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第三章 オリヴァー誘惑作戦

ぬちゃぬちゃ *

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「ふああっ……あつ、熱ぅぃ……貴方様のお口の中が……とても熱くて……とろけそうです……。ああんっだめ、だめっ、気持ちよすぎますわ……。ああっ私……イってしいますぅ……ああっ、はぅぅっ」
「我慢しないでイキなさい」

 連射がひときわ高まった。

「あっ、あぁっ……ひあ、あ、だめっだめぇっ……あっあっあっ……イっちゃううぅぅ……あああぁぁぁんんんー……!」

 ビクンと白い喉をのけぞらせてシャーロットが達した。大きなサファイアの瞳から涙がこぼれ落ちる。雷が頭の天辺からつま先まで駆け抜けたようである。絶頂と共に溢れた大量の白蜜を、オリヴァーがじゅるじゅると卑猥な音をさせながら飲み干した。
 ハア、ハアと彼女の荒い呼吸が響く。

(ああ、愛液を全部吸われてしまったわ……。それに前回より早くイってしまった……やっぱり私は官能に弱いのかもしれない)

 絶頂の余韻と、羞恥と淫乱疑惑にシャーロットの思考は停止状態である。

「ああ……美味しい。君の蜜は甘いね。まるで熟れた果汁を飲んでいるようだったよ。さあ……おいで」

 オリヴァーは唇を拭うと、力の入らないシャーロットを優しく起こし、ベッドを降りるように誘った。そのまま二人で全身鏡の前に移動すると、彼女の後方に立つ。

(何かしら……?)

 シャーロットはぼんやりと前を見る。
 そこには乱れたベビードルを纏う乙女が映っていた。甘く蕩けた瞳。キスされすぎて腫れた唇。肩は片方の紐が落ちて露わになり、揉まれすぎたせいか、乳房が赤らんでいる。ツンと立ったその先端が痛々しくも、妙に色っぽい。

 月光に照らされた裸体は、天使のように美しく、またそのせいか余計にいやらしい。
 彼女の後ろには愛する猟犬騎士が控えている。いつのまにか服を脱いでおり、たくましい肉体が露わになっていた。その引き締まった下腹部にある赤黒い男根が、滑らかな双丘の狭間を行き来する。ぬちゃぬちゃと先走りの音が鳴る。

「ぁんっ」

 ビクンと反応し、とっさに全身鏡に両手をついた。そうすると、快楽に溺れている自身の顔がアップになり、シャーロットはカッと羞恥に燃えた。

「ぁんっ、いやぁ……!」

(信じられない、これが私なの……?)
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