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12章
503.最凶の贈り物
「ルンバさんとっても似合ってますよ」
私が本心でそう言うと、ルンバさんはありがとうと笑って頭を撫でてくれる。
「おお!凄く似合って…ぶっ!」
ベイカーさんが隣で吹き出すと
「ありがとよ!」
ルンバさんがベイカーさんの頭も掴んでグリグリと撫でていた。
ベイカーさんが痛い!とのたうち回っているのは自業自得なので無視して
「じゃあ次は私から!」
私は綺麗に包装してリボンを付けた贈り物をリリアンさんに渡すと
「ありがとう!何かしら開けてもいい?」
リリアンさんの言葉に頷くとリリアンさんが綺麗に包みを開ける。
プレゼントの中身は赤ちゃんが着るのにちょうどいい大きさのロンパースだ!
リリアンさんは服を広げると…
「可愛い服ね!色がとっても素敵!」
「これはククノ様の木を貰って染めて見ました!こっちもククノ様オススメの木から花を貰って染めたの~」
「ククノ様?誰かしら?」
リリアンさんが聞いた事のない名前に首を傾げると
「神木様だよ!」
「し、神木…ってあのミヅキちゃんが加護を受けた神木の木から染めたの?」
「うん!」
凄いでしょと笑うとリリアンさんとルンバさんの顔が引き攣る…
「こんな高価なもの貰えないわ…これって…王族が着るようなものじゃないかしら…」
リリアンさんがそっと服を折りたたむと
「えー大丈夫だよ、それにあと何枚も用意してあるもん!オイトが大きくなったら着れるようにたくさん作っておいたから!」
そう言って少し大きめの服を見せる!
「だってオイトが着るんだよ~いい物を着せてあげたいからね!これなら少しの魔法だって跳ね返しちゃうよ!汚れも普通の服より付かないしね!しかも~染め物なのに色落ちしないの!」
私が自信満々に答えると
「そ、そう…」
リリアンさんが驚いている…
「だから気にしないで着せてあげてね!」
こうしてオイトは赤子ながら最高の装備を手に入れた。
「ま、まぁミヅキちゃんからのプレゼントだし…可愛いものね!」
リリアンさんがもう気にするのは止めようと切り替えると早速オイトに着せてみる。
「あ~う~」
機嫌よく笑うオイトにみんながほっこりと顔を緩ませると…
【ミヅキ!僕らからも贈り物あるんだ】
シンクがみんなのお祝いを渡すのを見終わるとミヅキに声をかけた。
【えっ?僕らって…シンクとかシルバ達からって事?】
【うん!】
シンクは用意していた物を出す。
ミヅキはそれを受け取ると…
「ネックレス?」
首から下げる紐に綺麗な宝石の様な石が付いている。
【綺麗…だけどなんで二つあるの?】
同じ物を二つ渡される。
【一つはミヅキに…もうひとつはその子にでもあげてよ】
シンクがミヅキの持っていたネックレスの一つをつまむとミヅキの首にかける。
【うん!ミヅキ可愛いよ】
【ありがとう!お揃いで作ってくれたんだね!】
【その方がミヅキが喜ぶと思ってね。僕らから直接その子には贈れないけどミヅキからならいいと思ってね】
ミヅキはシンク達の気持ちに感激すると
「リリアンさん!ルンバさん!これシルバやシンク達が作ってくれたの!オイトの分も!」
ミヅキが自分が付けているネックレスを見せてもうひとつを見せると…
「凄く綺麗ね…それになんか…恐れ多い様な感じがするけど…」
ちらっとシンクを見ると可愛くコテッと首を傾げる。
【別にそんな事ないけどなぁ、シルバとコハクの毛を編んで紐を作ってプルシアの鱗をムーが砕いてレムが丸くしてくれたんだよそれを僕が焼いたの】
【すごーい!みんなの合作だね!】
ミヅキネックレスを手に取ってじっくりと眺めると…
「あれ?なんか魔力を感じる…」
ミヅキの言葉にベイカーが見せてみろと受け取ると…
ネックレスがズンッと重くなりベイカーの腕が沈む…
「うお!なんだこりゃ…すげぇ重い…」
「嘘だぁ!私が持てるのに」
ベイカーさんの腕からネックレスを取り上げまるが全然重くない!なんなら重さを感じないほどだ。
「馬鹿…それやばいぞ…しかもなんか嫌な感じがした」
ベイカーさんの額に汗が滲んでいる。
「えー?全然そんな感じしないけど…むしろ心地いいくらい!」
私が綺麗な石をコロコロと触ると
「おい…ルンバも持ってみろよ…」
ルンバがミヅキが持っているネックレスを見ると
「どうぞ」
笑ってネックレスを差し出す。
ルンバが持ち上げようと紐を掴むと…
「なんだこりゃ…全然持ち上がらないぞ」
ルンバさんも重いと言う。
「ルンバさんが言うなら本当に重いんだ…」
私が真剣に頷くと
「なんで俺の時に信じないんだよ!」
ベイカーさんが納得いかないと怒っている。
「多分ミヅキの従魔達が作ったからミヅキには負荷がないんだろうな…」
「じゃあオイトも付けられないのかな…」
ミヅキが残念そうに顔を曇らせると
【大丈夫だよ!ミヅキがちゃんとその子に贈れば…その代わりその子しか付けられないけどね】
【えっ!本当に!】
シンクが頷くと
「ちゃんとオイトに贈れば大丈夫みたい!よかった~せっかくのみんなからのお祝いだもんね~」
「でも本当にそんな凄いものもらっていいのかしら…」
リリアンさんが不安になる…
「聖獣の加護が付いた装飾品なんてなかなか手に入らないぞ…」
「それを目当てに狙われたら…」
不安そうにすると
「大丈夫だろ…それ誰も奪えないから他の奴らにはなんの価値もないだろうな…しかも対象者以外がつけたらきっと良くない事がおきる気がする…」
ベイカーが手にした時に感じた悪寒を思い出す…
「すごいねそれ!本人にしか使えないアイテムみたい!」
リリアンさん達はベイカーの話を聞いてほっとすると
「じゃあせっかくだからミヅキちゃんオイトにあげてくれる?」
「うん!」
ミヅキはネックレスを持つと固まってシンクを見る。
【あれ?どうやって贈ればいいの?】
【ミヅキがそのネックレスはその子の物だと認識すれば大丈夫だよ後はミヅキが首にかけてあげて】
ミヅキは頷くと…
「オイト、お姉ちゃんとお揃いのネックレスだよ!きっとオイトを…家族をずっと守ってくれる物になると思う。大切にしてね」
ミヅキはオイトの首から下げると紐を短く調節してあげる。
オイトの首にかかったネックレスは重そうには見えずにオイトはかかっている事にも気づいていなそうにじっとミヅキを見つめていた。
「本当に綺麗だわ」
リリアンさんが嬉しそうに玉を撫でると…
「あら…全然重くないわ」
不思議そうに玉を掴む。
「あー…もしかしたらオイトの家族みんなを幸せに…って思ったからリリアンさん達も対象になったのかも…」
ルンバさんもオイトのネックレスを触って見ると
「本当だ…さっきと違って全然重さを感じない…」
石の軽さが変わってびっくりしている。
「これならみんなでつけられるんじゃない?」
ミヅキが言うと、二人は顔を見合わせて
「いや、これはずっとオイトに付けておくよ。この子の幸せが俺達の幸せだからな」
リリアンさんも頷くと…
「そうね!でもムツカならつけてもいいわよ」
リリアンさんがムツカを抱き寄せると…
「でも…私は…」
ムツカが手を引っ込めるとリリアンさんが優しくムツカの手を添えてオイトのネックレスを触らせる。
「軽い…それに綺麗だね…」
ムツカにも重さは感じないようだった。
「ムツカも家族なんだから当たり前でしょ!」
リリアンさんが呆れると
「でも私もオイトにつけてて貰いたい!だって私はお姉ちゃんだからね!」
ムツカがそう言うと
ギュッ…
ムツカの手をオイトが掴むとニコッと笑う。
「ふふ…お姉ちゃんだってわかってるみたいね」
嬉しそうに笑うムツカとオイトは本当の姉弟のようだった。
私が本心でそう言うと、ルンバさんはありがとうと笑って頭を撫でてくれる。
「おお!凄く似合って…ぶっ!」
ベイカーさんが隣で吹き出すと
「ありがとよ!」
ルンバさんがベイカーさんの頭も掴んでグリグリと撫でていた。
ベイカーさんが痛い!とのたうち回っているのは自業自得なので無視して
「じゃあ次は私から!」
私は綺麗に包装してリボンを付けた贈り物をリリアンさんに渡すと
「ありがとう!何かしら開けてもいい?」
リリアンさんの言葉に頷くとリリアンさんが綺麗に包みを開ける。
プレゼントの中身は赤ちゃんが着るのにちょうどいい大きさのロンパースだ!
リリアンさんは服を広げると…
「可愛い服ね!色がとっても素敵!」
「これはククノ様の木を貰って染めて見ました!こっちもククノ様オススメの木から花を貰って染めたの~」
「ククノ様?誰かしら?」
リリアンさんが聞いた事のない名前に首を傾げると
「神木様だよ!」
「し、神木…ってあのミヅキちゃんが加護を受けた神木の木から染めたの?」
「うん!」
凄いでしょと笑うとリリアンさんとルンバさんの顔が引き攣る…
「こんな高価なもの貰えないわ…これって…王族が着るようなものじゃないかしら…」
リリアンさんがそっと服を折りたたむと
「えー大丈夫だよ、それにあと何枚も用意してあるもん!オイトが大きくなったら着れるようにたくさん作っておいたから!」
そう言って少し大きめの服を見せる!
「だってオイトが着るんだよ~いい物を着せてあげたいからね!これなら少しの魔法だって跳ね返しちゃうよ!汚れも普通の服より付かないしね!しかも~染め物なのに色落ちしないの!」
私が自信満々に答えると
「そ、そう…」
リリアンさんが驚いている…
「だから気にしないで着せてあげてね!」
こうしてオイトは赤子ながら最高の装備を手に入れた。
「ま、まぁミヅキちゃんからのプレゼントだし…可愛いものね!」
リリアンさんがもう気にするのは止めようと切り替えると早速オイトに着せてみる。
「あ~う~」
機嫌よく笑うオイトにみんながほっこりと顔を緩ませると…
【ミヅキ!僕らからも贈り物あるんだ】
シンクがみんなのお祝いを渡すのを見終わるとミヅキに声をかけた。
【えっ?僕らって…シンクとかシルバ達からって事?】
【うん!】
シンクは用意していた物を出す。
ミヅキはそれを受け取ると…
「ネックレス?」
首から下げる紐に綺麗な宝石の様な石が付いている。
【綺麗…だけどなんで二つあるの?】
同じ物を二つ渡される。
【一つはミヅキに…もうひとつはその子にでもあげてよ】
シンクがミヅキの持っていたネックレスの一つをつまむとミヅキの首にかける。
【うん!ミヅキ可愛いよ】
【ありがとう!お揃いで作ってくれたんだね!】
【その方がミヅキが喜ぶと思ってね。僕らから直接その子には贈れないけどミヅキからならいいと思ってね】
ミヅキはシンク達の気持ちに感激すると
「リリアンさん!ルンバさん!これシルバやシンク達が作ってくれたの!オイトの分も!」
ミヅキが自分が付けているネックレスを見せてもうひとつを見せると…
「凄く綺麗ね…それになんか…恐れ多い様な感じがするけど…」
ちらっとシンクを見ると可愛くコテッと首を傾げる。
【別にそんな事ないけどなぁ、シルバとコハクの毛を編んで紐を作ってプルシアの鱗をムーが砕いてレムが丸くしてくれたんだよそれを僕が焼いたの】
【すごーい!みんなの合作だね!】
ミヅキネックレスを手に取ってじっくりと眺めると…
「あれ?なんか魔力を感じる…」
ミヅキの言葉にベイカーが見せてみろと受け取ると…
ネックレスがズンッと重くなりベイカーの腕が沈む…
「うお!なんだこりゃ…すげぇ重い…」
「嘘だぁ!私が持てるのに」
ベイカーさんの腕からネックレスを取り上げまるが全然重くない!なんなら重さを感じないほどだ。
「馬鹿…それやばいぞ…しかもなんか嫌な感じがした」
ベイカーさんの額に汗が滲んでいる。
「えー?全然そんな感じしないけど…むしろ心地いいくらい!」
私が綺麗な石をコロコロと触ると
「おい…ルンバも持ってみろよ…」
ルンバがミヅキが持っているネックレスを見ると
「どうぞ」
笑ってネックレスを差し出す。
ルンバが持ち上げようと紐を掴むと…
「なんだこりゃ…全然持ち上がらないぞ」
ルンバさんも重いと言う。
「ルンバさんが言うなら本当に重いんだ…」
私が真剣に頷くと
「なんで俺の時に信じないんだよ!」
ベイカーさんが納得いかないと怒っている。
「多分ミヅキの従魔達が作ったからミヅキには負荷がないんだろうな…」
「じゃあオイトも付けられないのかな…」
ミヅキが残念そうに顔を曇らせると
【大丈夫だよ!ミヅキがちゃんとその子に贈れば…その代わりその子しか付けられないけどね】
【えっ!本当に!】
シンクが頷くと
「ちゃんとオイトに贈れば大丈夫みたい!よかった~せっかくのみんなからのお祝いだもんね~」
「でも本当にそんな凄いものもらっていいのかしら…」
リリアンさんが不安になる…
「聖獣の加護が付いた装飾品なんてなかなか手に入らないぞ…」
「それを目当てに狙われたら…」
不安そうにすると
「大丈夫だろ…それ誰も奪えないから他の奴らにはなんの価値もないだろうな…しかも対象者以外がつけたらきっと良くない事がおきる気がする…」
ベイカーが手にした時に感じた悪寒を思い出す…
「すごいねそれ!本人にしか使えないアイテムみたい!」
リリアンさん達はベイカーの話を聞いてほっとすると
「じゃあせっかくだからミヅキちゃんオイトにあげてくれる?」
「うん!」
ミヅキはネックレスを持つと固まってシンクを見る。
【あれ?どうやって贈ればいいの?】
【ミヅキがそのネックレスはその子の物だと認識すれば大丈夫だよ後はミヅキが首にかけてあげて】
ミヅキは頷くと…
「オイト、お姉ちゃんとお揃いのネックレスだよ!きっとオイトを…家族をずっと守ってくれる物になると思う。大切にしてね」
ミヅキはオイトの首から下げると紐を短く調節してあげる。
オイトの首にかかったネックレスは重そうには見えずにオイトはかかっている事にも気づいていなそうにじっとミヅキを見つめていた。
「本当に綺麗だわ」
リリアンさんが嬉しそうに玉を撫でると…
「あら…全然重くないわ」
不思議そうに玉を掴む。
「あー…もしかしたらオイトの家族みんなを幸せに…って思ったからリリアンさん達も対象になったのかも…」
ルンバさんもオイトのネックレスを触って見ると
「本当だ…さっきと違って全然重さを感じない…」
石の軽さが変わってびっくりしている。
「これならみんなでつけられるんじゃない?」
ミヅキが言うと、二人は顔を見合わせて
「いや、これはずっとオイトに付けておくよ。この子の幸せが俺達の幸せだからな」
リリアンさんも頷くと…
「そうね!でもムツカならつけてもいいわよ」
リリアンさんがムツカを抱き寄せると…
「でも…私は…」
ムツカが手を引っ込めるとリリアンさんが優しくムツカの手を添えてオイトのネックレスを触らせる。
「軽い…それに綺麗だね…」
ムツカにも重さは感じないようだった。
「ムツカも家族なんだから当たり前でしょ!」
リリアンさんが呆れると
「でも私もオイトにつけてて貰いたい!だって私はお姉ちゃんだからね!」
ムツカがそう言うと
ギュッ…
ムツカの手をオイトが掴むとニコッと笑う。
「ふふ…お姉ちゃんだってわかってるみたいね」
嬉しそうに笑うムツカとオイトは本当の姉弟のようだった。
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