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第162話 会議と爆弾
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昨日は丸一日寝込んでいたマリは、流石に翌日は起き出した。
「おはようメリーさん、昨日はごめんね」
「おはようございます、陛下。 まぁ……自業自得なので、私から申し上げる事はございません」
着替えの手伝いをするメリーに冷たく言われ、マリは苦笑いだ。
「あはは……最もです。 本当にすみませんでした。 あ、今日だよね? 皆が集まる会議って」
「左様です。 ファースト達が大広間の準備をしておりますので、もう暫し時間がございますよ」
「そっか、ありがとう。 前も聞いたけど、メイド部隊の皆は休暇中だよね? 何で、普通に働いてるの??」
ドレスに袖を通しながら、マリはメリーに聞いた。
「彼女達が望んだからです。 元々、彼女達が私に付いてきたのは憧れのメイドの仕事をしたかったからなんです。 それが……色々ときな臭い仕事ばかり押し付けられ、散々な目にあっていたのがようやく普通のメイドとして働けるのです。 皆、大喜びしてましたよ?」
「ふ、ふーん……大変だったんだね」
「因みに、一番キツイ任務は何だったかと聞かれたら皆が口を揃えてゴルメディア帝国の一件だと言ってましたね」
言外に、大変だったのは貴女のせいですよと言われたマリは半泣きだ。
「その節は本当にすみませんでした。 うえーん、メリーさんが冷たいよー!」
「当たり前です! 良いですか? 好きな男に愛される女の1人として言いますが、ルキの事……絶対に幸せにして下さいね? もし、やっぱり婚約は無しとか言い出したら私本当にもう知りませんからね?」
メリーの真剣な顔にマリは真面目に頷く。
「大丈夫だよ、メリーさん。 ヨハネとジャックからもOKもらったから。 ルキの事はちゃんと幸せにする。 その為に、今日も頑張らないとね!!」
「ふふ、やっと何時もの陛下らしくなりましたね。 それでは朝食を食べたら行きましょう」
どうやら、元気の無いマリにメリーは喝を入れたかった様だ。
気合の入ったマリは、元気に朝食を食べて大広間へと向かった。
◆◇◆
「皆、おはよう。 集まってくれてありがとう」
大広間には大勢の女貴族や街の重鎮達が勢揃いしていた。 しかし、赤い死神ことルニア侯爵の姿だけは無く大臣ルカが深いため息を吐いている。
「おはようございます、女王陛下。 並びに代理国王陛下」
ルカが挨拶をすると、他の者達も一斉に頭を下げる。
その先には、女王の玉座に座るマリと国王の玉座に座るルーデウスの姿があった。
今日は婚約者の2人は自室で待機しており、キャミとドーラの姿は無い。
2人共今日は正装のドレスと、国王が着る立派な服を纏っており見る者達が感嘆の声を上げていた。
「今日は、無事に帰還した姉上からお話がある。 皆、心して聞いて欲しい」
ルーデウスからの言葉で、今日の主役がマリである事を示した。
他の者達も視線をマリに寄せる。
「ありがとう、ルーデウス。 先ずは、私が居ない間沢山の迷惑を掛けました。 本当にごめんなさい。 でも、ルーデウスや皆が団結し災厄を退けた事、心から誇りに思います。 無事に戦争も終わり、復興も順調に進みました」
マリの話を聞いている者達は時に頷き、涙を流し、話に聞き入る。
「なので、1か月後を目処に復興祭を開こうと考えています。 その場には、同盟国は勿論ルーデウスの婚約者のキャミとドーラの国民達も招待します。 まだ軋轢はあるでしょう、恨みがあるでしょう。 それを、この祭りで解消できたらと思っています」
マリの話に、皆は一様に驚き賛成の声を上げる。
だが、最後にマリはとっておきの爆弾を落としてから話を締め括った。
「そして、その復興祭では選挙を行います!! 私とルーデウスのどちらがエントン王国の支配者に相応しいか皆と国民全員の投票で決めます! 異論は認めません! 因みに私は弟のルーデウスを推します!!」
「「「「「「「えぇーーー?!」」」」」」」
会議室は感動的な雰囲気は一気に消え去り、大混乱で幕を閉じた。
「おはようメリーさん、昨日はごめんね」
「おはようございます、陛下。 まぁ……自業自得なので、私から申し上げる事はございません」
着替えの手伝いをするメリーに冷たく言われ、マリは苦笑いだ。
「あはは……最もです。 本当にすみませんでした。 あ、今日だよね? 皆が集まる会議って」
「左様です。 ファースト達が大広間の準備をしておりますので、もう暫し時間がございますよ」
「そっか、ありがとう。 前も聞いたけど、メイド部隊の皆は休暇中だよね? 何で、普通に働いてるの??」
ドレスに袖を通しながら、マリはメリーに聞いた。
「彼女達が望んだからです。 元々、彼女達が私に付いてきたのは憧れのメイドの仕事をしたかったからなんです。 それが……色々ときな臭い仕事ばかり押し付けられ、散々な目にあっていたのがようやく普通のメイドとして働けるのです。 皆、大喜びしてましたよ?」
「ふ、ふーん……大変だったんだね」
「因みに、一番キツイ任務は何だったかと聞かれたら皆が口を揃えてゴルメディア帝国の一件だと言ってましたね」
言外に、大変だったのは貴女のせいですよと言われたマリは半泣きだ。
「その節は本当にすみませんでした。 うえーん、メリーさんが冷たいよー!」
「当たり前です! 良いですか? 好きな男に愛される女の1人として言いますが、ルキの事……絶対に幸せにして下さいね? もし、やっぱり婚約は無しとか言い出したら私本当にもう知りませんからね?」
メリーの真剣な顔にマリは真面目に頷く。
「大丈夫だよ、メリーさん。 ヨハネとジャックからもOKもらったから。 ルキの事はちゃんと幸せにする。 その為に、今日も頑張らないとね!!」
「ふふ、やっと何時もの陛下らしくなりましたね。 それでは朝食を食べたら行きましょう」
どうやら、元気の無いマリにメリーは喝を入れたかった様だ。
気合の入ったマリは、元気に朝食を食べて大広間へと向かった。
◆◇◆
「皆、おはよう。 集まってくれてありがとう」
大広間には大勢の女貴族や街の重鎮達が勢揃いしていた。 しかし、赤い死神ことルニア侯爵の姿だけは無く大臣ルカが深いため息を吐いている。
「おはようございます、女王陛下。 並びに代理国王陛下」
ルカが挨拶をすると、他の者達も一斉に頭を下げる。
その先には、女王の玉座に座るマリと国王の玉座に座るルーデウスの姿があった。
今日は婚約者の2人は自室で待機しており、キャミとドーラの姿は無い。
2人共今日は正装のドレスと、国王が着る立派な服を纏っており見る者達が感嘆の声を上げていた。
「今日は、無事に帰還した姉上からお話がある。 皆、心して聞いて欲しい」
ルーデウスからの言葉で、今日の主役がマリである事を示した。
他の者達も視線をマリに寄せる。
「ありがとう、ルーデウス。 先ずは、私が居ない間沢山の迷惑を掛けました。 本当にごめんなさい。 でも、ルーデウスや皆が団結し災厄を退けた事、心から誇りに思います。 無事に戦争も終わり、復興も順調に進みました」
マリの話を聞いている者達は時に頷き、涙を流し、話に聞き入る。
「なので、1か月後を目処に復興祭を開こうと考えています。 その場には、同盟国は勿論ルーデウスの婚約者のキャミとドーラの国民達も招待します。 まだ軋轢はあるでしょう、恨みがあるでしょう。 それを、この祭りで解消できたらと思っています」
マリの話に、皆は一様に驚き賛成の声を上げる。
だが、最後にマリはとっておきの爆弾を落としてから話を締め括った。
「そして、その復興祭では選挙を行います!! 私とルーデウスのどちらがエントン王国の支配者に相応しいか皆と国民全員の投票で決めます! 異論は認めません! 因みに私は弟のルーデウスを推します!!」
「「「「「「「えぇーーー?!」」」」」」」
会議室は感動的な雰囲気は一気に消え去り、大混乱で幕を閉じた。
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