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14章
640.最下層
「こら!やめろミヅキ魔力を練るな!」
俺が注意するがミヅキがそれをやめてくれない。
「大丈夫だろ、ここのダンジョン魔法が使えないんだ。ミヅキがいくら魔力練っても無駄だろ」
アランが落ち着いた様子で大丈夫だと笑うが
【おい…なんかやばくないか?】
シルバが肌にビリビリと感じる魔力に毛が逆立つ…
【ミヅキ…何処まで練るつもり…】
さすがのシンクも冷や汗をかきそうな顔をしている。
【これは…不味いな】
プルシアはそういうと
「ミヅキは大丈夫ですか?」
コジローが慌てだしたシルバ達に話しかける。
【ミヅキの魔力が暴発しそうだ。避難した方がいいかもしれん】
「えっ!」
コジローの様子に俺は問い詰めた!
「ミヅキが魔法を無理に使おうとして暴発しそうだと…避難するようにって」
「避難!?避難てどこにだよ!」
ミルがダンジョンの扉はもう閉まっている。
【しょうがない!】
シルバは爪で地中深く穴を掘る!みんなも手伝ってかなり深く掘り進めた。
【ここに入れ!】
「で、ですがミヅキは!」
【魔法の発動源のミヅキが傷つく事はない!それよりもミヅキの魔法で俺達が怪我をする方がミヅキには辛いはずだ!】
シルバは唖然とするロバート達を咥えると穴に放り込んだ!
俺とアランさんが飛び込むとシルバは漏れはないかと確認する。
【大丈夫そうだな…】
ちらっとミヅキを見るとミヅキの周りに透明のモヤが出来ていた…
あれが全て魔力か…
今にも破裂しそうなそれを見てシルバは久しぶりに鳥肌がたった。
自分も穴に飛び込むと神経をとがらせる。
【シンク!プルシア!ムー!ミヅキの魔法が暴発した瞬間、結界を張れ!】
【わかった!】
ブルブル!!
ムーはその体を大きくするとみんなの上に覆いかぶさった!
【来るぞ!】
「来ます!」
みんなは全身に力を入れた!
『ぼふんっ!』
ムーのおかげかこもった様な空気漏れの様な音が響いたと思うとシーンとなっている。
【大丈夫そうだな、ミヅキは!?】
シルバはベイカー達を足蹴に一気に地上に飛び出した!
「くーくー」
そこには大きなクレーターの中心で眠るミヅキがいた。
赤みも収まり気持ちよさそうに寝ている…見たところ怪我も何も無いようだ。
シルバはほっとしてミヅキに近づくとその顔を舐めた。
【ミヅキ!ミヅキ!大丈夫か?】
【んーーシルバ?はぁ~なんかいい夢見たなぁ~スッキリしてる】
大きく伸びをしておはようといつものように撫で返してきた。
ベイカー達も穴から出てくるとミヅキの元に駆け寄ってきた。
「ミヅキ大丈夫か?これは何本に見える」
その指を二本立ててミヅキに見せた。
「ベイカーさん…どうしたの?酔ってる?」
ミヅキに顔を顰められながら見られてベイカーは酔っ払いはお前だ!とミヅキの頭をペシンと軽く小突いた。
「いたい!なに?なんで叩くの?」
ミヅキは信じられないとベイカーを睨んだ。
「ミヅキ、周りをよく見てみろ」
「周り?」
ミヅキは周りを眺めると…
「あれ?ここ何処?森は?イーターハウスは?」
自分のいる場所が何処がわからずに首を傾げていた。
「お前はあのビーラの実を食べて酔っ払ったんだ」
「えっ…あの実お酒だったの?美味しかったのに…」
「ミヅキはあの実は禁止だ」
「はーい…」
残念そうに立ち上がろうとすると…ヘタっ…
足に力が入らずに座り込む。
「あれ?立てない…」
クラっと来たのか頭を押さえた。
「魔力切れだ、あれだけ使えばそうなるだろ」
アランさんが苦笑して声をかけた。
「あれだけ使う?私なんか使ったの?」
「お前…あんなちょっとの酒でなんにも覚えてないんだな…」
「よっ!」
座り込むミヅキをディムロスが抱き上げた。
「ミヅキは酔って魔力を暴発させたみたいだ。まぁ誰も怪我がなくてよかったなぁ」
ディムロスが笑う。
「暴発!」
驚いてみんなを見るが少し汚れてるくらいで怪我をしている様子はなかった。
「シルバさんが教えてくれてみんなで避難したから大丈夫だったよ」
コジローさんが笑って心配そうなミヅキの頭を撫でた。
【シルバありがとう!みんなに怪我がなくてよかった】
ミヅキのほっとした顔にシルバは得意気に尻尾を振ってミヅキに撫でられていた。
「しかし…この階も魔物も一匹もいないし、階段を探せばいよいよ最後だな」
「地下二十階…そこにアトラスがいるはずだ!」
シンクとプルシアが空から階段を探してくれた。
【おーい!ここに何かあるよ!】
シンクの声にみんなでそちらに向かう、すると瓦礫に埋もれた階段があった。
アランさんやロバートさんが瓦礫を退けて階段が出てくるとみんなで降りていく…
扉につくとロブさんが手をかけた。
「みんなここまで付いてきてくれて感謝する…このダンジョンは前とは違って難易度が上がっとる…もしこの階の魔物が手に負えない奴なら俺が相手をしている隙に逃げてくれよ」
ロブさんの覚悟にディムロスじいちゃんが頷いた。
「大丈夫だ!お前が死んでもちゃんとギルドの面倒は見てやるからな!」
「じいちゃん!」
私はじいちゃんの見放すような言葉に顔を見上げた。
「ありがとうな、ディムロス」
しかしロブさんはその言葉に嬉しそうに頷いた。
「じいちゃん…」
私は何も言えずに俯くと
「大丈夫だミヅキ、それは最後の切り札だそうならないようにみんなで頑張りゃいいんだ」
じいちゃんはロブさんに聞こえないように私に教えてくれた。
「ロブもここまで来ることにそれだけの覚悟で来たと言うことだ!その思いを踏みにじっちゃならん」
「う、うん…でもやっぱり私はロブさんが残るとか嫌だな」
「冒険者とはいつでも死ぬ覚悟でなるもんだ…ましてギルマスを任せられる事は他の冒険者達を面倒見る責任もある」
ギルマスにはギルマスのプライドや信条があるようだ…でも…
私はシルバをチラっと見るとシルバはわかっているとばかりに頷いた。
俺が注意するがミヅキがそれをやめてくれない。
「大丈夫だろ、ここのダンジョン魔法が使えないんだ。ミヅキがいくら魔力練っても無駄だろ」
アランが落ち着いた様子で大丈夫だと笑うが
【おい…なんかやばくないか?】
シルバが肌にビリビリと感じる魔力に毛が逆立つ…
【ミヅキ…何処まで練るつもり…】
さすがのシンクも冷や汗をかきそうな顔をしている。
【これは…不味いな】
プルシアはそういうと
「ミヅキは大丈夫ですか?」
コジローが慌てだしたシルバ達に話しかける。
【ミヅキの魔力が暴発しそうだ。避難した方がいいかもしれん】
「えっ!」
コジローの様子に俺は問い詰めた!
「ミヅキが魔法を無理に使おうとして暴発しそうだと…避難するようにって」
「避難!?避難てどこにだよ!」
ミルがダンジョンの扉はもう閉まっている。
【しょうがない!】
シルバは爪で地中深く穴を掘る!みんなも手伝ってかなり深く掘り進めた。
【ここに入れ!】
「で、ですがミヅキは!」
【魔法の発動源のミヅキが傷つく事はない!それよりもミヅキの魔法で俺達が怪我をする方がミヅキには辛いはずだ!】
シルバは唖然とするロバート達を咥えると穴に放り込んだ!
俺とアランさんが飛び込むとシルバは漏れはないかと確認する。
【大丈夫そうだな…】
ちらっとミヅキを見るとミヅキの周りに透明のモヤが出来ていた…
あれが全て魔力か…
今にも破裂しそうなそれを見てシルバは久しぶりに鳥肌がたった。
自分も穴に飛び込むと神経をとがらせる。
【シンク!プルシア!ムー!ミヅキの魔法が暴発した瞬間、結界を張れ!】
【わかった!】
ブルブル!!
ムーはその体を大きくするとみんなの上に覆いかぶさった!
【来るぞ!】
「来ます!」
みんなは全身に力を入れた!
『ぼふんっ!』
ムーのおかげかこもった様な空気漏れの様な音が響いたと思うとシーンとなっている。
【大丈夫そうだな、ミヅキは!?】
シルバはベイカー達を足蹴に一気に地上に飛び出した!
「くーくー」
そこには大きなクレーターの中心で眠るミヅキがいた。
赤みも収まり気持ちよさそうに寝ている…見たところ怪我も何も無いようだ。
シルバはほっとしてミヅキに近づくとその顔を舐めた。
【ミヅキ!ミヅキ!大丈夫か?】
【んーーシルバ?はぁ~なんかいい夢見たなぁ~スッキリしてる】
大きく伸びをしておはようといつものように撫で返してきた。
ベイカー達も穴から出てくるとミヅキの元に駆け寄ってきた。
「ミヅキ大丈夫か?これは何本に見える」
その指を二本立ててミヅキに見せた。
「ベイカーさん…どうしたの?酔ってる?」
ミヅキに顔を顰められながら見られてベイカーは酔っ払いはお前だ!とミヅキの頭をペシンと軽く小突いた。
「いたい!なに?なんで叩くの?」
ミヅキは信じられないとベイカーを睨んだ。
「ミヅキ、周りをよく見てみろ」
「周り?」
ミヅキは周りを眺めると…
「あれ?ここ何処?森は?イーターハウスは?」
自分のいる場所が何処がわからずに首を傾げていた。
「お前はあのビーラの実を食べて酔っ払ったんだ」
「えっ…あの実お酒だったの?美味しかったのに…」
「ミヅキはあの実は禁止だ」
「はーい…」
残念そうに立ち上がろうとすると…ヘタっ…
足に力が入らずに座り込む。
「あれ?立てない…」
クラっと来たのか頭を押さえた。
「魔力切れだ、あれだけ使えばそうなるだろ」
アランさんが苦笑して声をかけた。
「あれだけ使う?私なんか使ったの?」
「お前…あんなちょっとの酒でなんにも覚えてないんだな…」
「よっ!」
座り込むミヅキをディムロスが抱き上げた。
「ミヅキは酔って魔力を暴発させたみたいだ。まぁ誰も怪我がなくてよかったなぁ」
ディムロスが笑う。
「暴発!」
驚いてみんなを見るが少し汚れてるくらいで怪我をしている様子はなかった。
「シルバさんが教えてくれてみんなで避難したから大丈夫だったよ」
コジローさんが笑って心配そうなミヅキの頭を撫でた。
【シルバありがとう!みんなに怪我がなくてよかった】
ミヅキのほっとした顔にシルバは得意気に尻尾を振ってミヅキに撫でられていた。
「しかし…この階も魔物も一匹もいないし、階段を探せばいよいよ最後だな」
「地下二十階…そこにアトラスがいるはずだ!」
シンクとプルシアが空から階段を探してくれた。
【おーい!ここに何かあるよ!】
シンクの声にみんなでそちらに向かう、すると瓦礫に埋もれた階段があった。
アランさんやロバートさんが瓦礫を退けて階段が出てくるとみんなで降りていく…
扉につくとロブさんが手をかけた。
「みんなここまで付いてきてくれて感謝する…このダンジョンは前とは違って難易度が上がっとる…もしこの階の魔物が手に負えない奴なら俺が相手をしている隙に逃げてくれよ」
ロブさんの覚悟にディムロスじいちゃんが頷いた。
「大丈夫だ!お前が死んでもちゃんとギルドの面倒は見てやるからな!」
「じいちゃん!」
私はじいちゃんの見放すような言葉に顔を見上げた。
「ありがとうな、ディムロス」
しかしロブさんはその言葉に嬉しそうに頷いた。
「じいちゃん…」
私は何も言えずに俯くと
「大丈夫だミヅキ、それは最後の切り札だそうならないようにみんなで頑張りゃいいんだ」
じいちゃんはロブさんに聞こえないように私に教えてくれた。
「ロブもここまで来ることにそれだけの覚悟で来たと言うことだ!その思いを踏みにじっちゃならん」
「う、うん…でもやっぱり私はロブさんが残るとか嫌だな」
「冒険者とはいつでも死ぬ覚悟でなるもんだ…ましてギルマスを任せられる事は他の冒険者達を面倒見る責任もある」
ギルマスにはギルマスのプライドや信条があるようだ…でも…
私はシルバをチラっと見るとシルバはわかっているとばかりに頷いた。
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