332 / 409
後後206 カレー大魔王
しおりを挟む数日アニャータは取れられしまった。
結婚式の主役は花嫁だ。と領主様。
ガクは一瞬採寸されただけで開放された。
「数日はお前たちは必要ない。遊んでていいぞ」
領主様よりフリーを出され、、、
なにかきなこ臭い、、
・・・・
まぁ、、大丈夫だろう。きっと。
泉さんが騎士団にいるバルムに「王様達になにやってんの?」って訊いても、なんか超秘密らしい、王宮内にも知る者は少ないそうだ。とか言われたと。とてもきなこもち臭い。
「ま、いいだろそんなこた。酒持ってゴルダ行こうぜゴルダ!」
泉さん、酒を手に入れたんでゴルダのジジを喜ばせたいんだろう。
ぱっかぽっことはいわず、ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ
王都スタリッツァから伸びる街道は次の町まで石畳なので馬車の車輪がうるさいのだ。
「まだ車輪に皮巻いていないだなぁ、、」
「魔獣が少ないんじゃないか?」
なるほど、、
騒音に成れた頃、夕方にゴルダ到着。
御者さんにおすすめ宿を訊いたら、「ああ・・俺欄トコが一番かな?」と、以前(後-3話)と同じところを紹介してくれた。
場所的にも面白かったし。
「ちわー、部屋ありますかー」
と入っていくと、
「あれ?以前来た?」
と宿の主人。
「・・・・・あっ!!ケーキ好きだっつ!!あと、人狼部隊の教官を下僕並に扱っていたなっつ!!」
へんなこと覚えているなー、というか、変なことだから覚えていたんだろうなぁ、、
「泉さん、ゆーめー人になってますよ?」
「あっはっはっは!そうだろうともさっつ!!」
気にしない泉がデフォ?
ジジさんとこにはひるまに、汚れ避けした鹿肉を買って行くから明日だ。
荷物を部屋に置いて銭湯に行く。
馬車に乗った埃を落とし、さっぱりして外の縁台に座って待っていると、また泉さんは髪を結われて出てきた。おばさん3人付き。
楽しんでたおばさん達に礼を言い、
「風呂上がりはエールがいいんだ!とっとと帰ろう!」泉さん
宿に戻ってエール飲んで飯を食べ、さっさと寝た。
数日ぶりにぐっすり眠れそうである。アニャータの家は居心地が良くなく、将軍様の離宮も慌ただしかったので。
「やっぱ旅の宿っていいっすねー」
と話しかけたら、泉さん、もういびきかいていた。
翌朝一階食堂
「アニャータの実家より美味いな」
「ええ、確実に」
アニャータの実家、質素な素材とかではなかった。倹約のために美味しくなかったとかではないんだろう。
「でも、アニャータは美味しい味を判ってるようですよね?」
「あー、まー、、でもねこまんまのほうが美味いとか感じてるかどうか?まではわからんだろ?」
・・・・そーだけど、、、、ごむたい君かよ
そう言えば公爵どうしてるんだろ?いやいや、話題にしてはいけない、、、
「さっさと食って市場に行くぞ。」泉さん
ーー
市場でうまそうな鹿のももまるまる1本、炙り焼きにしてもらう。出来上がりが茶の時間頃だな、と言われたので先にジジの家に行く。
「たのもーう!!」泉さん
やっぱ扉は全開だ。在宅中だと言いたくって全開なのかなー。
「おー」
返事があったので待つ
あれ?来ないね?
「ジジいるかー?」
「いるぞー」
待つ
・・・・
あれ?って顔でジジが顔を出す
「あ、お前らか、、久しぶりだな。いや、近所の連中だと声かけてから勝手に入ってくるんだ、、だからおかしいなぁ、と思ってな」
・・・・うん、そりゃ知って無きゃわからん、、
酒を渡すと喜んでいた。
で、鹿肉があとで出来上がるんで時間になったら取ってくるというと、
「んじゃ、鹿肉に合うようなのを作るか、、」
「「やったっつ!!」」
夕方には鹿肉を入れて煮込まれたジジのカレーが出来上がった。
久々に食べるジジのカレーはとても美味かった。
「こんな美味かったっけ?」
「ああ、シューレに食べさせてみたいなぁ、、」
ジジはそれを訊いてシワだらけの顔を満足そうに更にシワを増やしていた。
シュン!!
「おう!呼んだな?」シューレ
「呼ぶまでは行っていないが、、、ジジ、これ、大妖精様、、シューレ、この方、カレー大王様」
・・・・
自分をこれ呼ばわりし、このじいさんが大王様?まぁ、、泉の言うことだし、、どーでもいいか、、(シューレ)
「ジジ、大妖精様にジジの大切なめったにひとに食べさせないカレーを食べさせてやってもらえまいか?」泉さん
なんだかわからんが、だしてやればいいんだな?とだけ思うジジ。よそってシューレの席をつくってやった。
かちゃ、、ズズ、、ぱく、、、、・・・・・・・
ぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱく・・・
あれ?無いじゃん?
「食えばなくなるよな?」泉さん
・・・・・・・・・・・・・・不満顔シューレ
ジジはお代わりをよそってあげる。
ぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱくぱく大盛りであった。
シューレがお代わりを食べている間にチャーを作ってくれるジジ。
食べ終えた頃にチャーが配られる。
ずずず、、うっ!!、「こ、、これは、、」、ずずずず‥ずずずず‥、ずずずず‥、
まぁ、熱あつだから音出してもしかたないね!
シューレの前にある器は皆きれいに一滴も残っていない。ちなみに舐め取ってはいない。
「ごちそう出会った大王様、流石大王様を名乗るだけあって、私もここまでうまいカレーには出会ったことが無かった。勉強になった。ありがとう。」
すげー、、、大妖精が本当に認めたよ、、、ジジすげー、、、と泉さんと言い合っていると、
「ありがとよ。そこまで美味いのか、、、嬉しいねぇ、、気にしないで作っていたが、、そうか、、美味いのか、、、」
いや、自分のカレー美味いってわかってなかったの??
「流石食の農国、まだまだ人材はいるんだなぁ、、」とシューレ
やっぱ羨ましいな農国と、ガクと泉は思った。
仕方がないじゃん?人生の半分は食べる楽しみが占めているんだぜ?
0
あなたにおすすめの小説
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
転生したらただの女の子、かと思ったら最強の魔物使いだったらしいです〜しゃべるうさぎと始める異世界魔物使いファンタジー〜
上村 俊貴
ファンタジー
【あらすじ】
普通に事務職で働いていた成人男性の如月真也(きさらぎしんや)は、ある朝目覚めたら異世界だった上に女になっていた。一緒に牢屋に閉じ込められていた謎のしゃべるうさぎと協力して脱出した真也改めマヤは、冒険者となって異世界を暮らしていくこととなる。帰る方法もわからないし特別帰りたいわけでもないマヤは、しゃべるうさぎ改めマッシュのさらわれた家族を救出すること当面の目標に、冒険を始めるのだった。
(しばらく本人も周りも気が付きませんが、実は最強の魔物使い(本人の戦闘力自体はほぼゼロ)だったことに気がついて、魔物たちと一緒に色々無双していきます)
【キャラクター】
マヤ
・主人公(元は如月真也という名前の男)
・銀髪翠眼の少女
・魔物使い
マッシュ
・しゃべるうさぎ
・もふもふ
・高位の魔物らしい
オリガ
・ダークエルフ
・黒髪金眼で褐色肌
・魔力と魔法がすごい
【作者から】
毎日投稿を目指してがんばります。
わかりやすく面白くを心がけるのでぼーっと読みたい人にはおすすめかも?
それでは気が向いた時にでもお付き合いください〜。
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
転生したらちびっ子になって、空を落ちていた件 〜もふもふたちのお世話はお任せあれ。ついでに悪もやっつけます!〜
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした高橋凛は、お詫びとして理想の世界へ転生することに。しかし気がつけば幼児の姿で、しかも空を落下中だった!?
バカ神、あいつまたミスったな!? そう思いながらも、凛はどうすることもできず、空を落ちていく。しかも更なるアクシデントが凛を襲い……。
が、そのアクシデントにより、優しい魔獣に助けられた凛は、少しの間彼の巣で、赤ちゃん魔獣や卵の世話を教わりながら過ごすことに。
やがてその魔獣を通じて侯爵家に迎え入れられると、前世での動物飼育の知識や新たに得た知識、そして凛だけが使える特別な力を活かして、魔獣たちの世話を始めるのだった。
しかし魔獣たちの世話をする中で、時には悪人や悪魔獣と対峙することもあったため、凛は、『魔獣たちは私が守る!!』と決意。入団はできないものの、仮のちびっ子見習い騎士としても頑張り始める。
これは、凛と魔獣たちが織りなす、ほんわかだけど時々ドタバタな、癒しとお世話の物語。
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる