリンの死体が置いてある。
「誰だよ!こんなところに持ってきた奴は!」
ウィードがゴブリンに近づいて傷口を見ていると…
「そ、そんなの見たって…」
冒険者達が声をかけると、ウィードはギロっと睨みつける。
「うるせぇな…黙ってろ、卸すぞ」
ウィードの迫力に冒険者達が口を閉じた。
「そうだなぁ…これはどう見ても耳の傷が先だな。傷口に血の跡かある殺してまだ少し息があるうちに耳を切ったようだ…それに比べて手首の方はもう事切れてしばらくしてから切った傷だ血が出てないからな」
「なるほど…」
副ギルが頷くと冒険者が慌てて
「そんな事がわかるわけ…」
「あるんだな、この道何年魔物を捌いてきたと思ってんだよ。傷見りゃすぐわかんだよ」
そう言って腹の傷も確認すると…
「この腹の傷と耳を切り落とした剣は同じ物だな切り口が似てる…綺麗な切り口だ…それに比べて手首の傷の汚い事…よく手入れもしてない剣で切ったんだろ傷口がめちゃくちゃだ、何度も刃を入れた痕がある」
副ギルはリュカと冒険者を見ると
「このゴブリンを倒した剣を出してみろ」
リュカは頷くと剣をサッとだした。
冒険者も渋々出すと、ウィードが二人の剣を見る。
「お前…よくこんな剣を使ってんな…これじゃ一発で仕留められないだろうが!あれ程武器や道具の手入れは欠かさずにしろと言ってるのに…」
ウィードが冒険者の剣を見てギロっと睨みつける。
今度はリュカの剣を見る。
「なんだ?お前木の剣を使っているのか?これじゃ切れないだろ…」
ウィードが呆れてリュカの剣を見ていると何かに気が付き顔色が変わる。
「いや…この木は…」
じっとリュカの剣を見ていると
「ちょっと触ってもいいか?」
ウィードがリュカに確認すると、リュカが躊躇いながらテオを見る。
テオはしょうがないよ…と肩を上げてリュカに頷いた。
「どうぞ…」
リュカがウィードに剣を渡すと…宝物でも貰ったかのように恭しく扱いながら剣を確認していると、急に慌てて
「ちょ、ちょっとこい!」
ウィードはリュカを引っ張って裏に行こうとする
「おい、ウィード!?」
副ギルが声をかけると…
「ちょっと待ってろ!すぐ戻るから!」
ウィードは振り返ることなくリュカを連れて行ってしまった。
裏に行くとウィードは捌いていた魔物の死体を出すと
「ちょっと斬らせて貰うぞ」
そう言って魔物の身体に剣をすべらせた。
すると抵抗少なく魔物の身体が真っ二つに割れる。
「なんだ…この切れ味は」
ウィードが信じられないと剣を見つめると
「どこで手に入れたんだ?」
剣をリュカに返しながら聞くと
「えっと…ある人から貰いました…」
「お前その剣の価値をわかっているか?」
「う、うん…ちょっとは…」
リュカが自信なさげに答える。
「まぁ…そんなもん持ってたらあんな奴らに目もつけられるわなぁ…あんまり見せつけねぇように気をつけた方がいいぞ」
ウィードが警告すると
「じゃあ戻るか…」
副ギル達の元に戻ろうとしながら後ろを振り返りリュカを見ると…
「今度…その剣で魔物捌かせてくれねぇか?」
「へっ?捌く?」
「おう…その剣ならどんな堅い魔物もプリンみたいに捌けそうだ…知ってか?プリンてのはこの王都で流行ったデザートなんだがその滑らかさと柔らかさがなんとも…」
急に話が変わってリュカが止める!
「ちょっと!プリンはわかりますから!でもこの剣を貸すのは…大切な人から貰ったものなので…」
リュカが謝ると
「だよな…わかってる言ってみただけだから気にすんな!さぁみんなに説明してやるから行くぞ」
ウィードとリュカはみんなのいる所に戻ると
「すまねぇな待たせて、裏で切り口の確認をしてきた…間違いなくこの傷はこいつの剣のものだった」
ウィードがハッキリと答える。
「ではこれで答えが出ましたね…報酬はこちらの新人君達にお渡しします」
「そんな訳あるか!」
「そうだ!解体のおっちゃんの勘違いかも知れねぇだろ!」
冒険者が文句を言うと…
「はぁ?俺が解体の事で間違えるわけねぇだろうが…舐めた口きいてるとその口落とすぞこらぁ!」
ウィードが冒険者達に近づき凄む。
「クッ…うるせえ!行くぞ!」
冒険者達が気まずくなり外に出ようとすると…
「どこに行く気ですか?」
副ギルが冒険者達に声をかける。
「は?報酬ももらえねぇんだ帰るに決まってるだろ!」
「何を馬鹿な事を…」
副ギルが笑うと
「さっき自分達で言いましたよね?人のものを奪っておいてなんのペナルティも無いのかと…あきらかにこれは違反ですよ」
副ギルが笑って受け付けのお姉さんに声をかける。
「やっちゃって下さい」
副ギルの言葉にお姉さんは嬉しそうに
「はい!喜んで!みんなもお願いね」
受付けのお姉さんが他の受付嬢にも声をかけると…
「「「はい!」」」
全員が立ち上がり杖の様なものを冒険者に向けると…
「「「「確保!」」」」
男達に向かって声を出すと、杖の先から電撃が放たれ冒険者達の体に落ちた。
「「「「ギヤーーーー!!」」」」
男達は一瞬で白目を向いて倒れ込む。
するとお姉さん達が縄でグルグル巻きにしていった…。
「みなさん…この人達重くって…運ぶの手伝ってくれませんか?」
お姉さん達が他の冒険者達に弱々しいそうに声をかける。
「俺が!」
「私が!」
「おまかせ下さい!」
冒険者達は我こそはと志願するとチリチリに焦げた冒険者達をお姉さん達が先導する先に運んで行った。
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