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第180話 エルフの花咲く乙女
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「あ、族長だ!」 「ホントだ族長が来たぞ皆ー!」
ビルを見上げて放心していると、マリに向かって亜人達が騒ぐ。 何故か、ドワーフ以外の種族達もマリを族長と呼んでいる事にヨハネは首を傾げる。
「おや? ねぇ、マリ。 何で皆から族長って呼ばれてるんだい?」
「マリ様? 大丈夫ですか?」
ヨハネとジャックに覗き込まれ、ようやくマリは正気を取り戻した。
「ぎゃ! イケメンの供給過多!! あ、ごめんね。 どうしたの?」
「いや、ふふ……何でもないよ」
「マリ様、アテスが目の前の建物で待っています。 メリー達の事は任せて、移動しませんか?」
ジャックに言われ、目の前には豪華なビルの出入り口でアテスが手を振って待っていた。
「おーい! マリ族長、こっちだよ~」
「ごめーん! 直ぐに行くよ!」
マリは2人を引き連れて、アテスの元へと向かった。
◆◇◆
豪華なビルに入ると、その絢爛豪華なエントランスに目を奪われる。
「……何これ」
マリが力無く呟くと、アテスが嬉しそうに微笑んだ。
「此処がマリ族長の新しい家になるんだよ~。 7階建てで、自室のフロア以外にでっかいお風呂や会議室に遊戯フロアもあるし~。 レストランもあるでしょ~? あ、マリ族長が絶対に喜ぶ酒造りのフロアもあるよ? 勿論、酒場もね~」
「待って、本当に!? 最高じゃん! 前言撤回!! 流石、最高の種族ドワーフ!」
酒というワードを聞いた瞬間、マリの中で原作者に対する罪悪感は泡の様に消えた。 今、マリの頭の中では豪華な部屋で旦那達を侍らして酒池肉林する姿しか想像されていない。
「あはは、喜んでもらえて良かったよ~。 じゃあ、会議室に行こうか」
アテスはフロントから移動し、まさかのエレベーターに乗り込む。
「うん、もう何でもいいや」
マリは全てを投げ出し、エレベーターへと乗り込んだ。
ヨハネとジャックは恐る恐る乗り込み、上へと動き出すと驚いた。
「マリ様! アテス、これは何だ!」
「あはは、これはエレベーターっていう乗り物らしいよ? マリ族長のアイデアさ」
「うん、全く覚えてないです」
「凄いね……コレには雷の精霊達が大勢入ってる。 楽しそうで何よりだね」
ジャックはマリを守るように抱きしめ、ヨハネはエレベーターの壁を触り微笑んだ。
「ほら、着いたよ~。 此処は会議室のフロアだよ。 本当に凄いよね~作りながら、何度感涙したかわからないよ」
どうやら、マリが泥酔しながら羊皮紙に書き足したアイデアの数々はドワーフ達を感涙させる程の物だったようだ。
(うん、他に何を書いたか考えるのが怖いね。 忘れよう……全て)
豪華な廊下を歩きながらマリは遠い目をしながら微笑む。
「ここだよ~。 入るよー?」
「あ、待っ、待つのじゃ! じゃあ、またの!」
会議室の中からはヨハネの姉であり、エルフの族長ルルの慌てた声が聞こえた。
アテスが扉を開き、マリが中を覗くと何やらゴチャゴチャした機械の前で顔を真っ赤にしたルルが座っているのが見えた。
「あ、ごめんねルル姉さん。 愛しの彼氏と通話中だった?」
アテスの言葉にルルは顔を豹変させてアテスに襲い掛かる。
「アテス! お主、何を口を滑らしておるのじゃー!」
「あはは! ごめんごめん! でも、マリ族長にどうせ言わないといけないでしょ? うぐ! 苦しい……」
「ちょっ、ルルさん! 落ち着いて、落ち着いて下さい!」
ルルがアテスを捕まえ首をギリギリと締め始め、流石にマリが止めに入る。 しかし、力が強くびくともしない。
「止めてくれるな! この……この!」
「ふふ、弟としても嬉しいよ。 姉上、年齢イコール恋人無し歴だもんね。 ……それで、姉上の彼氏って誰何だい?」
止まらないルルに、弟ヨハネが止めを刺すと長耳を真っ赤にさせ力無くっアテスを離した。 その隙にアテスは逃げ出す。
「あはは、けほ、ありがとうヨハネ兄」
「あ~……ごめんねルルさん。 私も気になるかも。 アテスの話しぶりだと……私が知ってる人?」
ルルは恥ずかしそうに頷き、ポツリと呟いた。
「……ルカじゃ」
ビルを見上げて放心していると、マリに向かって亜人達が騒ぐ。 何故か、ドワーフ以外の種族達もマリを族長と呼んでいる事にヨハネは首を傾げる。
「おや? ねぇ、マリ。 何で皆から族長って呼ばれてるんだい?」
「マリ様? 大丈夫ですか?」
ヨハネとジャックに覗き込まれ、ようやくマリは正気を取り戻した。
「ぎゃ! イケメンの供給過多!! あ、ごめんね。 どうしたの?」
「いや、ふふ……何でもないよ」
「マリ様、アテスが目の前の建物で待っています。 メリー達の事は任せて、移動しませんか?」
ジャックに言われ、目の前には豪華なビルの出入り口でアテスが手を振って待っていた。
「おーい! マリ族長、こっちだよ~」
「ごめーん! 直ぐに行くよ!」
マリは2人を引き連れて、アテスの元へと向かった。
◆◇◆
豪華なビルに入ると、その絢爛豪華なエントランスに目を奪われる。
「……何これ」
マリが力無く呟くと、アテスが嬉しそうに微笑んだ。
「此処がマリ族長の新しい家になるんだよ~。 7階建てで、自室のフロア以外にでっかいお風呂や会議室に遊戯フロアもあるし~。 レストランもあるでしょ~? あ、マリ族長が絶対に喜ぶ酒造りのフロアもあるよ? 勿論、酒場もね~」
「待って、本当に!? 最高じゃん! 前言撤回!! 流石、最高の種族ドワーフ!」
酒というワードを聞いた瞬間、マリの中で原作者に対する罪悪感は泡の様に消えた。 今、マリの頭の中では豪華な部屋で旦那達を侍らして酒池肉林する姿しか想像されていない。
「あはは、喜んでもらえて良かったよ~。 じゃあ、会議室に行こうか」
アテスはフロントから移動し、まさかのエレベーターに乗り込む。
「うん、もう何でもいいや」
マリは全てを投げ出し、エレベーターへと乗り込んだ。
ヨハネとジャックは恐る恐る乗り込み、上へと動き出すと驚いた。
「マリ様! アテス、これは何だ!」
「あはは、これはエレベーターっていう乗り物らしいよ? マリ族長のアイデアさ」
「うん、全く覚えてないです」
「凄いね……コレには雷の精霊達が大勢入ってる。 楽しそうで何よりだね」
ジャックはマリを守るように抱きしめ、ヨハネはエレベーターの壁を触り微笑んだ。
「ほら、着いたよ~。 此処は会議室のフロアだよ。 本当に凄いよね~作りながら、何度感涙したかわからないよ」
どうやら、マリが泥酔しながら羊皮紙に書き足したアイデアの数々はドワーフ達を感涙させる程の物だったようだ。
(うん、他に何を書いたか考えるのが怖いね。 忘れよう……全て)
豪華な廊下を歩きながらマリは遠い目をしながら微笑む。
「ここだよ~。 入るよー?」
「あ、待っ、待つのじゃ! じゃあ、またの!」
会議室の中からはヨハネの姉であり、エルフの族長ルルの慌てた声が聞こえた。
アテスが扉を開き、マリが中を覗くと何やらゴチャゴチャした機械の前で顔を真っ赤にしたルルが座っているのが見えた。
「あ、ごめんねルル姉さん。 愛しの彼氏と通話中だった?」
アテスの言葉にルルは顔を豹変させてアテスに襲い掛かる。
「アテス! お主、何を口を滑らしておるのじゃー!」
「あはは! ごめんごめん! でも、マリ族長にどうせ言わないといけないでしょ? うぐ! 苦しい……」
「ちょっ、ルルさん! 落ち着いて、落ち着いて下さい!」
ルルがアテスを捕まえ首をギリギリと締め始め、流石にマリが止めに入る。 しかし、力が強くびくともしない。
「止めてくれるな! この……この!」
「ふふ、弟としても嬉しいよ。 姉上、年齢イコール恋人無し歴だもんね。 ……それで、姉上の彼氏って誰何だい?」
止まらないルルに、弟ヨハネが止めを刺すと長耳を真っ赤にさせ力無くっアテスを離した。 その隙にアテスは逃げ出す。
「あはは、けほ、ありがとうヨハネ兄」
「あ~……ごめんねルルさん。 私も気になるかも。 アテスの話しぶりだと……私が知ってる人?」
ルルは恥ずかしそうに頷き、ポツリと呟いた。
「……ルカじゃ」
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