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13章
521.魔物の集団
みんなで町に帰る途中の事…
【まて!何かあるぞ…】
シルバが何かの気配を感じ取ると
「止まれ!」
ベイカーさんとアランさんも同じように感じ取り様子を伺うように物陰に隠れる。
「どうしたの?」
私が小さい声で話しかけると
「この先に魔物の集団がいる」
ベイカーさんが言うと
「なんか…様子がおかしくないか?」
アランさんが怪訝な表情を浮かべている。
「おかしい?どういう事?魔物の集団くらいよくあるよね?」
【なんか…荒ぶってる感じがするな…殺気がダダ漏れしている】
んー?
とりあえず普通の気配と違うと言うことで私達は慎重に先に進んで見ることになった。
【僕が少し上から様子を見てくるよ】
【私も行こう】
シンクとプルシアが空から様子を見に行ってくれる。
私達は風下になるように注意しながらいくと…
【ミヅキー!】
様子を見に行ったシンク達が帰ってきた。
【シンク、プルシアどうだった?】
【なんか…この先で防壁が張られてるの、その中にぎゅうぎゅうに魔物達が閉じ込められてた】
【へ?どういう事?】
【シンクの言葉通りだ、我々に危険はないから自分の目で見る方がいいだろう】
私はシンクとプルシアの言葉をベイカーさん達に伝えると…
「じゃあ行ってみるか」
「ミヅキ達は少し離れて後からこい」
とりあえず先にベイカーさんとアランさんが見に行ってくれると言うので頷いてシルバ達と少し離れて後を追った。
シンク達が見たと言うところに来ると…
少し先でベイカーさんとアランさんが棒立ちしている…
「おーい!そっち行ってもいい?」
声をかけると
「あ、ああ…多分大丈夫だろ。でも一応シルバから降りるなよ」
ベイカーさんから許可をもらい近づくと…
「なにこれ…」
目の前には透明な防壁があり…その中には様々な種類の魔物達がウヨウヨと閉じ込められていた…
「誰が…なんの目的で?」
「わからん…しかしこの防壁のでかさ…結構な魔力が無いと無理だな…」
アランさんが私を見ると
「私何もしてないよ!」
「わかってるよ、だがお前ならこれ出来るか?」
「うーん…多分出来る。でもこんな事絶対やらない」
「それもわかってるよ」
アランさんがすまんなと私の頭を撫でると
「これ…壊しちゃってもいいのかな?」
「うーん…大丈夫じゃないか、依頼でこんなのは絶対無いと思う」
「そうだな…」
「この魔物達はどうするの?全部やつけちゃうの?」
なんだか気性が荒そうなのもいれば隅っこでブルブル震えているのもいる…
「あんまり敵意のない子は倒したくないなぁ…」
私がボソッと言うと
【なら俺に任せろ】
シルバがニヤッと笑った。
【あいつらとちょっと離れて待ってな、さっきの依頼は俺達は何もしてないからこれは俺達に殺らせてくれ】
【シルバ達が?】
【あっ!それいいね!暴れられなくて残念だと思ってたから】
シンクがピョンピョン跳ねると
「ベイカーさん、アランさんここはシルバ達がどうにかするって。私達は少し離れて見ててって言ってるよ」
「ん?シルバが?まぁさっきは何もしてなかったもんな…じゃあ任せるか」
私はシルバから降りるとベイカーさん達と少し離れた高台へと移動する…上から見ると結構な大きさの防壁だと確認できた。
「こりゃ百体くらい魔物がいるかもな…」
ベイカーさんに抱っこされてシルバ達を見ていると
【防壁は壊せる?私が壊してみようか?】
シルバ達に声をかけると
【大丈夫だ、触ったが叩けば崩れそうだ】
【わかった、みんな気をつけてね】
シルバを筆頭にシンク、コハク、プルシア、ムー、レムとみんなで防壁の前に立っている。
【じゃあ行くぞ!】
シルバが合図をすると…
「ギャオォォォー!」
プルシアが咆哮を放つ!すると防壁がバキバキと音を立てて崩れていく…
「ギャア!」
「グルゥゥ!」
「キシャァー!」
中に閉じ込められていた魔物達が一斉に飛び出してきた!
「グルウゥゥゥゥ!!」
するとシルバが魔物達に向かって雄叫びをあげる!
殺気をはらんだ唸り声に魔物達が一瞬怯むと…
【よく聞け!俺はフェンリルのシルバだ!今からお前達を殲滅する!もし死にたくなければ道を開けろ!俺に挑戦したいものは何匹束になっても構わない…かかってこい!】
シルバが不敵に笑う…
【ふふ…シルバ悪役みたい】
魔物達はシルバの言葉に一瞬怯むが…
「グルルル…」
「ギャウ!!」
数体の弱々しい魔物を除いて他の魔物達は一斉にシルバ達に襲いかかってきた!
【あはは!いいぞ!来い!】
シルバは怯むことなく魔物達に向かっていく!
【ずるーい!僕も行くよ!】
シンクが続くと
【ぼくもー!】
コハクがタッタッタッ!と遅れて飛び出す。
【うーん…私らは後ろにきたおこぼれを預かろうか…】
プルシアの言葉にムーとレムが頷く。
こうして従魔達による殲滅が始まった…
「うっわ…シルバ荒々しいな」
ベイカーさんがシルバの容赦ない攻撃に引いていると
「へぇ…コハクも結構戦えるんだな。あれならB級冒険者だともう敵わなそうだ」
アランさんがコハクの動きを目でおっている。
「シルバは…さっきまで少し機嫌悪かったからかなぁ~、コハクはシルバ達といるうちにどんどん強くなったみたい」
「シルバ機嫌が悪かったのか?なんでだ?」
ベイカーが聞いてくるので、ケリュさんの事を伝えると…
「ぶっ…ミヅキ!森の主に求愛されたのか!?」
アランさんが笑い出すと
「お前…獣にまで…」
ベイカーさんが唖然とすると
「あの村はしばらく出入り禁止だからな!」
ベイカーさんにまで怒られる…
言わなきゃよかった…
笑っているアランさんにムカついて収納していた硬そうな果物を取り出して投げつけると
パシッ!
見事にキャッチされてしまう。
「おっ、サンキュー!」
ナイフを取り出してスルスルと皮を剥き始める。
クッ!渡した訳じゃないのに!
キッと奥歯を噛んでいると…
「ほらよ」
一口大に切って口元に差し出される。
「ほら、あーん」
「あ、あーん」
思わず口を開けるとポンと投げ込まれる。
「ん!甘くて美味~い」
ほっぺを押さえると
ニコニコとアランさんが笑ってその様子を見ている。
「確かにそんな顔で見られたら森の主も参っちまうかもな」
笑って自分も果実を食べている…その顔を見ていると
「なんだ?もう一口食うか?」
もう一つ差し出してくれた。
「ううん、大丈夫」
首を振ると…
「なら俺が」
ベイカーさんがアランさんの手から果実にかぶりつくと
「うわ!汚ねえな!」
触れた指をベイカーさんの服に擦り付けている。
「ふふ…なんか二人は兄弟みたいだね」
二人のやり取りに笑っていると
「「まぁ俺が兄だけどな」」
二人の言葉がかぶる。
「はぁ?ベイカー何言ってんだどう考えても俺が兄だろ」
「いや、アランさんは戦いならいいけど私生活はとんでもないね!俺がどれだけ世話したことか…俺の方が兄みたいなもんだろ!」
同じように喧嘩する二人に…
「ミヅキはどう思う!」
「俺が兄だよな!」
私はうーん…と考えて
「うん!双子だね!」
どっちもどっちだ!
一人納得していた。
【まて!何かあるぞ…】
シルバが何かの気配を感じ取ると
「止まれ!」
ベイカーさんとアランさんも同じように感じ取り様子を伺うように物陰に隠れる。
「どうしたの?」
私が小さい声で話しかけると
「この先に魔物の集団がいる」
ベイカーさんが言うと
「なんか…様子がおかしくないか?」
アランさんが怪訝な表情を浮かべている。
「おかしい?どういう事?魔物の集団くらいよくあるよね?」
【なんか…荒ぶってる感じがするな…殺気がダダ漏れしている】
んー?
とりあえず普通の気配と違うと言うことで私達は慎重に先に進んで見ることになった。
【僕が少し上から様子を見てくるよ】
【私も行こう】
シンクとプルシアが空から様子を見に行ってくれる。
私達は風下になるように注意しながらいくと…
【ミヅキー!】
様子を見に行ったシンク達が帰ってきた。
【シンク、プルシアどうだった?】
【なんか…この先で防壁が張られてるの、その中にぎゅうぎゅうに魔物達が閉じ込められてた】
【へ?どういう事?】
【シンクの言葉通りだ、我々に危険はないから自分の目で見る方がいいだろう】
私はシンクとプルシアの言葉をベイカーさん達に伝えると…
「じゃあ行ってみるか」
「ミヅキ達は少し離れて後からこい」
とりあえず先にベイカーさんとアランさんが見に行ってくれると言うので頷いてシルバ達と少し離れて後を追った。
シンク達が見たと言うところに来ると…
少し先でベイカーさんとアランさんが棒立ちしている…
「おーい!そっち行ってもいい?」
声をかけると
「あ、ああ…多分大丈夫だろ。でも一応シルバから降りるなよ」
ベイカーさんから許可をもらい近づくと…
「なにこれ…」
目の前には透明な防壁があり…その中には様々な種類の魔物達がウヨウヨと閉じ込められていた…
「誰が…なんの目的で?」
「わからん…しかしこの防壁のでかさ…結構な魔力が無いと無理だな…」
アランさんが私を見ると
「私何もしてないよ!」
「わかってるよ、だがお前ならこれ出来るか?」
「うーん…多分出来る。でもこんな事絶対やらない」
「それもわかってるよ」
アランさんがすまんなと私の頭を撫でると
「これ…壊しちゃってもいいのかな?」
「うーん…大丈夫じゃないか、依頼でこんなのは絶対無いと思う」
「そうだな…」
「この魔物達はどうするの?全部やつけちゃうの?」
なんだか気性が荒そうなのもいれば隅っこでブルブル震えているのもいる…
「あんまり敵意のない子は倒したくないなぁ…」
私がボソッと言うと
【なら俺に任せろ】
シルバがニヤッと笑った。
【あいつらとちょっと離れて待ってな、さっきの依頼は俺達は何もしてないからこれは俺達に殺らせてくれ】
【シルバ達が?】
【あっ!それいいね!暴れられなくて残念だと思ってたから】
シンクがピョンピョン跳ねると
「ベイカーさん、アランさんここはシルバ達がどうにかするって。私達は少し離れて見ててって言ってるよ」
「ん?シルバが?まぁさっきは何もしてなかったもんな…じゃあ任せるか」
私はシルバから降りるとベイカーさん達と少し離れた高台へと移動する…上から見ると結構な大きさの防壁だと確認できた。
「こりゃ百体くらい魔物がいるかもな…」
ベイカーさんに抱っこされてシルバ達を見ていると
【防壁は壊せる?私が壊してみようか?】
シルバ達に声をかけると
【大丈夫だ、触ったが叩けば崩れそうだ】
【わかった、みんな気をつけてね】
シルバを筆頭にシンク、コハク、プルシア、ムー、レムとみんなで防壁の前に立っている。
【じゃあ行くぞ!】
シルバが合図をすると…
「ギャオォォォー!」
プルシアが咆哮を放つ!すると防壁がバキバキと音を立てて崩れていく…
「ギャア!」
「グルゥゥ!」
「キシャァー!」
中に閉じ込められていた魔物達が一斉に飛び出してきた!
「グルウゥゥゥゥ!!」
するとシルバが魔物達に向かって雄叫びをあげる!
殺気をはらんだ唸り声に魔物達が一瞬怯むと…
【よく聞け!俺はフェンリルのシルバだ!今からお前達を殲滅する!もし死にたくなければ道を開けろ!俺に挑戦したいものは何匹束になっても構わない…かかってこい!】
シルバが不敵に笑う…
【ふふ…シルバ悪役みたい】
魔物達はシルバの言葉に一瞬怯むが…
「グルルル…」
「ギャウ!!」
数体の弱々しい魔物を除いて他の魔物達は一斉にシルバ達に襲いかかってきた!
【あはは!いいぞ!来い!】
シルバは怯むことなく魔物達に向かっていく!
【ずるーい!僕も行くよ!】
シンクが続くと
【ぼくもー!】
コハクがタッタッタッ!と遅れて飛び出す。
【うーん…私らは後ろにきたおこぼれを預かろうか…】
プルシアの言葉にムーとレムが頷く。
こうして従魔達による殲滅が始まった…
「うっわ…シルバ荒々しいな」
ベイカーさんがシルバの容赦ない攻撃に引いていると
「へぇ…コハクも結構戦えるんだな。あれならB級冒険者だともう敵わなそうだ」
アランさんがコハクの動きを目でおっている。
「シルバは…さっきまで少し機嫌悪かったからかなぁ~、コハクはシルバ達といるうちにどんどん強くなったみたい」
「シルバ機嫌が悪かったのか?なんでだ?」
ベイカーが聞いてくるので、ケリュさんの事を伝えると…
「ぶっ…ミヅキ!森の主に求愛されたのか!?」
アランさんが笑い出すと
「お前…獣にまで…」
ベイカーさんが唖然とすると
「あの村はしばらく出入り禁止だからな!」
ベイカーさんにまで怒られる…
言わなきゃよかった…
笑っているアランさんにムカついて収納していた硬そうな果物を取り出して投げつけると
パシッ!
見事にキャッチされてしまう。
「おっ、サンキュー!」
ナイフを取り出してスルスルと皮を剥き始める。
クッ!渡した訳じゃないのに!
キッと奥歯を噛んでいると…
「ほらよ」
一口大に切って口元に差し出される。
「ほら、あーん」
「あ、あーん」
思わず口を開けるとポンと投げ込まれる。
「ん!甘くて美味~い」
ほっぺを押さえると
ニコニコとアランさんが笑ってその様子を見ている。
「確かにそんな顔で見られたら森の主も参っちまうかもな」
笑って自分も果実を食べている…その顔を見ていると
「なんだ?もう一口食うか?」
もう一つ差し出してくれた。
「ううん、大丈夫」
首を振ると…
「なら俺が」
ベイカーさんがアランさんの手から果実にかぶりつくと
「うわ!汚ねえな!」
触れた指をベイカーさんの服に擦り付けている。
「ふふ…なんか二人は兄弟みたいだね」
二人のやり取りに笑っていると
「「まぁ俺が兄だけどな」」
二人の言葉がかぶる。
「はぁ?ベイカー何言ってんだどう考えても俺が兄だろ」
「いや、アランさんは戦いならいいけど私生活はとんでもないね!俺がどれだけ世話したことか…俺の方が兄みたいなもんだろ!」
同じように喧嘩する二人に…
「ミヅキはどう思う!」
「俺が兄だよな!」
私はうーん…と考えて
「うん!双子だね!」
どっちもどっちだ!
一人納得していた。
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