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それから
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とはいえ、雑念ばかりでは焼き茄子を焦がしてしまう。高弥は持ち前の『料理にだけは集中』を発揮するのだった。
瑞々しい茄子は、焼けてくると中から水気が滲み出て、ほっくりと柔らかくなる。その焦げた皮を熱いのを我慢しながら剥がすと、美味そうな果肉が出てくる。これが醤油を垂らすだけで驚くほど上手い。七味や生姜などとも合うし、秋には秋茄子が出回るので長く楽しめる。
高弥が茄子を焼いているうちに平次が豆腐の吸したじ(吸い物)を作り、それから胡瓜を刻んでいた。
「焼き茄子、仕上がりやした」
「おお、こっちもできたぜ。じゃあ天麩羅に取りかかるか」
平次もまな板を清めてからひとつため息をつくと気を引き締め直した。土間に置いた盥の中には、魚が八尾。てらてらと青っぽい背を光らせている。鮮度はよいが、すでに生きているわけではない。
この魚は鯔の幼魚で、洲走と呼ばれるものだ。汚れた水の中に棲んでいたものは臭くていけない。けれど、清い水の中にいたものならば身は淡白でありながらも美味い。
今日はこれを下ろして天麩羅にする。
高弥が下ろした方が早いけれど、練習も兼ねて平次に捌いてもらうのだ。平次は生臭が苦手だから。
少しは慣れてきたといっても、まだまだである。洲走をまな板に載せ、ごくりと唾を飲む平次を横目に、高弥は天麩羅の衣を作るのだった。
小麦粉に水と塩を加えてだまにならないように気をつけつつ混ぜていくのだが、ここに卵を加えるとより美味しくなる。
卵の黄身だけを使ったものを『金ぷら』、白身だけを使ったものを『銀ぷら』などと名づけて料亭で出したりもするようだ。
屋台で買う、ひと串いくらのものならば卵など使われていない。より大きく見せるための厚ぼったい衣である。
四苦八苦しながら洲走を捌く平次。高弥は着々と準備を進めていく。
鉄鍋にはごま油を入れ、竈で熱する。
「平次さん、支度が整いやした」
「わ、わかってらぁ」
言葉尻が弱い。顔色も青いのだが。
すっかり慣れている高弥にとっては魚の頭も大根の葉も落とすのは同じ感覚であるが、平次がその域に達するまではまだしばらくかかりそうだ。それでも懸命に包丁を動かす平次が、高弥にはとても微笑ましかった。
下ろした身を水で軽く洗って血を落とし、水気を拭いて塩を振る。それから粉を薄くまぶして叩き、どろどろの衣をつけて油に落とした。ジュワッと小気味よい音がして天麩羅が油鍋の中に沈む。
一度にたくさん入れてはくっつくし、せっかく熱した油がぬるくなってしまう。ふた切れずつ、丁寧に揚げた。
高弥が揚げている間に、平次は追いつかれまいと気張っていた。なんとか高弥が天麩羅を揚げる手を止めることなく魚を捌き終え、平次はほっとしたのか疲れて見えた。
「平次さん、あと少しですから、おれが仕上げやす。ちっとくらい休んでても平気でござんす」
悪ぃな、と畳に突っ伏した。平次は力尽きたが、そのうちにまた立ち上がってくれるだろう。
高弥は畳で伸びている平次を眺めて苦笑した。
料理は楽しいことばかりでもない。面倒だったり苦手な作業もある。手を抜かずにそれらをこなすことが修行である、と偉い先人が書き遺していると想念も言っていたほどだ。
平次なりに精一杯やっている。こうした姿を見ると、やはり高弥も見捨ててはいけないと思う。
これを食べる客たちは、裏方の苦労など知らないだろうけれど、それでも美味いと味わって食べてもらえたならいい。
後は塩揉みしてあった胡瓜と麩を水気を切って辛子で和える。醤油や砂糖、塩も加えて味を調えた。子供が食べられないほど辛くするつもりはない。
「さてと――」
今日の客の入りを確かめてから膳を用意しよう、と高弥は台所の戸を開けて帳場に目を向けた。
すると――
元助が座っていた。それこそ、地蔵のように動かない。
いつも座ったままで動かないのだが、それでも何かは考えている。それが、今日は本当にぼうっとしているだけなのではないか。元助もまた、彦佐のせいで調子が狂っていると見える。
「元助さん」
声をかけるまで高弥に気づかないなんてこと、今までになかった。声をかけたのに気づかれないなんて、そんなことが起こり得るとは考えたこともなかった。
高弥はずかずかと元助の前に回り込むと、頬杖を突く元助の顔の前でパンッと手を叩いた。その途端、すかさず頭を叩かれる。
「痛ぇ」
「なんのつもりだコラ」
凄まれたけれど、そんな元助の方が元助らしくてほっとする。高弥は頭を抱えながら言った。
「元助さん、心ここにあらずじゃありやせんか。今は仕事中でござんす」
「偉そうに説教垂れてるんじゃねぇよ」
と毒づくものの、ばつが悪そうではある。
「女将さんと彦佐さんはどちらで」
訊ねてみると、元助はさらに眉根を寄せた。
「女将さんは客の相手。――彦佐さんは二階だ」
一階にいても邪魔になるだけなので、二階にいるのだろう。高弥たち奉公人の部屋にいることになる。事実、ちょろちょろされると気が散るので、目につかないところにいてくれた方がいい。
――それはいいのだが、元助が丁寧に『彦佐さん』などと呼ぶのがむず痒い。お行儀のよい元助に慣れない。
元助は、ていと平次とは少し違う。彦佐の来訪を喜んでいないとは言わないが、浮かれた二人とは違って沈んで見える。それは、彦佐が見た目はよく似ているけれど、中身が兄とは違うことを感じてしまうからではないのかと思えた。
口に出してもいいものかと考えながらも、高弥は思いきって言った。
「元助さん、彦佐さんは旦那さんによく似ているんだってこたぁわかりやした。でも、中身はどうなんです。旦那さんはあんなふうだったんでございやすか」
すると、元助は言葉に詰まっていた。それだけでもう、違うのだとわかった。
だからもう、元助の口から聞かなくてもいい。
「や、すいやせん。余計な口を利きやした」
先に謝ると、元助は細く長く嘆息した。目が、どこか遠い。
「本当によ、あの日、火事場に駆けていった旦那さんがそのまんま、十年なんてなかったみてぇにして戻ってきたのかって思えるほどには似てんだ。あの顔を前にしちゃ、よくわからなくなりやがる」
弱気な元助に、高弥は帳場格子を握り締めながら言った。
「別人でござんす」
「お前な――」
容易く言ってくれるなと呆れた目をされたけれど、高弥にしてみれば、そんな当たり前のことに迷う必要すらない。
「元助さん、今日のお客様のお膳はいくつご用意したらよろしいんで」
「――六つだ」
「へい」
そう答えると、高弥は笑った。元助が揺らいでも、高弥は揺らがずにいる。あんまりにもおかしなことを言ったら、それはおかしいと正面から言ってやる。それが今、高弥にできることだと思う。
元助がまたため息をついた音が背中でした。
瑞々しい茄子は、焼けてくると中から水気が滲み出て、ほっくりと柔らかくなる。その焦げた皮を熱いのを我慢しながら剥がすと、美味そうな果肉が出てくる。これが醤油を垂らすだけで驚くほど上手い。七味や生姜などとも合うし、秋には秋茄子が出回るので長く楽しめる。
高弥が茄子を焼いているうちに平次が豆腐の吸したじ(吸い物)を作り、それから胡瓜を刻んでいた。
「焼き茄子、仕上がりやした」
「おお、こっちもできたぜ。じゃあ天麩羅に取りかかるか」
平次もまな板を清めてからひとつため息をつくと気を引き締め直した。土間に置いた盥の中には、魚が八尾。てらてらと青っぽい背を光らせている。鮮度はよいが、すでに生きているわけではない。
この魚は鯔の幼魚で、洲走と呼ばれるものだ。汚れた水の中に棲んでいたものは臭くていけない。けれど、清い水の中にいたものならば身は淡白でありながらも美味い。
今日はこれを下ろして天麩羅にする。
高弥が下ろした方が早いけれど、練習も兼ねて平次に捌いてもらうのだ。平次は生臭が苦手だから。
少しは慣れてきたといっても、まだまだである。洲走をまな板に載せ、ごくりと唾を飲む平次を横目に、高弥は天麩羅の衣を作るのだった。
小麦粉に水と塩を加えてだまにならないように気をつけつつ混ぜていくのだが、ここに卵を加えるとより美味しくなる。
卵の黄身だけを使ったものを『金ぷら』、白身だけを使ったものを『銀ぷら』などと名づけて料亭で出したりもするようだ。
屋台で買う、ひと串いくらのものならば卵など使われていない。より大きく見せるための厚ぼったい衣である。
四苦八苦しながら洲走を捌く平次。高弥は着々と準備を進めていく。
鉄鍋にはごま油を入れ、竈で熱する。
「平次さん、支度が整いやした」
「わ、わかってらぁ」
言葉尻が弱い。顔色も青いのだが。
すっかり慣れている高弥にとっては魚の頭も大根の葉も落とすのは同じ感覚であるが、平次がその域に達するまではまだしばらくかかりそうだ。それでも懸命に包丁を動かす平次が、高弥にはとても微笑ましかった。
下ろした身を水で軽く洗って血を落とし、水気を拭いて塩を振る。それから粉を薄くまぶして叩き、どろどろの衣をつけて油に落とした。ジュワッと小気味よい音がして天麩羅が油鍋の中に沈む。
一度にたくさん入れてはくっつくし、せっかく熱した油がぬるくなってしまう。ふた切れずつ、丁寧に揚げた。
高弥が揚げている間に、平次は追いつかれまいと気張っていた。なんとか高弥が天麩羅を揚げる手を止めることなく魚を捌き終え、平次はほっとしたのか疲れて見えた。
「平次さん、あと少しですから、おれが仕上げやす。ちっとくらい休んでても平気でござんす」
悪ぃな、と畳に突っ伏した。平次は力尽きたが、そのうちにまた立ち上がってくれるだろう。
高弥は畳で伸びている平次を眺めて苦笑した。
料理は楽しいことばかりでもない。面倒だったり苦手な作業もある。手を抜かずにそれらをこなすことが修行である、と偉い先人が書き遺していると想念も言っていたほどだ。
平次なりに精一杯やっている。こうした姿を見ると、やはり高弥も見捨ててはいけないと思う。
これを食べる客たちは、裏方の苦労など知らないだろうけれど、それでも美味いと味わって食べてもらえたならいい。
後は塩揉みしてあった胡瓜と麩を水気を切って辛子で和える。醤油や砂糖、塩も加えて味を調えた。子供が食べられないほど辛くするつもりはない。
「さてと――」
今日の客の入りを確かめてから膳を用意しよう、と高弥は台所の戸を開けて帳場に目を向けた。
すると――
元助が座っていた。それこそ、地蔵のように動かない。
いつも座ったままで動かないのだが、それでも何かは考えている。それが、今日は本当にぼうっとしているだけなのではないか。元助もまた、彦佐のせいで調子が狂っていると見える。
「元助さん」
声をかけるまで高弥に気づかないなんてこと、今までになかった。声をかけたのに気づかれないなんて、そんなことが起こり得るとは考えたこともなかった。
高弥はずかずかと元助の前に回り込むと、頬杖を突く元助の顔の前でパンッと手を叩いた。その途端、すかさず頭を叩かれる。
「痛ぇ」
「なんのつもりだコラ」
凄まれたけれど、そんな元助の方が元助らしくてほっとする。高弥は頭を抱えながら言った。
「元助さん、心ここにあらずじゃありやせんか。今は仕事中でござんす」
「偉そうに説教垂れてるんじゃねぇよ」
と毒づくものの、ばつが悪そうではある。
「女将さんと彦佐さんはどちらで」
訊ねてみると、元助はさらに眉根を寄せた。
「女将さんは客の相手。――彦佐さんは二階だ」
一階にいても邪魔になるだけなので、二階にいるのだろう。高弥たち奉公人の部屋にいることになる。事実、ちょろちょろされると気が散るので、目につかないところにいてくれた方がいい。
――それはいいのだが、元助が丁寧に『彦佐さん』などと呼ぶのがむず痒い。お行儀のよい元助に慣れない。
元助は、ていと平次とは少し違う。彦佐の来訪を喜んでいないとは言わないが、浮かれた二人とは違って沈んで見える。それは、彦佐が見た目はよく似ているけれど、中身が兄とは違うことを感じてしまうからではないのかと思えた。
口に出してもいいものかと考えながらも、高弥は思いきって言った。
「元助さん、彦佐さんは旦那さんによく似ているんだってこたぁわかりやした。でも、中身はどうなんです。旦那さんはあんなふうだったんでございやすか」
すると、元助は言葉に詰まっていた。それだけでもう、違うのだとわかった。
だからもう、元助の口から聞かなくてもいい。
「や、すいやせん。余計な口を利きやした」
先に謝ると、元助は細く長く嘆息した。目が、どこか遠い。
「本当によ、あの日、火事場に駆けていった旦那さんがそのまんま、十年なんてなかったみてぇにして戻ってきたのかって思えるほどには似てんだ。あの顔を前にしちゃ、よくわからなくなりやがる」
弱気な元助に、高弥は帳場格子を握り締めながら言った。
「別人でござんす」
「お前な――」
容易く言ってくれるなと呆れた目をされたけれど、高弥にしてみれば、そんな当たり前のことに迷う必要すらない。
「元助さん、今日のお客様のお膳はいくつご用意したらよろしいんで」
「――六つだ」
「へい」
そう答えると、高弥は笑った。元助が揺らいでも、高弥は揺らがずにいる。あんまりにもおかしなことを言ったら、それはおかしいと正面から言ってやる。それが今、高弥にできることだと思う。
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