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50 ソーダライト:計画性
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式が始まる直前、式場の外で璃沙と綺瑠は話をしていた。
「結局、防犯カメラにマキコって女は映ってなかった。」
「そっか…。来てないって事でいいのかな?」
「いいや、いくらだって侵入経路はある。」
璃沙にそう言われると、綺瑠は一層気を引き締める。それから璃沙に笑みを向けた。
「ありがとう璃沙。じゃあ、式が始まるからまた後で。」
「おう。」
そう言って綺瑠を見送ると、璃沙は難しい表情を浮かべる。璃沙はマキコが来るかどうかわからない上に、例え来ても何を仕掛けてくるかわからない為にそのような表情を浮かべた。
そこへ進也と広也がやって来る。新郎新婦は準備がある為早めに式場へいたが、参列者は始まる時間に合わせてやってくる。だから二人も遅れてやってきたようだ。
「璃沙~!」
「おう、進也に広也か。」
璃沙が二人に気づくと、広也は早速璃沙の方まで来て聞く。
「で 来てんのか?」
「コトネの方はどうにかなったらしいが、マキコって女が防犯カメラにも映ってない。そもそも、綺瑠を狙っているのは本当にマキコだけなのか?」
それを聞くと広也は軽く鼻で息をついた。それから大きな式場を見上げて言う。
「美夜の話だと いずれの未来も二人の意表を突かれている 警戒するに越した事はないだろう 後は式を進めるフリして 俺達が犯人を探せばいいわけだが…」
すると式場への入口の正門が、重々しくも閉ざされた。それを見るなり進也は笑顔。
「もう誰も出られないっすね!鬼ごっこの始まりっす~!」
進也は遊び感覚なのか、やる気に満ち溢れていた。こんな暗い気分になる状況下でも楽しめるのは進也の良い所だろう。思わず璃沙は笑みを浮かべた。
「そうだな。早速、捜索開始だ。広也は進也から絶対に離れるなよ、戦う力もないんだから。」
「余計なお世話だ」
広也は自分が無力なのを知っているので、なんだか不機嫌そう。そしてルンルンして歩いている進也の後を追いかけた。璃沙はそれを見守ってから式場を見上げる。
(式場はカメラから見守るとして、私は式場付近を探すか。いつ二人の間に何が起きても駆けつけられるように。)
こうして綺瑠を狙う者を見つけ出す為の、偽の式は始まった。
広也と進也の方では、進也が楽しさのあまりに式場の別館で走り回っている。広也はそれを呆れた表情で眺めていた。
「おい オレ様は走って探すとか暑苦しい事はしたくない」
「でも美夜達が安心できる為に、逸早く探すっすよ~!」
「ったく…」
進也が足を緩める気がないのを知り、広也は溜息を吐いた。それから広也は式場の人間を度々見かける。どの人も仕事を抜かりなくやっているように見えて、周囲を気にしていた。
(綺瑠が雇った精鋭達はちゃんと仕事をしてるみたいだな しかし 式場の人間として居る以上 オレ達みたいに表立って人探しなんて出来ない もっと目の届かない所を探してやるか)
広也は冷静に状況を分析しながら、どこが人の目の届かない場所か考えていた。しかしその内に、進也を見失ってしまう。
「あっ! アイツ…!だから走るなって…!」
広也は進也の散漫な所に一瞬腹を立てたが、やがて落ち着いて深呼吸。
(オレが見逃したのも悪いか…)
そう思いつつも廊下を歩き、人の目の届かない場所を探した。
(場所に目星をつけて 進也を見つけてまた来るか)
すると広也は、奥の方で不自然にも開いている窓を発見。その窓が珍しい縦軸の回転窓だった為に真っ先に目が行った。広也は注意をしながらも窓に近づく。
(窓が開いてる? 換気にしては反対側の窓は一つも開いてねぇ…怪しいな)
しかし広也は途中で足を止めた。
(いや待て 進也を呼んでからだな…)
広也はそう言って方向を転換すると、広也の額に筒の様な物が突如当てられた。思わず足を止めて筒を確認すると、それは拳銃の様な形だった。広也は冷や汗を浮かべると、銃口を当てている人物を視認する。それはマキコで、マキコは落ち着いた様子で言った。
「両手を前に出しなさい。」
広也は焦りを覚えた。マキコの登場だけではない、持っている拳銃に驚いているのだ。
(嘘だろ…拳銃なんてどっから…! 不味い 拳銃なんてどこからでも綺瑠を狙えちまう…! クソッ…拳銃も視野に入れておくべきだった…!)
自分の考えの甘さに悔しく思う広也だったが、マキコが行動を急かすので両手を前に出す。するとマキコはもう片方の手で広也に手錠をかけた。
「次はそこの台車に座りなさい。」
そう言われて視線の先を確認すると、手押し式の台車が一台あった。広也は大人しくそこに腰掛けると、マキコによって更に手錠を両足首にかけられてしまう。広也は悔しそうにマキコを睨んだ。
(畜生…! オレの能力で脳を攻撃して強い目眩や吐き気くらいなら起こせるが 頭に直接触れないと攻撃できない…)
完全に攻撃の手立てを塞がれ、マキコは最後に広也の口にガムテープを貼る。そしてマキコは笑みを浮かべた。
「人質なんだから、大人しくしていてね。」
そう言ってマキコに連れて行かれる広也。広也は悔しさと自分の不甲斐なさで俯いてしまっていた。
マキコは1番の厄介者を捕らえた為か一息つく。
(後はロボットって噂の女と、この少年の双子の弟ね。弟の能力が分からないのが気がかりだわ。)
マキコは全員の能力の知識やその情報の信憑性には自信が無いようだった。考えても仕方がないと判断したのか、広也に麻袋を被せて台車を押した。広也は動いて抵抗したが、銃口を当てるマキコ。
「大人しくしていなさい。」
広也の作戦も虚しく、そのまま台車に乗せられ運ばれる広也。マキコはカメラの無いルートを確認しつつも、表情には緊張が浮かんでいた。
(いえ、見つかる前に行けばいいわ。簡単には見つからないルートも発見したし、こっちには人質もいるんだもの。簡単には動けないはずよ。)
この様子から、マキコは一人である事が確定だろう。つまりはマキコさえ捕らえれば美夜の願いは叶うというわけだ。
しかしそれは、美夜と綺瑠…そして全員が無事である前提の話だ。
一方、進也は広也を見失った事に気づいて探しているところだった。進也は眉を困らせながらも呟く。
「兄貴…、俺から離れちゃダメって言われてたのに…寄り道とはやんちゃっすねぇ。」
進也は広也がいなくなった理由を楽観的に考えているようで、焦る様子もなかった。むしろ隠れんぼ気分なのか笑顔を浮かべる。
「よーっし!みんな纏めて見つけてやるっす!」
進也は余計気合いが入って駆け出すと、窓から外の見回りをしている璃沙を発見。進也は窓を開くと大きく手を振った。
「璃沙~!」
その声に璃沙は気づくと、同時に広也が見当たらない事にも気づく。
「おい進也、広也は?」
「はぐれたっす。」
そう言われると頭を痛めた様子を見せる璃沙。それから呆れた様子で言う。
「どこで?」
「わかったらとっくに見つけてるっすよ~!」
「それもそうだ。」
璃沙はそう答えると、ふと嫌な予感がする。璃沙は走り出すと進也に言った。
「進也は式場へ行け!」
「え?わかったっす。」
何の詳細も分からぬまま、式場へと向かわされる進也。璃沙は式場の裏手へと走る。
(カメラも無く安全に式場へ向かえる道を罠として一本だけ残しておいた。本来なら他の経路を私達が捜索してその道へ誘き寄せる作戦だったが、もうこの道に気づいていたら…?不味い、綺瑠と美夜が危ない!)
そして式場の裏口に到着すると、璃沙はその扉を開こうとドアノブを掴んだ。しかし鍵をかけられたのか開かない。それなりに丈夫に作られたドアなので、そう簡単には開かないだろう。璃沙は思わず地団駄を踏み、空かさず別の入口へと向かった。
「結局、防犯カメラにマキコって女は映ってなかった。」
「そっか…。来てないって事でいいのかな?」
「いいや、いくらだって侵入経路はある。」
璃沙にそう言われると、綺瑠は一層気を引き締める。それから璃沙に笑みを向けた。
「ありがとう璃沙。じゃあ、式が始まるからまた後で。」
「おう。」
そう言って綺瑠を見送ると、璃沙は難しい表情を浮かべる。璃沙はマキコが来るかどうかわからない上に、例え来ても何を仕掛けてくるかわからない為にそのような表情を浮かべた。
そこへ進也と広也がやって来る。新郎新婦は準備がある為早めに式場へいたが、参列者は始まる時間に合わせてやってくる。だから二人も遅れてやってきたようだ。
「璃沙~!」
「おう、進也に広也か。」
璃沙が二人に気づくと、広也は早速璃沙の方まで来て聞く。
「で 来てんのか?」
「コトネの方はどうにかなったらしいが、マキコって女が防犯カメラにも映ってない。そもそも、綺瑠を狙っているのは本当にマキコだけなのか?」
それを聞くと広也は軽く鼻で息をついた。それから大きな式場を見上げて言う。
「美夜の話だと いずれの未来も二人の意表を突かれている 警戒するに越した事はないだろう 後は式を進めるフリして 俺達が犯人を探せばいいわけだが…」
すると式場への入口の正門が、重々しくも閉ざされた。それを見るなり進也は笑顔。
「もう誰も出られないっすね!鬼ごっこの始まりっす~!」
進也は遊び感覚なのか、やる気に満ち溢れていた。こんな暗い気分になる状況下でも楽しめるのは進也の良い所だろう。思わず璃沙は笑みを浮かべた。
「そうだな。早速、捜索開始だ。広也は進也から絶対に離れるなよ、戦う力もないんだから。」
「余計なお世話だ」
広也は自分が無力なのを知っているので、なんだか不機嫌そう。そしてルンルンして歩いている進也の後を追いかけた。璃沙はそれを見守ってから式場を見上げる。
(式場はカメラから見守るとして、私は式場付近を探すか。いつ二人の間に何が起きても駆けつけられるように。)
こうして綺瑠を狙う者を見つけ出す為の、偽の式は始まった。
広也と進也の方では、進也が楽しさのあまりに式場の別館で走り回っている。広也はそれを呆れた表情で眺めていた。
「おい オレ様は走って探すとか暑苦しい事はしたくない」
「でも美夜達が安心できる為に、逸早く探すっすよ~!」
「ったく…」
進也が足を緩める気がないのを知り、広也は溜息を吐いた。それから広也は式場の人間を度々見かける。どの人も仕事を抜かりなくやっているように見えて、周囲を気にしていた。
(綺瑠が雇った精鋭達はちゃんと仕事をしてるみたいだな しかし 式場の人間として居る以上 オレ達みたいに表立って人探しなんて出来ない もっと目の届かない所を探してやるか)
広也は冷静に状況を分析しながら、どこが人の目の届かない場所か考えていた。しかしその内に、進也を見失ってしまう。
「あっ! アイツ…!だから走るなって…!」
広也は進也の散漫な所に一瞬腹を立てたが、やがて落ち着いて深呼吸。
(オレが見逃したのも悪いか…)
そう思いつつも廊下を歩き、人の目の届かない場所を探した。
(場所に目星をつけて 進也を見つけてまた来るか)
すると広也は、奥の方で不自然にも開いている窓を発見。その窓が珍しい縦軸の回転窓だった為に真っ先に目が行った。広也は注意をしながらも窓に近づく。
(窓が開いてる? 換気にしては反対側の窓は一つも開いてねぇ…怪しいな)
しかし広也は途中で足を止めた。
(いや待て 進也を呼んでからだな…)
広也はそう言って方向を転換すると、広也の額に筒の様な物が突如当てられた。思わず足を止めて筒を確認すると、それは拳銃の様な形だった。広也は冷や汗を浮かべると、銃口を当てている人物を視認する。それはマキコで、マキコは落ち着いた様子で言った。
「両手を前に出しなさい。」
広也は焦りを覚えた。マキコの登場だけではない、持っている拳銃に驚いているのだ。
(嘘だろ…拳銃なんてどっから…! 不味い 拳銃なんてどこからでも綺瑠を狙えちまう…! クソッ…拳銃も視野に入れておくべきだった…!)
自分の考えの甘さに悔しく思う広也だったが、マキコが行動を急かすので両手を前に出す。するとマキコはもう片方の手で広也に手錠をかけた。
「次はそこの台車に座りなさい。」
そう言われて視線の先を確認すると、手押し式の台車が一台あった。広也は大人しくそこに腰掛けると、マキコによって更に手錠を両足首にかけられてしまう。広也は悔しそうにマキコを睨んだ。
(畜生…! オレの能力で脳を攻撃して強い目眩や吐き気くらいなら起こせるが 頭に直接触れないと攻撃できない…)
完全に攻撃の手立てを塞がれ、マキコは最後に広也の口にガムテープを貼る。そしてマキコは笑みを浮かべた。
「人質なんだから、大人しくしていてね。」
そう言ってマキコに連れて行かれる広也。広也は悔しさと自分の不甲斐なさで俯いてしまっていた。
マキコは1番の厄介者を捕らえた為か一息つく。
(後はロボットって噂の女と、この少年の双子の弟ね。弟の能力が分からないのが気がかりだわ。)
マキコは全員の能力の知識やその情報の信憑性には自信が無いようだった。考えても仕方がないと判断したのか、広也に麻袋を被せて台車を押した。広也は動いて抵抗したが、銃口を当てるマキコ。
「大人しくしていなさい。」
広也の作戦も虚しく、そのまま台車に乗せられ運ばれる広也。マキコはカメラの無いルートを確認しつつも、表情には緊張が浮かんでいた。
(いえ、見つかる前に行けばいいわ。簡単には見つからないルートも発見したし、こっちには人質もいるんだもの。簡単には動けないはずよ。)
この様子から、マキコは一人である事が確定だろう。つまりはマキコさえ捕らえれば美夜の願いは叶うというわけだ。
しかしそれは、美夜と綺瑠…そして全員が無事である前提の話だ。
一方、進也は広也を見失った事に気づいて探しているところだった。進也は眉を困らせながらも呟く。
「兄貴…、俺から離れちゃダメって言われてたのに…寄り道とはやんちゃっすねぇ。」
進也は広也がいなくなった理由を楽観的に考えているようで、焦る様子もなかった。むしろ隠れんぼ気分なのか笑顔を浮かべる。
「よーっし!みんな纏めて見つけてやるっす!」
進也は余計気合いが入って駆け出すと、窓から外の見回りをしている璃沙を発見。進也は窓を開くと大きく手を振った。
「璃沙~!」
その声に璃沙は気づくと、同時に広也が見当たらない事にも気づく。
「おい進也、広也は?」
「はぐれたっす。」
そう言われると頭を痛めた様子を見せる璃沙。それから呆れた様子で言う。
「どこで?」
「わかったらとっくに見つけてるっすよ~!」
「それもそうだ。」
璃沙はそう答えると、ふと嫌な予感がする。璃沙は走り出すと進也に言った。
「進也は式場へ行け!」
「え?わかったっす。」
何の詳細も分からぬまま、式場へと向かわされる進也。璃沙は式場の裏手へと走る。
(カメラも無く安全に式場へ向かえる道を罠として一本だけ残しておいた。本来なら他の経路を私達が捜索してその道へ誘き寄せる作戦だったが、もうこの道に気づいていたら…?不味い、綺瑠と美夜が危ない!)
そして式場の裏口に到着すると、璃沙はその扉を開こうとドアノブを掴んだ。しかし鍵をかけられたのか開かない。それなりに丈夫に作られたドアなので、そう簡単には開かないだろう。璃沙は思わず地団駄を踏み、空かさず別の入口へと向かった。
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