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男装
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私の家系では、女の子も男の子として育てます。
ずーっと昔、男性がみんな死んでしまって跡継ぎがいなくなってしまうというお家存続の危機があり、女の子を男の子と偽って当主に据えたことが始まりのようですが、今は形式だけが残ってしまいました。
まあ、時代に合わない規則が残り続けるというのは珍しくありません。
そんなわけで、私は戸籍上「男」です。
生物学的には「女」なので、現代社会を生きるのはちょっと難しいです。
小さい頃は疑問にも思わなかったし、そんなに問題がありませんでした。
トイレで個室ばかり使うので、「いつも糞をしている」と言われたことがありましたが、「家と同じトイレが使いたい」と言えば、むしろ洋式トイレが流行りました。
中学くらいになると胸が出てきたので、胸を潰す「ナベシャツ」なるものを使いました。
昔はサラシを巻いていたのでしょうが、今はサラシなんて巻いていたらかえって目立ちます。
男装とかコスプレとかも流行っているので、便利グッズがあって助かりました。
とはいえ、高校に入る頃には噂話のタネになっていました。
胸だけ潰してみたところで、声変わりもしないし身長も低いので当然です。
いじめられることも増えました。
力で勝てるわけもないし、女の子だとバレると何をされるかわからないので、できるだけ従順に過ごしました。
高校は、ほとんど男子の学校へ進学しました。
女の子と並べると余計に女の子に近い感じがしたし、仲のいい幼馴染がそこに進学したからです。
男の子ばかりの中にいた方が、先入観もあってバレにくいというのもあります。
ですが、結果としてはこの判断は間違いでした。
男の子ばかりで女の子に餓えている思春期の男の子たちの中には、「男でもいいからヤりたい」という思考に陥る人が出てきたのです。
世の中BLドラマなんかも流行って、男同士でも社会が受け入れてくれるような雰囲気もありましたから、一層抵抗感が薄れていたのもあったようです。
当然、厳つい男同士でやるよりは、かわいい系の生徒の方が良いです。声までかわいい私は、当然真っ先に狙われたのでしょう。
呼び出されて向かった空き教室で、複数の男の子に襲われました。
口にガムテープが貼られ、手首もガムテープでぐるぐる巻にされて、ずっしりと重たい教員用の机の脚に固定されました。
ズボンとパンツを引きずり下ろした男の子は、当然気づきます。
あるはずのモノが無いので、シャツも脱がせて胸を潰しているナベシャツのホックも外すと、押さえていた胸が露わになりました。
誰かがハサミを持ってきて、腕を縛ったままでは脱がせないナベシャツを切り、ほとんど裸の状態にされました。そうなれば、完全に女性です。
餓えていた男の子たちは、別に同性好きではないので、むしろ歓喜です。
抵抗しようのない私は、複数の男の子に何度も犯されました。
そしてそれは、その後も続きました。
女の子であることをバラされたくなければ、と脅されるので、彼らはもう無理矢理連れて行かなくてもヤれるのです。
行為は徐々にエスカレートしていって、リモコンバイブを入れたまま授業を受けたり、それがお尻にも追加されたりするようになりました。
放課後は毎日犯されて、お尻にまで突っ込まれた時は痛くて痛くてたまりませんでしたが、そのうち口と前後で三人同時に突っ込まれるのが当たり前なくらい犯されまくりました。
それでも、そもそも故意に虚偽の申告をして男の子として届けているのはこちらなので、司法に訴えることはできません。
ちょっと飽きてきた男の子達が、今度は私を売るようになりました。
他校の生徒や一般人に、中出しでもなんでもできる女の子がいると持ち掛け、女の子の服を着せて売り出したのです。
髪はショートですが、女の子の服を着てメイクをすれば、完全に女の子です。バレるリスクも少なく、お金も儲かるので、男の子達はガンガン私を売りました。
学校が休みの日なんかは、一日に何人も受け入れる日があって、あそこがヒリヒリと痛みました。
なんでもさせてくれると聞いて、特殊な性癖を持った人が来る時もあって、体中にミミズ腫れができたこともありました。ただ、その後しばらく痕が消えなくて売り物にならなくなったので、鞭なんかは禁止してくれるようになりましたが。
ひどい高校時代でしたが、大学生になった今では、普通に女の子の格好で生活しています。
「男の娘」も流行っているし、社会的にもトランスジェンダーを認めようという動きがあるので、書類上の性別を二度見されることはあっても、ほとんど女の子として生活できています。
性別の書類確認がない温泉なんかは普通に行けますしね。
この時代で助かりました。
ずーっと昔、男性がみんな死んでしまって跡継ぎがいなくなってしまうというお家存続の危機があり、女の子を男の子と偽って当主に据えたことが始まりのようですが、今は形式だけが残ってしまいました。
まあ、時代に合わない規則が残り続けるというのは珍しくありません。
そんなわけで、私は戸籍上「男」です。
生物学的には「女」なので、現代社会を生きるのはちょっと難しいです。
小さい頃は疑問にも思わなかったし、そんなに問題がありませんでした。
トイレで個室ばかり使うので、「いつも糞をしている」と言われたことがありましたが、「家と同じトイレが使いたい」と言えば、むしろ洋式トイレが流行りました。
中学くらいになると胸が出てきたので、胸を潰す「ナベシャツ」なるものを使いました。
昔はサラシを巻いていたのでしょうが、今はサラシなんて巻いていたらかえって目立ちます。
男装とかコスプレとかも流行っているので、便利グッズがあって助かりました。
とはいえ、高校に入る頃には噂話のタネになっていました。
胸だけ潰してみたところで、声変わりもしないし身長も低いので当然です。
いじめられることも増えました。
力で勝てるわけもないし、女の子だとバレると何をされるかわからないので、できるだけ従順に過ごしました。
高校は、ほとんど男子の学校へ進学しました。
女の子と並べると余計に女の子に近い感じがしたし、仲のいい幼馴染がそこに進学したからです。
男の子ばかりの中にいた方が、先入観もあってバレにくいというのもあります。
ですが、結果としてはこの判断は間違いでした。
男の子ばかりで女の子に餓えている思春期の男の子たちの中には、「男でもいいからヤりたい」という思考に陥る人が出てきたのです。
世の中BLドラマなんかも流行って、男同士でも社会が受け入れてくれるような雰囲気もありましたから、一層抵抗感が薄れていたのもあったようです。
当然、厳つい男同士でやるよりは、かわいい系の生徒の方が良いです。声までかわいい私は、当然真っ先に狙われたのでしょう。
呼び出されて向かった空き教室で、複数の男の子に襲われました。
口にガムテープが貼られ、手首もガムテープでぐるぐる巻にされて、ずっしりと重たい教員用の机の脚に固定されました。
ズボンとパンツを引きずり下ろした男の子は、当然気づきます。
あるはずのモノが無いので、シャツも脱がせて胸を潰しているナベシャツのホックも外すと、押さえていた胸が露わになりました。
誰かがハサミを持ってきて、腕を縛ったままでは脱がせないナベシャツを切り、ほとんど裸の状態にされました。そうなれば、完全に女性です。
餓えていた男の子たちは、別に同性好きではないので、むしろ歓喜です。
抵抗しようのない私は、複数の男の子に何度も犯されました。
そしてそれは、その後も続きました。
女の子であることをバラされたくなければ、と脅されるので、彼らはもう無理矢理連れて行かなくてもヤれるのです。
行為は徐々にエスカレートしていって、リモコンバイブを入れたまま授業を受けたり、それがお尻にも追加されたりするようになりました。
放課後は毎日犯されて、お尻にまで突っ込まれた時は痛くて痛くてたまりませんでしたが、そのうち口と前後で三人同時に突っ込まれるのが当たり前なくらい犯されまくりました。
それでも、そもそも故意に虚偽の申告をして男の子として届けているのはこちらなので、司法に訴えることはできません。
ちょっと飽きてきた男の子達が、今度は私を売るようになりました。
他校の生徒や一般人に、中出しでもなんでもできる女の子がいると持ち掛け、女の子の服を着せて売り出したのです。
髪はショートですが、女の子の服を着てメイクをすれば、完全に女の子です。バレるリスクも少なく、お金も儲かるので、男の子達はガンガン私を売りました。
学校が休みの日なんかは、一日に何人も受け入れる日があって、あそこがヒリヒリと痛みました。
なんでもさせてくれると聞いて、特殊な性癖を持った人が来る時もあって、体中にミミズ腫れができたこともありました。ただ、その後しばらく痕が消えなくて売り物にならなくなったので、鞭なんかは禁止してくれるようになりましたが。
ひどい高校時代でしたが、大学生になった今では、普通に女の子の格好で生活しています。
「男の娘」も流行っているし、社会的にもトランスジェンダーを認めようという動きがあるので、書類上の性別を二度見されることはあっても、ほとんど女の子として生活できています。
性別の書類確認がない温泉なんかは普通に行けますしね。
この時代で助かりました。
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