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人物紹介②+α
しおりを挟む簡単な人物紹介part②
ウリエル=ディートリッヒ(22)兄
銀髪オッドアイ(右が金、左が碧)
侯爵家次男。
交渉官兼魔術師。基本的に国内外を仕事で移動していることが多い。上級魔術師の資格を持っている。その容姿と家柄から次男でありながらも婚約の申し込みが後を絶たないが全て断っている。気に入った人、利用価値がある人以外の名前を覚えられない。覚える気がない。
ミカエル=ディートリッヒ(19)弟
紺色の髪オッドアイ(右が碧、左が金)
侯爵家三男。
暗部。隠密行動を得意としている。
魔術師の素質はあったが、魔術師になれなかった。『おちこぼれ』と言われているが、本人はあまり気にしていない。
クレハ=モルティーニ(20)
薄い茶色の髪と瞳。長い髪を一本に束ねている。
男爵家の次男。
ウリエル付の執事兼交渉補佐官。
執事だが、いろいろ有能すぎて補佐官になった。
訳あって家を出ることになった所をウリエルに拾われた。
基本無表情。
3人は同居しており、住まいはフロウ達と同じ上級魔術師の宿舎。
《簡単(雑)な理由》
王宮の中にあるから仕事受けに行きやすい。どうせほぼ家にいないから。ミカエルを実家に置いておきたくないから。クレハいないと何もできないから。
簡単(雑)な職業紹介
《交渉官》
国内外で、お願いしてオッケーをもらう仕事。(主に国外)
《隠密》
隠れたり、盗み聞きしたり、お仕置きしたりする仕事。
《騎士》
国を守る脳筋の集まり。
ーー兄と弟~会話のみ~ーー
「……ただいま。」
「おかえりミカ坊!」
「兄さん……どうだった?ルカに……会ったんでしょ?」
「ああ!ミカ坊の言っていた通り、とても愛らしく、とても素直で良い子だった!クレハも気に入っていたぞ!」
「……あのクレハが?……すごいね。どこか行ったの……?」
「引っ越し祝いを色々とプレゼントした後、見晴台へ行ってきた。今度、お前を夜景に誘うと言っていたぞ?」
「え、本当……?嬉しい……楽しみ……。帰りは……部屋に送って……行ったの?」
「いや、フロウが見晴台に迎えにきた。」
「……待ち合わせ……してたの……?」
「……してない。」
「……え?」
「おかえりなさいませ、ミカエル様。ウリエル様がフロウ様の許可無くルカ様を連れ出した為、怒り狂ったフロウ様がなんらかの方法で場所を突きとめお迎えに来られたのです。」
「あ…ただいま、クレハ。兄さん……勝手に連れていったの……?」
「絶対ダメだと言われる自信があったからな!」
「私はお止めしなかった事を後悔しております。
もう少しフロウ様の気持ちが落ち着いて、ご紹介頂いてからの方が宜しかったと思います。
時期尚早でした。」
「そんなにフロウ……怒ってたんだ……。」
「ええ、笑顔のまま殺気を放っておられました。自惚れですが、親交のある私達でなければ無事では無かったと思います。」
「あとはルカが口添えしてくれたおかげもあるな。ルカと会う事も禁止されずに済んだ。」
「へぇ、さすがルカ……。」
「それと、もう少しルカがこちらに落ち着いたら家に招待してくれるそうだ!フロウの親しい者達を呼ぶと言っていたからヴィラルとセスも来るのではないだろうか。私も仕事の予定を伝えてきたから参加できるぞ!楽しみだな!」
「……わぁ、楽しみだね……。ルカが言ったのかな……?フロウは…言わなそうだし。(これ、兄さん呼ばれないやつだ)」
「はい、ルカ様のご提案です。フロウ様はルカ様の熱意に負けて渋々了承されておりました。(申し訳ありませんがウリエル様は今回参加できません。代理の補佐官と仕事です。フロウ様からの今回の罰だそうですから潔く罰を受けてください。)」
「クレハ、いつか分かったら教えてくれ。手土産を用意しなくてはいけないからな。」
「畏まりました。(前日にお伝え致します。)」
「……。(きっと……前日の夜とかに兄さんは知るんだろうな。)」
「お、もうこんな時間か、そろそろ夕食に行こう。」
「……待っててくれたの?」
「……?当たり前だろう。せっかく3人揃うのに待たないわけが無いだろう。」
「……ありがとう、兄さん、クレハ。」
「さぁ、参りましょう。この時間なのできっと人も少ないないはずです。」
「……うん。」
※()は心の声です。
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