【完結】乙女ゲームのモブの私は気ままに過ごします。

里音

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3 生徒会入り?したくありません。巻き込まないで

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クラスは攻略対象者のガブリエルとヒロインであるシルリーザ。更にヒロインにとって立ちはだかるルルシュと私は同じクラスだ。これはあまりに都合良すぎじゃない?とは思ったが、1学年3クラスと少ないのでそういうこともあるかと納得した。

シルリーザが誰と恋に落ちるのかはわからないが私は私なりに学園生活を楽しもう。そう決意した。
だって貴族の娘は学園を卒業すると数年の内に結婚することが多いのだ。
結婚適齢期は女性だと、学園卒業後の16歳から20歳。おそくても25歳までだ。もちろん婚約者がいて理由がある場合などは違うが。それを過ぎると結婚する意思がないと思われ、男性陣に相手にされなくなる。
だからなのか、まだまだ政略結婚が多い。
学園でも婚約者がいる女性が多く、私やルルシュのように候補さえいないのは珍しい。

はっ、また考え込んでいた。危ない危ない。ちょうど担任の話も終わり解散になった。

行きは同じ時間に邸を出たから義兄と来たが、帰りは1人で帰るべきだろう。学園までの道はあやふやだが仕方ない。

「フローリア。」

名前を呼ばれて声の方を見ると義兄だった。



で、こうして生徒会室に拉致られている。
なんでも、生徒会は主要メンバーである生徒会長のバルト、副会長のシュナイザー、会計のエリオットしか決まっておらず、人手が足りないと引っ張って来られた。
もちろんルルシュも一緒に。だが、これはシスコンのエリオットがルルシュを連れて行くための口実だろう。心配性のシュナイザーもしかり。
それを面白そうだとガブリエルがついてきた。

ガブリエルは即戦力として生徒会に入ることとなった。
私とルルシュは強引に生徒会補佐として義兄達に生徒会入りさせられた。

あーん。学園で好きな人を見つけて恋人同士になって花の学園生活を送ろうとしていたのに…。
学園の帰り道にデートとか夢みてたのに…。
心配性の義兄とガブリエルがいたら男性と知り合うなんて無理無理。
落ち込んでため息を吐いていたら

「フローリア。帰りにケーキを買ってあげるからもう少し待っててね」

シュナイザーが完全に子供扱いしてきた。

「お義兄様。私する事ないですしお邪魔だろうから先に帰りますわ。」

ここにきてからルルシュと2人放置されている。ブラコンのルルシュはエリオットの仕事する姿を見てうっとりしている。
そう、ここで暇を持て余しているのは私1人だけだ。
ガブリエルが何が言いかけたが、シュナイザーが被せるように

「する事ならあるよ。ここにきて手伝ってくれるかな?」

言われた通りに義兄の横に座った。ガブリエルが持ってきた書類を受け取り重要と思われる書類、急ぎの書類、それ以外に分ける仕事だ。
仕事が与えられたが、ガブリエルが持ってきた時点で分けられている。なので、それ以外の書類に目を通す。

それ以外の書類は学生の要望だった。理不尽な内容もあったがなかなかに面白い要望もある。ついニコニコしながら読み耽っていた。
そんなフローリアを眺めるシュナイザーとガブリエルの視線には気がつかなかった。
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