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12章
492.口は災いの元
「ミヅキさんが傷ついていないのならいいですが…あまりやりすぎて目立たないようにしてください」
セバスさんに言われてデボット達はそこら辺も抜かりないとセバスさんに説明していた…
もうこれ以上はお腹いっぱいだ…聞くのはやめておこう…
私はシルバに埋もれて現実逃避した。
するともこもこの気持ちいいシルバのお腹から引っこ抜かれると…
「それと…ミヅキさん気になる事がいくつかあったのですが…」
セバスさんがにっこり笑って私を見つめた…なんか嫌な予感にじいちゃんに助けを求めようと顔を見ると…
「おう、わしも気になっていた。これは確認しないと不味いな!」
どうやらじいちゃんはセバスさんの意見に賛成のようだ…
「な、なんでしょう…そんなに悪い事はしてないと思うんだけどなぁ…」
私の目が泳いでしまうとセバスさんの様子が変わる。
「ミヅキさん…まだ何か報告してない事もありそうですね」
セバスさんが綺麗な顔を近づけてくる…そのかっこいい顔で見ないで欲しい!
なんでも話してしまいそうになるから!
「な、何もないです!ねっ!ベイカーさん!」
「えっ!俺に振るなよ!」
ベイカーが慌て何かと考えると…
「まさか…魔力を結晶化したことか?」
セバスさんに聞くと
「そ、それは…師匠から報告がありました…」
気まずそうにセバスさんが顔を逸らすと、ギルマスがクックッと可笑しそうに笑っている。
「何?」
二人の様子が変に思いじいちゃんを見ると
「実はミヅキが魔力を結晶化したって報告をアルフから受けてセバスのやつ頭に血が上ってな…隣の山に雷落として山を倒壊させたんだ」
笑っているが…笑い話なのか!?
「は、はは…ソウナノースゴイネー」
「あの時は何をしていたのかとベイカーさんを説教しに王都まで行こうかと思いましたよ」
「えっ!俺…」
ベイカーさんの顔色が悪くなると…
「ですが師匠から仕方ない事情があったことと秘密は守られていると次の手紙に書かれていてどうにか自分を抑えました」
「よかった…アルフノーヴァさんありがとう…!」
ベイカーは王都にいるアルフさんに感謝を込めて手を合わせた…
「じゃあなんだ?もしかして竹林の村長か?」
ベイカーさんがつぶやくとセバスさんが反応する。
「それは初耳ですね…」
ベイカーさんの馬鹿!
私とベイカーさんは顔を見合わせると…タラタラと汗を流す…
「そ、それも解決済みだから!」
「そ、そうそう!大丈夫!もう処分されたそうだし!」
「ほぉ…処分されるほどの事をした人がいたと言うことですね…」
「で、でももうギルドのお姉さん達が去勢してくれたからね!問題ないよ!ね、みんな!?」
私がみんなの方を振り返るとみんなの顔が固まりシーンと静まり返っている。
「なんでその事ミヅキが知ってるんだ?」
ベイカーさんまで驚いて私を見つめる…
しまった!そういや内緒にされてたんだ…
私は思わず口を塞ぐが…時すでに遅し、セバスさんからは真っ黒い影が見える。
「去勢とはなんの事ですか?そしてそんな事をミヅキさんに教えたのですか?」
ベイカーさんはブンブンと首を振る!
「い、言うわけないだろ!ミヅキにはもちろんこの事は子供達には誰にも言ってないぞ!俺は!!」
「では誰が?」
セバスさんが私の方を振り返ると、アランさんがこっそりと部屋から出ていこうとするのが見えた…
うん…逃げるよね。
しかし…
「アラン?」
セバスさんが声をかけると同時にアランさんが外へと走り出した!
「ミヅキの馬鹿野郎!俺から聞いたってのは秘密だろうが!」
誰もアランさんなんて言ってないのに
アランさんが叫びながら外に飛び出しと…セバスさんがゆっくりと窓からアランさんを確認すると
「では今日の報告はここまでにしましょう…続きは明日と言うことでお願いします」
「は、はい…」
「あっミヅキさんはギルマスとここに残っていてくださいね。今日中に聞きたいことがありますので」
「わかりました!いつまでも待ってます!」
私は敬礼して姿勢を整えるとセバスさんがよろしいと納得した様子で窓から飛び降りていった…
「よし、じゃあデボット達は俺の家で先に休んでいてくれ…案内するから」
「「は、はい」」
「ミヅキはギルマスとここから動くなよ…今はじっとしとけよ」
ベイカーさんが念を押すと
「うん!一歩も動かないよ!」
ディムロスじいちゃんにピッタリとくっ付いた。
ベイカーさん達が出ていってからじいちゃんと穏やかに話をしていると…
「ん、帰ってきたみたいだな」
じいちゃんが扉の方を見る。
私も視線をそっちにやるとスッキリした顔のセバスさんが帰ってきた…がアランさんはどこにもいない。
てっきり引きずって連れて帰ってくると思ったのに…
「セ、セバスさん…アランさんは?」
「アラン?そんな人居ましたっけ?」
セバスさんがとぼける。
私は心の中で手を合わせた…惜しい人を亡くしたと…そっと目をつぶった。
「まぁ冗談ですけどね、アランにはちょっとおいたがすぎたので今夜は反省して貰います。それで?アランが言うにはミヅキさんに聞かれて仕方なく話したと言ってましたが…」
「や!だってベイカーさん達が教えてくれないから気になって…ごめんなさい!」
「ミヅキさんの為を思ってみんな隠しているのですからね…」
「は、はい…気をつけます…」
(多分…)
ミヅキが心の中で言えない事を言うとセバスさんがじっと見つめてくる。
ニコッと笑うと何故がため息をつかれて
「では本題に…」
セバスさんはパンパンと服のホコリを払うと私の隣に座って
「先程気になった事ですが…コハクさんの幻影を作った大人なミヅキさんと言うのはどういう事ですか?」
「えっ?いや…コハクがただ大人に見せてるだけですよ?」
「はい、それでも見てみたいので見せてください」
「ここで?」
こくこくと機嫌良さそうに頷く。
じいちゃんを見ると…
「わしもみたいのぉ~」
ニコニコと笑っている。
【じゃあコハク出来る?】
【うん、ディアナじゃない方だよね?】
【一番最初にやったやつだね】
【おっけー!】
コハクが私の周りの魔力を練ると…
「おお…」
「こりゃ凄い!本当に大人だ」
大人の姿にセバスさんとじいちゃんが穴が空くほどじっと見つめる。
「二人ともそんなに見ないでよ…恥ずかしいよ」
私が頬を染めると
「いや…すみません。とてもお綺麗な女性なので、これはコハクさんが考えた姿なのですか?」
「い、いえ…私が大人になった姿を想像したそうです…別にこの姿にそんなに意味はないみたい…」
まぁ…私の前の姿に似てるけど…
それは言わずにコハクにもういいよと合図をすると…
「では次は学校の創設者のディアナさんという方でお願いします」
「えっー!それも?」
「はい」
セバスさんがいい笑顔で笑うと、じいちゃんも期待した眼差しで見つめてくる。
仕方なくコハクを見ると、コハクが今度はディアナの姿にした。
「おお!これはまた少し大人っぽいですね…注意しないと…」
「そうじゃな。変なのに目をつけられそうじゃ」
セバスさんとギルマスがコソコソと話していると
「はい!これで終わりね!」
私はやっと終わったと息をはくと
「いえ、もう一つ。その罰を受けた村長のところでも姿を変えたと聞いていますよ」
「えっ!だ、誰から!」
「今反省中の人です」
ア、アラン~!
【あのミヅキもかわいいよ】
コハクが喜んでミヅキの少し成長した子供姿にすると…
「なるほど…確かにこれは馬鹿な人が増えるわけです」
セバスさんが頭を抱えため息をつく。
えっ…変かな?リク達は可愛いって言ってくれたけど…
「だ、ダメだった?」
セバスさん達に伺うように聞くと
「不味いですね…」
セバスさんが渋い顔をする。
「そうじゃな…後で王都のギルマスに連絡しておく。あの犯罪者がどうなっているのか…」
ギルマスも唸ると
「よろしくお願いします!」
ミヅキの可愛いらしい姿に危機感を覚えた二人はすぐに王都のギルドに連絡を取る事にした。
セバスさんに言われてデボット達はそこら辺も抜かりないとセバスさんに説明していた…
もうこれ以上はお腹いっぱいだ…聞くのはやめておこう…
私はシルバに埋もれて現実逃避した。
するともこもこの気持ちいいシルバのお腹から引っこ抜かれると…
「それと…ミヅキさん気になる事がいくつかあったのですが…」
セバスさんがにっこり笑って私を見つめた…なんか嫌な予感にじいちゃんに助けを求めようと顔を見ると…
「おう、わしも気になっていた。これは確認しないと不味いな!」
どうやらじいちゃんはセバスさんの意見に賛成のようだ…
「な、なんでしょう…そんなに悪い事はしてないと思うんだけどなぁ…」
私の目が泳いでしまうとセバスさんの様子が変わる。
「ミヅキさん…まだ何か報告してない事もありそうですね」
セバスさんが綺麗な顔を近づけてくる…そのかっこいい顔で見ないで欲しい!
なんでも話してしまいそうになるから!
「な、何もないです!ねっ!ベイカーさん!」
「えっ!俺に振るなよ!」
ベイカーが慌て何かと考えると…
「まさか…魔力を結晶化したことか?」
セバスさんに聞くと
「そ、それは…師匠から報告がありました…」
気まずそうにセバスさんが顔を逸らすと、ギルマスがクックッと可笑しそうに笑っている。
「何?」
二人の様子が変に思いじいちゃんを見ると
「実はミヅキが魔力を結晶化したって報告をアルフから受けてセバスのやつ頭に血が上ってな…隣の山に雷落として山を倒壊させたんだ」
笑っているが…笑い話なのか!?
「は、はは…ソウナノースゴイネー」
「あの時は何をしていたのかとベイカーさんを説教しに王都まで行こうかと思いましたよ」
「えっ!俺…」
ベイカーさんの顔色が悪くなると…
「ですが師匠から仕方ない事情があったことと秘密は守られていると次の手紙に書かれていてどうにか自分を抑えました」
「よかった…アルフノーヴァさんありがとう…!」
ベイカーは王都にいるアルフさんに感謝を込めて手を合わせた…
「じゃあなんだ?もしかして竹林の村長か?」
ベイカーさんがつぶやくとセバスさんが反応する。
「それは初耳ですね…」
ベイカーさんの馬鹿!
私とベイカーさんは顔を見合わせると…タラタラと汗を流す…
「そ、それも解決済みだから!」
「そ、そうそう!大丈夫!もう処分されたそうだし!」
「ほぉ…処分されるほどの事をした人がいたと言うことですね…」
「で、でももうギルドのお姉さん達が去勢してくれたからね!問題ないよ!ね、みんな!?」
私がみんなの方を振り返るとみんなの顔が固まりシーンと静まり返っている。
「なんでその事ミヅキが知ってるんだ?」
ベイカーさんまで驚いて私を見つめる…
しまった!そういや内緒にされてたんだ…
私は思わず口を塞ぐが…時すでに遅し、セバスさんからは真っ黒い影が見える。
「去勢とはなんの事ですか?そしてそんな事をミヅキさんに教えたのですか?」
ベイカーさんはブンブンと首を振る!
「い、言うわけないだろ!ミヅキにはもちろんこの事は子供達には誰にも言ってないぞ!俺は!!」
「では誰が?」
セバスさんが私の方を振り返ると、アランさんがこっそりと部屋から出ていこうとするのが見えた…
うん…逃げるよね。
しかし…
「アラン?」
セバスさんが声をかけると同時にアランさんが外へと走り出した!
「ミヅキの馬鹿野郎!俺から聞いたってのは秘密だろうが!」
誰もアランさんなんて言ってないのに
アランさんが叫びながら外に飛び出しと…セバスさんがゆっくりと窓からアランさんを確認すると
「では今日の報告はここまでにしましょう…続きは明日と言うことでお願いします」
「は、はい…」
「あっミヅキさんはギルマスとここに残っていてくださいね。今日中に聞きたいことがありますので」
「わかりました!いつまでも待ってます!」
私は敬礼して姿勢を整えるとセバスさんがよろしいと納得した様子で窓から飛び降りていった…
「よし、じゃあデボット達は俺の家で先に休んでいてくれ…案内するから」
「「は、はい」」
「ミヅキはギルマスとここから動くなよ…今はじっとしとけよ」
ベイカーさんが念を押すと
「うん!一歩も動かないよ!」
ディムロスじいちゃんにピッタリとくっ付いた。
ベイカーさん達が出ていってからじいちゃんと穏やかに話をしていると…
「ん、帰ってきたみたいだな」
じいちゃんが扉の方を見る。
私も視線をそっちにやるとスッキリした顔のセバスさんが帰ってきた…がアランさんはどこにもいない。
てっきり引きずって連れて帰ってくると思ったのに…
「セ、セバスさん…アランさんは?」
「アラン?そんな人居ましたっけ?」
セバスさんがとぼける。
私は心の中で手を合わせた…惜しい人を亡くしたと…そっと目をつぶった。
「まぁ冗談ですけどね、アランにはちょっとおいたがすぎたので今夜は反省して貰います。それで?アランが言うにはミヅキさんに聞かれて仕方なく話したと言ってましたが…」
「や!だってベイカーさん達が教えてくれないから気になって…ごめんなさい!」
「ミヅキさんの為を思ってみんな隠しているのですからね…」
「は、はい…気をつけます…」
(多分…)
ミヅキが心の中で言えない事を言うとセバスさんがじっと見つめてくる。
ニコッと笑うと何故がため息をつかれて
「では本題に…」
セバスさんはパンパンと服のホコリを払うと私の隣に座って
「先程気になった事ですが…コハクさんの幻影を作った大人なミヅキさんと言うのはどういう事ですか?」
「えっ?いや…コハクがただ大人に見せてるだけですよ?」
「はい、それでも見てみたいので見せてください」
「ここで?」
こくこくと機嫌良さそうに頷く。
じいちゃんを見ると…
「わしもみたいのぉ~」
ニコニコと笑っている。
【じゃあコハク出来る?】
【うん、ディアナじゃない方だよね?】
【一番最初にやったやつだね】
【おっけー!】
コハクが私の周りの魔力を練ると…
「おお…」
「こりゃ凄い!本当に大人だ」
大人の姿にセバスさんとじいちゃんが穴が空くほどじっと見つめる。
「二人ともそんなに見ないでよ…恥ずかしいよ」
私が頬を染めると
「いや…すみません。とてもお綺麗な女性なので、これはコハクさんが考えた姿なのですか?」
「い、いえ…私が大人になった姿を想像したそうです…別にこの姿にそんなに意味はないみたい…」
まぁ…私の前の姿に似てるけど…
それは言わずにコハクにもういいよと合図をすると…
「では次は学校の創設者のディアナさんという方でお願いします」
「えっー!それも?」
「はい」
セバスさんがいい笑顔で笑うと、じいちゃんも期待した眼差しで見つめてくる。
仕方なくコハクを見ると、コハクが今度はディアナの姿にした。
「おお!これはまた少し大人っぽいですね…注意しないと…」
「そうじゃな。変なのに目をつけられそうじゃ」
セバスさんとギルマスがコソコソと話していると
「はい!これで終わりね!」
私はやっと終わったと息をはくと
「いえ、もう一つ。その罰を受けた村長のところでも姿を変えたと聞いていますよ」
「えっ!だ、誰から!」
「今反省中の人です」
ア、アラン~!
【あのミヅキもかわいいよ】
コハクが喜んでミヅキの少し成長した子供姿にすると…
「なるほど…確かにこれは馬鹿な人が増えるわけです」
セバスさんが頭を抱えため息をつく。
えっ…変かな?リク達は可愛いって言ってくれたけど…
「だ、ダメだった?」
セバスさん達に伺うように聞くと
「不味いですね…」
セバスさんが渋い顔をする。
「そうじゃな…後で王都のギルマスに連絡しておく。あの犯罪者がどうなっているのか…」
ギルマスも唸ると
「よろしくお願いします!」
ミヅキの可愛いらしい姿に危機感を覚えた二人はすぐに王都のギルドに連絡を取る事にした。
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