異世界で生きていく。

モネ

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はじまりの話

はじまり

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ひと通り訓練と説明が終わる。
「こんな感じかしら、あとは身なりね。それでは露出も多いし、私がプレゼントするわ」

そう言って女神様の魔法が私にふりかかる。
あたたかい、ふんわりとしたものに包まれる感じ。
魔法もその人によってあたたかさ、感じるものがあるらしい。

一瞬で私の服装が変わった。
白いふんわりとしたブラウスに膝下までのピンクのスカート。下にはカボチャパンツ?のようなものが。これは動きやすい。
そしてベージュのフード付きポンチョのようなもの。
あとは小さめの斜めがけバック。
靴も茶色いブーツに。
これで移動もしやすい。

「こんな感じかしら。服は自分で着替えとかを調達して好きなものを買いなさい。あとそのバックはマジックバック。この世界は大きさは関係なく結構たくさんのものが入るようになってるの。少し必要そうなものを入れてあるから後で確認してね。自分の魔力や調べることなどはこれも想像したらできるようになっているわ。あとバックに少しお金が入っているからあわ。たくさんな人に出逢い、色々な土地を旅してみたらいいと思う。もちろん気に入った場所があればそこで暮らしてもいいし。あなたの人生だから好きなことをして楽しんでね。」
ニッコリと女神様は微笑んだ。

「可愛い洋服。そして色々準備してもらってありがとうございます。異世界から来たということは人に話しても大丈夫なんですか?」

「話しても構わないけど、信じてくれる人もいれば信じてくれない人もいる。良い人もいれば悪い人もいるから、充分考えて話した方がいいわ。素敵な人々に出会えることを祈っているわ」

「はい、ありがとうございます。」

「またいつでも呼んでちょうだいね。
それでは準備はいいかしら?また元の森に戻すけど湖を通り過ぎるとすぐに街があるから。ゴダという、穏やかな街よ。そこで少しこの世界に慣れてから他の町も旅してみるといいわ。いつも見守っているから。」

「ありがとうございます。」

女神様は微笑む。
「では、素敵な人生を」

また柔らかな光に包まれて目を閉じる。
そして目をあけると元いた湖にいた。
これから新しい生活が始まる。
不安もあるけど、とりあえずやってみる。
まずバックの中身の確認とお金だ。
ひと通りの生活用品などが入っていて、お金もそこそこ入っていた。
だいたい1Gは100円ほど。たくさん入っている。
なかなかの金額だ。こちらの物価はわからないがまた街に行ってから調べてみることにする。

街はすぐそばらしいのでゆっくり歩いていく。
過ごしやすい気温で良い天気だ。
少し歩いていくと街が見えてきた。
街の外を歩く人々や動物もちらほらいる。
そういえば魔物?には会わなかったけど。この辺はいないのだろうか。

私は街に向かって歩いて行った。
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