20 / 409
20 あ、やべ、、もろ暗殺隊になっちまってるわ、、
しおりを挟む
入植者達の家や村のインフラが完成し、先に水路が敷かれた。
むかしからある村と違い、入植地の農家は比較的集まって(近くに)建てられる。
主に防衛面で都合が良いから。
はじめに作った村長宅は大きく、領主が来た時に滞在できるような規模になっている。
リーダーは自分たちにはでかすぎると言ったが、「領様が来た時に滞在される場所だぞ」と白泉が言うと理解した。
なので、屋敷の前庭?広場も広い。
領主から村長に指名されたリーダーは”戦える種別”のグループから幾人か候補を選んでもらい、自警団を編成した。
毎朝前庭で訓練し、その後それぞれの仕事に向かう。彼らは変態して戦うので、あまり武器は用いない。
この入植地に住む者達は、それぞれの適性や好みに応じて仕事を選ぶ。
自警団に属するような者の一族は、ほぼ「狩り」だ。仕事の最中でも、訓練の中身を応用して、訓練をしながら仕事をできる。
弱い者達の多くは畑仕事。田んぼは無い。土ができていないというのもあるが、濡れるのを嫌う者達が多かった。
が、
小館の大工が作った広い露天風呂の味を知った村民達は、徐々に濡れることに抵抗を減らしている。
稲作ができれば農業収入が上がるのだ。村長らは可能ならば稲作をできるようになりたかった。
領都からはあまり人は来ない。監視もされず、いいのだろうか?と思う者も少なくはなかったが、村長は「そこまで気にされるほど大きくも強くもない。」と。
たまに白泉がふらりと顔を出し、何日か滞在し、サジェスチョンを与えて帰っていく。
ある時、細いのに強い糸を持ってきた。
「オオカミたちの戦闘に利用しろ。利用方法は自分たちで考えろ。」
更に、
「ウサギ人達は、耳が良いのではないのか?もしそうなら、警戒や斥候の一員に一人入れておけばかなり違うのでは?」
とも。
村長達は、その「思考法」「視点」を学んだ。
「もし、白泉氏なら、、」といろいろ考えてみるのが面白くもあった。
半年も経てば、皆獣に変態した時に、毛艶が見違えるように良くなっていた。
鳥一族らは、季節の変わり目には抜ける羽を集めておいて、冬用布団を造り、「献上用」とした。
年貢の時期になると気温も下がってくる。爬虫類系達はスチーム暖房の効いた室内か、乾燥小屋で木工、竹や藁のを使ったものなどを作り始める。焼き物小屋で焼き物に精を出す。小館から伝え聞いた技術や工芸等を、更に自分たちで昇華させようと努力した。
年貢の時期、まだこの村は年具を免除されているが、幾ばしかの献上品を納めた。
その後、白泉は月に一度程度訪れるたび、村に何がしかの土産を持ってきてくれた。
そして、あるとき、白泉は金属の小さな札を人数分500枚ほど持って来た。それぞれに皆のなまえが書いてある。
「これは、我らが領主様から賜われた身分証だ。お前らはこの武国国民ではない。しかし、お前らは今は東武領領民である。お前らの身分は東武領領主あずまたけしのぶただ様が保証してくださる、という証だ。このことに関し、領主様は国王の許可を頂いておる。
どうどうと胸を張ってここに住め。
しかし、忘れるな?お前らが不始末をしたら、領主様の顔に泥を塗る、ということにもなるのだ。
領主様が誇れるような者になれ。」
白泉は一人ひとりなまえを呼んで与えた。
熊人への鎖が、変態後の首が太いのでかなり長くなったのは仕方がないことだった。
村の自警団も様変わりしてきた。
変態し獣になっても、戦う時に道具を使うことを覚え始めた。
鋼の六角棒を振り回す熊とか、どう闘えばいのだろうか?
口に小刀を咥えて、走るというより飛び回っている狼の群れから、どう逃れれば良いのか?
しかも狼の群れは強い糸で罠を張りながら。
犬や猫でさえ小刀を咥え、かぎ爪を装備し、襲いかかる。
入植地は僻地なので一般的に盗賊などに襲われやすい。
が、ここは当初数度襲われたが全て全滅させたので、最近は盗賊も来なくなってしまった。
自警団は自分たちの訓練の成果を実地でみてみたいので、盗賊を心待ちにしていたのだが。
敗戦時、旧王都からここに来るまでに多くの魔獣に襲われた。猛獣くらいなら獣人達が群れでかかれば殲滅や撃退はできる。が、魔獣も強力な奴に来られたら、撃退もきびしかった。
しかし、と自警団の皆は今は思う。今なら撃退くらい可能だろう。連携がうまく行けば討伐さえも。と。
実際、白泉は訓練を見ていて思った。「今のこやつらならば、この領を襲った攻国の領軍程度であれば、全滅させられるのではないか?」
白泉は王都での任務に付いた小館の獣人チームを入植地に連れていき、自警団と交流させた。
「自由に技術を教え合い、お互いを高めあえ。期限は1週間だ。」
その後、王都で小館隊の訓練の様子を見た白泉
あ、やべ、、もろ暗殺隊になっちまってるわ、、、
武国の戦闘狂達にとって、暗殺など最も忌避すべき戦法だ。
そんなんで敵の親玉を潰してしまったら、戦闘は起きないのだ。なので絶対にやっちゃーいけない方法なのだ。
他国はいざ知らず、戦争でもほとんど自国側に人的被害が無い武国だから言えることであって、他国の上のものがそんな言葉を放ったら、新月の晩で人生終るだろう。
偵察部隊は暗殺部隊ではない。武国は暗殺をしない。その理由を小館隊の皆に話した。
皆は納得した。
「少人数で終わらすより、莫大な敵を縦横無尽に殺戮するほうが楽しいよな?♪」と、納得していた。
流石武国、それも東武領の部隊である。
王城
「どうだ?入植地は」将軍(王)
「はい、とても元攻国国民とは思えないほどまでに」白泉
「ほう、して、、、ほれ、、自警団はどうだ?」
「・・・・私が見る所、、、、うちの領軍全軍とでいい勝負かと、、、勿論小館隊を含めた全軍で」
「・・・・ますます儂らの出番が無くなってしまうではないか、、、はぁ、、、」
「そう言えば、、、元攻国の民たちで、うちの国境方面に向かった集団は、もう入植しているんですよね?」
学はすっかりわすれていたのだ。白泉も何も学に言わなかったので、思い出しもせずにいた。
「うむ、村は、できたな。・・・が、モフ度は低いぞ?熊とか爬虫類とか鳥とか、モフりたいか?毛艶もまだ良くない。」
「・・んー、、まだいいっす、、、」
小館のモフ度がかなり高いので、特にそそられなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
以降、
まだできていなのでごめんなさい!!
むかしからある村と違い、入植地の農家は比較的集まって(近くに)建てられる。
主に防衛面で都合が良いから。
はじめに作った村長宅は大きく、領主が来た時に滞在できるような規模になっている。
リーダーは自分たちにはでかすぎると言ったが、「領様が来た時に滞在される場所だぞ」と白泉が言うと理解した。
なので、屋敷の前庭?広場も広い。
領主から村長に指名されたリーダーは”戦える種別”のグループから幾人か候補を選んでもらい、自警団を編成した。
毎朝前庭で訓練し、その後それぞれの仕事に向かう。彼らは変態して戦うので、あまり武器は用いない。
この入植地に住む者達は、それぞれの適性や好みに応じて仕事を選ぶ。
自警団に属するような者の一族は、ほぼ「狩り」だ。仕事の最中でも、訓練の中身を応用して、訓練をしながら仕事をできる。
弱い者達の多くは畑仕事。田んぼは無い。土ができていないというのもあるが、濡れるのを嫌う者達が多かった。
が、
小館の大工が作った広い露天風呂の味を知った村民達は、徐々に濡れることに抵抗を減らしている。
稲作ができれば農業収入が上がるのだ。村長らは可能ならば稲作をできるようになりたかった。
領都からはあまり人は来ない。監視もされず、いいのだろうか?と思う者も少なくはなかったが、村長は「そこまで気にされるほど大きくも強くもない。」と。
たまに白泉がふらりと顔を出し、何日か滞在し、サジェスチョンを与えて帰っていく。
ある時、細いのに強い糸を持ってきた。
「オオカミたちの戦闘に利用しろ。利用方法は自分たちで考えろ。」
更に、
「ウサギ人達は、耳が良いのではないのか?もしそうなら、警戒や斥候の一員に一人入れておけばかなり違うのでは?」
とも。
村長達は、その「思考法」「視点」を学んだ。
「もし、白泉氏なら、、」といろいろ考えてみるのが面白くもあった。
半年も経てば、皆獣に変態した時に、毛艶が見違えるように良くなっていた。
鳥一族らは、季節の変わり目には抜ける羽を集めておいて、冬用布団を造り、「献上用」とした。
年貢の時期になると気温も下がってくる。爬虫類系達はスチーム暖房の効いた室内か、乾燥小屋で木工、竹や藁のを使ったものなどを作り始める。焼き物小屋で焼き物に精を出す。小館から伝え聞いた技術や工芸等を、更に自分たちで昇華させようと努力した。
年貢の時期、まだこの村は年具を免除されているが、幾ばしかの献上品を納めた。
その後、白泉は月に一度程度訪れるたび、村に何がしかの土産を持ってきてくれた。
そして、あるとき、白泉は金属の小さな札を人数分500枚ほど持って来た。それぞれに皆のなまえが書いてある。
「これは、我らが領主様から賜われた身分証だ。お前らはこの武国国民ではない。しかし、お前らは今は東武領領民である。お前らの身分は東武領領主あずまたけしのぶただ様が保証してくださる、という証だ。このことに関し、領主様は国王の許可を頂いておる。
どうどうと胸を張ってここに住め。
しかし、忘れるな?お前らが不始末をしたら、領主様の顔に泥を塗る、ということにもなるのだ。
領主様が誇れるような者になれ。」
白泉は一人ひとりなまえを呼んで与えた。
熊人への鎖が、変態後の首が太いのでかなり長くなったのは仕方がないことだった。
村の自警団も様変わりしてきた。
変態し獣になっても、戦う時に道具を使うことを覚え始めた。
鋼の六角棒を振り回す熊とか、どう闘えばいのだろうか?
口に小刀を咥えて、走るというより飛び回っている狼の群れから、どう逃れれば良いのか?
しかも狼の群れは強い糸で罠を張りながら。
犬や猫でさえ小刀を咥え、かぎ爪を装備し、襲いかかる。
入植地は僻地なので一般的に盗賊などに襲われやすい。
が、ここは当初数度襲われたが全て全滅させたので、最近は盗賊も来なくなってしまった。
自警団は自分たちの訓練の成果を実地でみてみたいので、盗賊を心待ちにしていたのだが。
敗戦時、旧王都からここに来るまでに多くの魔獣に襲われた。猛獣くらいなら獣人達が群れでかかれば殲滅や撃退はできる。が、魔獣も強力な奴に来られたら、撃退もきびしかった。
しかし、と自警団の皆は今は思う。今なら撃退くらい可能だろう。連携がうまく行けば討伐さえも。と。
実際、白泉は訓練を見ていて思った。「今のこやつらならば、この領を襲った攻国の領軍程度であれば、全滅させられるのではないか?」
白泉は王都での任務に付いた小館の獣人チームを入植地に連れていき、自警団と交流させた。
「自由に技術を教え合い、お互いを高めあえ。期限は1週間だ。」
その後、王都で小館隊の訓練の様子を見た白泉
あ、やべ、、もろ暗殺隊になっちまってるわ、、、
武国の戦闘狂達にとって、暗殺など最も忌避すべき戦法だ。
そんなんで敵の親玉を潰してしまったら、戦闘は起きないのだ。なので絶対にやっちゃーいけない方法なのだ。
他国はいざ知らず、戦争でもほとんど自国側に人的被害が無い武国だから言えることであって、他国の上のものがそんな言葉を放ったら、新月の晩で人生終るだろう。
偵察部隊は暗殺部隊ではない。武国は暗殺をしない。その理由を小館隊の皆に話した。
皆は納得した。
「少人数で終わらすより、莫大な敵を縦横無尽に殺戮するほうが楽しいよな?♪」と、納得していた。
流石武国、それも東武領の部隊である。
王城
「どうだ?入植地は」将軍(王)
「はい、とても元攻国国民とは思えないほどまでに」白泉
「ほう、して、、、ほれ、、自警団はどうだ?」
「・・・・私が見る所、、、、うちの領軍全軍とでいい勝負かと、、、勿論小館隊を含めた全軍で」
「・・・・ますます儂らの出番が無くなってしまうではないか、、、はぁ、、、」
「そう言えば、、、元攻国の民たちで、うちの国境方面に向かった集団は、もう入植しているんですよね?」
学はすっかりわすれていたのだ。白泉も何も学に言わなかったので、思い出しもせずにいた。
「うむ、村は、できたな。・・・が、モフ度は低いぞ?熊とか爬虫類とか鳥とか、モフりたいか?毛艶もまだ良くない。」
「・・んー、、まだいいっす、、、」
小館のモフ度がかなり高いので、特にそそられなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
以降、
まだできていなのでごめんなさい!!
0
あなたにおすすめの小説
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜
もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。
ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を!
目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。
スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。
何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。
やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。
「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ!
ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。
ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。
2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~
御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。
十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。
剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。
十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。
紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。
十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。
自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。
その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。
※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる