ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

文字サイズ
特大
311 / 656
11章

454.創立記念日

「おはようございます」

マルコさんが朝から爽やかにミヅキに挨拶をしに来た…。

「おはようございます…マルコさん早いですね…」

ミヅキが朝ごはんを食べながら答えると

「今日はミヅキさんの学校を創立する日ですからね!」

「はぁ…やだなぁ…挨拶とか嫌いだよ」

ミヅキがため息をつく…

「ああいう挨拶ってお偉いさんの話が一番つまんないよね~」

「そうか?話なんて聞いた事あんまりないからな」

「俺も!ミヅキの挨拶楽しみだ!」

「僕も!ミヅキ大人になるんでしょ?」

「ミヅキ様の成長した姿が見れるなんて感激です!」

「楽しみ~!ミヅキ様頑張って下さいね!」

リュカ達が嬉しそうに次々に声をかける。

ミヅキは複雑な気持ちで頷いた…

「そうそう!衣装も用意しましたから!」

ライラが真っ白なドレスを持ってくる…

「えっ…でも衣装あんまり意味ないと思うけど、コハクが幻覚で見せてくれるし…」

「コハクちゃんには是非この衣装を大人用にして表現して欲しいんです!」

ライラ達がミヅキに詰め寄る!

【コ、コハク!】

ミヅキがコハクに助けを求める!

【ん?いいよーそのしろいかっこうにすればいいんだよね?】

「コハクちゃん!ちょっとミヅキ様を大人にして見せてくれない?色々と確認してみたいの」

コハクがチラッとミヅキをみると、ミヅキは仕方なさそうに頷いた。

「じゃあ着替えてくるから待っててね」

ミヅキはライラ達に服をもらうと白いドレスに着替えてくる。

【じゃあコハクよろしくね】

【はーい!】

コハクがミヅキに幻覚をかける…ミヅキの姿がモヤに包まれるとそこには美しい白いドレスを身にまとった女性が立っていた。

「すごい…」

「想像以上です…」

ライラ達がうっとりと見つめる…

「ほ、本当にミヅキなのか?」

一緒に見ていたギースが声をかける。

「ギースさん見てたでしょー」

ギースに向かってニコッと微笑むとギースが目を見開く。

「本当に大人の女性にしか見えないな…すごい!」

「いや本当にミヅキさん素晴らしいです!これならあのうるさい人達にきっちり言ってやれます!」

マルコさんが嬉しそうにミヅキを見ていると

「マルコさん!ミヅキ様じゃなくてディアナ様ですよ」

「ああ!そうですね!すみませんでしたディアナ様…では私は学校にいって開校の準備をしておきます。式は午後からの予定ですので皆さんでゆっくり来てくださいね!」

「わかりました…挨拶それまでに考えないと…まぁおめでとうございますとかでいいか」

【じゃあコハク本番でもよろしくね】

ミヅキがコハクに声をかけるとコハクが頷いて幻覚を解く。

「ああ…」

いつものミヅキに戻るとギース達からため息が漏れた…

「ミヅキ様!とっても素敵でした!」

変化を解いたミヅキにみんなが駆け寄る!

「大人になるとまた違うな!かっこよかったぞ!」

「うん、今のミヅキも可愛いけど大人のミヅキは綺麗でしたね」

リュカやテオが素直にミヅキを褒める。

「ありがとう~みんなそんなに気を使わなくてもいいのに」

ミヅキが苦笑していると…そんなミヅキに

「はぁ…ミヅキはわかってないね」

「まぁそんなところがいいんですけどね」

リク達がコソコソと話していると後ろでは大人達が心配そうにしていた…

「でもあんな綺麗な女性をみたらまた変なちょっかい出されるんじゃないか?」

ギース達がテリー達に声をかける。

「でも実際はいない女性だからな、手を出しようがないだろ」

「それもそうか」

少しほっとする。

「それに…手を出して後悔するのは向こうだしな」

「言えてる…」

「実際俺腕無くなったしな!」

ギースが笑うと…

「それ言って笑うのお前だけだからな…」

ビリーが呆れながらギースを見つめる。

「そ、そうか?」

ギースが自分の腕をさすると

「デボットさんはわかるよな!」

ギースがデボットに話を振る。

「まぁな…俺達は運が良かったんだろうな。普通ならあのまま消されてるだろうからな…」

「今やミヅキの周りは恐ろしいやつばかりだからな…」

デボット達は楽しそうに話しているミヅキ達を見つめた…。

「じゃあ俺達も用意しようぜ、恐ろしいみんなの入学式だからな」

「そうだな」

デボットはベイカーの方を見ると

「ベイカーさんはミヅキの護衛をよろしくお願いしますよ」

「おお!任せておけ」

「ベイカーさんと一緒にいたらミヅキだって怪しまれないか?」

「ベイカーさんはA級冒険者だから、依頼で頼んだ事にしとけばいいんじゃないか?」

「おっ!それいいな!聞かれたらそういう事にしておこう」

デボットとレアルがミヅキにベイカーの事を説明しておくと

「じゃあベイカーさんと近くにいられるんだね」

ミヅキが嬉しそうにベイカーを見る。

「なんだ?嬉しそうだな」

ベイカーがニヤッと笑うと

「だってベイカーさんがそばにいてくれたら安心だし…」

ミヅキは恥ずかしそうに頬を染めた。

「今日はやけに素直で可愛いな」

ベイカーがミヅキの頭を撫でると

「もう!いつも素直で可愛いでしょ!」

【ベイカーがいるなら俺も近くで守るぞ!】

シルバがベイカーとミヅキの間に割ってはいる!

【シルバも守ってくれるの?ありがとう】

ミヅキがシルバに抱きつくと

「シルバはなんか言ってるのか?」

「ベイカーさんと一緒にそばで守ってくれるって!」

「いや…それはやめた方がいいだろ」

デボットとレアルが渋い顔をすると

【なんでだ!】

シルバが納得いかずに吠える!

「なんで?」

ミヅキが聞くと

「大きな黒い獣といつも一緒にいる女の子…ってミヅキは有名だぞ…そのシルバと一緒にいたら勘のいい奴は気がつくかもしれないだろ」

「しかもそこにベイカーさんも加わったら…まさにミヅキを連想しそうだからな」

「そっか…だってシルバ。今回は離れて見守っててね」

「それなんだがミヅキがいなくても怪しいから、出来たらコハクにミヅキに変化して欲しいんだよ。それでシルバのそばにいてくれればミヅキと幻覚のディアナを結びつけるのが難しくなるからな」

「おー!なるほど!コハクとシルバもそれでいい?」

【うっうう…それでミヅキが助かるならしょうがない…でもそれなら近くにはいるからな!】

ミヅキがシルバの言葉を伝えると

「それはいいな、近くにいる方が違う人と認識されやすいだろ」

シルバはミヅキの近くに入れることでやっと納得した。


ミヅキ達は早々に用意をすると…

「じゃあ行くか、ミヅキとコハクもここからもう幻覚を使って行けるか?」

「えっ?もうここから変化するの?」

「学校でだとどこで見られているか分からないからな、出来ればここからがいいだろ」

「わかった、じゃあコハクちょっと長いけど頑張ってね」

【うん!】

コハクが笑顔で答えると

【終わったらまた油揚げの料理作ってあげるね!】

ミヅキの言葉にコハクは俄然やる気になった!

【いくよ!】

コハクはクルンと一回転するとそこにはミヅキがスタッと着地する!

「「「「おお!」」」」

「ミヅキ様そっくり!」

「いつ見てもミヅキに瓜二つだなぁ」

「つぎはミヅキね!」

コハクがミヅキに笑いかけると…ミヅキの姿が揺らめき大人の女性に変わる。

「やっぱり素敵です~」

ライラ達がうっとりと見つめる…

「よし、じゃあミヅキはシルバの上に乗って…ディアナ…様は俺の後ろを歩いてろ」

ベイカーがディアナに声をかけると

「よろしくお願いします」

ディアナはニコッと微笑んだ。
感想 6,830

あなたにおすすめの小説

【完結】私の出産日に初恋の人を選んだ夫、あなたを彼女に返品します 表紙

【完結】私の出産日に初恋の人を選んだ夫、あなたを彼女に返品します

「子供っぽい嫉妬はやめろ」私が命懸けで出産した日、夫のヴィンセント侯爵は初恋の人の所へ行ってしまった。理由を説明して欲しいと言うと、子供っぽい嫉妬をやめろと厳しい声で言われてしまう。しかも初恋の相手がいきなりやってきて「侯爵様は昔から私を命懸けで助けてくれるんです」と悪びれもせずに言い放った。妻よりも初恋相手を優先する夫は必要ないので私は夫を初恋相手へ返品した。すると生まれてから一度も人に頭を下げたことのないヴィンセントが、ボロボロになって私に頭を下げてきて⋯⋯。
恋愛 連載中 長編
文字数:94,149
過保護すぎる家族に囲まれて育ったら、外の世界が危険すぎました 〜冷酷公爵の父と最強兄たちに溺愛される日々〜 表紙

過保護すぎる家族に囲まれて育ったら、外の世界が危険すぎました 〜冷酷公爵の父と最強兄たちに溺愛される日々〜

過保護な父と兄たちに囲まれて育った少女。 初めての外は危険だらけ——のはずが、全部“秒で解決”。 溺愛×コメディ×ほんのり成長の、ほっこり家族物語。
恋愛 完結 短編
文字数:20,369
転生先で冒険者専門のお弁当屋さん始めます〜助けてくれた冒険者兄弟にお礼をしたかっただけなのに、大繁盛してしまいました〜 表紙

転生先で冒険者専門のお弁当屋さん始めます〜助けてくれた冒険者兄弟にお礼をしたかっただけなのに、大繁盛してしまいました〜

保育士として働いていた莉子は、ある日の仕事中に暴走してくる車から子どもたちを守り、死んでしまう。 しかし、目が覚めるとそこは深い森の中。 ここはどこだろうと彷徨い歩いているうちに狼のような獣に襲われかけたものの、間一髪のところで冒険者の兄弟、ベクターとゼノに助けてもらった。 家族が宿屋をやっているから、と行くあてもない莉子を拾ってくれた二人。 やってきたのは、リーベル王国の国境付近にある街、ベルン伯爵領。 そこにある人気の宿屋に身を置くことになった莉子は、様々な事情を知りながら身を寄せることへのお礼のため、ベクターとゼノにお弁当を作ろうと決意して──?
ファンタジー 連載中 長編
文字数:124,638
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか? 表紙

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
ファンタジー 完結 長編
文字数:148,101
悪役令嬢ですが、兄たちが過保護すぎて恋ができません 表紙

悪役令嬢ですが、兄たちが過保護すぎて恋ができません

乙女ゲームの悪役令嬢・セレフィーナに転生した私。 破滅回避のため、目立たず静かに生きる――はずだった。 しかし現実は、三人の兄による全力溺愛&完全監視生活。 外出には護衛、交友関係は管理制、笑顔すら規制対象!? さらに兄の親友である最強騎士・カインが護衛として加わり、 静かで誠実な優しさに、次第に心が揺れていく。 「恋をすると破滅する」 そう信じて避けてきた想いの先で待っていたのは、 断罪も修羅場もない、安心で騒がしい未来だった――。
恋愛 完結 短編
文字数:14,447
『死ぬほど愛されたい』と願ったら、最強の公爵家に転生して家族の愛が重すぎます!〜赤ちゃん令嬢は『慈愛の眼』で今日もデレを解析中〜 表紙

『死ぬほど愛されたい』と願ったら、最強の公爵家に転生して家族の愛が重すぎます!〜赤ちゃん令嬢は『慈愛の眼』で今日もデレを解析中〜

元・社畜SE、今世は国宝級の赤ん坊!? 最強の父様とお兄様が過保護すぎて、一歩歩くだけで国が揺れちゃいます!
ファンタジー 完結 長編
文字数:187,096
捨てられた三歳の聖女ですが、辺境伯家に拾われたら家族全員が過保護でした 表紙

捨てられた三歳の聖女ですが、辺境伯家に拾われたら家族全員が過保護でした

神殿で無能と決めつけられ、三歳で捨てられた少女リリア。 辺境伯家に保護された彼女は、厳つい辺境伯やお兄様たち、領民にまで溺愛されながら幸せな日々を送ることに。 けれど実はリリアは、数百年に一人現れる伝説級の聖女だった。 これは捨てられた幼女聖女が、たくさんの愛に包まれながら成長していく物語。
ファンタジー 完結 短編
文字数:36,970
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~ 表紙

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
恋愛 完結 長編
文字数:53,978