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14章
646.潜入
「ねー、ベイカーさん…なんで正面から侵入するの?もっと裏からとかでも良かったんじゃない?」
私は馬鹿正直に真正面から堂々と入っていくアトラス様の後をみんなでついて行った。
「ミヅキ!裏からなどは卑怯だろ!こういうのとは真正面から行かないと」
アトラス様がニカッと爽やかに笑う…その顔は囚われていた人とは思えないほど爽やかな笑顔だった。
「そ、そうですねーその気持ちはとってもいいと思います」
「だろ!さぁ!兵士達今日はお前達の腕前を見てやる!」
アトラスが大声で雄叫びをあげた!
「あ、あれはアトラス様?なぜここに?」
「アトラス様は捕まったと聞いたが…」
兵士達はザワザワと城門に集まった。
「お、おい誰か大臣に報告だ!」
数人が大臣の元にかけだした!
「ほらどうした!国の裏切り者が来たぞ!かかってこい!」
「わぁー自分で裏切り者って言っちゃったよ」
「まぁ注目を集めるのは成功だな」
「じゃあ予定通り暴れたいって言ったベイカーさんとアランさん、シルバとシンクとプルシアはアトラス様とここで獣人達の気を逸らしてね」
「任せておけ!」
ベイカーさんとアランさんが指をポキポキと鳴らして笑った。
「二人とも…あんまり無理しないでね」
私が声をかけると
「大丈夫だ、怪我なんかするものか」
ベイカーさんが安心させるように笑うが私の心配はそこだけじゃない。
「それもあるけど…獣人さん達にあんまり酷い事しないでね」
「あ、ああ…」
ベイカーさんがぎこちなく笑った。
【シルバ達もお願いね】
【それは相手の出方次第だな!】
シルバが楽しそうに笑ってる。
【シルバはそうは言いながらも優しいの知ってるよ。みんなをよろしくね】
私はシルバにギュッと抱きついてお願いしておいた。
残りのメンバーは戦いが始まったら裏から王宮に侵入してアルフレッド王子とバイオレッド王女を探す手筈になっている。
私達はみんなに声をかけて門の陰に隠れていると…
「アトラス!貴様どうやってダンジョンを出たんだ!」
頭が禿げた獣人が出てきた!
「ここの人達ってみんな薄毛なの?」
私は思わずロブさんを見てしまった。
「わしはもう仲間じゃないぞ!」
「いや、獣人で毛が薄いのは珍しいな」
ロバートさんが答えてくれた。
「ふーん…あの人に薬あげたら喜びそうだね」
コソコソと後ろで話していると…
「あいつは裏切り者だ!」
「で、でもアトラス様に剣を向けるなど…」
「しかも人間と魔獣もいますよ…」
兵士達は手を出していいものかと戸惑っていた。
「これは現国王からの命令だ!」
「アルフレッド様が?」
兵士達は武器を握りしめると
「アトラス様…すみません!大人しく捕まって下さい」
一番前にいた獣人が声をかけた。
「はぁ!あの人かっこいい…もふもふがシルバに似てる!」
私が目を輝かせると
「あれはこの国の部隊長だな、狼の獣人だ」
「狼?あージュウトに似てるね」
私がコハクに話しかけると
【ジュウト、にくすきなやつだな!】
「そうそう!」
「ミヅキ、あれはどうだ?体が大きくて結構好きなんじゃないか?」
コジローさんがその後ろの獣人を指さすと
「はぁー!あ、あれは熊さんじゃないかな!?大きくてがっしりしてる!」
耳が丸くて体が大きい!後ろの尻尾はどうなってるんだろ!
回り込みたくてうずうずしてしまう。
「ここはミヅキの目に毒だな、向こうに回ろう」
ディムロスじいちゃんの言葉に私はひょいと持ち上げられ裏手に向かった。
「あー!もふもふがー」
獣人達が見えなくなると一気にテンションが下がってしまった。
「しょうがない…少しなら触っていいぞ…」
ロバートさんがそんな私に仕方なさそうに手を差し出した。
「本当に!」
私はじいちゃんに許可を貰ってロバートさんに抱きついた!
ロバートさんに肩車をしてもらって王宮の城の中へと潜入する。
「ミヅキ…次は俺が運んであげようか?」
前を走るコジローさんがチラチラと後ろを見ながら声をかけてきた。
「えっいいの?じゃあ次はお願いします!」
「ああ」
コジローさんの返事に今のうちにとロバートさんの頭を沢山撫でておくことにした。
「くっ、くすぐったい…ぞ!」
「えっ?ごめんね、ほらちゃんと掴まってないと危ないでしょ?だからどの位置がいいかなって探ってるの!」
私がしれっと答えると
「そ、そうか…まぁ落ちないようにしっかりと掴まっていろよ」
「はーい!」
私はもう一度ロバートさんの頭をさすった。
「ところで道はあってるのか?」
先頭を走るロブさんにじいちゃんが聞くと
「前に一度来たしアトラスから聞いたから大丈夫じゃ!部屋に入れてくれるといいが…」
まずはバイオレッド王女の部屋を目指していた。
「前から人の気配がする!」
コジローさんが声をかけるとみんなで一斉に物陰に隠れた!
「た、大変!今外にアトラス様が襲撃に来てるって!復讐に来たんじゃないかってみんな言ってるわ!」
「うそ!アトラス様がそんな事する訳ないよ…ガルバドゥス大臣が言ってるんでしょ?私あんまりあの人好きじゃないわ」
「しっ!そんな事口にしたら駄目よ!何処で誰が聞いてるかもわからないわ!」
小走りで走っていたメイド達がキョロキョロと周りを見た。
「だって…アトラス様が急に裏切ったってのもあの大臣が言い出したのよ…アトラス様がそんな事するなんて信じられない」
「でもアルフレッド様もそれに同意してたらでしょ…それにバイオレッド様だって…」
「それがおかしいわよ!バイオレッド様があんなに素直にウエスト国の王子との婚約を決めるだなんて!」
「だから声が大きい!ほら早く行くよ!」
メイド達はパタパタと何処かにかけて行った…
「聞いた?」
コクコク!
皆が頷く。
「ガルバドゥス大臣ってのはさっきの禿げてた奴だ」
「バイオレッド様もアルフレッド様もなんかおかしいよね!アトラス様が言うには素直なしっかりした子だって…」
親馬鹿が入ってたとしてもやっぱりきな臭い!
「バイオレッド様のところに急ごう!」
私達は人がこないのを確認してまた走り出した。
私は馬鹿正直に真正面から堂々と入っていくアトラス様の後をみんなでついて行った。
「ミヅキ!裏からなどは卑怯だろ!こういうのとは真正面から行かないと」
アトラス様がニカッと爽やかに笑う…その顔は囚われていた人とは思えないほど爽やかな笑顔だった。
「そ、そうですねーその気持ちはとってもいいと思います」
「だろ!さぁ!兵士達今日はお前達の腕前を見てやる!」
アトラスが大声で雄叫びをあげた!
「あ、あれはアトラス様?なぜここに?」
「アトラス様は捕まったと聞いたが…」
兵士達はザワザワと城門に集まった。
「お、おい誰か大臣に報告だ!」
数人が大臣の元にかけだした!
「ほらどうした!国の裏切り者が来たぞ!かかってこい!」
「わぁー自分で裏切り者って言っちゃったよ」
「まぁ注目を集めるのは成功だな」
「じゃあ予定通り暴れたいって言ったベイカーさんとアランさん、シルバとシンクとプルシアはアトラス様とここで獣人達の気を逸らしてね」
「任せておけ!」
ベイカーさんとアランさんが指をポキポキと鳴らして笑った。
「二人とも…あんまり無理しないでね」
私が声をかけると
「大丈夫だ、怪我なんかするものか」
ベイカーさんが安心させるように笑うが私の心配はそこだけじゃない。
「それもあるけど…獣人さん達にあんまり酷い事しないでね」
「あ、ああ…」
ベイカーさんがぎこちなく笑った。
【シルバ達もお願いね】
【それは相手の出方次第だな!】
シルバが楽しそうに笑ってる。
【シルバはそうは言いながらも優しいの知ってるよ。みんなをよろしくね】
私はシルバにギュッと抱きついてお願いしておいた。
残りのメンバーは戦いが始まったら裏から王宮に侵入してアルフレッド王子とバイオレッド王女を探す手筈になっている。
私達はみんなに声をかけて門の陰に隠れていると…
「アトラス!貴様どうやってダンジョンを出たんだ!」
頭が禿げた獣人が出てきた!
「ここの人達ってみんな薄毛なの?」
私は思わずロブさんを見てしまった。
「わしはもう仲間じゃないぞ!」
「いや、獣人で毛が薄いのは珍しいな」
ロバートさんが答えてくれた。
「ふーん…あの人に薬あげたら喜びそうだね」
コソコソと後ろで話していると…
「あいつは裏切り者だ!」
「で、でもアトラス様に剣を向けるなど…」
「しかも人間と魔獣もいますよ…」
兵士達は手を出していいものかと戸惑っていた。
「これは現国王からの命令だ!」
「アルフレッド様が?」
兵士達は武器を握りしめると
「アトラス様…すみません!大人しく捕まって下さい」
一番前にいた獣人が声をかけた。
「はぁ!あの人かっこいい…もふもふがシルバに似てる!」
私が目を輝かせると
「あれはこの国の部隊長だな、狼の獣人だ」
「狼?あージュウトに似てるね」
私がコハクに話しかけると
【ジュウト、にくすきなやつだな!】
「そうそう!」
「ミヅキ、あれはどうだ?体が大きくて結構好きなんじゃないか?」
コジローさんがその後ろの獣人を指さすと
「はぁー!あ、あれは熊さんじゃないかな!?大きくてがっしりしてる!」
耳が丸くて体が大きい!後ろの尻尾はどうなってるんだろ!
回り込みたくてうずうずしてしまう。
「ここはミヅキの目に毒だな、向こうに回ろう」
ディムロスじいちゃんの言葉に私はひょいと持ち上げられ裏手に向かった。
「あー!もふもふがー」
獣人達が見えなくなると一気にテンションが下がってしまった。
「しょうがない…少しなら触っていいぞ…」
ロバートさんがそんな私に仕方なさそうに手を差し出した。
「本当に!」
私はじいちゃんに許可を貰ってロバートさんに抱きついた!
ロバートさんに肩車をしてもらって王宮の城の中へと潜入する。
「ミヅキ…次は俺が運んであげようか?」
前を走るコジローさんがチラチラと後ろを見ながら声をかけてきた。
「えっいいの?じゃあ次はお願いします!」
「ああ」
コジローさんの返事に今のうちにとロバートさんの頭を沢山撫でておくことにした。
「くっ、くすぐったい…ぞ!」
「えっ?ごめんね、ほらちゃんと掴まってないと危ないでしょ?だからどの位置がいいかなって探ってるの!」
私がしれっと答えると
「そ、そうか…まぁ落ちないようにしっかりと掴まっていろよ」
「はーい!」
私はもう一度ロバートさんの頭をさすった。
「ところで道はあってるのか?」
先頭を走るロブさんにじいちゃんが聞くと
「前に一度来たしアトラスから聞いたから大丈夫じゃ!部屋に入れてくれるといいが…」
まずはバイオレッド王女の部屋を目指していた。
「前から人の気配がする!」
コジローさんが声をかけるとみんなで一斉に物陰に隠れた!
「た、大変!今外にアトラス様が襲撃に来てるって!復讐に来たんじゃないかってみんな言ってるわ!」
「うそ!アトラス様がそんな事する訳ないよ…ガルバドゥス大臣が言ってるんでしょ?私あんまりあの人好きじゃないわ」
「しっ!そんな事口にしたら駄目よ!何処で誰が聞いてるかもわからないわ!」
小走りで走っていたメイド達がキョロキョロと周りを見た。
「だって…アトラス様が急に裏切ったってのもあの大臣が言い出したのよ…アトラス様がそんな事するなんて信じられない」
「でもアルフレッド様もそれに同意してたらでしょ…それにバイオレッド様だって…」
「それがおかしいわよ!バイオレッド様があんなに素直にウエスト国の王子との婚約を決めるだなんて!」
「だから声が大きい!ほら早く行くよ!」
メイド達はパタパタと何処かにかけて行った…
「聞いた?」
コクコク!
皆が頷く。
「ガルバドゥス大臣ってのはさっきの禿げてた奴だ」
「バイオレッド様もアルフレッド様もなんかおかしいよね!アトラス様が言うには素直なしっかりした子だって…」
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私達は人がこないのを確認してまた走り出した。
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