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10 ゾイサイト:プライド
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結婚式当日。
美夜と綺瑠のいる控え室に、ノック音が鳴り響く。これは美夜に、二度目の結婚式にあったコトネの殺人を思い出させた。美夜は息を飲み込んで黙り込んでいると、扉が勝手に開けられる。ゆっくりと開く扉、その先は地獄かはたまた…。
中に入ってきたのは、アンだった。拍子抜けして美夜は目を丸くする。
「アン…さん?」
綺瑠はアンが苦手なのか顔を引き攣ってしまうと、アンは笑った。
「二人共結婚おめでとう!美夜、とっても綺麗よ!」
そう言って、アンは美夜に微笑んだ。美夜は安堵の溜息をつくと、アンは今度は綺瑠の前に来る。アンと綺瑠が並ぶが、アンは身長が高いので男性の綺瑠とほぼほぼ同じ身長。ハイヒールを履いているのも理由ではあるが。
「綺瑠、久しぶり。四年ぶりかな?」
「そうだね。まさかアンが美夜の友達になってるなんて思ってもいなかったよ。」
綺瑠は珍しく落ち着いた様子で答えた。美夜にとっても珍しい様子なのか目を丸くしている。
(綺瑠さん、いつもなら気さくに人と話すのに、アンさんの前だとちょっと壁を感じる…。)
そう言われるとアンは感心した様子に。綺瑠は若干睨むようにジッとアンを見ていると、アンはニッコリ笑った。
「相変わらず可愛い顔してるなー綺瑠は!」
綺瑠はアンに言われると恥ずかしそうに頬を赤らめた。そしてすぐさま綺瑠は反論。
「からかわないでアン。」
「可愛いって言っただけじゃない!」
アンは笑顔で言うと、綺瑠に一歩近づく。それに合わせるように綺瑠が後退すると、アンは更に近づきながら言った。
「可愛い、可愛い、可愛い可愛い!」
綺瑠は落ち着かない様子で壁に背を付けてしまうと、綺瑠は逃げ場がなくて肩を上げて俯き縮こまってしまう。見た事もないような綺瑠の姿に美夜は呆然。
(どっしり構えてる綺瑠さんが、押されている上にとってもピュアな反応を見せている…!?)
アンは「あっはっは!」と笑うと、美夜の方へやってくる。
「綺瑠ってば可愛いでしょ?私と付き合ってた頃はね、毎日ああいう顔してたの。」
「えぇ!?」
美夜が驚くと、綺瑠は恥ずかしいのか目を瞑った。
「や、やめてアン!」
しかしアンは綺瑠の言う事は聞かずに続ける。
「美夜も綺瑠の扱い方を知れば、主導権を楽に握れるよ?綺瑠の可愛い顔を毎日見放題!」
「おお!常に主導権を握りたがる綺瑠さんから、主導権を奪い取れるのですね!」
美夜が目を輝かせると、綺瑠は言う。
「感心しちゃ駄目!」
続いてアンは綺瑠に意地悪な笑みを見せた。
「今日は結婚式だからねー、美夜には特別に教えてあげる。昔見せてた、綺瑠の姿を!今なら写真付き!どう?」
アンはバッグからミニアルバムを取り出してウィンクをする。
(とても見たい…!)
美夜は更に目を輝かせたが、綺瑠はアンの腕を掴んだ。アンは綺瑠を見て目を丸くすると、綺瑠は困った表情になっていた。顔を赤くし、若干悔しそうにアンを睨んでいる。
「お願い…言わないで…」
小さい声で言った。アンはそう言われると、火がつくのかニッコリ。
「そう可愛い顔で言わないの。でも、お願いするなら言わないであげよう。」
「本当?」
綺瑠が希望を見出した顔で言うと、アンは頷いた。綺瑠の顔色が少し優れた事により、美夜はその綺瑠の表情に心を奪われていた。
(綺瑠さん可愛い…!)
アンはニヤリと笑うと、綺瑠に顔を近づけて言う。
「私の額にチューして、昔の様に懇願なさい。強がって私を呼び捨てにするのはダメよ。」
その光景はまるで彼女と彼氏が逆転したようなものだった。それを聞いた美夜は苦笑する。
(綺瑠さんがアンさんを呼び捨てにしているの、強がってなんだ…。)
綺瑠はアンから目を逸らさずに頷いた。
「チューしてお願いすれば何も言わないんだよね、アンちゃん。」
「うん!額くらいならいいよね?美夜。」
アンが言うと、美夜はグッドサインを送りながら言った。
「勿論です。」
(本当は妬けるけど、綺瑠さんの可愛い姿には替えられない。)
綺瑠は美夜の視線を気にして恥ずかしそうにしていたが、噂の写真を見せられるよりマシなのか心を決めた。
「アンちゃん、付き合ってた頃の話はしないでください。」
綺瑠は背伸びをしてアンの額に口を近づけるが、アンも背伸びをして届かないようにした。綺瑠はそれに気づくと、再び顔を赤くして怒った。
「酷いよアンちゃん、相変わらず意地悪ばっか!」
綺瑠の怒りは威厳がなく、美夜には癒ししか感じられない。アンはそれを見て大笑い、美夜は爽快な気分でいた。
(ふぅ…!意地悪ばっかしてくる綺瑠さんが意地悪されていると、心が洗われるわ…!)
アンは笑いながら綺瑠の頭を撫でた。大雑把に強く撫でるので、髪がクシャクシャになってしまう綺瑠。綺瑠はアンの腕を振りほどいて言う。
「やめてよアン、もうすぐ式なんだから。」
「いやいや、綺瑠はどんな髪型でも可愛いから。」
「周囲に示しが付かないよ…!と言うか、悪戯する為だけに来たんなら帰って欲しいな。」
綺瑠は始終、アンには突き放すような言動ばかりをする。そしてアンから離れて髪を整えていた。一方アンは綺瑠の言葉に笑顔をみせつつ美夜に言う。
「二人で話してたところごめんね、邪魔しちゃってさ。どうしても綺瑠に言いたい事があってね。」
そう言われると、綺瑠と美夜は「言いたいこと」が気になって目を丸くした。アンは綺瑠の前に立つ。
「耳をかっぽじって聞きな。」
綺瑠はアンを見ていると、アンは真剣な表情になった。
「綺瑠、私は付き合ってた頃の綺瑠しか知らないから言っておく。結婚するからには絶対に花嫁を悲しませるんじゃないよ。お前の愛の形がどうであれ、美夜を愛するなら、美夜の愛を尊重してあげられるようになれ。」
とても真面目なお話だった為か、美夜は感心して目を丸くしたままだった。対しそう言われた綺瑠は眉を潜め、アンに真摯な様子を見せる。
「端からそういうつもりでいるよ。僕はもう、昔の僕とは違う。大切な人を傷つけないって決めたから。」
それを聞いたアンは、目を閉じて記憶に刻むように頷いた。アンはそれからケロッと笑った。
「それならヨシ!頑張りな、綺瑠!」
アンはそう言って背中を強く叩くので、突然の叩きに綺瑠は咳き込んだ。
「ちょっと、痛いよアン。」
「美夜も聞いた?もし綺瑠がその誓いを破ったら私の所に来な。綺瑠を懲らしめてあげるから。」
アンの言葉が頼もしいのか、美夜は微笑んだ。
「ありがとうございます、アンさん。」
「なんのなんの!可愛い元カノの幸せは私の幸せ、花嫁の幸せは元カノの幸せ、だからね!」
アンの言葉に綺瑠は彼女扱いは嫌なのか、顔を赤くしながら言った。
「だから僕を元カノ呼ばわりしないで!」
綺瑠に背を押されて出口まで案内されたため、アンは笑いながら部屋の扉を開けた。
「披露宴でまた話そ!またね~!」
綺瑠は思わず苦笑。
「またね、アン。」
口調が若干強めの綺瑠。その声には「できるなら会いたくない」という感情が強く伝わる。アンはそのまま部屋を出て行ってしまうので、綺瑠は困った様子で溜息。
「アン…披露宴で余計な事言わないといいんだけど…」
美夜はそんな綺瑠に思わず笑ってしまう。綺瑠は赤らめた表情を落ち着けようと呼吸しつつも、美夜の態度にそっぽ向いた。
「もう、僕にとっては笑い事じゃないんだけどな。」
それでも美夜が笑っているので、綺瑠は困った顔で美夜を見た。美夜の楽しそうな表情を見ると、アンに腹を立てていた綺瑠の表情も綻んだ。それから綺瑠はいつもの穏やかな笑みを見せると一人言った。
「ま、いっか。」
そして控え室の外。
アンは廊下を歩いていると、一人の女性とすれ違う。アンは横目でその女性を見ていた。その女性はなんと、美夜が遡ってきた未来で綺瑠を殺害したコトネだった。アンはコトネを知っているのか上の空で思う。
(あれ、確か綺瑠の元カノの一人だった気が…。綺瑠は愛されてるなぁ、他の元カノにも祝ってもらえるなんて。)
アンはそう言った事情を全く知らない為か、機嫌良くスキップをした。そしてコトネはと言うと、二人の名前の表札を見て控え室の前で足を止める。笑顔を知らないような凍った表情に、憎悪に満ちた顔をしているコトネ。
コトネはその表札を睨みながらも、服の下に隠している鋭利な刃物を出す。刃物が照明の光を反射すると、コトネの凍っていた表情が一瞬にして変形し狂気的な笑みを見せた。
(やっと…この日が来た。あのクズ男を…この手で屠る時が…!)
美夜と綺瑠のいる控え室に、ノック音が鳴り響く。これは美夜に、二度目の結婚式にあったコトネの殺人を思い出させた。美夜は息を飲み込んで黙り込んでいると、扉が勝手に開けられる。ゆっくりと開く扉、その先は地獄かはたまた…。
中に入ってきたのは、アンだった。拍子抜けして美夜は目を丸くする。
「アン…さん?」
綺瑠はアンが苦手なのか顔を引き攣ってしまうと、アンは笑った。
「二人共結婚おめでとう!美夜、とっても綺麗よ!」
そう言って、アンは美夜に微笑んだ。美夜は安堵の溜息をつくと、アンは今度は綺瑠の前に来る。アンと綺瑠が並ぶが、アンは身長が高いので男性の綺瑠とほぼほぼ同じ身長。ハイヒールを履いているのも理由ではあるが。
「綺瑠、久しぶり。四年ぶりかな?」
「そうだね。まさかアンが美夜の友達になってるなんて思ってもいなかったよ。」
綺瑠は珍しく落ち着いた様子で答えた。美夜にとっても珍しい様子なのか目を丸くしている。
(綺瑠さん、いつもなら気さくに人と話すのに、アンさんの前だとちょっと壁を感じる…。)
そう言われるとアンは感心した様子に。綺瑠は若干睨むようにジッとアンを見ていると、アンはニッコリ笑った。
「相変わらず可愛い顔してるなー綺瑠は!」
綺瑠はアンに言われると恥ずかしそうに頬を赤らめた。そしてすぐさま綺瑠は反論。
「からかわないでアン。」
「可愛いって言っただけじゃない!」
アンは笑顔で言うと、綺瑠に一歩近づく。それに合わせるように綺瑠が後退すると、アンは更に近づきながら言った。
「可愛い、可愛い、可愛い可愛い!」
綺瑠は落ち着かない様子で壁に背を付けてしまうと、綺瑠は逃げ場がなくて肩を上げて俯き縮こまってしまう。見た事もないような綺瑠の姿に美夜は呆然。
(どっしり構えてる綺瑠さんが、押されている上にとってもピュアな反応を見せている…!?)
アンは「あっはっは!」と笑うと、美夜の方へやってくる。
「綺瑠ってば可愛いでしょ?私と付き合ってた頃はね、毎日ああいう顔してたの。」
「えぇ!?」
美夜が驚くと、綺瑠は恥ずかしいのか目を瞑った。
「や、やめてアン!」
しかしアンは綺瑠の言う事は聞かずに続ける。
「美夜も綺瑠の扱い方を知れば、主導権を楽に握れるよ?綺瑠の可愛い顔を毎日見放題!」
「おお!常に主導権を握りたがる綺瑠さんから、主導権を奪い取れるのですね!」
美夜が目を輝かせると、綺瑠は言う。
「感心しちゃ駄目!」
続いてアンは綺瑠に意地悪な笑みを見せた。
「今日は結婚式だからねー、美夜には特別に教えてあげる。昔見せてた、綺瑠の姿を!今なら写真付き!どう?」
アンはバッグからミニアルバムを取り出してウィンクをする。
(とても見たい…!)
美夜は更に目を輝かせたが、綺瑠はアンの腕を掴んだ。アンは綺瑠を見て目を丸くすると、綺瑠は困った表情になっていた。顔を赤くし、若干悔しそうにアンを睨んでいる。
「お願い…言わないで…」
小さい声で言った。アンはそう言われると、火がつくのかニッコリ。
「そう可愛い顔で言わないの。でも、お願いするなら言わないであげよう。」
「本当?」
綺瑠が希望を見出した顔で言うと、アンは頷いた。綺瑠の顔色が少し優れた事により、美夜はその綺瑠の表情に心を奪われていた。
(綺瑠さん可愛い…!)
アンはニヤリと笑うと、綺瑠に顔を近づけて言う。
「私の額にチューして、昔の様に懇願なさい。強がって私を呼び捨てにするのはダメよ。」
その光景はまるで彼女と彼氏が逆転したようなものだった。それを聞いた美夜は苦笑する。
(綺瑠さんがアンさんを呼び捨てにしているの、強がってなんだ…。)
綺瑠はアンから目を逸らさずに頷いた。
「チューしてお願いすれば何も言わないんだよね、アンちゃん。」
「うん!額くらいならいいよね?美夜。」
アンが言うと、美夜はグッドサインを送りながら言った。
「勿論です。」
(本当は妬けるけど、綺瑠さんの可愛い姿には替えられない。)
綺瑠は美夜の視線を気にして恥ずかしそうにしていたが、噂の写真を見せられるよりマシなのか心を決めた。
「アンちゃん、付き合ってた頃の話はしないでください。」
綺瑠は背伸びをしてアンの額に口を近づけるが、アンも背伸びをして届かないようにした。綺瑠はそれに気づくと、再び顔を赤くして怒った。
「酷いよアンちゃん、相変わらず意地悪ばっか!」
綺瑠の怒りは威厳がなく、美夜には癒ししか感じられない。アンはそれを見て大笑い、美夜は爽快な気分でいた。
(ふぅ…!意地悪ばっかしてくる綺瑠さんが意地悪されていると、心が洗われるわ…!)
アンは笑いながら綺瑠の頭を撫でた。大雑把に強く撫でるので、髪がクシャクシャになってしまう綺瑠。綺瑠はアンの腕を振りほどいて言う。
「やめてよアン、もうすぐ式なんだから。」
「いやいや、綺瑠はどんな髪型でも可愛いから。」
「周囲に示しが付かないよ…!と言うか、悪戯する為だけに来たんなら帰って欲しいな。」
綺瑠は始終、アンには突き放すような言動ばかりをする。そしてアンから離れて髪を整えていた。一方アンは綺瑠の言葉に笑顔をみせつつ美夜に言う。
「二人で話してたところごめんね、邪魔しちゃってさ。どうしても綺瑠に言いたい事があってね。」
そう言われると、綺瑠と美夜は「言いたいこと」が気になって目を丸くした。アンは綺瑠の前に立つ。
「耳をかっぽじって聞きな。」
綺瑠はアンを見ていると、アンは真剣な表情になった。
「綺瑠、私は付き合ってた頃の綺瑠しか知らないから言っておく。結婚するからには絶対に花嫁を悲しませるんじゃないよ。お前の愛の形がどうであれ、美夜を愛するなら、美夜の愛を尊重してあげられるようになれ。」
とても真面目なお話だった為か、美夜は感心して目を丸くしたままだった。対しそう言われた綺瑠は眉を潜め、アンに真摯な様子を見せる。
「端からそういうつもりでいるよ。僕はもう、昔の僕とは違う。大切な人を傷つけないって決めたから。」
それを聞いたアンは、目を閉じて記憶に刻むように頷いた。アンはそれからケロッと笑った。
「それならヨシ!頑張りな、綺瑠!」
アンはそう言って背中を強く叩くので、突然の叩きに綺瑠は咳き込んだ。
「ちょっと、痛いよアン。」
「美夜も聞いた?もし綺瑠がその誓いを破ったら私の所に来な。綺瑠を懲らしめてあげるから。」
アンの言葉が頼もしいのか、美夜は微笑んだ。
「ありがとうございます、アンさん。」
「なんのなんの!可愛い元カノの幸せは私の幸せ、花嫁の幸せは元カノの幸せ、だからね!」
アンの言葉に綺瑠は彼女扱いは嫌なのか、顔を赤くしながら言った。
「だから僕を元カノ呼ばわりしないで!」
綺瑠に背を押されて出口まで案内されたため、アンは笑いながら部屋の扉を開けた。
「披露宴でまた話そ!またね~!」
綺瑠は思わず苦笑。
「またね、アン。」
口調が若干強めの綺瑠。その声には「できるなら会いたくない」という感情が強く伝わる。アンはそのまま部屋を出て行ってしまうので、綺瑠は困った様子で溜息。
「アン…披露宴で余計な事言わないといいんだけど…」
美夜はそんな綺瑠に思わず笑ってしまう。綺瑠は赤らめた表情を落ち着けようと呼吸しつつも、美夜の態度にそっぽ向いた。
「もう、僕にとっては笑い事じゃないんだけどな。」
それでも美夜が笑っているので、綺瑠は困った顔で美夜を見た。美夜の楽しそうな表情を見ると、アンに腹を立てていた綺瑠の表情も綻んだ。それから綺瑠はいつもの穏やかな笑みを見せると一人言った。
「ま、いっか。」
そして控え室の外。
アンは廊下を歩いていると、一人の女性とすれ違う。アンは横目でその女性を見ていた。その女性はなんと、美夜が遡ってきた未来で綺瑠を殺害したコトネだった。アンはコトネを知っているのか上の空で思う。
(あれ、確か綺瑠の元カノの一人だった気が…。綺瑠は愛されてるなぁ、他の元カノにも祝ってもらえるなんて。)
アンはそう言った事情を全く知らない為か、機嫌良くスキップをした。そしてコトネはと言うと、二人の名前の表札を見て控え室の前で足を止める。笑顔を知らないような凍った表情に、憎悪に満ちた顔をしているコトネ。
コトネはその表札を睨みながらも、服の下に隠している鋭利な刃物を出す。刃物が照明の光を反射すると、コトネの凍っていた表情が一瞬にして変形し狂気的な笑みを見せた。
(やっと…この日が来た。あのクズ男を…この手で屠る時が…!)
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