この世界の外側で、あなたを待つ

生まれたときから、私は知っていた。
自分がこの国の皇子の婚約者となり、
やがて捨てられ、すべてを失う運命にあることを。

抗っても、逃げようとしても、世界は決められた筋書きをなぞるように、私をその場所へ連れていった。

結婚式前夜。
運命から逃げ出そうと彷徨った街で、私は“この世界を作った”という老婆に出会う。

「それでも、この世界から逃げたいかい?」

差し出されたのは、世界の秩序から外れるための選択。
そして――決して元には戻れない、代償。

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