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第219話 クロモトの願いと終わり
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「ひゃひゃひゃ、これで敵は混乱するじゃろぉの。 よしよし、可愛い人形ちゃん達はまだまだ居るからなぁ」
クロモトはルミニスに命令され、精霊人形達の中央に隠れ潜んで細かい微調整の指示を飛ばしていた。
先程は、敵の大砦に精霊人形を送り込み部隊を操る者を殺すべく調整した所だ。
敵の主戦力と思しき兵士達は、全員精霊人形達と血みどろの戦いを繰り広げている。
「しかし……魔族とは本当に素晴らしく強い種族なのじゃな。 ひゃひゃひゃ、この戦いに勝ったら魔族の死体から更に強い精霊人形を作れる。 そして、儂は……儂は? 儂は……何故精霊人形を作るのじゃ……」
クロモトは周囲を最新型の精霊人形達に守られており、安全な為に思考に耽るという悪い癖が出てしまった。
「儂は、何故……何故じゃ。 おかしい、ルミニス様から長く離れると頭の中で声がする。 これは……儂の声か?」
何かに気付き始めた所で、クロモトを守っていた6本腕の精霊人形達が何者かに反応し戦闘が始まった。
「ぬぉっ?! まさか、バレたのか!? くそっ、失敗したのかぁ!」
黒ずくめの魔族達が、少数で大軍の中央に居るクロモト目掛けて襲い掛かってきたのだ。
「ふふふふ、こんにちはお爺さん。 貴方がこの可哀想な人形達を操ってるのよねぇ? なら、死になさ~い!」
「何を抜かすか! 儂の精霊人形ちゃん達は可哀想では無い! 行け! 殺すのじゃ!!」
クロモトが命令した事で、周囲に居た精霊人形達も反応し一斉に初代ファースト達に殺到し始めた。
その判断が間違いだとも知らずに。
「ひゃひゃひゃ! たったのこれだけで儂を殺せるとでも思ったのか! 馬鹿な魔族達じゃ! 哀れよのぉ、でも安心せい! 儂がお主等を精霊人形ちゃんとして生まれ変わらせてやるからなぁ」
クロモトは笑いながら精霊人形達の影へと隠れる。
「ちっ、面倒臭いわねぇ。 皆、殺るわよ~!」
「「「「「「「「はっ!!」」」」」」」」
暗部達により、精霊人形達が玩具の様に吹き飛び身体がバラバラになる。
そして、1体の少女の頭が転がって来たのを見たクロモトは固まる。
「美優……? いや、それは誰じゃ? 違う、違うぞ! また思い出したのじゃ、そうじゃ……儂はこの戦いに勝てたら美優と、可愛い娘と共に眠れるのじゃ。 だが……何故また忘れてたんじゃ?」
クロモトは無機質な少女の頭を抱えてその場で蹲った。
「おかしい、何故じゃ。 儂は何を忘れておる。 他にも、他にも何か……」
クロモトが必死に何かを思い出そうとしている間にも、精霊人形達は無惨にも吹き飛ぶ。
そして、クロモトの命令により戦闘中だった精霊人形達も中央に向けて殺到した為。 人間や亜人、魔族達は背中を向けた精霊人形達に追撃を仕掛け凄まじい速度で撃破していく。
「お待たせ、お爺さん。 お休みの時間だよ」
初代ファーストが黒刀をクロモトの首に当てるが、クロモトは初代ファーストの言葉に目を見開いた。
「お休みの時間……思い出した。 儂は、病気の娘に身体を作ってやりたかったんじゃ……それなのに、儂は……儂は何て事を、すまん……美優」
最後の最後に正気を取り戻したクロモトは、初代ファーストの手により首を落とされた。
クロモトはルミニスに命令され、精霊人形達の中央に隠れ潜んで細かい微調整の指示を飛ばしていた。
先程は、敵の大砦に精霊人形を送り込み部隊を操る者を殺すべく調整した所だ。
敵の主戦力と思しき兵士達は、全員精霊人形達と血みどろの戦いを繰り広げている。
「しかし……魔族とは本当に素晴らしく強い種族なのじゃな。 ひゃひゃひゃ、この戦いに勝ったら魔族の死体から更に強い精霊人形を作れる。 そして、儂は……儂は? 儂は……何故精霊人形を作るのじゃ……」
クロモトは周囲を最新型の精霊人形達に守られており、安全な為に思考に耽るという悪い癖が出てしまった。
「儂は、何故……何故じゃ。 おかしい、ルミニス様から長く離れると頭の中で声がする。 これは……儂の声か?」
何かに気付き始めた所で、クロモトを守っていた6本腕の精霊人形達が何者かに反応し戦闘が始まった。
「ぬぉっ?! まさか、バレたのか!? くそっ、失敗したのかぁ!」
黒ずくめの魔族達が、少数で大軍の中央に居るクロモト目掛けて襲い掛かってきたのだ。
「ふふふふ、こんにちはお爺さん。 貴方がこの可哀想な人形達を操ってるのよねぇ? なら、死になさ~い!」
「何を抜かすか! 儂の精霊人形ちゃん達は可哀想では無い! 行け! 殺すのじゃ!!」
クロモトが命令した事で、周囲に居た精霊人形達も反応し一斉に初代ファースト達に殺到し始めた。
その判断が間違いだとも知らずに。
「ひゃひゃひゃ! たったのこれだけで儂を殺せるとでも思ったのか! 馬鹿な魔族達じゃ! 哀れよのぉ、でも安心せい! 儂がお主等を精霊人形ちゃんとして生まれ変わらせてやるからなぁ」
クロモトは笑いながら精霊人形達の影へと隠れる。
「ちっ、面倒臭いわねぇ。 皆、殺るわよ~!」
「「「「「「「「はっ!!」」」」」」」」
暗部達により、精霊人形達が玩具の様に吹き飛び身体がバラバラになる。
そして、1体の少女の頭が転がって来たのを見たクロモトは固まる。
「美優……? いや、それは誰じゃ? 違う、違うぞ! また思い出したのじゃ、そうじゃ……儂はこの戦いに勝てたら美優と、可愛い娘と共に眠れるのじゃ。 だが……何故また忘れてたんじゃ?」
クロモトは無機質な少女の頭を抱えてその場で蹲った。
「おかしい、何故じゃ。 儂は何を忘れておる。 他にも、他にも何か……」
クロモトが必死に何かを思い出そうとしている間にも、精霊人形達は無惨にも吹き飛ぶ。
そして、クロモトの命令により戦闘中だった精霊人形達も中央に向けて殺到した為。 人間や亜人、魔族達は背中を向けた精霊人形達に追撃を仕掛け凄まじい速度で撃破していく。
「お待たせ、お爺さん。 お休みの時間だよ」
初代ファーストが黒刀をクロモトの首に当てるが、クロモトは初代ファーストの言葉に目を見開いた。
「お休みの時間……思い出した。 儂は、病気の娘に身体を作ってやりたかったんじゃ……それなのに、儂は……儂は何て事を、すまん……美優」
最後の最後に正気を取り戻したクロモトは、初代ファーストの手により首を落とされた。
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