223 / 253
第二百十八話 マッハとセレーネと 2
しおりを挟む** お詫び **
いつも読んでくださってありがとうございます!!
皆さんに読んでもらえるのが最大のモチベーションです!!
さて、
大変もうしわけありません。これから12月くらいまで、落としてしまうことがあるかもしれません。私事でいろいろあると予想されるのでそういうこともありそうです。できるだけ頑張って面白いのを書いてUPしようと思っていますが、ぎりぎりだと面白くならないかも、その場合はボツにしてUPできません。自分で面白いとか思えないとあとで困ることに成るのでUPできないのです。
どうか了承のほど、お願いいたします!。
いつも読んでくださってありがとうございます!!
これからもどうか宜しくお願い申し上げます!!
ーーーー
本文行きます!!
「ちーす!部屋あるー?」
宿に入って帳場で訊く。
「4人部屋ですか?部屋2つですか?」帳場に来た店員
「部屋2つ!一番いい部屋くれな!」ドーラ
「え?安いんでいいわよ」とセレーネ
でもドーラもユータも無視。
部屋を確保したので、そのまま一階食堂で晩飯。
給仕に、「ここで一番うまいものって何?」と訊き、その子豚の丸焼きを中心に、スープとか焼き飯とか炒めものとか揚げ物とか注文した。
が、食べていて致命的なことに気づいた。
バカ食いがいない。マッハとセレーネは食い気に関してなぜか品が良いのだ。
そして昔バカ食いしていたドーラとユータも、魔力安定したので、食うことは食うけど、食わなくっても1年ぐらい生きちゃいますよ?ってほどになっちゃってる。
魔力を食って生きられる程。勿論物理的に食べ物食べれば血肉になりエネルギーになるのでそれはそれで楽だ。
けど、マソ食っているほうが肉体的には楽。モノを食べるより肉体的負担が極端に少ない。なので、美味しいもの以外は興味で食べるとかだけだ。無理して食べる必要はない。ただ、雰囲気で食べることは多い。特に冒険者で移動中とかは、焚き火を起こし料理する、のが醍醐味。
つまり
ダンマスに近づいていってしまっている。ダンマスは「食事は趣味」で、その物理的存在のために食事は必要ないのだ。マソだけたまに補充すればいい。人間がジュースを飲んだり菓子を食べたりするのと・・いや、タバコを吸うのと似ている。全く必要ないのだが、嗜好で吸う。ダンマスにも食事など全く必要ないが、嗜好で食べるのみ。
ユータもそれに近づいており、なぜかドーラもそうなりつつある。
が、食おうとすれば食えないこともない。
なので、もったいないのでユータとドーラは食べきった。
ま、美味しかったからいいね!!
その後デザートで果物の切り身の盛り合わせを貰って食べていたら、みのさんが来た。
「おう!元気かー!」みの
「元気そうだなー!」ドーラ
「ひさしぶりですー」ユータ
「紹介する、こっちはダンジョン仲間のミノ。フロアボスやってた。一番強かったんじゃないかな?」ドーラ
「お前を除けばなー」ミノ
あっはっはっはっは!×2
うむそのツボがよくわからん?
「で、こっちがドラゴニアの仲間マッハと、同盟国の人魚王国の重鎮、国内唯一の商業施設の支配人であり、マッハの嫁さんだ。ちなみにマッハは地上のほうの支配人だ。」ドーラ
「へぇ?何やってるんだい?」ミノ
「宿です」セレーネ
「おう仲間だな!この宿はおれんとこなんだ!、おまえは?」
とマッハに訊く。
「俺のところも地上の宿です。」
「ほう、2人ともそれぞれ宿やってるんだ、仲間だなー!」
なんか、ミノにははまったようである。
で、マッハとセレーネが結婚したばかりだと聞き
「めでたいじゃないか!」
と、その晩は宿の食堂でミノが
「今晩は俺の奢りだ!この2人に祝福してくれいっ!!」ミノ
おーっ!!!!×全員
冒険者もいるし商人もいるし、ダンジョン側の街や中間の街に行って一旗揚げようと思ってるまだ何者でもない者も多くいる。
30人くらいが、とっかえひっかえマッハとセレーネのところに来てはお祝いを良い、マッハに酒を注いだ。セレーネには遠慮して少し注いだ。
基本、こっちの世界の善良な者達は、お祝い事は好きなのだ。それだけで幸せを感じられるだろう?見ず知らずのものだろうが、祝い事は祝い事なのだ、めでたいのだ。
今日祝われる側のマッハとセレーネは、もしいつか、祝う側になったら喜んで祝うだろう。今日のことを思い出して。
翌日は砦の中を少々見学してから領都になってる森の中の街に向かう。新街道の馬車に乗って。
太い街道の内側は速い馬車が通るようになっている。今はこの街道を通る駅馬車はみな高速用になっているのでばんばん飛ばす。道が良いから馬車は跳ねない。
馬車自体にブレーキが付いており、御者が操作する。急な飛び出しで馬たちが突然止まっても、馬車がウマにのしかかることはない。
マッハも驚いていた。
「街道も、馬車も、いつの間にこんなになっていたんだ?」
「私は知らないけど、これは新しいのね?」
「ああ、最新だろ。昔は街道もでこぼこで馬車も歩くよりは速いけど、セレーネ達がのんびり泳ぐより遅かったぞ」
「・・ほんとにのんびりだったのねぇ」
「ま、必要なところだけは少しずつ変わっていくよ」ドーラ
「必要なければ変えないでいいけどね。」ユータ
「必要無いのに変えるのはバカだろ」ドーラ
あっはっはっは!!×2 どっかの世界で心当たりがあるので大笑いな2人。
昼には領都に着いた。以前より掛かる時間が少なくなっている様子。
領都をぶらついて食事や茶をして、領都をあとにする。今度は空に登る。
かなり昇り、向こうに荒れ地が見えるくらいになった。
「逆をみてみ?」とドーラに言われ、2人が見ると海が見えた。
「海じゃない!行ってみたい!!」セレーネ。
さすが人魚である!!
海まで空を飛んでいく。
大洋に面する海。南の海ではない。なのでサンゴとかいない。砂浜は砂の浜。色は灰色。海は遠浅ではなく、少し先に海流が来ているので深くなっている。当然、人魚国の海よりもかなり冷たい。
「あ、れ?・・海?」セレーネ
「海だぞ」ドーラ
「これ、俺達のところと全然違いますね?」マッハ
「人魚国のところが特別なんだよ」ユータ
「そうだ。こういう海が世界の海の大半だぞ。氷の海とかもあるしな」ドーラ
うっひゃー!とマッハとセレーネは鳥肌をたてる。
入る?と目で訊く。
・・・うし、と決心したマッハ。
「んじゃボクも!・・・でもセレーネいるのでフルチンだめだからー、海パンにチェーンぢ!!じゅわっち!」
右手を高く掲げて魔法で着替えて海パンになるユータ。
ほれ、マッハも!と促すユータ。
「・・・かいぱんにーちぇーんじ」と小声で呟くマッハ。恥ずかしがると余計恥ずかしい感じになるよね?!!
一応準備体操してから
「れっつらごーん!!」だだだだだだ、ばしゃばしゃばしゃばしゃばしゃばしゃばしゃ
どばどばどばどばずぼん!!ぶくぶくぶくぶく・・・・
ほどなく、
ぶっふぁああーーーー!!
浮かび上がる2人。
「いきなり!!」
「うん、落とし穴みたいだね!!」
そうです、遠浅以外はだいたいこんなもん。いきなり深くなります、で、海流あるので流されます!海流が冷たいこと多いです。ふつーそのまま流されて冷たいんでしんじゃいます。気をつけるように!!
ユータとマッハは魔法で身体強化して難なく泳ぎ始める。冷たい海でも慣れ始め泳ぎ始められれば、どうにか保つものだ。
小一時間遊んで浜に戻ってきた2人。
「どうだった?」セレーネ
「つめってぇ!!しかも流れがきついわ!なんか悪意あるんじゃね?くらいに厳しい!!」マッハ
「だよねー、でも大半の海はこんなもんだよ」ユータ
「俺らんとこ、天国だな?」マッハ
「そうみたいね」
「セレーネも泳ぐ?」
「・・・やめとく」
「それが正解だとおもいます」マッハ
「今度は氷の海を見に行こうな!」ドーラ
「「・・・・」」マッハ、セレーネ
「だから、見に行くだけだって!!」
「あ、そうか。ならいいわ」
「うん、見るだけなら、まぁ」
「泳いでもいいよ?」ユータ
「・・行ってみて決める」マッハ、根性あるな?!!!
0
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
合成師
あに
ファンタジー
里見瑠夏32歳は仕事をクビになって、やけ酒を飲んでいた。ビールが切れるとコンビニに買いに行く、帰り道でゴブリンを倒して覚醒に気付くとギルドで登録し、夢の探索者になる。自分の合成師というレアジョブは生産職だろうと初心者ダンジョンに向かう。
そのうち合成師の本領発揮し、うまいこと立ち回ったり、パーティーメンバーなどとともに成長していく物語だ。
男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松田は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。
↓
PS.投稿を再開します。ゆっくりな投稿頻度になってしまうかもですがあたたかく見守ってください。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる