462 / 559
緊急事態?
しおりを挟む
リーヤに一言断りギルド長室へ向かう。職員たちの混乱が見ているだけで伝わってくる。
「イアン入るぞ」
扉を開けるとイアンは頷いてくれたが念話中なかな?
「ふぅ……もう聞いて来てくれたの?」
「たまたまな、それでどんな状況なんだ?」
「現状わかっている事はジルベルと連絡が取れない事」
「ギルドだけじゃなくてジルベル全てか?」
「ええ、個人で登録している念話も全て、職員数名にジルベルの友人に試してもらったわ」
「ギルドの通信機もダメか……リュノーの時みたいに緊急の合図はないのか?」
「なかったわ、連絡が途絶えたと思われるのが今日の早朝から3日前の昼……基本的にギルド間で連絡は取らないのよね、職員の子が友達に念話が届かないって言って仕事の用もあったからジルベルのギルドに連絡したみたいなのよ、友達も職員だったらしくてね」
「前に連絡を取ったのが3日前なのか……」
「それは仕事でなんだけど……試しにエマル、リュノーからも連絡してもらったけどダメ」
「ラグナには?」
「詳しくはこれからよ、簡単にはフィリアに伝えてあるわ」
「連絡頼むな、一旦ラグナの所行ってくる、これはギルドより国の問題だろ」
「そうね、そっちの方がよさそう」
ルナ達にもすぐに動けるようしてくれと伝え、城へ向かう。
城までの道は平和そのもの、何も問題はなかったのに城に入ると空気が変わる。兵達もどこか慌ただしく動いている。
「フィリアさん!ラグナは忙しそう?」
「トシさん!いいところに!」
ラグナの部屋に向かう途中、フィリアさんを見つけ声をかけると手を引かれ……
「あなた!トシさん来たわ」
「トシ!いいところに!」
「ジルベルの話か?」
「そうだがそれだけではない!」
「それだけじゃないって?」
「帝国……帝国バスクルも襲撃をされたようだ」
「帝国には輝星がいなかったか?依頼でそのまま冬は向こうで過ごすって言ってた気がするんだが」
「その輝星からの連絡だ、バスルク領土内の町の一つが襲撃された」
バスクル領土の町の一つが襲撃され町を乗っ取られた、町を取り返そうと軍を派遣したが返り討ちに合い、そこでやっと情報が漏れ始め輝星の耳に入りラグナに連絡。
「帝国は他国に協力を仰ぐ気はないらしい、このまま輝星には情報収集に努めてもらう、状況次第では介入するつもりだ」
「俺はジルベルの方に行くつもりだぞ?」
「帝国嫌いだっか?」
「帝国自体がって訳じゃないが考え方が気に食わない。いっそ滅ぼしたい」
「まてまて!簡単に滅ぼすとかいうな!トシがそんなにって事は……その話は今度だ!トシは帝国に近づくな!」
「トップクラスの男共って事だから、まぁみんなにも止められてるしな」
「いつぐらいに出発するつもりだ?」
「なんか嫌な予感がするからな、みんなに言ったらすぐにでも向かう」
「わかった、俺はイアンと連絡を取りながら進める」
帝国の一般市民は心配だが優先順位はジルベルだ。話では帝国所属の迷い人も沢山いて幅を利かせているらしいからそっちはそっちでなんとかしてもらおう。
「イアン入るぞ」
扉を開けるとイアンは頷いてくれたが念話中なかな?
「ふぅ……もう聞いて来てくれたの?」
「たまたまな、それでどんな状況なんだ?」
「現状わかっている事はジルベルと連絡が取れない事」
「ギルドだけじゃなくてジルベル全てか?」
「ええ、個人で登録している念話も全て、職員数名にジルベルの友人に試してもらったわ」
「ギルドの通信機もダメか……リュノーの時みたいに緊急の合図はないのか?」
「なかったわ、連絡が途絶えたと思われるのが今日の早朝から3日前の昼……基本的にギルド間で連絡は取らないのよね、職員の子が友達に念話が届かないって言って仕事の用もあったからジルベルのギルドに連絡したみたいなのよ、友達も職員だったらしくてね」
「前に連絡を取ったのが3日前なのか……」
「それは仕事でなんだけど……試しにエマル、リュノーからも連絡してもらったけどダメ」
「ラグナには?」
「詳しくはこれからよ、簡単にはフィリアに伝えてあるわ」
「連絡頼むな、一旦ラグナの所行ってくる、これはギルドより国の問題だろ」
「そうね、そっちの方がよさそう」
ルナ達にもすぐに動けるようしてくれと伝え、城へ向かう。
城までの道は平和そのもの、何も問題はなかったのに城に入ると空気が変わる。兵達もどこか慌ただしく動いている。
「フィリアさん!ラグナは忙しそう?」
「トシさん!いいところに!」
ラグナの部屋に向かう途中、フィリアさんを見つけ声をかけると手を引かれ……
「あなた!トシさん来たわ」
「トシ!いいところに!」
「ジルベルの話か?」
「そうだがそれだけではない!」
「それだけじゃないって?」
「帝国……帝国バスクルも襲撃をされたようだ」
「帝国には輝星がいなかったか?依頼でそのまま冬は向こうで過ごすって言ってた気がするんだが」
「その輝星からの連絡だ、バスルク領土内の町の一つが襲撃された」
バスクル領土の町の一つが襲撃され町を乗っ取られた、町を取り返そうと軍を派遣したが返り討ちに合い、そこでやっと情報が漏れ始め輝星の耳に入りラグナに連絡。
「帝国は他国に協力を仰ぐ気はないらしい、このまま輝星には情報収集に努めてもらう、状況次第では介入するつもりだ」
「俺はジルベルの方に行くつもりだぞ?」
「帝国嫌いだっか?」
「帝国自体がって訳じゃないが考え方が気に食わない。いっそ滅ぼしたい」
「まてまて!簡単に滅ぼすとかいうな!トシがそんなにって事は……その話は今度だ!トシは帝国に近づくな!」
「トップクラスの男共って事だから、まぁみんなにも止められてるしな」
「いつぐらいに出発するつもりだ?」
「なんか嫌な予感がするからな、みんなに言ったらすぐにでも向かう」
「わかった、俺はイアンと連絡を取りながら進める」
帝国の一般市民は心配だが優先順位はジルベルだ。話では帝国所属の迷い人も沢山いて幅を利かせているらしいからそっちはそっちでなんとかしてもらおう。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,758
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる