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6.一つになれる
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「ここを弄られるのが好きなのか?」
「んん……、嫌いじゃ、ないっ」
「それを『好き』だって言うんだよ」
「ああっ!」
胸の先が熱を持ったように熱くなった。男の口内に食べられるように咥えられて、それを目の前で見せつけられる。
こんなのいつもの事のはずなのに、どうして。
なんだか今日は妙に感じる。柔らかく食まれるもどかしさと歯の当たる強さとのギャップに、びくびくと魚みたいに跳ねて止められない。
シーツを握りしめながら胸の刺激に耐えていたら、男の手が股の間に入ってきてぬるりと撫で上げてきた。
「すごい、濡れてるな」
「うるさいっ」
「……誰にでもこうなるのか?」
「ふぁっ、んっ!」
遠慮なく男が太い指を入れてくる。私の身体はぬぷんと抵抗なく受け入れて、快感が背中に走る。
嘘つきのくせになんでこんな上手いの?
くだらないバレバレの嘘をついて、そんな事でしか女の気を引くこともできない、しょうもない男だと思ったのに。
「あ……っ、ん、……そこっ」
「ここ、か?」
「ひ、あ……っ!」
男が指を増やしながら、中で指を曲げてきた。この男とは初めてのはずなのに、正確に感じる場所を刺激される。
とぷんと溢れて、シーツを濡らしたのが分かる。
「あっ、……あぁ、んっ……んんっ、くぅんっ」
まるで情けない雌犬みたいに鳴かされる。
でも感じていない振りなんて出来ない。気持ち良すぎて、もっとと中がうねる。
「気持ち良いか?」
「んん……っ、いい……きもち、いいっ」
耳元で低い声で問われて、それ以上の意地を通すことはできずに本音を叫んでしまう。
もっと、もっと……欲しい。
理性が本能に飲まれて、気持ちの良さを貪欲に求める。
男は焦らすことはせずに、指を引き抜くとズボンから取り出した大きな物を私の入口にぴったりと充てがった。
膝の裏を掴まれて情けないくらいに大きく開かされる。
「アリーサ……やっとお前とこうして一つになれる」
「……え? あ、あああっ!」
「は……っ、すごい、な……。キツくて、持っていかれそうだ」
「ああ! やっ、バカ……っ、んん! そんな、おっきい……! ゆっくり、してぇ!」
「無理だ。一気に押し込むぞ」
「ひっ、あぁ! んんん、あーっ」
男の指も太かったけど、比較にならないくらいの太さのものを押し込まれた。
何これ、こんな圧迫感知らない。
男が何か気になることを言っていた気がするけど、そんな事どうでも良くなる。
すごい。凄すぎる。
眼の前がチカチカするくらい、気持ち良い。
根本まで全部埋めた男は休む間もなく、一気に腰を引いてまた最奥まで打ち付けてきた。膝裏を掴まれてるせいで逃げることは出来なかった。
悲鳴みたいな声をだしながら、今まで感じたことのないくらいの気持ち良さに翻弄される。
男のものが出ていく時にはめくれちゃうんじゃないかって心配になるくらい絡みついて、突き込まれる時には背筋が痺れて息も出来なくなる。
すごい、すごい、すごい。
こんなすごいセックス、したこと無い。
気持ち良すぎてバカになりそう。
揺さぶられるたびに二人分の汗が飛ぶ。
水音と肌のぶつかる音がひっきりなしに部屋に溢れる。
「イく! イ、ちゃう! もう、もう……っ!」
「ああ、イけ! 俺も……出すっ」
「は……っ!? え、ちょ……んぐっ! あ、あああーっ!」
男のものがぐうっと膨らんで、息が詰まった。
中で熱いものをぶち撒けられて、私の快感も弾ける。頭の中が真っ白になって、ぎゅううっと男のものを締め付けて、脈動した。
私の痙攣に合わせるかのように、男が断続的に肉の棒を震わせる。
飲み込みきれなかったものがはしたない音を立てながら溢れてこぼれ落ちた。
「んん……、嫌いじゃ、ないっ」
「それを『好き』だって言うんだよ」
「ああっ!」
胸の先が熱を持ったように熱くなった。男の口内に食べられるように咥えられて、それを目の前で見せつけられる。
こんなのいつもの事のはずなのに、どうして。
なんだか今日は妙に感じる。柔らかく食まれるもどかしさと歯の当たる強さとのギャップに、びくびくと魚みたいに跳ねて止められない。
シーツを握りしめながら胸の刺激に耐えていたら、男の手が股の間に入ってきてぬるりと撫で上げてきた。
「すごい、濡れてるな」
「うるさいっ」
「……誰にでもこうなるのか?」
「ふぁっ、んっ!」
遠慮なく男が太い指を入れてくる。私の身体はぬぷんと抵抗なく受け入れて、快感が背中に走る。
嘘つきのくせになんでこんな上手いの?
くだらないバレバレの嘘をついて、そんな事でしか女の気を引くこともできない、しょうもない男だと思ったのに。
「あ……っ、ん、……そこっ」
「ここ、か?」
「ひ、あ……っ!」
男が指を増やしながら、中で指を曲げてきた。この男とは初めてのはずなのに、正確に感じる場所を刺激される。
とぷんと溢れて、シーツを濡らしたのが分かる。
「あっ、……あぁ、んっ……んんっ、くぅんっ」
まるで情けない雌犬みたいに鳴かされる。
でも感じていない振りなんて出来ない。気持ち良すぎて、もっとと中がうねる。
「気持ち良いか?」
「んん……っ、いい……きもち、いいっ」
耳元で低い声で問われて、それ以上の意地を通すことはできずに本音を叫んでしまう。
もっと、もっと……欲しい。
理性が本能に飲まれて、気持ちの良さを貪欲に求める。
男は焦らすことはせずに、指を引き抜くとズボンから取り出した大きな物を私の入口にぴったりと充てがった。
膝の裏を掴まれて情けないくらいに大きく開かされる。
「アリーサ……やっとお前とこうして一つになれる」
「……え? あ、あああっ!」
「は……っ、すごい、な……。キツくて、持っていかれそうだ」
「ああ! やっ、バカ……っ、んん! そんな、おっきい……! ゆっくり、してぇ!」
「無理だ。一気に押し込むぞ」
「ひっ、あぁ! んんん、あーっ」
男の指も太かったけど、比較にならないくらいの太さのものを押し込まれた。
何これ、こんな圧迫感知らない。
男が何か気になることを言っていた気がするけど、そんな事どうでも良くなる。
すごい。凄すぎる。
眼の前がチカチカするくらい、気持ち良い。
根本まで全部埋めた男は休む間もなく、一気に腰を引いてまた最奥まで打ち付けてきた。膝裏を掴まれてるせいで逃げることは出来なかった。
悲鳴みたいな声をだしながら、今まで感じたことのないくらいの気持ち良さに翻弄される。
男のものが出ていく時にはめくれちゃうんじゃないかって心配になるくらい絡みついて、突き込まれる時には背筋が痺れて息も出来なくなる。
すごい、すごい、すごい。
こんなすごいセックス、したこと無い。
気持ち良すぎてバカになりそう。
揺さぶられるたびに二人分の汗が飛ぶ。
水音と肌のぶつかる音がひっきりなしに部屋に溢れる。
「イく! イ、ちゃう! もう、もう……っ!」
「ああ、イけ! 俺も……出すっ」
「は……っ!? え、ちょ……んぐっ! あ、あああーっ!」
男のものがぐうっと膨らんで、息が詰まった。
中で熱いものをぶち撒けられて、私の快感も弾ける。頭の中が真っ白になって、ぎゅううっと男のものを締め付けて、脈動した。
私の痙攣に合わせるかのように、男が断続的に肉の棒を震わせる。
飲み込みきれなかったものがはしたない音を立てながら溢れてこぼれ落ちた。
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