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第213話 マリVSジャック
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エブラノが命を捨て、ユアンを止めようとしている頃。
ジャックはファースト、セカンドを連れマリと対峙していた。
「『あれぇぇ~? 貴方、確かマリの恋人だったよねぇぇ、知ってるわよぉぉ! ジャック、そう……ジャックねぇ』」
マリの身体で嗤うルミニスに、ジャックは青筋を立てて怒る。
「もういい、黙れ。 マリ様の声で、その醜い言葉を喋るな」
「ジャック殿、落ち着いて下さい」
「そうです、罠かと」
ファーストとセカンドに嗜められるが、それでも受け入れ難い光景である。
「『やぁぁ~ん、どうしたのぉジャック。 どうせ私を倒す力も無い癖にぃぃ~。 ただの時間稼ぎ何でしょぉ? あいつ等がもう一人の私を倒すまでのぉぉぉ、あはははは!』」
マリの言う通り、ジャック達に出来る事は長く此処に留めるしか無い。 ヨハネ達が本体のルミニスを倒さないと、マリの身体は解放されないだろう。
しかし、何故かその事を分かっていてマリは手を出して来ない。
「……何を考えてるの?」 「分からない……」
不気味なこの状況に、セカンドとファーストは戸惑っていたがジャックは違和感を感じていた。
「お前……本体が殺られてもいいと思ってるのか?」
「『はぁ? そんな訳無いじゃなぁぁい。 本体が死ねば、私も消えるでしょうしねぇぇ。 それより、ジャック……私の所に来ないぃぃ? ほら、身体はマリなのよぉ?』」
ジャックの問に戯けて答えるマリは、己の胸や足を触りながらジャックを誘う。
「貴様……! どれ程、マリ様を愚弄すれば気が済むのだ!!」
ジャックの握る拳から血が滴る。
「ジャック殿、ダメです! 戦わずにして、時間を稼げるなら此方が有利になります」
「分かっている!! だが、だが!!」
鬼の形相でマリを睨むジャックは我慢の限界であった。 直ぐにでも飛び掛かり地獄の苦しみを与えたい所だが、それすなわちマリの身体を傷付ける事になる。
ジャックに見た目だけだとしても、マリを傷付けるのは無理だろう。
「『あ~あ、残念。 振られちゃったぁ~、じゃあ仕方ないかぁ。 そろそろお前達を殺しーーお酒飲みたい……は?』」
マリは自身の発言に固まる。 何を言っているのか、自分でも理解出来ない様子に戸惑っていた。
「『ち、違うわぁ、そんなの私はぁ飲みたく、飲みたい! 今すぐにお酒飲みたい! 飲みたい飲みたい飲みたい飲みたい飲みたい飲みたい飲みたい飲みたい!』」
マリの口は勝手に動いている様で、ルミニスは混乱する。
「……マリ様? マリ様なのですか!?」
ジャックの問い掛けに、マリの身体がビクンッと跳ね静止した。
身体を項垂れるマリにジャックはゆっくりと近づく。
「ジャック殿、罠です!」 「いけません、待って……力が強すぎる!」
ファーストとセカンドに引きずられても、ジャックは止まらない。 止まれる筈が無い。
「さっきのは確かにマリ様だった! マリ様! 生きているんですか!!」
遂にマリの肩を掴み、ジャックは揺さぶる。
そして、顔をゆっくり上げたマリの顔は……頬まで裂けた笑みだった。
突如として地面から生えた黒い触手がジャックの首を掴み持ち上げた。
「ぐっ?! あが、マリ……様!」
「くそ! ジャック殿!!」 「もぉ、だから言いましたのに!!」
ファーストが手刀でマリに襲い掛かり、セカンドがナイフで黒い触手に切り掛かった。
しかし、幾ら手刀で斬り裂いてもマリは平然としている。 黒い触手も斬った所で直ぐに再生され、ジャックを救出出来ない。
「『あはぁ、びっくりしたわぁぁ~。 そうよぉ、確実に殺したものぉ。 生きてる筈無いのよぉぉぉ~、ごめんねぇジャックぅぅ……さようならぁぁぁ』」
ファーストに首を斬られ様と、全く気にする素振りも見せずにマリは持ち上げたジャックの首を圧し折ろうと力を込めた。
「あが、ぐぇ、がが……」
そして、首が折れる寸前。
一本の黒い触手が足下から現れ、思いっきりマリの頬をぶん殴った。
「私の男に何さらしとんじゃぁぁぁぁぁ!! 『ぶげよぉぉぉぉぉぉ?!』」
殴られた衝撃でジャックは解放され、自身を殴ったマリは大破した超巨大新幹線の車両へと突っ込んだ。
そして、解放されたジャックは苦しみながらも車両へと向かう。 一縷の希望を胸に。
殴られ吹き飛ぶマリの口から出た声は、確かにマリ本人の物だったからだ。
ジャックはファースト、セカンドを連れマリと対峙していた。
「『あれぇぇ~? 貴方、確かマリの恋人だったよねぇぇ、知ってるわよぉぉ! ジャック、そう……ジャックねぇ』」
マリの身体で嗤うルミニスに、ジャックは青筋を立てて怒る。
「もういい、黙れ。 マリ様の声で、その醜い言葉を喋るな」
「ジャック殿、落ち着いて下さい」
「そうです、罠かと」
ファーストとセカンドに嗜められるが、それでも受け入れ難い光景である。
「『やぁぁ~ん、どうしたのぉジャック。 どうせ私を倒す力も無い癖にぃぃ~。 ただの時間稼ぎ何でしょぉ? あいつ等がもう一人の私を倒すまでのぉぉぉ、あはははは!』」
マリの言う通り、ジャック達に出来る事は長く此処に留めるしか無い。 ヨハネ達が本体のルミニスを倒さないと、マリの身体は解放されないだろう。
しかし、何故かその事を分かっていてマリは手を出して来ない。
「……何を考えてるの?」 「分からない……」
不気味なこの状況に、セカンドとファーストは戸惑っていたがジャックは違和感を感じていた。
「お前……本体が殺られてもいいと思ってるのか?」
「『はぁ? そんな訳無いじゃなぁぁい。 本体が死ねば、私も消えるでしょうしねぇぇ。 それより、ジャック……私の所に来ないぃぃ? ほら、身体はマリなのよぉ?』」
ジャックの問に戯けて答えるマリは、己の胸や足を触りながらジャックを誘う。
「貴様……! どれ程、マリ様を愚弄すれば気が済むのだ!!」
ジャックの握る拳から血が滴る。
「ジャック殿、ダメです! 戦わずにして、時間を稼げるなら此方が有利になります」
「分かっている!! だが、だが!!」
鬼の形相でマリを睨むジャックは我慢の限界であった。 直ぐにでも飛び掛かり地獄の苦しみを与えたい所だが、それすなわちマリの身体を傷付ける事になる。
ジャックに見た目だけだとしても、マリを傷付けるのは無理だろう。
「『あ~あ、残念。 振られちゃったぁ~、じゃあ仕方ないかぁ。 そろそろお前達を殺しーーお酒飲みたい……は?』」
マリは自身の発言に固まる。 何を言っているのか、自分でも理解出来ない様子に戸惑っていた。
「『ち、違うわぁ、そんなの私はぁ飲みたく、飲みたい! 今すぐにお酒飲みたい! 飲みたい飲みたい飲みたい飲みたい飲みたい飲みたい飲みたい飲みたい!』」
マリの口は勝手に動いている様で、ルミニスは混乱する。
「……マリ様? マリ様なのですか!?」
ジャックの問い掛けに、マリの身体がビクンッと跳ね静止した。
身体を項垂れるマリにジャックはゆっくりと近づく。
「ジャック殿、罠です!」 「いけません、待って……力が強すぎる!」
ファーストとセカンドに引きずられても、ジャックは止まらない。 止まれる筈が無い。
「さっきのは確かにマリ様だった! マリ様! 生きているんですか!!」
遂にマリの肩を掴み、ジャックは揺さぶる。
そして、顔をゆっくり上げたマリの顔は……頬まで裂けた笑みだった。
突如として地面から生えた黒い触手がジャックの首を掴み持ち上げた。
「ぐっ?! あが、マリ……様!」
「くそ! ジャック殿!!」 「もぉ、だから言いましたのに!!」
ファーストが手刀でマリに襲い掛かり、セカンドがナイフで黒い触手に切り掛かった。
しかし、幾ら手刀で斬り裂いてもマリは平然としている。 黒い触手も斬った所で直ぐに再生され、ジャックを救出出来ない。
「『あはぁ、びっくりしたわぁぁ~。 そうよぉ、確実に殺したものぉ。 生きてる筈無いのよぉぉぉ~、ごめんねぇジャックぅぅ……さようならぁぁぁ』」
ファーストに首を斬られ様と、全く気にする素振りも見せずにマリは持ち上げたジャックの首を圧し折ろうと力を込めた。
「あが、ぐぇ、がが……」
そして、首が折れる寸前。
一本の黒い触手が足下から現れ、思いっきりマリの頬をぶん殴った。
「私の男に何さらしとんじゃぁぁぁぁぁ!! 『ぶげよぉぉぉぉぉぉ?!』」
殴られた衝撃でジャックは解放され、自身を殴ったマリは大破した超巨大新幹線の車両へと突っ込んだ。
そして、解放されたジャックは苦しみながらも車両へと向かう。 一縷の希望を胸に。
殴られ吹き飛ぶマリの口から出た声は、確かにマリ本人の物だったからだ。
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