東海道品川宿あやめ屋

五十鈴りく

文字の大きさ
上 下
49 / 49
小噺

ある日のつばくろ屋

しおりを挟む
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

まあく
2019.08.07 まあく

 ?前作「中山道板橋宿つばくろ屋」ファンの私としては、「たかや」という主人公の名前を見ただけで、様々なシーンを思い出して、ちょっとじーんとしてしまいました。
 強い意志をもって、荒波へと飛び込んでいく高弥。いきなり躓いて、流れ着いたその先に待っていたのは、荒波ならぬ、荒れた宿。そんな場所でも、やっぱり高弥はがんばってしまうのですね。やっぱり高弥は、あの二人の子供なんだと感じました。
 流行のライトノベルであれば、父に鍛えられた「腕」を使ってあっさりと現状を打開、高弥を中心に周囲が動き出すという展開になるのかもしれませんが、この物語はそうはなりません。
 登場人物の一人一人に背景があって、一人一人に想いがある。だから、簡単に何かが変わるなんてことはない。
 苦悩と葛藤と挫折を繰り返しながら、少しずつ高弥が前に進んでいく。高弥だけが頑張るのではなく、いろいろな人に支えられながら進んでいく。そんな高弥に影響されて、少しずつ周りが変わっていく。
 ご都合主義ではないストーリー。私の大好きなストーリーです。
 丁寧に描かれる人の心。鮮やかに彩られる料理や旬の素材。幕末という時代の風と、潮の香り。そして、さりげなく、だけど深く繋がる前作の世界。すべてが自然に溶け合って、物語に立体的な広がりを見せてくれています。自身がそこに立ち、そこで呼吸をしているかのように感じさせてくれます。
 社会人としての常識と状況が許してくれなかったのですが、それがなければ、確実に、徹夜で一気読みしていたと思います。本当に面白かったです。
 エンディングは、ちょっと意外でした。これは……次回作もあり? なのですか!?
 今作も、本当に楽しませていただきました。素敵な時間をありがとうございました!

五十鈴りく
2019.08.07 五十鈴りく

ご丁寧にありがとうございます!!

「たかや」という名前は、お察しの通り彼女から来ております。女の子だったらそのままだったと思いますが、息子なので「たかや」です。彼女のように優しく強い人になりますように、という意味が込められております。
前作は仲の良い職場で、皆が団結して困難を乗り越えましたので、今回は逆を行きました。
仲の悪いところから打ち解けていく……前半が仲悪くて、大丈夫かと思われたかと思いますが(笑)
高弥も世間知らずですが、前作主人公の佐久似の息子なので、後先考えるよりもまず動く子です。人間、変わるというのはとても難しいことですが、全力でぶつかっていればいつかはということで。

少しでも楽しんで頂けたのなら光栄です。
エンディングが意外と感じられたのは、さすがですね(´∀`*)
ここ、変更点でした(笑)
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!!
暑い日が続いていますが、まあくさんもどうぞご自愛ください!

1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

王子を助けたのは妹だと勘違いされた令嬢は人魚姫の嘆きを知る

恋愛 / 完結 24h.ポイント:38986pt お気に入り:3016

婚約破棄と追放をされたので能力使って自立したいと思います

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:14797pt お気に入り:3748

妹に婚約者を奪われた私は、戦場の悪魔と呼ばれる辺境伯へと嫁ぎます。

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:17984pt お気に入り:5784

大自然の魔法師アシュト、廃れた領地でスローライフ

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:19924pt お気に入り:20666

不本意な転生 ~自由で快適な生活を目指します~

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:2392pt お気に入り:2620

異世界人拾っちゃいました…

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:320pt お気に入り:27

処理中です...