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第四章の話
ヨルダの街を散策
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ジーナさんに挨拶をしてお店をでた。
「思ったより早く済んだな。」
「はい、無事調達できてよかったです!もう午後ですよね?空が曇っててわかりにくいですが。」
「そうですね、朝早くにお店に行ったのでまだ時間はありますね。」
「街を見てまわりたいです!」
「そうだな。昼飯食って街歩くか。」
3人で食堂に入った。
このお店はボリュームがあってお肉料理が美味しくらしい。
鶏肉のハーブ焼きの定食を頼んだ。
レンさんは大盛りだ。
「フフッ。レンさんていつもよく食べますよね!」
「そうか?昔からこんな感じだ。」
「レンは身体鍛えてますからね、その分食べるのでしょう。」
「なるほど、いつも作りがいがあります!全部食べてくれるので。」
「モエの作る飯美味しな。いつもありがとうな。」
「いえ、お料理楽しいので。」
食事を済ませて食後のコーヒーを飲む。
「街を歩くの楽しみです。昨日街の外から見た時もすごく素敵でした。空は暗いけれどランプが所々についてて崖に街があって。」
「ヨルダの街は崖と隣接してますからね、商店の通りはアーケードみたいに見えますよ。」
「そうなんですか?楽しみです!」
「よし、コーヒー飲んだら行こうぜ!」
食堂を出て商店の通りを歩いた。
ケイさんが言っていたとおり所々崖が少し屋根のようになっているのでアーケードみたいに見える。
そしてお店が並んでいる。
「わぁ、素敵です!」
「クッ。大はしゃぎだな。」
「モエさんにとっては初めての街ですから新鮮なのでしょうね。」
美味しそうな匂いがするところに行くとパン屋さんだった。
パン買って旅用の食事にしよう。
みてみると普通のパンもあるのだが、ハードパンが多いように感じる。
街の特徴なのかな。
食パンとハードパンを買っておいた。
一応野営用の食材を買い足しておくことにした。
野菜類のお店に行くと葉物野菜とかもあるのだが、キノコ類が多くていろんな種類があった。
「わぁ、キノコの種類が豊富だ。」
「この辺はキノコがよく取れるんですよ。美味しい物買って帰りましょうか。」
「はい!」
ケイさんに教えてもらいながら野菜やキノコを買った。
商店の通りを見て思ったことがあった。
アクセサリー店が多いのだ。
「あの、他の街よりアクセサリー店が多いですね、名産とかですか?」
「あぁ、この街周辺で石が取れるからな。アクセサリーに使う石な。この街の収入源の代表的な物だ。だから商人も職人も多い。他の街では見ない物もある。」
「なるほど。」
「モエさんが、つけているピンクのヘアアクセサリーも綺麗ですね!」
「あっ、これはジェイドさんがマリン祭の時に買ってくれたんです。」
「ジェイドが?」
レンさんの眉間に皺が寄っている。
「はい、こんな高価な物悪かったですよね。なので、帰り際にお返しのプレゼントしました。」
「フフッ。いいんですよ、ジェイドさんがプレゼントしたかったんでしょう。」
ケイさんがレンさんを見て笑っている。
「アクセサリーか。モエはジュエリーとかつけないよな。」
「キラキラ物にそこまで欲が無いので。指輪とかは冒険者もしてるし料理もするからできませんし。」
「冒険者でもジャラジャラつけてる人もいますよ。でもモエさんのその感じがいいですね!」
「なるほどな。」
レンさんが何か考えていた。
それを見て笑うケイさん。
この街はその他にも革製品も有名らしく、
レンさんとケイさんがじっくりと見ていた。
革製品は防具とかにも使われているらしく、防具を求めてくる冒険者も多いのだとか。
「結構見ましたね、楽しいですね!」
「はい!街を歩くのって楽しい!」
「お茶でもしましょうか。そこにカフェがあるので。」
「そうだな、入ろうぜ。」
カフェに入ってレンさんはコーヒー、ケイさんは紅茶、私はカフェオレを頼んで休憩した。
「なんか3人でこうやって他の街にいるって不思議ですね!」
「そうだな。俺はケイとこうやってるのが久しぶりだ。」
「前はよく一緒に旅をしたものです。」
「そうなんですか?」
「はい、まだ宿を始める前は冒険者が本業でしたから。依頼に行く時はだいたい一緒でした。」
「それもなんか楽しそうですね!」
「結構ハードな日々だったぞ。でも懐かしいな。」
「そうですね、実はその時3人で行動していて、もう1人は今別の街にいるんですが。」
「あいつ元気にしてっかな。」
「連絡取ってないんですか?」
「あぁ、男同士でそんな連絡とらねぇだろ。」
「まぁ、そうですね。俺もとってないし。」
なんか男性3人の旅ってどんな感じだろう。
楽しそうだな。
珍しくレンさんとケイさんの話を聞きながらお茶を楽しんだ。
「思ったより早く済んだな。」
「はい、無事調達できてよかったです!もう午後ですよね?空が曇っててわかりにくいですが。」
「そうですね、朝早くにお店に行ったのでまだ時間はありますね。」
「街を見てまわりたいです!」
「そうだな。昼飯食って街歩くか。」
3人で食堂に入った。
このお店はボリュームがあってお肉料理が美味しくらしい。
鶏肉のハーブ焼きの定食を頼んだ。
レンさんは大盛りだ。
「フフッ。レンさんていつもよく食べますよね!」
「そうか?昔からこんな感じだ。」
「レンは身体鍛えてますからね、その分食べるのでしょう。」
「なるほど、いつも作りがいがあります!全部食べてくれるので。」
「モエの作る飯美味しな。いつもありがとうな。」
「いえ、お料理楽しいので。」
食事を済ませて食後のコーヒーを飲む。
「街を歩くの楽しみです。昨日街の外から見た時もすごく素敵でした。空は暗いけれどランプが所々についてて崖に街があって。」
「ヨルダの街は崖と隣接してますからね、商店の通りはアーケードみたいに見えますよ。」
「そうなんですか?楽しみです!」
「よし、コーヒー飲んだら行こうぜ!」
食堂を出て商店の通りを歩いた。
ケイさんが言っていたとおり所々崖が少し屋根のようになっているのでアーケードみたいに見える。
そしてお店が並んでいる。
「わぁ、素敵です!」
「クッ。大はしゃぎだな。」
「モエさんにとっては初めての街ですから新鮮なのでしょうね。」
美味しそうな匂いがするところに行くとパン屋さんだった。
パン買って旅用の食事にしよう。
みてみると普通のパンもあるのだが、ハードパンが多いように感じる。
街の特徴なのかな。
食パンとハードパンを買っておいた。
一応野営用の食材を買い足しておくことにした。
野菜類のお店に行くと葉物野菜とかもあるのだが、キノコ類が多くていろんな種類があった。
「わぁ、キノコの種類が豊富だ。」
「この辺はキノコがよく取れるんですよ。美味しい物買って帰りましょうか。」
「はい!」
ケイさんに教えてもらいながら野菜やキノコを買った。
商店の通りを見て思ったことがあった。
アクセサリー店が多いのだ。
「あの、他の街よりアクセサリー店が多いですね、名産とかですか?」
「あぁ、この街周辺で石が取れるからな。アクセサリーに使う石な。この街の収入源の代表的な物だ。だから商人も職人も多い。他の街では見ない物もある。」
「なるほど。」
「モエさんが、つけているピンクのヘアアクセサリーも綺麗ですね!」
「あっ、これはジェイドさんがマリン祭の時に買ってくれたんです。」
「ジェイドが?」
レンさんの眉間に皺が寄っている。
「はい、こんな高価な物悪かったですよね。なので、帰り際にお返しのプレゼントしました。」
「フフッ。いいんですよ、ジェイドさんがプレゼントしたかったんでしょう。」
ケイさんがレンさんを見て笑っている。
「アクセサリーか。モエはジュエリーとかつけないよな。」
「キラキラ物にそこまで欲が無いので。指輪とかは冒険者もしてるし料理もするからできませんし。」
「冒険者でもジャラジャラつけてる人もいますよ。でもモエさんのその感じがいいですね!」
「なるほどな。」
レンさんが何か考えていた。
それを見て笑うケイさん。
この街はその他にも革製品も有名らしく、
レンさんとケイさんがじっくりと見ていた。
革製品は防具とかにも使われているらしく、防具を求めてくる冒険者も多いのだとか。
「結構見ましたね、楽しいですね!」
「はい!街を歩くのって楽しい!」
「お茶でもしましょうか。そこにカフェがあるので。」
「そうだな、入ろうぜ。」
カフェに入ってレンさんはコーヒー、ケイさんは紅茶、私はカフェオレを頼んで休憩した。
「なんか3人でこうやって他の街にいるって不思議ですね!」
「そうだな。俺はケイとこうやってるのが久しぶりだ。」
「前はよく一緒に旅をしたものです。」
「そうなんですか?」
「はい、まだ宿を始める前は冒険者が本業でしたから。依頼に行く時はだいたい一緒でした。」
「それもなんか楽しそうですね!」
「結構ハードな日々だったぞ。でも懐かしいな。」
「そうですね、実はその時3人で行動していて、もう1人は今別の街にいるんですが。」
「あいつ元気にしてっかな。」
「連絡取ってないんですか?」
「あぁ、男同士でそんな連絡とらねぇだろ。」
「まぁ、そうですね。俺もとってないし。」
なんか男性3人の旅ってどんな感じだろう。
楽しそうだな。
珍しくレンさんとケイさんの話を聞きながらお茶を楽しんだ。
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