68 / 409
中−34 神機能?チートに気づく!! チャパティとダルバート
しおりを挟むアザーンは、夕方のそれが一番なんか哀愁が漂うように聞こえる。
この緑豊かな温泉の町でさえ、そう聞こえる。
もし、砂漠の中の小さい町だったら、なおさらだろう。
この朝起きた時、ふと思ったことがある。
それを確認すべく、朝食をとりに下に降りた。
「おはようございます!」亭主と挨拶を交わす。
亭主がチャパティとダルバートを持ってくてくれる。
「あの、亭主さんは武国語を話せるのですか?」俺
「武国語?いやー、、少しだけ、かな?おはよう、ありがとう、これはなんですか?これはいくらですか?・・くらいかな?」
・
やはり、俺には全部同じに聞こえる。日本語に。
最初はさっぱりだったが、耳にしているうちに言語チートとでも呼ぶのがいいのか、そういう転生特典?みたいのが働いてるみたいだ。
「俺は武国人なんですが、俺のこっちの言葉はどうでしょう?」
「あ?そうなの?農国人と全く同じ話し方だから、わからんかったわ。あの譲ちゃんも武国なの?」
「ええ。」
「二人共、すごいね?何?こっちで何年暮らしているの?」
「あはは、、、、、、、まぁ、行ったりたり?」
「ふーん、、何にしても、すごいわ」
なんの付与も無くこっちに飛ばされたと思ったが、、
多分、転移者全員に、この言語理解の能力はあるのだろう。と思った。
言葉が違う国々を旅して、各国に1週間くらいいたら、全言語話せるように成るな!!
まぁ、あまり使い道ないけど、、。
暇なので近所をぶらついた。路地裏とか好き♪もろそこの人たちの生活臭がするんで、他の土地に来ているんだなー、と実感できるし、見ているだけでいろいろおもしろい。
小さいモスク?町内礼拝所、みたいなところが数ブロックに一つ、みたいな勘定である。
とてもきれいな小さなモスクがあった。
外から眺めていると、
「はいんなさい、、見たいんだろう?」と老人が話しかけてきた。
「いいんですか?」
「ああ、いいとも。靴は脱ぐんだよ?」
「はい。」
入り口の足洗い場で、手を洗い、口をすすぎ、足を洗って入った。
中は、全体的に薄めの水色。ああ、元の世界でも青いモスク、有名な青いモスクの写真見たなー。
元の世界のイスラムと同様に、偶像は無い。そのかわり唐草模様みたいな模様に囲まれた文字が掲げられている。
窓の上に飾り窓があり、その飾り窓の全てにはステンドグラスがはまっていた。薄いベージュ、オレンジ、ピンプなど暖色系。床に落ちたその光達は壁や床の色と迎合しあい、より美しく見せている。
「ボクの居た世界ではムスラムをイスラムと呼んでいます。挨拶は、アッサラーム・アライクムだった。」
隣り村に農業研修と称した低賃金労働者達が来ていた時、知り合ったパキスタン人に教えてもらった言葉。
「ほう、こっちでは、ムッサラーム・アライクムだ。ちょっと違うんだな」
こっちのムーサリムの言葉は、ムが頭に着くのかな?
「君は、どの神を敬っているのかな?」老人。
僕らは隅の壁際に置かれたベンチに座る。そこからは、ほとんど何もない礼拝だけのためのこの室内全体が最も良く見渡たせ、その美しさの全体を見るとこができる。
よく考えて置かれたベンチなんだな、などと頭の片隅で思いながら、
「ボクは八百万の神達、そしてモフ神を敬っています。より人の生活に近い下級神ですね」
「・・・・ほう、よく勉強しているのかな?」
なぜそんな事を言ったのか?知っているのか?わからない。けど知ってるんだ、と初めて気がついた。
なにか、大したことではないことを幾つか話しながら、中に居た時間の多くは眺めるのに使っていたようだ。
老人と挨拶を交わして外に出た。
なんか、不思議な空間だな。何も無いのに。
そのまま路地から路地へとあるいていると、人が多くなってきた。と、
アザーンが響き始めた。お祈りの時間なのだ。ムーサリム達は、行ける者たちは礼拝所に行く。自宅や職場など、旅の途中では馬を止めて道端で、祈る。
こっちのアザーンの最初が、やっぱ違うのか、、アがワになっているように聞こえる。
歌うようなアザーンを聴きながら、祈りの者が居たら前を横切らないようにしながら、路地から路地をぶらつく。
通り過ぎる小さな礼拝所からは、人々の声、笑いなどが聞こえる。礼拝所の効用、礼拝の後、あーやって皆と話すのが楽しみで来る者もおおいのだろう。子どもたちも、親が連れてきた他の子達と遊んでいる。
農国は戦をしない、戦を仕掛けられない、内乱もない、飢饉も無い、平和な国だと聞いた。
黙って何もせずに勝手にそうなったわけではない、ということも聞いた。
彼らは自分たちの生活を、平和に維持できている、維持している、ということか。
武国人みたいに戦闘狂がいる話も聞かないしなー、かなり住みやすそうな国。
ただ、贅沢を望む者には無理だろう。今まで見た領主の邸は小さく、豪奢さは全く見られなかったから。
武国でも似たようなもんだけどね。「贅沢?ああ、武器や防具は贅沢したいねぇ!!」くらいだなあそこはw
お!
いつの間にか中央市場!
「おっちゃん、これ何?」
「あ?これか?食いもんだ。で、俺はおっちゃんではない」
「食い物はわかるが、、何味とか何肉とか、、」
「鳥?塩と胡椒味だ」
「なぜ疑問形なのおっちゃん、、、」
「うむ、、多分鳥っぽいから。おにーさんと言うべきだな」
「わかったよ、んじゃおにーさん、この鶏肉っぽい何かの肉の塩と胡椒味の串を一本と、カレー味って無いの?」
「あるに決まってんだろー?どっちの肉にする?」
「どっちって?」
「やぎととり?だ。」
「やぎって美味いの?」
「ああ、カレーはやぎだな!!なけりゃ、仕方がない鳥?だ。」
「んじゃ、カレー味のやぎ1本も」
「おいきた、今焼くからなー」
どっちもうまかったが、、やぎ、うっメー!!!!!
0
あなたにおすすめの小説
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
転生したらただの女の子、かと思ったら最強の魔物使いだったらしいです〜しゃべるうさぎと始める異世界魔物使いファンタジー〜
上村 俊貴
ファンタジー
【あらすじ】
普通に事務職で働いていた成人男性の如月真也(きさらぎしんや)は、ある朝目覚めたら異世界だった上に女になっていた。一緒に牢屋に閉じ込められていた謎のしゃべるうさぎと協力して脱出した真也改めマヤは、冒険者となって異世界を暮らしていくこととなる。帰る方法もわからないし特別帰りたいわけでもないマヤは、しゃべるうさぎ改めマッシュのさらわれた家族を救出すること当面の目標に、冒険を始めるのだった。
(しばらく本人も周りも気が付きませんが、実は最強の魔物使い(本人の戦闘力自体はほぼゼロ)だったことに気がついて、魔物たちと一緒に色々無双していきます)
【キャラクター】
マヤ
・主人公(元は如月真也という名前の男)
・銀髪翠眼の少女
・魔物使い
マッシュ
・しゃべるうさぎ
・もふもふ
・高位の魔物らしい
オリガ
・ダークエルフ
・黒髪金眼で褐色肌
・魔力と魔法がすごい
【作者から】
毎日投稿を目指してがんばります。
わかりやすく面白くを心がけるのでぼーっと読みたい人にはおすすめかも?
それでは気が向いた時にでもお付き合いください〜。
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
転生したらちびっ子になって、空を落ちていた件 〜もふもふたちのお世話はお任せあれ。ついでに悪もやっつけます!〜
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした高橋凛は、お詫びとして理想の世界へ転生することに。しかし気がつけば幼児の姿で、しかも空を落下中だった!?
バカ神、あいつまたミスったな!? そう思いながらも、凛はどうすることもできず、空を落ちていく。しかも更なるアクシデントが凛を襲い……。
が、そのアクシデントにより、優しい魔獣に助けられた凛は、少しの間彼の巣で、赤ちゃん魔獣や卵の世話を教わりながら過ごすことに。
やがてその魔獣を通じて侯爵家に迎え入れられると、前世での動物飼育の知識や新たに得た知識、そして凛だけが使える特別な力を活かして、魔獣たちの世話を始めるのだった。
しかし魔獣たちの世話をする中で、時には悪人や悪魔獣と対峙することもあったため、凛は、『魔獣たちは私が守る!!』と決意。入団はできないものの、仮のちびっ子見習い騎士としても頑張り始める。
これは、凛と魔獣たちが織りなす、ほんわかだけど時々ドタバタな、癒しとお世話の物語。
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる