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★虎の店長さん、驚かされる。
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「次、椅子洗いな」
呉凱がそう言うと、ミナミは何も言わずにスッと前に座り直した。先ほどまで呉凱に何か言われたり、何かするたびに顔を赤くしていたのとは違う表情におや? と思う。
「この椅子、ここがへこんで溝みたいになってるだろ? こっから手入れて、客のケツとかちんこ触ってやれ」
実際にどこをどのように触るかを呉凱が説明しようとしたが、それより早くミナミが呉凱の膝に片手を置いた。驚いて言葉を止めると、ミナミが反対の手をその椅子の溝に差し込んできた。
「……こうですか?」
ミナミの手が呉凱の睾丸をやさしく撫でた。思わず息を止めると南はそのままローションでぬめる手を奥へと滑らせる。そして睾丸の後ろ、会陰の辺りをゆっくりと撫でながらふいに後腔の上を通って尻の谷間まで行ったり来たりし始めた。その手つきがあまりにも慣れた様子に見えて、呉凱は思わずミナミの顔を見た。だがミナミは自分が見られていることにも気づかぬ様子で、呉凱の股間を見つめ一心不乱に手を動かしている。集中している時の癖なのか、うっすらと口が開いているところがあどけなくもいやらしい。思わず呉凱のモノがピク、と反応する。
(……ガキもニンゲンも好みじゃねぇはずなんだがな)
ついでに言うなら呉凱はいわゆるノンケで男に興味はない。それでもこの店の客の中にはこのテの嬢を好む者は大勢いるだろうな、と頭の中でも常に冷静な部分で判断する。
呉凱のモノが手に余るのをカバーしようというのか、ミナミが両手で呉凱の股間を愛撫し始めた。右手で男根をゆるゆると扱きながら反対の手で会陰を撫で、陰嚢を優しく揉みしだいた。
「……あの……気持ちいい、ですか?」
そう言って見上げたミナミの声は驚くほど甘く、目尻が赤い。明らかにミナミ自身も興奮している証だ。初めてという割に羞恥心よりも興奮が勝っているようなミナミを黙って見下ろしていると、やがて両手で呉凱の男根を掴んで上下に扱き出した。
ミナミの手の中で硬く大きくなっていく呉凱のモノを見て、ミナミの目がとろり、と蕩ける。
(どうやら、オスが好きってのは本当みたいだな)
ソープ嬢がセックス好きならそれに越したことはない。
目の前のニンゲンは、明らかに呉凱のソレに魅了されていた。さっきまでの気後れしたような、どこにもスレたところのない堅気のニンゲンらしい毒にも薬にもならなさそうな表情は跡形もなく消えて、まるで自分を犯す凶器を自分で育てていることに喜びさえ覚えているような淫らな顔つきだった。
(いい顔するじゃねぇか)
するとミナミがふと目を上げて呉凱と視線を合わせる。そして意識しているのかいないのか、オスを惑わすような笑みをふわり、と浮かべると、ふいに俯いて呉凱の股間に屈んだ。そしてローションを継ぎ足し、さらに呉凱のモノを愛撫し始める。右手で呉凱のペニスをちゅくちゅくと音を立てて擦り、左手で睾丸をやわやわと揉みしだきながら時折その奥を指先でなぞるように刺激する。
「う…………っ」
あまりに気持ちよくて呉凱はつい声を漏らしてしまった。ソコから意識を逸らそうと、南に声を掛ける。
「お前、年はいくつだ」
「……二十三、です。去年、こっちに来るまで、キャバクラのボーイを、してました……あ、キャバクラってわかりますか?」
「ああ、こっちにもあるぜ」
ミナミの手は呉凱のよりも薄くて小さいが、その分ひどく器用らしく呉凱の気持ちのいいところを探り尽くそうとしているかのように、あらゆる場所に触れてくる。
強く、優しく、爪先が触れるかどうかの距離で引っ掻いてはきゅ、と柔らかく握りしめる。ひどく丁寧な愛撫に段々と呉凱の息も上がってきた。
「そう、そうやって最初はゆっくりやさしくな。しばらく両手で手コキしてやって、客が望めばそのままイかせてやれ」
するとすぐさまミナミが股間を弄っていた左手を丸くお椀のようにして呉凱のモノの先端に被せた。そして軽いタッチで亀頭をこねくり始める。
「う……っ、そう、ソコ、うまいじゃねぇか……っ」
「……前、動画で見たことがあって……」
そう呟いて、ミナミが顔を上げた。
「気持ちよくなってもらえて、よかった、です」
そう答えるミナミの声も擦れている。呉凱が見下ろすとミナミのモノも硬さを保ってしっかりと鎌首をもたげていた。
「人のちんこ触りながら興奮してんのか?」
「え……っ?」
うっかり気を抜くと本当にイかされそうで、呉凱はついそんな意地の悪いことを口にしてしまう。するとミナミが真っ赤になりながら、ぽつりと呟いた。
「……そうみたい、です……ね」
そしてとろん、とした顔で呉凱を見上げて笑った。
「……おれ、すごい、えっち、なんです」
(こいつ……っ!)
さっきまでの物慣れない、いかにもシロウトくさい雰囲気を漂わせたミナミは綺麗さっぱり消え去り、そこにいたのはまるで男を誘う淫乱な娼婦だった。
一体何がこのニンゲンのスイッチを入れたのかはわからないし、果たしてこれが意図的なものなのかもよくわからないが、とにかくミナミは本気を出してきたらしい。まるで本当に呉凱をイかせようとするかのごとく、ローションまみれの手で呉凱のモノをぬるぬると愛撫しカリをくすぐり先端を捏ねて尿道口を刺激する。だが呉凱とてこの道に入ってもう何年にもなる。そう簡単にこんなドシロウトに、しかも研修の真っ最中にイかされるわけにはいかなかった。
呉凱は大きく息を吐き出すと、再び冷静な頭でミナミに指示を出す。
「客によっては前立腺マッサージを要求してくることもある。言われたらそっちにある指サック使え。普段から自分のナカ弄ってたんだったら、やり方はわかんだろ。いいか、客がちゃんと洗ってきたとか言っても絶対ナマでやるんじゃねぇぞ。店の規則だからだとかなんとか言っとけ」
「はい」
ぬちゅぬちゅと、両手を輪っかにしてミナミが幹を上下に擦る。
「客が九十分とかのショートコースだったらここではイかすな。じゃないと最後のベッドプレイでなかなかイかなくてお前が苦労することになりかねん。ショートならベッドで一回。ロングならここか風呂ん中での尺で一回とベッドで一回だ。もちろん客がイかせてくれって言ったら別な」
「わかりました」
足の間に座り込んだミナミが、そそり勃つ呉凱のモノを食い入るように見つめながらひたすら手と指で奉仕している。その唇はわずかに開かれ、うっとりと下がった睫毛が目元に影を作っていた。とても素人とは思えぬ扇情的な光景に呉凱は思わず生唾を飲み込む。
南の手つきはひどく巧みで、油断すれば一発で持っていかれそうだった。
「店長……さん」
ふいに呼ばれて、呉凱は我に返る。するとミナミが明らかに欲情の光を目に映して呉凱を見上げた。
「あの…………な、舐めても、いいです、か……?」
一滴も飲んでいないはずなのにすっかり酒に酔っぱらったような顔をして、ミナミが尋ねてくる。
「……お前みたいなお子様にできんのかよ」
呉凱のモノは同じ獣人でもちょっと引いてしまいそうなほど凶悪な様相をしている。極太の竿には血管がうねうねと這い、赤黒いそこから繋がる張り詰めた亀頭はローションと先走りでテラテラといやらしく光っていた。
果たしてコレにビビらずまともに相手ができるのか、と呉凱がミナミを見下ろすと、彼はその問いには答えなかった。答えず、ただその唇を開けて、呉凱の男根を咥えこんだ。
「ちょ、おま……っ!」
躊躇いのカケラもなくミナミの唇が呉凱の亀頭をしゃぶって舐め回す。さすがに全部は口に収めることができないらしく、竿を手でぬちぬちと扱きながら亀頭を口いっぱいに咥え込んでいる。熱くてざらついた舌がねっとりと絡みつき尖らせた先端が尿道口をえぐるようにくすぐった。
「う……ぐ……ッ」
たまらずに呉凱はミナミの髪を掴む。だがミナミはその動きを止めようともせず手と口とで一心不乱に呉凱のモノを愛撫し続けた。
「おい、ミナミ、ミナミちょっと待て!」
無理矢理掴んだ髪を引っ張るとようやくミナミが顔を上げた。そしていかにも名残惜しそうに亀頭の先端にくっつけた唇で吸い上げて、ちゅっと音を立ててようやく離れた。
「おま……お前、オスとヤッたことないって言ったよな!? なんでこんな尺慣れてんだよ!?」
呉凱がつい大声で問いただすと、ミナミが驚いたように目を見張る。そして言った。
「え、あの……俺、ずっと前からその……舐めてみたくて……イメトレしてたので……」
「イメトレ!?」
「ええと、バイブとか、入れる前に指で後ろ弄りながらこうやって……」
と言って何か握るような形に手を丸めて口元に寄せる。そして口を開けて赤い舌を出し、つ、と何かを舐め上げるようなしぐさをした。
あっけにとられた呉凱を見上げて、ミナミが困ったように首を傾げて言う。
「……あの、やっぱり下手ですよね……さすがに自分のを自分で舐めて確かめるとかできなくて……」
二の句が継げずにいた呉凱の沈黙を誤解したのか、慌てたようにミナミが呉凱の腿に手を置いてぐい、と近づく。
「あ、あの……っ、俺、もっと練習します! だから店長さんの、太くて堅くてあっつい、美味そうなこの完勃ちちんこ、もうちょっと貸してもらえませんか!?」
「は、はぁっ!?」
「あ、それかあっちの練習の方がいいですか!」
「あっち!?」
「ぜ、前立腺マッサージ!」
ここに来て呉凱は自分の頭の中で何かがぶち切れたのをはっきりと感じた。
呉凱がそう言うと、ミナミは何も言わずにスッと前に座り直した。先ほどまで呉凱に何か言われたり、何かするたびに顔を赤くしていたのとは違う表情におや? と思う。
「この椅子、ここがへこんで溝みたいになってるだろ? こっから手入れて、客のケツとかちんこ触ってやれ」
実際にどこをどのように触るかを呉凱が説明しようとしたが、それより早くミナミが呉凱の膝に片手を置いた。驚いて言葉を止めると、ミナミが反対の手をその椅子の溝に差し込んできた。
「……こうですか?」
ミナミの手が呉凱の睾丸をやさしく撫でた。思わず息を止めると南はそのままローションでぬめる手を奥へと滑らせる。そして睾丸の後ろ、会陰の辺りをゆっくりと撫でながらふいに後腔の上を通って尻の谷間まで行ったり来たりし始めた。その手つきがあまりにも慣れた様子に見えて、呉凱は思わずミナミの顔を見た。だがミナミは自分が見られていることにも気づかぬ様子で、呉凱の股間を見つめ一心不乱に手を動かしている。集中している時の癖なのか、うっすらと口が開いているところがあどけなくもいやらしい。思わず呉凱のモノがピク、と反応する。
(……ガキもニンゲンも好みじゃねぇはずなんだがな)
ついでに言うなら呉凱はいわゆるノンケで男に興味はない。それでもこの店の客の中にはこのテの嬢を好む者は大勢いるだろうな、と頭の中でも常に冷静な部分で判断する。
呉凱のモノが手に余るのをカバーしようというのか、ミナミが両手で呉凱の股間を愛撫し始めた。右手で男根をゆるゆると扱きながら反対の手で会陰を撫で、陰嚢を優しく揉みしだいた。
「……あの……気持ちいい、ですか?」
そう言って見上げたミナミの声は驚くほど甘く、目尻が赤い。明らかにミナミ自身も興奮している証だ。初めてという割に羞恥心よりも興奮が勝っているようなミナミを黙って見下ろしていると、やがて両手で呉凱の男根を掴んで上下に扱き出した。
ミナミの手の中で硬く大きくなっていく呉凱のモノを見て、ミナミの目がとろり、と蕩ける。
(どうやら、オスが好きってのは本当みたいだな)
ソープ嬢がセックス好きならそれに越したことはない。
目の前のニンゲンは、明らかに呉凱のソレに魅了されていた。さっきまでの気後れしたような、どこにもスレたところのない堅気のニンゲンらしい毒にも薬にもならなさそうな表情は跡形もなく消えて、まるで自分を犯す凶器を自分で育てていることに喜びさえ覚えているような淫らな顔つきだった。
(いい顔するじゃねぇか)
するとミナミがふと目を上げて呉凱と視線を合わせる。そして意識しているのかいないのか、オスを惑わすような笑みをふわり、と浮かべると、ふいに俯いて呉凱の股間に屈んだ。そしてローションを継ぎ足し、さらに呉凱のモノを愛撫し始める。右手で呉凱のペニスをちゅくちゅくと音を立てて擦り、左手で睾丸をやわやわと揉みしだきながら時折その奥を指先でなぞるように刺激する。
「う…………っ」
あまりに気持ちよくて呉凱はつい声を漏らしてしまった。ソコから意識を逸らそうと、南に声を掛ける。
「お前、年はいくつだ」
「……二十三、です。去年、こっちに来るまで、キャバクラのボーイを、してました……あ、キャバクラってわかりますか?」
「ああ、こっちにもあるぜ」
ミナミの手は呉凱のよりも薄くて小さいが、その分ひどく器用らしく呉凱の気持ちのいいところを探り尽くそうとしているかのように、あらゆる場所に触れてくる。
強く、優しく、爪先が触れるかどうかの距離で引っ掻いてはきゅ、と柔らかく握りしめる。ひどく丁寧な愛撫に段々と呉凱の息も上がってきた。
「そう、そうやって最初はゆっくりやさしくな。しばらく両手で手コキしてやって、客が望めばそのままイかせてやれ」
するとすぐさまミナミが股間を弄っていた左手を丸くお椀のようにして呉凱のモノの先端に被せた。そして軽いタッチで亀頭をこねくり始める。
「う……っ、そう、ソコ、うまいじゃねぇか……っ」
「……前、動画で見たことがあって……」
そう呟いて、ミナミが顔を上げた。
「気持ちよくなってもらえて、よかった、です」
そう答えるミナミの声も擦れている。呉凱が見下ろすとミナミのモノも硬さを保ってしっかりと鎌首をもたげていた。
「人のちんこ触りながら興奮してんのか?」
「え……っ?」
うっかり気を抜くと本当にイかされそうで、呉凱はついそんな意地の悪いことを口にしてしまう。するとミナミが真っ赤になりながら、ぽつりと呟いた。
「……そうみたい、です……ね」
そしてとろん、とした顔で呉凱を見上げて笑った。
「……おれ、すごい、えっち、なんです」
(こいつ……っ!)
さっきまでの物慣れない、いかにもシロウトくさい雰囲気を漂わせたミナミは綺麗さっぱり消え去り、そこにいたのはまるで男を誘う淫乱な娼婦だった。
一体何がこのニンゲンのスイッチを入れたのかはわからないし、果たしてこれが意図的なものなのかもよくわからないが、とにかくミナミは本気を出してきたらしい。まるで本当に呉凱をイかせようとするかのごとく、ローションまみれの手で呉凱のモノをぬるぬると愛撫しカリをくすぐり先端を捏ねて尿道口を刺激する。だが呉凱とてこの道に入ってもう何年にもなる。そう簡単にこんなドシロウトに、しかも研修の真っ最中にイかされるわけにはいかなかった。
呉凱は大きく息を吐き出すと、再び冷静な頭でミナミに指示を出す。
「客によっては前立腺マッサージを要求してくることもある。言われたらそっちにある指サック使え。普段から自分のナカ弄ってたんだったら、やり方はわかんだろ。いいか、客がちゃんと洗ってきたとか言っても絶対ナマでやるんじゃねぇぞ。店の規則だからだとかなんとか言っとけ」
「はい」
ぬちゅぬちゅと、両手を輪っかにしてミナミが幹を上下に擦る。
「客が九十分とかのショートコースだったらここではイかすな。じゃないと最後のベッドプレイでなかなかイかなくてお前が苦労することになりかねん。ショートならベッドで一回。ロングならここか風呂ん中での尺で一回とベッドで一回だ。もちろん客がイかせてくれって言ったら別な」
「わかりました」
足の間に座り込んだミナミが、そそり勃つ呉凱のモノを食い入るように見つめながらひたすら手と指で奉仕している。その唇はわずかに開かれ、うっとりと下がった睫毛が目元に影を作っていた。とても素人とは思えぬ扇情的な光景に呉凱は思わず生唾を飲み込む。
南の手つきはひどく巧みで、油断すれば一発で持っていかれそうだった。
「店長……さん」
ふいに呼ばれて、呉凱は我に返る。するとミナミが明らかに欲情の光を目に映して呉凱を見上げた。
「あの…………な、舐めても、いいです、か……?」
一滴も飲んでいないはずなのにすっかり酒に酔っぱらったような顔をして、ミナミが尋ねてくる。
「……お前みたいなお子様にできんのかよ」
呉凱のモノは同じ獣人でもちょっと引いてしまいそうなほど凶悪な様相をしている。極太の竿には血管がうねうねと這い、赤黒いそこから繋がる張り詰めた亀頭はローションと先走りでテラテラといやらしく光っていた。
果たしてコレにビビらずまともに相手ができるのか、と呉凱がミナミを見下ろすと、彼はその問いには答えなかった。答えず、ただその唇を開けて、呉凱の男根を咥えこんだ。
「ちょ、おま……っ!」
躊躇いのカケラもなくミナミの唇が呉凱の亀頭をしゃぶって舐め回す。さすがに全部は口に収めることができないらしく、竿を手でぬちぬちと扱きながら亀頭を口いっぱいに咥え込んでいる。熱くてざらついた舌がねっとりと絡みつき尖らせた先端が尿道口をえぐるようにくすぐった。
「う……ぐ……ッ」
たまらずに呉凱はミナミの髪を掴む。だがミナミはその動きを止めようともせず手と口とで一心不乱に呉凱のモノを愛撫し続けた。
「おい、ミナミ、ミナミちょっと待て!」
無理矢理掴んだ髪を引っ張るとようやくミナミが顔を上げた。そしていかにも名残惜しそうに亀頭の先端にくっつけた唇で吸い上げて、ちゅっと音を立ててようやく離れた。
「おま……お前、オスとヤッたことないって言ったよな!? なんでこんな尺慣れてんだよ!?」
呉凱がつい大声で問いただすと、ミナミが驚いたように目を見張る。そして言った。
「え、あの……俺、ずっと前からその……舐めてみたくて……イメトレしてたので……」
「イメトレ!?」
「ええと、バイブとか、入れる前に指で後ろ弄りながらこうやって……」
と言って何か握るような形に手を丸めて口元に寄せる。そして口を開けて赤い舌を出し、つ、と何かを舐め上げるようなしぐさをした。
あっけにとられた呉凱を見上げて、ミナミが困ったように首を傾げて言う。
「……あの、やっぱり下手ですよね……さすがに自分のを自分で舐めて確かめるとかできなくて……」
二の句が継げずにいた呉凱の沈黙を誤解したのか、慌てたようにミナミが呉凱の腿に手を置いてぐい、と近づく。
「あ、あの……っ、俺、もっと練習します! だから店長さんの、太くて堅くてあっつい、美味そうなこの完勃ちちんこ、もうちょっと貸してもらえませんか!?」
「は、はぁっ!?」
「あ、それかあっちの練習の方がいいですか!」
「あっち!?」
「ぜ、前立腺マッサージ!」
ここに来て呉凱は自分の頭の中で何かがぶち切れたのをはっきりと感じた。
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