放課後はダンジョンに行って憂さ晴らしのつもりがいつの間にか学園最強になってたことに気が付かなかった

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第七十七話 監視所がレベルアップ♪+お約束

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ドーラと裏山の監視所に登って行った。

監視所で皆と話す。ミーティング。
「どう?周辺でなんか気がつく事とか、、」ユータ
「特に、、何かありそうな感じもしないし、、」
特にリーダーの子は魔力増えているので、感覚でわかることもあるだろう。

皆、それほどの意味は感じない、ような意見だった。

「んじゃ、山尾根付近にしてみるか?」ドーラ。
ここは5合目にもならない低いところだから、尾根までは結構在る。

「けど、皆ならひとっ飛びだろ?」ドーラ
皆飛行くらいはできるようになってるらしい、ドーラは見るだけで判るのかな?

「今できるのは僕だけだけど、、皆できるようになると思います。」リーダー
「んじゃ訓練付けといて。俺とユータは、上に良い場所探して作っとくから。」
で、
ドーラと僕とですぐ転移で尾根まで。

尾根は灌木が幾分あるだけのほぼフキッサらし、、
「これは、寒い季節は結構くるなぁ、、」ドーラ
うん、足元に雲があるもんね。3-4000m級?
もし雪降る場所だったら、万年雪とかあるだろうなー。

「雷が怖いんで、地下壕的なものにして、少し離れた所に避雷針作っておこう」ドーラ

200mほど離れた所に避雷針設置。
監視所は8割方地下にした。で南側と北側を見渡せるようにして、両横にもう半地下、つまり完全な地下室にした居住区と倉庫を作った。居住区の暖房と厨房のかまどの煙突は南側に出した。なんか、敵が来るとしたら北だなーとドーラが思ったので。
で、面倒なのと、緊急性を考えて、ユータが転移扉を設置。邸(王宮)の扉に通じるようにした。

そして、その尾根周辺を歩きやすいようにある程度均す。両側の小さな頂きの上まで。頂きの上は中央を少し低くし、周囲を遮蔽物とできるようにした。まず下からここまで見える者はいないだろうが、優秀な魔法使いなら視力強化して見ることも在るかも知れないので。

「まぁ、今の人間の国に、うちの奴等ほどの使い手はあまりいないだろうけどな」ドーラ
ああ、たしかに、、ジオさんもテイナもかなり魔力も多くなり、使える魔法も増え威力も何倍も高まっている。
以前のレベルが一般的なものだったのだ。
ニヤなんかダンマスにダンジョンで特訓されてたし、、

「そうだな、狩りのれん中に、強力な攻撃魔法を覚えてもらっても、いいかな」ドーラ
「ああ、いいね。ダンマスもダンジョン作るだろうし」ユータ


ユータとドーラは旧監視所に戻り、皆を連れて新しい尾根の監視所に行った。
監視班の皆は喜んだ。
「眺めがいい!!」と。
まぁ、、そこだよね、、当然、、

で、扉を使って邸に出る。
「すんげー楽、、、だけど、、なんか、、、なぁ?」
「ああ、、あそこまで登った、ってのが良かったんだけどな」
「うん、、、楽してばっかだと、堕落しそう、、」
・・・
「まぁ、、北の監視もあるので、緊急時になって間に合わないと困るんで、、」ユータ
ああ、それじゃあ仕方ないよね、、ととりあえず納得してくれた。

「古い監視所ってどーすんの?」リーダーが訊く。
「ああ、、好きに使っていいぞ?別荘とかにするか?」
「・・・・なんか面白いこと出来ないかな?」
「ああ、あの高さを利用したいよな」
「高めにロープ張って、一気に滑り降りるとか」
「滑り落ちる、の間違いだろ?」
あっはっはっはっは!!

「危ないことは、やめてね?」ユータ心配顔

旧監視所にも扉をつけようか?とユータが聞いたら、全員クチを揃えて「いいです!いりません!」と。

「ユータ、お前の世界の連中に聞かせてやりたいよな?」ドーラ
ドーラはバスや電車が在りすぎだと思っている。一時間や二時間程度なら歩けよ、と思っている。
心に余裕がないから必要もないのに急がなければならないとか思うんだよな、とか言う。
だから手抜きも多いし、、店が汚すぎる、、とも。うーん、あれは、、手抜きと言うか、あんな程度でいいと思っているんだと思います、、

まぁ、歩くのは必要だよね。
こっちでは邸の部屋移動だけでも結構歩く。
5分程度なら転移とか飛行とか使わないし。普通に歩くし。
物も、抱えて持てるくらいなら持っていくし、、いちいちストレージに入れないし。

だから、魔法があっても、皆デブリンにならないで済んでるんだろうな!と、今気づくユータ。

監視所のリーダーは、より遠くを見なければならなくなったので、「遠見の魔法をより向上できるよう、皆で鍛錬します。」と言った。
その上で、「防御もね。山の上だから危険だからね」と、ユータは注意を促した。

一ヶ月後くらい。夕食の席で。
ゴンザールの領主から情報が入り、ユータ達が元いた国が東の小国に攻め入り、そのまま更に東に攻め入り、ゲスザンスの一部を占領したとのこと。
「ザンス王家滅亡のことを聞いてチャンスだと思ったのだろう。」と。
更に、あそこの王族は欲深いから注意が必要だ、特にドラゴニアは国境を接しているから。と、警告を与えてくれた。

「ちょうどよかったな、」ドーラ
「うん、奇遇だね?」ユータ
ひと月前に監視所を北側も監視できるようにしたばかりだった。それはまるでお約束のようだった。

「でも、あの北側に兵を集めたり、砦作ったりしたら、また王都をぷちっとやるだけなんだけどね」ドーラ
「疲れるんだよねー」ユータ、今までほとんど魔力全部つぎ込んでたもんな。前回辺りからほどほどを知るようになったけど。

「ゴンザールに攻め入ろうとして滅ぼされたことを知らないほどアホウだと、同じことをやるかもしれんぞ?なにせ新興国で攻め入りやすいだろうとか、自分に都合の良い様に考えるだろうからな、欲深いアホウは」
とガンダ。
うんうん言っているジオとザク。

「あの王家もそろそろ潮時かなぁ、と思ってたんですよねー」ダンマス。
そう言えばダンジョンマスターやってるダンジョンは一応あそこの国内だなーと思いだしたユータ達。

「やっぱめんどくさかったんですか?」ガンダが訊く。
「昔から、なんかずるして大量に奪おうとあの手この手でダンジョンに悪さしてきましたねぇ、、全くダメだったけどw欲深い奴って、バカだから欲深くなるんですよね。だから欲を捨てなければ絶対に聡明ならならない。奴等にはそれは無理なので、すぐにでも滅んでもらいたいものです。どうぞドーラ?」

「いきなりどーぞって言われてもなぁ、、どーせ攻めてくるんだから先にやっちゃってもいいけど、、」ドーラ
「うん、いいお客さんも多かったんで、先に一言言っておきたいよね、冒険者はとっとと東に行き、そこの魔物の森にいきましょう!って」ガンダ。
「うん、やっぱり私もそのくらいは言っておきたいね」マキ、
別館を運営していたガンダとマキは、お客さんと直接接触がおおかったのだ。

なので、翌日、ユータとドーラは向こうのダンジョンに行って、入り口に掲示を立ててきた。
「ダンマスからのお知らせです。この国は滅亡するかもしれないので、それに巻き込まれなように冒険者達は東に向かい、魔物の森に入りましょう、そこには貴方方のための街が出来始めています。勿論クズは入れません。死にます」と。

で、あほが引っこ抜こうとしたら雷が落ちて焼け死ぬように防護の魔法掛けたドーラ。

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