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第百八十二話 マッハのシュチュエーション
しおりを挟むというか、長命なドラゴンが国王なんだから、暴走するような者が居たら即行潰すから大丈夫ということで話は落ち着いた。
丁度その時ドーラが帰ってきた。
「こういうのを、噂をすると影、といいます」ユータ
「え?俺の話していたの?」ドーラ
「うん、人間が暴走したらドーラが潰すって」
「・・・・どんな物騒な話してたんだ?」
で、
ドーラはイスターニャで高級レストランを発見した。
なんか、そういうときに使われるようなお店だという。
一生の記念になるような事が起きたら、王都や王都近郊の者達はそこを予約するらしい。
「で、ドラゴニアのダンジョン側の街に作ってくれることになった。もうオーナーは新しい店になる建物に行っている。さっき見てきて、どうにか一週間で開店出来るようにするってさ。イスターニャほど高級じゃないけど、ドラゴニアでは最も高級になるようにするから、プロポーズには持ってこいの店にしますから!って言ってたぞ!喜べマッハ!!」
と、ドーラは大得意になった。
「魔法で?」ユータ
「・・・・・・聞いてねぇ、、てっきり魔法だと思ってた、、、」
「多分、イスターニャの人達はそこまで魔法使えないんじゃないかな?そして、ボクらドラゴニアの者が、特に内装ならほぼ魔法でできちゃうとか知らないんじゃじゃまろーな」ユータ
「・・・・も一度行ってくるわ、、、」
シュン!と消えて行ったドーラ。
「・・・ということで、あれだね?セレーネが帰ってきたら即プロポーズできるね?」ユータ
「だらだらしていると時期逃すからね!帰ってきたら翌日にはプロポーズよ?いいわね!!」姫
「・・・・も少し余裕ほしいっす、」
「「脚下っ!!!」」
それから、こういうのは勢い付けなきゃダメだとか、時期ってのは逃すともう無いとか、運命の神様は後ろ禿だからとか、いろいろコンコンと説得された。
泣きそうなマッハは、やっと決心?した。
その後、水中宿はクマと人魚達に任せてユータ、マッハ、姫の3人は浜の宿に向かう。
浜の宿の水路の売店前。
「えっと、、、・・・・・・・どうやるんだっけ?」姫
「え?できないの?」
「できるわよ、少し忘れただけ、、200年ほど使ってないのよ、、」
(えっつ!!そんなババアなの?!!)マッハ
(だめでしょ!そんなこと言っちゃ!!)ユータ
(あ、、ごめん、、)
「・・・・・・・・・いいわよ、、あんたらの言うとこの20歳くらいよ、私達の200歳は」
「「そーなんだー(棒)」」
「なんかムカつく、、あ、ムカついたんで思い出したわ! mu\3#\@^-:*kkaah*;++?$&8)%’’qppww!!」
ぽんっ!!
「どうよ?!!!」姫
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
「マッハ、バスタオル貰ってきて、、」
「・・・お、おう、、」
たたたたたたたたた!!
走って宿に入るマッハ。
ユータは後ろを向いている。
「何よ、可愛くって恥ずかしいの?仕方ないわねぇ、、」姫
で
たたたたたた!!
「はい!」
と、マッハが持ってきたバスタオルを姫に渡す。
「え?何?」
ユータが顔を半分そむけながらそのバスタオルを姫の腰に巻く。
ふう、、
やっと2人はまともに見ることが出来た。
「あのね、胸は隠しているのに、なぜ下はすっぽんぽんで平気なの?」ユータ
「え?人魚はいつも下に何もつけていないでしょ?」姫
「人間形態の時は、必ず、かーなーらーずぅうううううう!!、下にも服着てね?絶対だからね?」ユータ
「面倒くさいわね、、んじゃ、ここに用意しておいてよ」
今売店に女の子がいる事を気付くユータ。
「あ、悪いけど、パンツとスカートを用意しておいてくれる?姫とか、人間形態に化けた人魚に履かせて欲しい。じゃないとそのまんま出歩いちゃうから」
「はい、、気をつけときます。皆にも言っておきます」
「うん、ありがと!」
「・・・・ごめん、お願いしていい?やっぱ今スカートとパンツとサンダル貰ってきて?」
「あはは!やっぱりそーですよね、はいすぐに!」
たたたたたたたたた!!
程なく持ってきてくれて、物陰で姫に履かせてくれた。
(ドーラー、今どこ?)
(ダンジョン側の街の自転車屋の近く)
(んじゃ今から皆で行くから)
(わかった、待ってる)
「んじゃ、その店に行ってみよー!!」
「「おーー!!」」
シュン!!
シュン!!
「・・・・うわ、、ほこりっぽい、、、うるさい、、、ごちゃごちゃしてる、、、臭い、、、」姫
ほう、、そう感じるんだ、、
「何他人事みたいにいっているのよ!!」姫
「うん、ごめん、じゃ先に店にいっちゃおう」
マッハはなぜか今からもう緊張している様子。
「ここだねぇ、、もう外はだいたい出来上がっているねぇ、、。入りまーす!!」
「お、来たな!」
「中もほぼ出来上がってるの?」
「おう、、こちらがオーナーさん」
「はじめまして、ユータといいます。」
「宜しくお願いいたします。オーナーと申します。」
「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」
差し出された名刺を見た。
レストラン一番星支配人社長、ジャン・オーナー
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まじっすか」
「驚いたかっつ!!」ドーラ
「ドーラも驚いたんだね?」ユータ
「・・・まーな、、」
で、皆を紹介した。
驚いていた。
ドーラはドラゴニア国王、ユータはその相棒、姫は人魚王国の姫君、でマッハは人魚島保養所支配人。
皆見た目は子供か20歳くらいの若者。
「こりゃ、、、私は名前で驚かしたがいいけど、皆さんにはもっと驚かされました」オーナー
「しかも、先程はドーラ国王に魔法で全部やっていただき、その魔法の素晴らしさに驚いていたばかりです。いやはや、、ドラゴニアは凄いと聞いてはいましたが、、」
「では、もう?」姫
「ええ、でもコックがまだ来ていないので、明日当たりにドーラ国王に連れてきてもらわないと。」
「お安い御用だ。できれば、ウチの子を2-3人、見習いで入れてもらえないか?」
「それこそお安い御用です。」
で、皆で邸(王宮)に行って夕食を食べることにした。オーナーさんにはそのまま邸の客間に泊まってもらうことになった。
念話でガンダに連絡とって、もしゴンザールの王様がいたら紹介したいと言っておいた。
ユータがオーナーにドラゴニアのケーキを食べたことがあるかと訊いて、無いと言ったので、邸に行く前に厨房班の子たちがやってる店に寄ることにした。
店に入るとすぐにガラスのショーケースがある。勿論魔法で作ったもので、中は低温になっている。
オーナーはショートケーキを選んだ。
姫は、筏や売店にないモノを3つ選んだ。「あまり食べると美味しい夕飯食べられないよ?」とユータに言われたので。
マッハは1個でお腹いっぱいらしい。メンタル弱いなー、つか、プロポーズ前の男なんかそんなものかな?
オーナーびっくり&絶賛。
そらそーだろー、向こうの世界のケーキの再現だからな。他では食べられない。うちの子達の出している店以外では。(ゴンザールに出ている)
ただ、、
「もし、、料理もこれほど素晴らしいのであれば、、ウチの店、出す意味なくなるんですけど、、」
と、オーナーは心配仕出した。
「まぁ、とりあえず邸で夕食を食べてみてから、じゃないと話も始まらないし」ドーラ
そりゃそうだよね!
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