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同棲編
六 エピソード
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竹刀と竹刀がぶつかる音、選手の声、声援。
体育館の中には、音が沢山あるけれど、剣道という競技はそのどれもが澄んでいるような気がして雑音に感じない。
剣道か。いいな。
中学入学後、何か運動部に入部したいと思って運動部の見学に周っている。色んな部活を見てきたけれど、剣道部が一番いいかもしれない。
静と動の雰囲気に惹かれる。
スパンッ!
「一本ッ!!」
スッキリと気持ちいい竹刀の音が体育館に響く。
ハッとするような音だ。一気にその場の人間がその試合に注目する。
剣道の試合は3本勝負で、2本先取勝ちだ。その男は2本ともあっという間に一本を決めた。
凄い。真っ直ぐブレない体幹と打突の力強さ。
「すげーっ!アイツ新入生の東吾だろ!?経験者とは聞いていたけど強すぎるだろ!」
「既に段持ちだって。」
新入生…東吾…?
その男がキレイな礼をした後に、座って面をとった。
見惚れてしまった。
剣技にもそして面を外した東吾にも。この男だけがまるで別空間にでもいるかのように東吾だけが目に入った。何かを強く掴まれる感覚だ…。
しばらく、目が離せなかった。俺の視線に気づくかのようにこちらを振り向いた東吾を見て急ぎ視線を外した。
東吾は、同じクラスの男だ。
入学してからずっと感じる違和感がさらに強まり動機が激しくなる。
俺は目をギュッと瞑る。
そんな…。
そんなはずないっ!
「君?もしかして体験入部?」
すぐ隣にいた上級生に話しかけられた。
「いえ。ちょっと見学したかっただけです。」
俺は急いで体育館を出た。
体育館から出ても動機がしばらく続いた。
違う。これは凄い剣技を見て気分が高揚したのだ。よくあることだ。
東吾 陣。親は資産家でありITビジネスから物流まで幅広く経営している東吾グループの御曹司。
入学してすぐその圧倒的な存在に皆遠巻きにしてそいつをジロジロと見ていた。
何かと目立つ奴だ…。
だけど、俺みたいな平凡な奴とは相容れない奴と思い視界に入れようとは思わなかった。
むしろ、視界に入れたくないとすら思った。
「東吾さんってさ、凄い圧だよね。絶対アルファだわ。」
「分かる。東吾さんがアルファなら私オメガでもいいなぁ。」
「いや、オメガでも私たちみたいなの相手にしないでしょ。」
クラスメイトの女達が、東吾を見て噂している。
俺は貧血でだるくて机に俯せになってその話を聞いた。
アルファか。
そういえば、第二次性の検査は二年生になると一斉実施されるんだったか…?
確かに、東吾はアルファで間違いなさそうだ。何もかも完璧でそしてその圧力はアルファそのものだ。
絶対に近寄りたくない。
同じクラスだから必然的にも近づく事がある。団体競技やグループ別の実験、そういう場合は授業をサボってまでしても近寄らなかった。
なのに。
「え…。何コレ?」
朝起きたら、下着が白っぽい液体でグチャグチャに濡れていた。
コレ…精通ってやつ?夢精?
急いで、パンツを脱いで風呂場まで走った。
まだ日も出ていない早朝だった為、家族が起きていなくてよかった。俺は風呂場でパンツをゴシゴシ洗って、洗濯機を回した。
その洗濯機がゴロンゴロンと回るのをじっと眺める。
大きな溜息をついた。
俺…。ホモだ。
夢精した夢の内容もちゃんと覚えていた。
東吾…。アイツに身体を抱きしめられてキスをした。
俺は嬉しいって…。
嬉しいってなんだよ。まるで俺が俺じゃないみたいだ…。
したこともないキス。同級生の男に夢精する俺。そうじゃないと思い続けたかったのに。
「クソッ!俺、本格的に終わってる。」
夢の内容を思い出して、身体の内側がジワリと何かがクル感覚を俺はまだ何か分かっていなかった。
「来栖君ってサボり多いし不真面目で感じ悪いよね。」
一学期が終わり2学期が始まる頃にはそういう風に噂されていたが、別に何も気にならなかった。
勉強は出来るほどではないが、赤点もとらなかった。
中学生なんだから、別にグレたっていいだろ。反抗期だっての。
なんなら、もう中学校に登校したくない。サボりたい。学校通うだけ真面目だ。
窓の外を見てボーっとしていると、トンっと窓を指で叩かれた。
体格のよい長いリーチの腕をした人物なんて一人しか知らない。ドッと汗が出た。
「来栖。」
東吾…。声変わりした低い声。
俺は窓の外を見て「何?」と答えた。
「同じ班の課題だがお前だけプリントが出ていない。分からなければ、俺が…。」
「いい。別の奴に聞いて出しとくから。」
そういえば運が悪く東吾と同じ班になった課題授業があった。サボってまともに授業を受けていない。
声が震えないように東吾と目を合わさないように、サッと東吾と距離を置いて同じ班の奴の元へ行った。
同じ班の奴らは気もよくサボった俺にプリントを見せてくれた。
プリントを書き写している間、何故か東吾が俺を見ているような気がした。
態度が悪かったから気を悪くでもしたのだろう。それなら、それでいい。
二度と関わらないでくれ。
それから、また。
あの夢だ。今日は近くでアイツの匂いを嗅いでしまったからだ。
「ふっ…んふぅ。あ、ん。んっ。」
夢のキスは回を追うごとに濃くなり、アイツの舌が俺の口の中に入る事に歓喜する。
もっと引っ付きたい。
「東吾…もっと。」
より口腔内を激しく舌で弄られる。
口だけじゃ足りない。足りないんだ。
「あふぅ、んあっ。東吾ぉ、んうぅ、身体触って、いっぱい、ほし…。」
東吾の手が器用に俺の服を脱がして俺の身体を弄る。背中、腰、腕、胸。
どれも気持ちがいい。
なのに、もっと欲しい。もっと東吾が欲しい。
どうすれば…?
「東吾ぉ…。」
そうか。俺にもお前ともっと繋がれる場所があった。
その存在に気が付けば、そこで繋がる事しか考えられない。
「挿れてよ。」
ビクン!!
はっはぁはぁはぁ。
天井。俺の部屋。よかった。俺の部屋だ。
あまりの生々しさに俺は東吾を襲ったのかと思った。
それに、尻?俺、東吾のちんこを尻に挿れようとした。男同士のやり方なんて知らないのに、俺、尻に挿れられたいとねだった?
どんどん欲求が膨れている。
怖い。俺、このままじゃ本当にアイツを襲って……。
「来栖、このまま課題授業サボるつもりか?」
課題授業前の休み時間、席を外し廊下に出た俺に東吾が声をかけた。
一瞬、視線が絡みそうになり焦ってそっぽをむく。
「あぁ…、俺、調子が悪いし。」
「課題授業の度にか?」
頭のいい東吾なら俺がサボりなのに気が付いているはずだろう。今までみたいに無視すればいいのに。くそっ。
「来栖、一度お前と話を…」
「いい。俺にはないから。」
東吾の近くにいると、クラクラする。やっぱり貧血か?
東吾の話を遮って、俺は保健室へ向かった。
☆
「どうした?うなされていた。」
見慣れた天井。だけど中学の俺の部屋じゃない。
東吾と同棲中の部屋の天井だ。
一瞬、中学の頃にワープでもしたかの夢だった。
俺は、横で俺の心配をしている東吾をジロリと睨んだ。
「お前の硬い腕で腕枕なんかするから首が凝って変な夢見ただろうが。」
下に敷いている東吾の腕を退かすとククッと東吾が笑う。
「六。一緒に住んでよかった。可愛い奴だな。」
「はぁ!?頭湧いてんじゃねぇか!?俺のどこが可愛いんだよ!?」
今のどこに可愛い要素あるんだよ。反抗しかしてねぇだろうが。
「お前の方から俺にすり寄ってくるんだ。一緒に住まないと分からなかっただろうな。」
「くっ……。」
くそぉ。だから、同棲嫌なんだよ。高い壁を作って自分を守っていたのに自然と崩壊していく。
「まだ寝よう。六。」
「起きる。走ってくるから。」
ベッドから起きると腰に鈍痛が走る。変な夢を見たのはセックスして気絶したように寝たからかもしれない。
もそっと隣の東吾まで起き上がろうとするので睨む。
「‥‥絶対についてくんな。」
それだけ行って、運動着に着替えてマンションの外に出た。
体育館の中には、音が沢山あるけれど、剣道という競技はそのどれもが澄んでいるような気がして雑音に感じない。
剣道か。いいな。
中学入学後、何か運動部に入部したいと思って運動部の見学に周っている。色んな部活を見てきたけれど、剣道部が一番いいかもしれない。
静と動の雰囲気に惹かれる。
スパンッ!
「一本ッ!!」
スッキリと気持ちいい竹刀の音が体育館に響く。
ハッとするような音だ。一気にその場の人間がその試合に注目する。
剣道の試合は3本勝負で、2本先取勝ちだ。その男は2本ともあっという間に一本を決めた。
凄い。真っ直ぐブレない体幹と打突の力強さ。
「すげーっ!アイツ新入生の東吾だろ!?経験者とは聞いていたけど強すぎるだろ!」
「既に段持ちだって。」
新入生…東吾…?
その男がキレイな礼をした後に、座って面をとった。
見惚れてしまった。
剣技にもそして面を外した東吾にも。この男だけがまるで別空間にでもいるかのように東吾だけが目に入った。何かを強く掴まれる感覚だ…。
しばらく、目が離せなかった。俺の視線に気づくかのようにこちらを振り向いた東吾を見て急ぎ視線を外した。
東吾は、同じクラスの男だ。
入学してからずっと感じる違和感がさらに強まり動機が激しくなる。
俺は目をギュッと瞑る。
そんな…。
そんなはずないっ!
「君?もしかして体験入部?」
すぐ隣にいた上級生に話しかけられた。
「いえ。ちょっと見学したかっただけです。」
俺は急いで体育館を出た。
体育館から出ても動機がしばらく続いた。
違う。これは凄い剣技を見て気分が高揚したのだ。よくあることだ。
東吾 陣。親は資産家でありITビジネスから物流まで幅広く経営している東吾グループの御曹司。
入学してすぐその圧倒的な存在に皆遠巻きにしてそいつをジロジロと見ていた。
何かと目立つ奴だ…。
だけど、俺みたいな平凡な奴とは相容れない奴と思い視界に入れようとは思わなかった。
むしろ、視界に入れたくないとすら思った。
「東吾さんってさ、凄い圧だよね。絶対アルファだわ。」
「分かる。東吾さんがアルファなら私オメガでもいいなぁ。」
「いや、オメガでも私たちみたいなの相手にしないでしょ。」
クラスメイトの女達が、東吾を見て噂している。
俺は貧血でだるくて机に俯せになってその話を聞いた。
アルファか。
そういえば、第二次性の検査は二年生になると一斉実施されるんだったか…?
確かに、東吾はアルファで間違いなさそうだ。何もかも完璧でそしてその圧力はアルファそのものだ。
絶対に近寄りたくない。
同じクラスだから必然的にも近づく事がある。団体競技やグループ別の実験、そういう場合は授業をサボってまでしても近寄らなかった。
なのに。
「え…。何コレ?」
朝起きたら、下着が白っぽい液体でグチャグチャに濡れていた。
コレ…精通ってやつ?夢精?
急いで、パンツを脱いで風呂場まで走った。
まだ日も出ていない早朝だった為、家族が起きていなくてよかった。俺は風呂場でパンツをゴシゴシ洗って、洗濯機を回した。
その洗濯機がゴロンゴロンと回るのをじっと眺める。
大きな溜息をついた。
俺…。ホモだ。
夢精した夢の内容もちゃんと覚えていた。
東吾…。アイツに身体を抱きしめられてキスをした。
俺は嬉しいって…。
嬉しいってなんだよ。まるで俺が俺じゃないみたいだ…。
したこともないキス。同級生の男に夢精する俺。そうじゃないと思い続けたかったのに。
「クソッ!俺、本格的に終わってる。」
夢の内容を思い出して、身体の内側がジワリと何かがクル感覚を俺はまだ何か分かっていなかった。
「来栖君ってサボり多いし不真面目で感じ悪いよね。」
一学期が終わり2学期が始まる頃にはそういう風に噂されていたが、別に何も気にならなかった。
勉強は出来るほどではないが、赤点もとらなかった。
中学生なんだから、別にグレたっていいだろ。反抗期だっての。
なんなら、もう中学校に登校したくない。サボりたい。学校通うだけ真面目だ。
窓の外を見てボーっとしていると、トンっと窓を指で叩かれた。
体格のよい長いリーチの腕をした人物なんて一人しか知らない。ドッと汗が出た。
「来栖。」
東吾…。声変わりした低い声。
俺は窓の外を見て「何?」と答えた。
「同じ班の課題だがお前だけプリントが出ていない。分からなければ、俺が…。」
「いい。別の奴に聞いて出しとくから。」
そういえば運が悪く東吾と同じ班になった課題授業があった。サボってまともに授業を受けていない。
声が震えないように東吾と目を合わさないように、サッと東吾と距離を置いて同じ班の奴の元へ行った。
同じ班の奴らは気もよくサボった俺にプリントを見せてくれた。
プリントを書き写している間、何故か東吾が俺を見ているような気がした。
態度が悪かったから気を悪くでもしたのだろう。それなら、それでいい。
二度と関わらないでくれ。
それから、また。
あの夢だ。今日は近くでアイツの匂いを嗅いでしまったからだ。
「ふっ…んふぅ。あ、ん。んっ。」
夢のキスは回を追うごとに濃くなり、アイツの舌が俺の口の中に入る事に歓喜する。
もっと引っ付きたい。
「東吾…もっと。」
より口腔内を激しく舌で弄られる。
口だけじゃ足りない。足りないんだ。
「あふぅ、んあっ。東吾ぉ、んうぅ、身体触って、いっぱい、ほし…。」
東吾の手が器用に俺の服を脱がして俺の身体を弄る。背中、腰、腕、胸。
どれも気持ちがいい。
なのに、もっと欲しい。もっと東吾が欲しい。
どうすれば…?
「東吾ぉ…。」
そうか。俺にもお前ともっと繋がれる場所があった。
その存在に気が付けば、そこで繋がる事しか考えられない。
「挿れてよ。」
ビクン!!
はっはぁはぁはぁ。
天井。俺の部屋。よかった。俺の部屋だ。
あまりの生々しさに俺は東吾を襲ったのかと思った。
それに、尻?俺、東吾のちんこを尻に挿れようとした。男同士のやり方なんて知らないのに、俺、尻に挿れられたいとねだった?
どんどん欲求が膨れている。
怖い。俺、このままじゃ本当にアイツを襲って……。
「来栖、このまま課題授業サボるつもりか?」
課題授業前の休み時間、席を外し廊下に出た俺に東吾が声をかけた。
一瞬、視線が絡みそうになり焦ってそっぽをむく。
「あぁ…、俺、調子が悪いし。」
「課題授業の度にか?」
頭のいい東吾なら俺がサボりなのに気が付いているはずだろう。今までみたいに無視すればいいのに。くそっ。
「来栖、一度お前と話を…」
「いい。俺にはないから。」
東吾の近くにいると、クラクラする。やっぱり貧血か?
東吾の話を遮って、俺は保健室へ向かった。
☆
「どうした?うなされていた。」
見慣れた天井。だけど中学の俺の部屋じゃない。
東吾と同棲中の部屋の天井だ。
一瞬、中学の頃にワープでもしたかの夢だった。
俺は、横で俺の心配をしている東吾をジロリと睨んだ。
「お前の硬い腕で腕枕なんかするから首が凝って変な夢見ただろうが。」
下に敷いている東吾の腕を退かすとククッと東吾が笑う。
「六。一緒に住んでよかった。可愛い奴だな。」
「はぁ!?頭湧いてんじゃねぇか!?俺のどこが可愛いんだよ!?」
今のどこに可愛い要素あるんだよ。反抗しかしてねぇだろうが。
「お前の方から俺にすり寄ってくるんだ。一緒に住まないと分からなかっただろうな。」
「くっ……。」
くそぉ。だから、同棲嫌なんだよ。高い壁を作って自分を守っていたのに自然と崩壊していく。
「まだ寝よう。六。」
「起きる。走ってくるから。」
ベッドから起きると腰に鈍痛が走る。変な夢を見たのはセックスして気絶したように寝たからかもしれない。
もそっと隣の東吾まで起き上がろうとするので睨む。
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